店舗数では、全国に226店舗を展開する「くまざわ書店」がトップですが、通期の当期純利益は海外出店も果たしている「紀伊國屋書店」が断トツ1位という結果に。
とはいえ、紀伊國屋書店は売上高1,031億円に対して利益率は0.8%!厳しい状況です。ブックファーストをみると、1店舗あたり年間約1,000万円の赤字となっています。
今年1月25日に全国出版協会が発表した「2018年の出版市場規模発表」によると、紙と電子を合わせた市場規模(推定販売金額)は前年比3.2%減の1兆5,400億円とのこと。
さらに細かく見ていくと、紙の出版物(書籍・雑誌合計)の推定販売金額は、前年比5.7%減の1兆2,921億円で14年連続のマイナス。
内訳は、書籍が同2.3%減の6,991億円、雑誌は同9.4%減の5,930億円。特に雑誌の売上が大幅に低下しています。
要因として、一人当たりの読書量の低下に加え、インターネットの普及により情報収集の方法が変化していることなどが挙げられます。
一方、電子出版市場は前年比11.9%増の2,479億円と増加しました。
ライトノベル系の作品や、紙でよく売れたビジネス書や実用書、写真集の電子版も売れており、着実に伸びています。
紙媒体、特に雑誌市場の低下が著しく、書店の閉店ニュースが目立つ書店業界ですが、新たに登場した電子出版は好調の模様。
今後の展望に、目が話せません!
以下、当期純利益の多い順に細かく見ていきましょう。
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