Asana

3.0

記事更新日: 2021/05/30

執筆: 山中勝輝

Asanaは白と黒を基調とした見やすいUIが特徴的なタスク管理ツールです。

まず最初にスタートアップ支援専門家 プロトスター株式会社 代表取締役CEOを務める前川英麿氏に、起業LOG編集部がきいたAsanaの総評を紹介します。

スタートアップ支援専門家 プロトスター株式会社 代表取締役CEO

スタートアップ支援専門家 前川英麿によるAsanaの総評

エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズに入社。その後、フロンティア・ターンアラウンドに入社。15年よりスローガン株式会社でSlogan COENT LLPを設立。16年に起業家支援インフラを創るべくプロトスター株式会社を設立。経済産業省 先進的IoTプロジェクト選考会議 審査委員・支援機関代表等。

直感で使えるデザイン

Asanaが魅力的なのは、様々な表示形式があることです。
具体的にはカンバン、リスト、タイムライン、ガントチャートなどがあり、それぞれの業務に合わせた管理ができています。
 
他にもダッシュボード機能もあり、これを使えば誰がどのくらいタスクを持っているか、未完了のタスクがどのくらいあるのかを可視化できます。そのため、社員の中で働きすぎている人がいないかをチェックすることも可能です。
 
細かい機能で言えば、タスクの中にあるメッセージで議事録を取ることができたり、リストに基づいてドキュメントを貼り付けることもできます。
前川英麿がおすすめするSaaS 5選

このようにAsanaは様々なタスクの表示形式があり、業務に合わせたタスク管理ができるサービスです。

この記事では、そんなAsanaの特徴・評判・料金・口コミを詳しく解説していきます。

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1. 外部ツールとの連携

外部ツールと連携してタイム計測などの機能を追加できる

2. タスクの管理方法を選べる

タスク管理のレイアウトをプロジェクトごとに選択できる

3. チャット機能

Asana内でメンバー同士チャットができる

良い点

タスク管理のレイアウトをチャックリスト型か進捗状況に合わせてタスクをスライドさせるカンバン形式の2つから選択することができます。

悪い点

無料版で同時にAsanaを使える人数が15人と限られている点。メンバー1人に対して1,000円前後の費用がかかるためメンバーが少ない企業にとっては導入ハードルが高くなります。

費用対効果:

有料版に切り替えれば様々な機能を使えるようになりますが、競合で全ての機能が無料で使えるツールがあると考えれば割高になります。

UIと操作性:

PCでは画面の左側にメニュー欄が並んでいるので操作しやすい。チュートリアルも充実しているのですぐに使いこなせます。

多言語対応:

日本語版もリリースされたので英語も含めて7言語に対応しています。多国籍企業にとっては言語表示が切り替えられるのは利点です。

はじめに

Asanaは2015年、大幅なリニューアルを実施してから多くのユーザーに支持を受けるようになりました。

リニューアルでは何が変わり、なぜ多くのユーザーを惹きつけるようになったのか詳しく解説していきます。

Asana(アサナ)とは

AsanaはFacebookの共同創業者のダスティン・モスコヴィッツと元Googleエンジニアのジャスティン・ローゼンシュタインが立ち上げたタスク管理ツールです。

仕事の生産性を上げるために必要な機能が充実しています。白と黒を基調としたシンプルな作りが評判を呼び、さらにチュートリアルが充実していることからITツールを使い慣れていない人からも好まれるようになりました。

それではAsanaの特徴について見ていきましょう。

Asana(アサナ)の特徴3つ

1. 選べるタスク管理のレイアウト

Asanaの1番の特徴はタスク管理のレイアウトを選べる点です。管理方法は2つあるので、1つずつ詳しく説明していきます。

①リスト形式

リスト形式
 

リスト形式は、チェックリストを縦に一覧化し、タスクが終了したらチェックボタンを押して消化していく方法です。

この形式ではタスクを1箇所(1ページ)にまとめて可視化できるのが利点です。写真のように、部門ごとにセクションを追加してタスクを区切ったり、期日や担当者を追加することでチーム全体のタスク管理を手助けしてくれます。

各タスクの詳細画面にはコメント機能も付いているので、チームメンバーと特定のお題について議論することもできます。

②カンバン形式

カンバン形式



リスト形式が縦にタスクを管理するのに対して、カンバン形式は横にタスク管理をしていくイメージです。

写真のように、「新規リクエスト」「実行中」「完了」と書かれた縦列にタスクが書かれたカードを追加していきます。「実行中」という列にあるタスクが終了したら、カードを「完了」にドラック&ドロップして管理します。

このカンバン形式の利点としては、タスクをステータス毎に管理できる点です。写真では、タスクをまとめるステータスが3つしかありませんが、プロジェクトによっては複雑な工程で作業を進めることもあります。

そうなった場合でも、複数縦列のステータスを追加して、進捗状況に応じてタスクを管理できるのはリスト形式にはない利点です。

まとめると、

1

リスト形式

タスクを未着手と完了の2つの軸で管理できる。チェックボタンを押したら、タスクが表から消えるので未着手のタスクを一目で確認できる。

2

カンバン形式

タスクをステータス毎に管理することができる。複雑な行程になっても、タスクの進捗状況を可視化できる。

2. カレンダー機能

Asanaの上部では、リストやタイムライン、会話などタブを切り替えることができます。その中の一つにカレンダーがあります。

Asanaのカレンダー
 

カレンダーでは、先ほどのリスト形式やカンバン形式で追加したタスクを自動で出力してくれます。特に、カレンダーは締め切り期日が近いタスクを見つけるために役立ちます。さらに、担当者の顔が表示され、ラベル(設定したカテゴリ)別に色分けして表示されます。

ここでGoogleカレンダーをいつも使ってる人にとって気になるのは、Googleカレンダーに同期できるのかではないでしょうか

実際、AsanaのカレンダーはGoogleカレンダーに同期できます。

AsanaのカレンダーのURLを取得

この写真のように「エクスポート/印刷」→「カレンダー同期」と順番に押すとGoogleカレンダーで同期可能なURLを取得することができます。

このURLをGoogleカレンダーの中の「Googleカレンダーの設定」→「カレンダーをURLで追加」に貼り付けることで同期できます。

 

3. マルチデバイスに対応

マルチデバイスに対応

3つ目の特徴は、マルチデバイスに対応していることです。AsanaのWeb版、特にPCの場合はログインするだけで使うことができます。

Web版以外には、iOSとAndroid版のアプリを出しているので、スマホでダウンロードして使うことができます。パソコンを開けない時にでも、スマホ1つでタスク管理ができるのでとても便利です。

Asanaと外部ツールとの連携

Asanaの無料版ではタスク管理以外に使える機能が限られてしまいます。そんな中でも、もっと機能を充実させたいという方におすすめなのがChrome拡張機能です。

Chrome拡張機能とはGoogle Chromeの機能を強化したり、追加するための専用プログラムです。代表例としては、タイムトラッキングツールのToggleがあります。

ToggleのChrome拡張機能


Toggleとはタスクの消化に費やした時間を可視化するためのツールです。さらに、計測した時間を元に何にどれだけの時間を使っているのかをグラフ化してくれるのも特徴です。

使い方は、AsanaにTggleのChrome拡張機能を追加すると、各タスクの詳細画面に「Start timer」と表示されます。仕事を始める前にこのボタンを押して、終了したらまたボタンを押すだけです。

計測ボタンがタスクの中に表示される
 


計測した時間はToggleにデータとして送られ、分析してグラフ化してくれます。

Toggleの分析機能

ただし、筆者もよくやりましたが、タスクが終了したのにボタンを押し忘れることもあります。そうなってしまえば、正確なデータから時間を分析することができなくなるので気をつけてください!

Toggle Chrome拡張機能

Asana(アサナ)の料金プラン

料金プランは「Basic」「Premium」「Business」「Enterprise」に分かれています。

「Basic」ではAsanaを共有できるメンバーが15人と限られているので、少数精鋭のチームの場合「Basic」プランでも十分使えます。

15人以上のチームや有料プランでしか使えないような機能を導入したい場合は、Premiumプランがおすすめです。Premiumプランでは、高度な検索とレポート機能が追加される他、タイムラインという機能も使うことができます。

さらに、高度な管理者コントロールやサポートを受けたい方はEnterpriseプランがおすすめです。

まずは無料プランを試してみることをおすすめします。実際に使ってみて、更に色々な機能を付加したい場合に有料プランに切り替えて見てはいかがでしょうか。

Asana(アサナ)のデメリットとは?

無料で使うには制限がある

Asanaの場合、無料ではプロジェクトを組んでボードを共有できるメンバーが15人までと限られてしまいます。さらに、無料では機能に関しても制限があります。反対にTrelloの場合は、共同で作業できるメンバーに制限はなく、その上機能に関しても制限がありません。Asanaで有料版に切り替えないと使えない機能までTrelloでは使うことができるのは強みです。

 

Asanaの評判・口コミ

広告業界

1001人以上

IT業界に携わる人でもうまく使いこなせない

不便だと感じた点を教えてください。

デザインがスッキリしていますが、直感的ではないため使いにくいです。

割といろいろなことができそうですが、IT系に関わっている自分でもあまり使いこなすことができていません

他の会社にもおすすめしますか?

使いこなせるようになれば様々な管理形式をすることができるので、ITリテラシーに自信があるなら導入してもいいと思います。

コンサル

1001人以上

tolleroやZenHubより様々な表示でプロジェクト進捗を確認

使いやすいと感じた点を教えてください。

今まで複数のツールを持っていたプロジェクトがこちらのツールの導入により、一元化できるようになったことです。

他のTrelloやZenHubなどのツールに比べて優れている点は、画面がすっきりしていて使いやすい所と、看板ボード方式や、アカウントチャート、カレンダー、リストなど様々な表示でプロジェクトの進捗を見ることができる部分です。

不便だと感じた点を教えてください。

機能が複雑なことがあり、どうしてもUIが複雑になってしまうのが非常に残念です。ですが、直感で使えるくらい使いやすデザインになっています。そのため、改善して欲しい点などは特にないです。

逆に、他のツールに比べて劣っている点は、様々な切り口でプロジェクトの管理ができる分、asanaさえ導入すれば一元化できると言うわけではなく、こんな風に進行したいといったイメージを持たないと意味がないツールになってしまいます。つまり、こちら側が使い方を指定しないと訳のわからないツールになってしまいます。

コンサルティング

2〜10人

複数のタスクを同時にこなす場合はおススメ

初期費用・月額費用・料金プラン名等 

無料のプラン 

利用期間 

2020年4月〜2020年9月 

使いやすいと感じた点を教えてください。 

タスクを細分化し、それぞれに期日を設定できること。今まで期日通りに仕事が進まなかった時はざっくりと期日を決めて仕事を行なっていたことが多く、複数タスクをこなしている時は小さい案件は後回しになり、そのまま忘れてしまうこともあった。Asanaの導入で、先の見通しを立てながら期日を設定し、1日の始めに今日やるべきことを整理できたので助かった。 

不便だと感じた点を教えてください。 

連携がうまくいかず、いちいち入力しなくてはいけないのが面倒。例えば、Googleカレンダーと連携してミーティングまでにこの資料を作成する、というような管理方法が効率的にできれば、もっと便利に使い続けていたと思う。 

外部連携はしやすいと感じましたか? 

ミーティングツールは大体zoomかGoogle Meetを使っており、カレンダーもGoogleだったが、私の使っていたときはどれとも連携が取れていなかった。 

他の会社にもおすすめしますか? 

会社によって変わる。ジャンルの違う複数タスクをこなす中小企業などは、内容が混ざらないように有効に活用できると思う。同じ仕事1つをやり続けるような企業であれば、Asanaに記入する時間がもったいない。 

まとめ

ここまでAsanaの特徴と料金について解説してきました。

Asanaは日々アップデートを繰り返して、ユーザーが使いやすいように改良を続けている印象です。2018年時点では、ホームページもAsana内の文字も全て英語で、英語に苦手意識がある人にとってはハードルが高いものになっていました。

現在では、日本語版もリリースされて、日々Asanaのインターフェースも改良されています。

そんなAsanaですが、無料版でも15名までチームを組んで使うことができるので、まずは試してみてはいかがでしょうか。

画像出典元:「Asana」公式HP

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