営業DXツールについて

営業DXツールおすすめ12選を比較!SFA、MAなど種類別に解説

記事更新日: 2024/10/04

執筆: Ryo.Yama

ITツールを活用したDXは企業の各部門で必須となりつつありますが、営業部門も例外ではありません。

「営業DXツール」を導入することで、営業部門の顧客管理、案件管理などの業務を見える化し、生産性向上を実現できます。

この記事では、営業DXツールとは何か、ツールの種類などを解説し、さらにおすすめのツールも比較・紹介します。

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営業DXツールとは

営業DXツールとは、顧客情報や案件情報、商談の進捗など、営業活動に関わる情報をひとつのインターフェースで管理できるツールです。

データを一元管理し見える化することで、機会損失の防止や提案品質の向上などを通じて営業の生産性をアップすることができます。

SFA、CRM、MAなど、ツールにはいくつかの種類があり、管理できる業務や情報、適している分野が異なります。

営業DXツールの主な種類

1.SFA(・CRM)

商談から受注までのプロセスを管理できるツールで、以下のような情報を管理できます。

  • 顧客情報
  • 商談情報
  • 営業担当者の行動履歴

営業部門のDXツールとしては、メインの選択肢になるでしょう。

近い機能を備えたツールとしてCRMがあげられますが、CRMは購買管理やサポート機能など、受注後も含めた顧客管理機能を充実させたものです。

2.MA

マーケティングにおけるリード獲得から商談成立のプロセスを管理できるツール。

  • リード管理
  • シナリオ管理
  • コンテンツ作成、配信
  • ホットリードの抽出、管理

などの機能が備わっており、SFAよりも前の段階から管理したい企業に最適です。

3.その他(プロジェクト管理・スケジュール管理など)

営業管理に特化してはいないが、より汎用的に業務を管理できるツール

  • ダッシュボード、カンバンボード管理
  • ガントチャート形式のスケジュール管理
  • タスク管理

営業部門だけでなく、全社でプロジェクトやタスク管理のDX化を進めたい企業に適しています。

特におすすめ!営業DXツール5選(SFA)

(税抜価格)

​​株式会社セールスフォース・ジャパン「Sales Cloud」

画像出典元:「Sales Cloud」公式HP

特徴

「Sales Cloud」はCRMサービスのパイオニアで、世界的なシェアを誇るセールスフォース社のSFA・CRMツール。

取引先管理、商談管理に加えて、見込み顧客の管理も行えるため、マーケティング段階から成約まで一連のプロセスを一括管理できます。

また、ワークフローの設計や、レポート、分析機能なども充実しているため、常にプロセスを効率化・改善しながら運用できるのも特長です。

機能

  • 顧客情報管理
  • 案件管理
  • 見込み顧客管理
  • レポート・ダッシュボード
  • ワークフロー管理

料金プラン

利用できる機能が異なる4プランが用意されています。

また、30日間の無料トライアルが利用可能です。

  Starter Professional Enterprise Unlimited
初期費用 0円
月額費用
/ユーザー
3,000円 9,600円 19,800円 39,600円

(税抜)


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Adobe「Adobe Marketo Engage」

画像出典元:「Marketo」公式HP

特徴

「Adobe Marketo Engage」は、Adobeが運営し、世界中で豊富な導入実績を持っているMAツールです。

リード管理、マルチチャネルでのキャンペーン管理、アカウントベースマーケティング管理など幅広い機能を備えています

カスタマイズ性も高く、うまく活用することでマーケティング業務を自動化できますが、使いこなすにはややノウハウが必要でもあります。

機能

  • リード管理
  • キャンペーン管理
  • LP、フォーム制作
  • 分析、レポート

料金プラン

利用可能な機能およびユーザー数が異なる4プランが用意されています。

データベースのサイズにより料金が異なるため、詳細な価格に関してはお問い合わせが必要です。

株式会社マツリカ「Mazrica Sales」

画像出典元:「Mazrica Sales」公式HP

特徴

Mazrica Sales」は、AIを組み込んだ自動化機能が特長の営業支援ツールです。

案件の受注確度や契約予定日、契約金額などを過去の案件情報から機械学習して予測、アドバイスすることで受注確率アップを支援してくれます。

顧客管理、案件管理、行動管理と基本的なSFAの機能を備えており、さらにフォーム作成やシナリオ設定などマーケティング機能も一部カバーしています。

機能

  • 顧客情報管理
  • 案件管理
  • 行動管理
  • AI(自動入力、案件分析)
  • マーケティング機能(フォーム作成、シナリオ管理など)

料金プラン

利用可能な人数および機能が異なる3プランが用意されています。

また、無料トライアル(期間は要問い合わせ)が利用可能です。

  Starter Growth Enterprise
初期費用 0円
月額費用 27,500円〜 110,000円〜 330,000円〜

(税抜)
 

 

株式会社ジャストシステム「JUST.SFA」

画像出典元:「JUST.SFA」公式HP

特徴

「JUST.SFA」は、カスタマイズ性の高さが特長のSFAツール。

ノーコードでUIや機能をカスタマイズ可能で、自社業務に最適なSFA環境を構築できます。

機能も顧客管理、案件管理から活動管理、スケジュール管理、ワークフローなど幅広くカバー

また、導入検討段階から稼働開始、さらに定着まで伴走型の支援を受けられるサポートも魅力で、多くの企業で使いやすいツールと言えます。

機能

  • 顧客情報管理
  • 案件管理
  • 活動管理(日報、スケジュール、予実など)
  • ワークフロー
  • レポート、ダッシュボード

料金プラン

詳細に関してはお問い合わせが必要です。

なお、無料トライアル(期間は要問い合わせ)の利用が可能です。

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート「DPS for Sales」

画像出典元:「DPS for Sales」公式HP

特徴

「DPS for Sales」は、NTTグループが運営し、9,500社以上への導入実績を持つSFAツールです。

エクセルで作成したオリジナル帳票の取り込み、名刺情報の取り込み、商談情報の詳細管理など、各機能が高性能なのが特長。

カバー範囲としては、一般的なSFA機能にくわえて、リード管理やキャンペーン管理など、マーケティング管理にも一部対応しています。

機能

  • 顧客情報管理
  • 案件管理
  • 活動管理
  • リード管理、キャンペーン管理

料金プラン

導入形態の異なる3プランが用意されています。

また、無料トライアル(期間は要問い合わせ)の利用が可能です。

  SaaS
(Accel-Mart Quick)
プライベートクラウド
(Accel-Mart Plus)
オンプレミス
初期費用 0円 要問合せ
月額費用 300,000円〜 要問合せ

(税表記なし)

CRMやSFAをより詳しく比較したい方はこちらへ!

MAにおすすめの営業DXツール

ソフトブレーン株式会社「eセールスマネージャー」

画像出典元:「eセールスマネージャー」公式HP

特徴

「eセールスマネージャー」は、国内の大企業を含む5,500社で導入されているCRM/SFAツールです。

直感的に使えるシンプルな画面・操作感が特長で、管理側・現場ともに使いやすい設計になっています。

顧客情報管理、案件管理にくわえて、担当者の日報、スケジュール、予実管理をカバーしており、国産ツールらしくサポートも充実しています。

機能

  • 顧客情報管理
  • 案件管理
  • 行動管理(日報、スケジュール、予実)
  • その他サポート機能(名刺デジタル化、地図)

料金プラン

利用人数に応じて料金プランの体系が変わり、それぞれ機能の異なるプランが複数用意されています。

また、30日間の無料トライアルが利用可能です。

利用人数が31人以上

  スケジュールウェア ナレッジシェア スタンダード
初期費用 要問合せ
月額費用
/ユーザー
3,000円 6,000円 11,000円

(税抜)

利用人数が30人以下

  グループ スタンダード
初期費用 要問合せ
月額費用
/ユーザー
1,000円 3,500円

(税抜)

eセールスマネージャー 含む営業DXツール資料を一括DL 

SATORI株式会社「SATORI」

画像出典元:「SATORI」公式HP

特徴

「SATORI」は、見込み顧客獲得に強みを持つ国産MAツール。

フォームへの問い合わせ顧客だけでなく、自社サイトを訪問した匿名顧客に対してもアプローチが可能で、よりリード獲得数を増やすことができます。

また、導入が簡単で、操作・UIともにシンプルで使いやすく、サポートも充実しているため、ノウハウの乏しい企業でも使いこなしやすいツールと言えます。

機能

  • 見込み顧客獲得(フォーム制作、企業リスト生成など)
  • 見込み顧客育成(メール配信、ポップアップなど)
  • 見込み顧客管理(情報管理、ダッシュボードなど)

料金プラン

初期費用:300,000円
月額費用:148,000円(年間契約)
(税別)

クラウドサーカス株式会社「BowNow」

画像出典元:「BowNow」公式HP

特徴

「BowNow」は、13,000社に導入される、低コストと使いやすさが魅力のMAツールです。

シナリオやスコアリングのテンプレートが豊富で、複雑な設定をせずにすぐ運用開始でき、

またどの機能も直感的に使いやすい設計になっています。

機能のカバー範囲も必要十分で、サポートも充実、フリープランあり、月額も12,000円からと、はじめてのMAに最適なツールです。

機能

  • 見込み顧客獲得(サイト訪問顧客の情報取得・解析、フォーム作成)
  • 見込み顧客育成(メール配信)
  • 見込み顧客管理(顧客絞り込み、アクション分析、簡易商談管理)

料金プラン

利用できる機能、管理できるリード数やサイトPV数の上限などが異なる3プランが用意されています。

上限を超過すると、別途従量課金が発生します。

  フリープラン エントリープラン 用途・目的に応じてカスタマイズ
初期費用 要問合せ
月額費用 0円 12,000円 要問合せ

(税抜)

株式会社Innovation X Solutions「List Finder」

画像出典元:「List Finder」公式HP

特徴

「List Finder」は、使いやすさ、充実のサポート体制が特長のMAツール。

見込み顧客の獲得から管理まで、BtoBマーケティングに必要な機能を厳選して備えており、リーズナブルにMAを実現できるのが特長です。

また、専任コンサルタントによる半年間の伴走支援や個別相談会の開催もおこなっており、使いこなすまで徹底したサポートが受けられるのも魅力です。

機能

  • 見込み顧客獲得(フォーム作成、名刺データ化など)
  • 見込み顧客育成(アクセス解析、メール配信など)
  • 見込み顧客管理(スコアリング、アプローチ管理など)

料金プラン

利用できる機能が異なる4プランが用意されています。

また、月額利用料に加えて、PV数と顧客データ数に応じて従量課金が発生します。

  フリー ライト スタンダード プレミアム
初期費用 0円 100,000円
月額費用 0円 45,000円 69,000円 92,000円

(税込)

MAツールをより詳しく比較したい方はこちらへ!

プロジェクト・タスク管理におすすめの営業DXツール

​​Asana「Asana」

画像出典元:「Asana」公式HP

特徴

「Asana」は、世界190カ国以上で導入されている実績豊富なプロジェクト・タスク管理ツールです。

ひとつの画面から、ダッシュボード、スケジュール、ガントチャートなどさまざまな形式で複数のプロジェクトの状況をひと目で確認できるのが特長。

また、単なる進捗管理だけではなく、ゴール設定とタスクとの紐付け、ワークフロー管理なども可能で、業務全体の効率化につながります。

機能

  • プロジェクト管理
  • ゴール・目標設定
  • ワークフロー管理

料金プラン

利用できる機能が異なる3プランが用意されています。

  Basic Premium Business
初期費用 0円
月額費用
(年間払いの場合)
0円 1,200円 2,700円

(税抜)

株式会社ヌーラボ「Backlog」

画像出典元:「Backlog」公式HP

特徴

「Backlog」は、シンプルな操作性、使いやすさが特長の国産プロジェクト・タスク管理ツールで、13,000社以上に導入されています。

タスク管理は担当者、要件、分類などがひと目でわかり、さらにドラッグアンドドロップで操作できるカンバンボードで直感的な管理が可能

また、プロジェクトの進捗もガントチャート形式で確認可能で、チームや部署全体のマネジメントにも活用できます。

機能

  • タスク管理
  • プロジェクト進捗管理
  • ファイル共有
  • Wiki

料金プラン

法人向けのプランは3種類用意されており、利用できる機能と管理できるプロジェクトの上限が異なります。

また、30日間の無料トライアルが利用可能です。

  個人利用向け 組織・チーム利用向け
  スターター スタンダード プレミアム プラチナ
初期費用 0円
月額費用 2,970円 17,600円 29,700円 82,500円

(税込)

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株式会社ネオジャパン「desknet's NEO」

画像出典元:「desknet's NEO」公式HP

特徴

「desknet's NEO」は、中小企業から官公庁まで利用されている、オールインワンの業務改善プラットフォーム

スケジュール管理からワークフロー管理、社内ポータル、タイムカードなど、あらゆる業務課題を解決する幅広い機能をカバーしています。

また、機能は豊富ながら誰でも使いやすい設計で、かつ月額は1ユーザー400円から利用可能で、コスパも優れています

機能

  • スケジュール管理
  • 社内ポータル
  • ワークフロー管理
  • 文書管理
  • タイムカード

料金プラン

クラウド版とオンプレミス版が用意されており、クラウド版の場合は月額制、オンプレミス版は年間ライセンス制です。

さらに、拡張機能を利用する場合、オンプレミス版でサポートを受ける場合などは別途費用が発生します。

なお、クラウド版のみ、30日間の無料トライアルが利用可能です。

  クラウド版 オンプレミス版
スモールライセンス(300名以下) エンタープライズライセンス(301名以上)
初期費用 0円 要問合せ
利用料金 400円
/月・ユーザー
39,800円〜
/年
500,000円〜
/年

(税抜)

プロジェクト管理ツールをより詳しく比較したい方はこちらへ!

営業DXツールの比較ポイント

1. 用途・ツールのタイプ(SFA/MA/その他)

営業DXツールには複数のタイプがあり、目的に応じて最適なツールは異なります。

基本的には、営業部門で導入するのであれば商談獲得後から受注までのプロセスを管理できるSFAがメインの選択肢になるでしょう。

ただ、マーケティング段階から管理したい場合はMA、契約後の顧客管理にはCRM、汎用的な業務管理ならプロジェクト管理ツールなども選択肢に入ります。

まずは導入の目的と対象業務を明確にすると良いでしょう。

2. 機能の充実度

同じタイプのツールでも、さらに機能のカバー範囲が異なります

たとえば、SFAを導入する場合でも、「ワークフローの設計・管理をカバーしているか」「現場担当者の行動管理ができるか」などは要チェック

また、SFAであっても見込み顧客管理ができたり、契約後の購買管理ができるなど、他のタイプの機能もカバーしている場合もあります。

ニーズに合わせて最適な構成のものを選びましょう。

3. 初期費用・月額利用料

営業DXツールの費用は、初期費用が0円〜数万円月額は数万円〜15万円程度が目安です。

ツールのタイプや機能のカバー範囲、サポートの手厚さなどによっても変化するため、やはり必要十分な構成のツールを選ぶのがポイント。

無料トライアルを提供しているツールも多いので、まずは試してみてから検討してみるのも良いでしょう。

まとめ

企業の各部署でITツールの活用が進み、営業部門でもDXは必須になりつつあります。

営業DXツールにはいくつか種類があり、メインのSFA、CRM、MA、プロジェクト管理ツールなどが選択肢になります。

具体的な選び方としては、まずは導入する業務やフェーズを明確にし、それに対して必要十分な構成のものを選ぶこと。

自社に最適なツールを導入することで、営業部門の生産性向上が実現できるでしょう。

画像出典元:O-dan

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