大切なビジネスパートナーである代理店を、適切に管理することができていますか?
特に複数の代理店を抱えている企業では、適時報告やレポートなどのアナログな方法では限界があるでしょう。
そこで今回は、営業進捗や売上などを管理・共有できる「代理店管理システム」をご紹介します。
代理店管理システムのメリットや選び方、おすすめシステム7選などを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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このページの目次
「代理店管理システム」とは、自社業務を代理店に委託している企業において、代理店の営業活動を支援・管理することができるシステムです。
管理システムを活用することで、代理店が行っている営業の進捗や数値などを効果的に把握できます。
代理店は外部の独立した組織であり、本部と異なる方法で業務を遂行している場合もあるため、実態のすべてを把握するのが難しいこともあります。
代理店管理システムを活用すれば、本部は自社にかかわる多くの情報を正確に把握できるため安心です。
自社で契約する代理店の数が増えるほど、全契約先の現状や数値を管理することが物理的に難しくなります。
システムを活用すれば、複数代理店の情報を一元管理できるため、業務の効率化を期待できるでしょう。
代理店ビジネスでは、基本的に代理店がどのように業務をこなしているのかを確認することはできません。
普段の業務全てを把握しきれず、本社からのフィードバックも「成果」という限られた段階の情報のみでしか実施できません。
しかし代理店管理システムを活用すれば、業務状況を逐一把握できるため、つまづいている部分を明らかにして適切なフォローを実施できます。
代理店管理システムでは、自社だけでなく委託先の情報も集約できます。
委託先の情報も集められれば、例えば「実績が高い委託先の施策」などを分析し、自社で生かすことも可能です。
代理店管理システムを活用すれば、ひとつのツール上で委託先との連絡や数値進捗などを行えます。
別途チャットツールや電話などを使う手間がないため、時間的・人的・費用的コストを削減できるでしょう。
画像出典元:「PartnerSuccess」公式HP
「PartnerSuccess」は、売れる代理店を増やすPRM(代理店連携管理クラウド)です。
専用のプラットフォームで代理店との販促資料の共有や案件管理などを行えます。
パートナー企業が閲覧した資料のログを把握することも可能です。
ただ、あくまでも代理店の情報を可視化できるツールであり、導入すれば自然に売上が伸びるわけではないという点には注意が必要です。
獲得したデータをもとに能動的なフォローを行うことで、代理店ビジネスの拡大に繋がるでしょう。
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要問い合わせ
※サービスの概要については以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
PartnerSuccess 含む代理店管理の資料を一括DL
画像出典元:「KaKing」公式HP
KaKingは、売上アップと業務効率化を目指す「販売管理ツール」です。
見積もりや契約から決済まで、一連の流れをクラウドで管理可能。
代理店管理機能では、自社と同じ機能を全て利用できるアカウントを代理店に提供できるため、売上をリアルタイムで把握できます。
代理店側で商品情報の設定や値引きなども柔軟にカスタマイズすることができます。
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300,000円
98,000円
※その他、多数のオプションプランあり
画像出典元:「ネクストSFA」公式HP
ネクストSFAは、継続率98.6%を誇る人気の「クラウド営業支援ツール」です。
代理店管理機能では、エンドクライアントと代理店を分けて管理でき、代理店が過去に何件案件を紹介してくれ、何件が受注になっているかを簡単に確認することができます。
また、代理店に対する行動履歴も登録でき、メンバー間で共有することが可能。
さらに、HP制作を行っているノウハウを生かし、初見でもすぐに使えるUI・UXを構築している点も魅力のひとつです。
変更作業が簡単なため、各社の営業体制に合わせたカスタマイズを行いやすいでしょう。
無料トライアル時であれば、何度でもサポートを受けられるため、本番導入前に疑問を解消できます。
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0円
画像出典元:「ハイウェイ」公式HP
「ハイウェイ」は代理店の案件管理と営業連携を強化するためのPRMツールです。
販売パートナーの開拓、営業連携、情報共有事項などを一元管理できるため、パートナービジネスの効率化にとても役立ちます。
案件ステータス管理画面はステータスごとに色分けできてわかりやすく、ITスキルに自信がないユーザーでも容易に操作できます。
月額15万円から利用できますが、利用機能や人数よって変動する可能性があるので、予めよく確認しておくといいでしょう。
ハイウェイは年間契約で、月額15万円から利用可能です。
利用する機能や人数により変動があるので、詳しくは見積りが必要です。
※無料デモが用意されています。
画像出典元:「CoPASS」公式HP
CoPASSは、多種多様な管理/連携/分析機能を有しており、利益伸長に必要な「売上拡大=有効なパートナー数×アクティブ率向上」と「コストカット」を実現できる国内唯一のプラットフォームです。
「代理店管理工数の削減」…契約や手数料を一元管理/自動計算することで、管理工数を削減。より売上に直結するアクションに、工数を投下できる状態を実現します。
「パートナーのアクティブ/受注率向上」…代理店への資料共有やチャットもCoPASS上で行うことができ、スムーズな情報連携・信頼関係の構築やアクティブ率向上のサポートを実現します。
「パートナー候補企業の見える化/接点創出」…各代理店の実績・案件の進捗を可視化し、ダッシュボードで分析を行うことで、「より売上を伸ばすための戦略/戦術」の策定が実現でき、親和性の高いパートナー企業が見える化でき、接点創出が可能になります。
「代理店経由の売上を伸ばしたい」「煩雑な代理店管理をシンプルに行いたい」といった企業にとって、必見のSaaSサービスとなります。
管理/効率化機能…一元管理機能、自動集計機能、CRMツール連携機能
連携/分析機能… ファイル共有機能、チャット機能、ダッシュボード機能
CoPASSの料金プランは、初期費用0円で、3つのプランから利用することができます。
プランは非公開となっておりますので、詳細は資料で確認可能なので、問い合わせてみるといいでしょう。
画像出典元:「eセールスマネージャーRemix Cloud」公式HP
eセールスマネージャーRemix Cloudは、5,500社以上の豊富な導入実績を誇る「CRM /SFAシステム」です。
製造業やサービス業、建築、通信、金融、不動産など、幅広い業界で活用できます。
案件管理機能では、マネジメントに必要な情報(活動履歴・todo・営業進捗など)を集約。
案件ごとに顧客・営業担当者・代理店・売上金額などの必要な情報を紐づけて管理することが可能です。
履歴をもとにして「先方の意欲」まで表示してくれるため、取り掛かる優先順位を正しく判断できます。
また、案件リストは視覚的に把握できるため、会議にもそのまま活用可能です。
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0円
画像出典元:「Salesforce Sales Cloud」公式HP
Salesforce Sales Cloudは、営業支援の分野で多くの実績を持つSalesforceが提供する顧客管理プラットフォームです。
他社の代理店管理システムと比較して、約30%の効率化に成功した実績を持ちます。
Salesforce Sales Cloudでは、「パートナーコミュニティ機能」によって代理店を1ヶ所に集約管理。
代理店への情報提供や必要なサポートなどスムーズに実行できます。
セールスアナリティクスとAIの連携によって、顧客動向や商談の成約可能性も可視化できるため、商談の優先度を見極める際にもピッタリです。
etc
要問合せ
管理システムを導入すると、各代理店の売り上げや進捗を効率的に比較できます。
委託には多大な費用がかかるため、成果の低い代理店と契約し続けるわけにはいきません。
システム上で各代理店の行動や成果を比較できることで、自社が今後どこに委託を続けるかスムーズに判断できます。
代理店ビジネスでは、委託先の状況を明確に把握することは困難です。
業務の進め方も代理店ごとで異なるため、フォローをするにしても、まず各代理店のやり方を把握しなければなりません。
管理システムを導入できれば、ひとつのシステム上で代理店の状況を適宜把握できるため、その都度適切なフォローを実施できます。
営業活動には予算が必要です。
委託をする際は、実際に発生する営業費用などを考慮して自社で予算を組まなければなりません。
システムを導入すれば費用の発生箇所を把握できるため、委託先の予算を組む際もイメージしやすくなります。
委託先の成果や進捗などを一括でチェックできれば、売り上げの高い委託先の傾向を判断しやすくなります。
成果を出せる委託先の傾向を把握できれば、新たな契約先を探す際に目処をつけやすくなるでしょう。
代理店管理システムの機能は、各社様々なものがあります。
例えば「今後の売上分析まで実行したい」「代理店の現場での動きがわかればOK」など、各社で希望があるはずです。
代理店管理システムを選ぶ際は、自社の希望を考慮した機能を備えている製品を選びましょう。
代理店営業システムのコストは各社で異なります。
ユーザー数ごとの課金形式のケースもあるため、大規模な会社では導入前よりコストが膨らむかもしれません。
導入前よりも自社の負担を減らすため、システムのコストは必ずチェックしておきましょう。
代理店管理システムは、自社だけでなく複数の委託先に操作してもらう可能性があります。
必然的にユーザー数は増えるため、全年代でスムーズに利用できる製品かは確認必須です。
代理店管理システムは、委託先も含めて大勢が利用するため、疑問点や操作に関する質問が発生しやすいです。
疑問や質問点が出た際に、どの程度まで丁寧にサポートしてくれるかをチェックしておきましょう。
代理店管理システムでは多くの企業情報を管理するため、必然的にセキュリティの重要性も上がります。
システム導入前に、各製品でどのようなセキュリティ体制を敷いているかを必ずチェックしておきましょう。
代理店管理システムの機能は、各製品で異なります。
機能は多岐にわたるため、漠然と選んでも想定したような効果を得ることができません。
必ず自社の導入目的を明確にしたうえで、必要な機能を搭載した製品を選びましょう。
代理店管理システムには、以下2パターンの製品が存在します。
いずれの場合もメリット・デメリットがあるため、自社の希望に合わせた導入形態を選びましょう。
代理店管理システムを初めて利用する場合、操作面などで疑問点が浮かぶことでしょう。
将来的な業務負担を減らすため、運用知識を持つ担当者枠を設けて疑問点を一点に集約させる仕組みを作ることがオススメです。
業務委託を実施している企業にとって、代理店管理システムの活用は重要なポイントです。
代理店管理という作業を効率化することによって、本来の営業活動に専念することが可能になるでしょう。
ぜひ、今回の記事を参考に自社に合うシステムを検討してみてください。
画像出典元:O-dan