料金体系が多様化しており、会社の状況に応じてプランを決定することができます。しかし、プランによっては1人2,000円以上と他のタスク管理ツールより高いと感じるかもしれません。
料金体系が多様化しており、会社の状況に応じてプランを決定することができます。しかし、プランによっては1人2,000円以上と他のタスク管理ツールより高いと感じるかもしれません。
このページの目次
Wrikeはタスクの優先順位付けやスケジュールの進捗管理などをチームメンバーと共同で利用できるツールです。米国カルフォルニアで2007年にリリースされ、Airbnbをはじめ15,000社以上が導入しています。
今や、タスク管理ツールは数十個あります。今回はいくつものタスク管理ツールを利用してきた筆者がWrikeの機能について徹底的に解説していきます。
Wrikeはとても直感的に使えるツールで、チームに導入するのも簡単でした。Wrikeはチーム間での作業共有を簡単にしてくれるので、おかげで私のマネージャーとしての仕事が随分と減りました。
各料金プランと使える機能について詳しく見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
Wrikeの各料金プランの大きな違いは一つのボードに招待できるユーザー数と使える機能です。どの料金プランにするかはしっかりと使える機能を吟味して、費用対効果を考えてから導入することをオススメします。
画像出典元:「Wrike」公式HP
数多くの料金プランが用意されているWrike。今回は、各料金プランと使える機能について詳しく紹介していきます!特にオススメの料金プランについては丁寧に解説します。
まず、特に注目して欲しいのはWrikeの料金体系です。
5つの料金プランが揃えられていて、自社に必要な機能を揃えてあるプランを選ぶことが出来ます。しかし、筆者がこの料金プランを見た時、素直に「高い...」と感じました。
それでは、今回それぞれの料金プランでどんな機能が使え、本当に費用対効果が高いのかを見ていきたいと思います。
まずは、一番おすすめな料金プランについて見ていきたいと思います。
その料金プランは「Professional Plan」です。
5つの料金プランの中では一番費用対効果が高く、料金もタスク管理ツールの相場に近いです。1つ物足りなさを感じるのは、共同で編集できる人数です。
上限が5人、10人、15人のいずれかからしか選ぶことが出来ません。つまり、15人以上では共同で作業することが出来ないので、中小企業におすすめです。
もし、会社が成長して、一つのプロジェクトで人員が15名以上になってしまった場合は自動的に料金プランをアップグレードする必要が出てきます。
「Professional プラン」は1ユーザーあたり1,085円(18年6/17現在)です。似たようなタスク管理ツールとしてあげられる「Taskworld」「Asana」の有料プランと同じような料金プランなので、平均的と言えるでしょう。
それでは、「Professional プラン」から使える機能について見ていきましょう。
サブタスクは各タスクの中に存在し、より詳細な情報を追加することが出来ます。
例えば上の写真のように、1つのタスクを終えるために必要なマイルストーンをチェック項目で登録。その上で、担当者も割り振ることができます。これを行うことでタスクを完了するまでのプロセスを可視化することが出来ます。
この他にも期限、タイム計測やファイルを添付することが出来ます。
タスクの詳細を一つのタスクリストにまとめ、かつチームメンバーの全員が見ることができるので、情報共有を活発化してくれる機能でしょう。
ガントチャートは、スケジュールを横軸で時間軸で表示してくれる機能です。Wrikeのタスク管理の基本はタスクを進捗状況に応じて動かして管理するカンバン形式です。しかし、カンバン形式では期限を確認することが難しいです。
そんな時に役立つのがこのガントチャートです。縦に赤い線で今日の日付けを表して、それぞれのタスクの位置関係でタスクの締め切りを表してくれます。
一目でタスクの進捗状況がわかるので便利な機能でしょう。
ダッシュボードは自分で決めた基準に当てはまるタスクを一まとめにして表示してくれる機能です。例えば、上の写真の一番左のダッシュボードは「自分に割り当てられたタスク」です。これは、担当者が自分になっているタスクを一目て確認するのに役立ちます。
これ以外に作成できるダッシュボードは「期限切れのタスク」「今日/今週実行するべきタスク」をはじめ9つのボードを作ることができます。
それでは次に「Freeプラン」についてです。このプランでは、共同作業できる人数が5人と少なくなっています。そのため、少人数のグループにしか向いていません。「Freeプラン」で使える機能は有料プランでも全て使うことが出来ます。
それでは、「Freeプラン」でも使える機能について見ていきましょう。
Wrikeでは、タスク形式を「リスト」「ボード」「テーブル」の3つから選ぶことが出来きます。この3つから形式を選べることは他のタスク管理ツールにはない強みです。
簡単に3つの形式について説明すると
リスト・・・タスクをリスト化して表示
ボード・・・タスクをステータスごとに並べて、ドラッグ&ドロップで管理する
テーブル・・・タスクをExcelのように表示
この3つの形式はいつでも変更することが可能です。例えば、「ボード」でタスクを進行中から完了に変更した後に、上部のタブから「リスト」を選択すると変更が反映された状態でタスク状況を表示してくれます。
好きなタイミングで好きな形式でタスクを確認できるので便利です。
「Freeプラン」ではサブタスクを使うことは出来ませんがタスクの締切、担当者やファイルをタスクに添付することが出来ます。
Google Drive,Dropbox,Box,MSFT Office 365,OneDriveと連携できます
「Businessプラン」では、上記で説明した2つの機能はそのまま使え、さらにプラスでいくつかの機能を使うことが出来ます。
共同で作業できる人数が5人〜200人と十分ですが、料金が2,745円(18年6/17現在)と高く、大企業向けのプランです。
それでは、「Businessプラン」から使用できる機能について見ていきましょう。
Wrikeでは自分が欲しい情報だけを抽出してレポートを作成することが出来ます。他のタスク管理ツールではただ現状の「完了」「未完了」のタスクの総数を収集してレポートにするだけなので、Wrikeのオススメの機能です。
レポートを作成するときはプロジェクト、タスクとタイムログの3つからどの観点からレポートを作成したいのかを選ぶことが出来ます。その後に、様々な条件を設定してオリジナルのレポートを作成します。
レポートのタイプは棒グラフかExcelにまとめる形の2種類から選ぶことが出来ます。作成したレポートはExcelに出力することができるので、会議など使う場合でも便利です。
リクエストフォームは、登録頻度の高いタスクに関してフォーマットを作ることが出来ます。タスクを登録をした人によって、登録情報に漏れをなくすために必要な情報を記入するフォーマットを作ります。
例えば、マーケティングオペレーションのタスクを追加する際、外注するかどうか、紙なのかウェブ上のマーケティングなのか、いつまでに完了しなければならないのか、というフォーマットを作ることで初めて仕事を振られた人でも簡単に登録できるようになっています。
カスタムフィールドは状況を常に把握するために、プロジェクトやタスクで随時チェックしたい項目をまとめる機能です。タスク管理ツールでのタスクの状況は変化しやすいので、追跡したいタスクだけをまとめるのに役立つ機能です。
タイム計測の例
タイムトラッキングはタスクにかかった時間を計測するための機能です。入力方法はストップウォッチで計測するか、タスク終了後に手入力で時間をはかる2つあります。 この計測結果はあとで分析してレポートにすることができます。
例えばTrelloでタイムトラッキングを行うときには外部ツールの「Toogle」という時間管理ツールを使う必要がありますが、Wikeではツール内で時間の計測が完結できるので便利です。
「Businessクラス」からSalesforceと統合することが出来ます。 統合することによってWrikeとの相乗効果が見込まれます。
この2つのプランについては、Businessプランの機能に比べ、校正&承認やセキュリティ機能が強化されます。セキュリティを強化したい企業にはおすすめです。
シンプルなUIで使いやすそうということで導入しました。
一つのプロジェクトを複数人で担当しているため、作業の割り当てやフェーズごとの期限が確認できて進捗の管理がしやすくなりました。
ガントチャートの機能などもあって一目で進捗状況が把握できそうということで導入しましたが、無料版だと使える機能が限られており、有料版に登録するとしても他の管理ツールよりも料金が高めだったので、現在は別のツールを使っています。
このツールはプロジェクト進捗を細かくチェックできるものなので、厳密に管理するような会社でしたらおすすめします。
プロジェクトマネージャーのようなスケジュール管理者がいれば、細かいタスクの内容や担当者、日付などの設定ができるのは便利だと思います。
あまり厳密に管理するのではなく、todoリスト程度のラフな管理で良ければ別のツールのほうが良いと思います。
月額150,000円、Businessプラン。ただし、オンボーディングのコンサルティングありのプランだった。
2019年1月〜2020年4月
それまでにtrelloやchatworkでタスク管理していたが、従業員数が増えるにつれて、個人で完結するタスクではなく、チームや部署横断して連動して対応するタスクが増えてきたため、それらではタスク管理が賄えなくなったため。
タスクのログが終えたり、親子関係でタスクを作成できるのがとても良かった。また、プロジェクトというタスクよりレイヤーが上の仕事も管理しやすくなった。レポート機能もあるので、タスク期日管理やタスク処理が目に見えるので、モチベ管理にも寄与した。フォーム機能も便利で、予め設定したフォームを入力すると、その入力した内容に連動してタスクが自動生成されるのがとても良い。アシスタント業務で、新規顧客と契約するごとに定型タスクが発生しており、以前は定型タスクをExcelなどにまとめており、それを毎回コピペする作業をしていた。それがフォーム機能を使うことでコピペ作業時間がなくなって生産性が上がった。
タスク、プロジェクトごとにそれ関連のメッセージをやりとりするので、関連タスクのメッセージを時系列でまるまる見ようと思うと、個別でタスクを開けて一つひとつのメッセージを確認するしかないのが面倒だった。例えば、トラブルが生じて、なぜこのタスクが生じて、このタスクが完了したのかなどを調べる際に、それ関連のメッセージを全てチェックしないと文脈や経緯がわからず、調査に大変時間がかかった。
連携しやすい。chatworkも併用しており、chatworkで生じた特定のメッセージを自動的にwrikeにタスクとして取り込む連携をしていた。
チームや部署横断でタスクを進める企業にはおすすめ。個人でタスク完結する企業にとってはwrikeの良い所が活かしにくい印象。ただ、チームリーダーなどがチームのタスクを管理して、調整するなどの役割を担っているならば、おすすめ。
営業職
月額料金:2,700円
2020年4月〜2021年10月現在利用中
部署別・グループ別で独自のツールを導入していた為、他部署の営業目標・進捗状況の把握が困難で、会社全体の進捗状況が曖昧になっていました。こちらのツールを導入後、自分のグループ以外の進捗状況を具体的に把握することで細かい行動目標を立てることが可能となりました。
機能が多い分、初めて利用する際には混乱が生じます。行動目標の設定、進捗状況の自動分析ツールなど慣れれば活用しやすいのですが、大まかな設定のみで利用したい場合は細かい自動設定を解除する必要があります。そこに少々手間がかかってしまうのが不便だと感じました。
スプレッドシート・Excelとの連携が可能です。
個人の作業数の可視化で、業務効率が大幅に向上するのでおすすめします。部署別・グループ別などの営業目標・行動目標を一元化することで、会社全体の進捗状況を明確に把握できます。
Wrikeの最大の強みの1つは、プロジェクトやタスクを閲覧する方法が非常に豊富に提供されている点です。素早く簡単にデータのチェックができれば、それだけ何度も見直しが可能となります。そのため、プロセスを変更する際も大掛かりな総点検などではなく、微調整で済みます。