BIツールについて

BIツール比較15選!おすすめ有名ツール・種類もわかりやすく解説

記事更新日: 2024/03/13

執筆: 編集部

スピード感のある経営判断が求められる昨今、従来のように経験や勘に頼るのではなく、客観的なデータに基づいて意思決定を行う「データドリブン」がビジネストレンドになっています。

BIツールは、社内の各部署に散らばっている情報を収集・分析し最適な形で可視化データドリブンな経営の意思決定を実現します。

この記事では、BIツールに詳しい専門家に「BIツールの基本機能」や「利用シーン」「選定ポイント」を取材しており、最新おすすめ15選の徹底比較と共に紹介していきます。

この記事に登場する専門家

株式会社ジール コンサルタント

栗原和音

国内隋一のBIツール専業ベンダーである株式会社ジールのコンサルタントとして、BIツール選定や導入サポートに従事。2021年には、代表的なBIツール全19種を一度に見比べられる、業界初のイベント「BIツール デモマラソン」 にも登壇。またVoicyにチャンネル「わおんDX」を持ち、データ活用やDXについて経営層から現場の方にインタビューを行っている。

 

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BIツールとは?

BIツールとは、Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)ツールの略で、社内に分散している大量のデータを集約・分析したものを最適な形で可視化することで、経営における意思決定にデータを役立てるシステムをさしています。

BIツールを導入することで、1ヶ所でデータの管理及び分析ができるので、スピーディな企画立案・経営判断が実現します。


「BIツールとExcelは何が違うの?」とお考えの方は、こちらの関連記事もご参照ください。

 

BIツールの基本機能を知ろう

代表的な4つの機能

BIツールの基本機能は4つとされています。

全機能が搭載されているツールもあれば、いずれかの機能に特化したツールもあります。

機能 できること
レポーティング BIツールで収集・分析したデータを、ダッシュボードやグラフなどで可視化
OLAP分析 膨大なデータを多次元的に集計・分析しリアルタイムに結果を返す
データマイニング データから「傾向」や「関連性」など有益な知見を見つけ出す
プランニング 過去データを分析し売上や収益予測のシミュレーションを行うことで、根拠に基づいた計画を策定できる

株式会社ジール
栗原和音氏

BIツールは、基本的には過去のデータを可視化することに特化したツール。財務予測や予算シミュレーションには別ツールの方が向いているケースもあります。その機能を使って本当にやりたいことができるのか、しっかり情報収集しましょう。 

※BIツールの具体的な利用例について先に知りたい方はこちらをクリック(記事の下部にジャンプします)

BIツールの目的別選び方

BIツールと一口にいっても製品ごとに強みが異なり、搭載機能にも違いがあります。

どのような使い方をしたいか、導入の目的にあわせて自社に最適なBIツールを選びましょう。

データ分析機能に優れたBIツール

OLAP分析やデータマイニング、プランニングといったデータ分析を効率的・効果的に行いたい場合におすすめです。

多次元分析などの高度な分析には専門的なスキルが必要となるケースもあるため、機能が自社に見合っているかの見極めも重要です。

データ分析機能に優れたBIツールを先に確認

レポーティング機能に優れたBIツール

BIツールは、分析を主眼に置いたツールですが、分析結果の可視化・表現力に優れた製品もあります。

集積したデータをビジュアライズして、視覚的なアピールとして利用したい場合にもおすすめです。

→レポーティング機能に優れたBIツールを先に確認

データ管理機能に優れたBIツール

大規模データを扱う、データウェアハウス(DWH)機能を使いたいなど場合におすすめのBIツールです。

「DOMO」や「Sisense」には各種データにスムーズにアクセスできる機能が整っています。

国産ツールでは「Lakeel BI」にETL、DWH機能が搭載されています。

→データ管理機能に優れたBIツールを先に確認

厳選!おすすめBIツール5選

Tableau|多彩な外部連携でできることが広がる

画像出典元:「Tableau」公式HP

 
 

Tableauとは?

Tableau(タブロー)は、世界中で利用されている統合分析プラットフォームで、豊富なビジュアライゼーションが強みです。

Salesforceのグループ企業で、Salesforce製品とのネイティブ連携・SalesforceのAIを活用した拡張分析も可能。

押さえておきたいポイント!

  • 1 レコード当たりの情報量が多いデータでも、抽出・加工が簡単かつ迅速に行える
  • 世界各国100万人以上のユーザコミュニティがある、英語に抵抗が無ければ利用価値あり
  • アジャイル開発対応で、利用しながらダッシュボードを日々改善できる

 

Tableauの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス

 

料金プラン

1ユーザからの利用も可能なので、スモールスタートしやすいです。

詳細については、お問い合わせが必要です。

実際に利用したユーザーの口コミ

IT/通信/インターネット

2人〜10人

 

コストをかけるだけの価値はある

GCP(Google Cloud Platform)やAmazon RedShiftとの連携のしやすさが魅力。Tableau Prepを利用すると、クロス集計なども簡単に行える。日本語フォントが結構あり、イメージに沿ったものが作りやすい。コストが少し高いが、クラウドサービスやcsvの読み込み速度などを考えると値段に見合っている。

 

非公開

1001人以上

 

ある程度の技術者がいないと厳しい

独自のインメモリ技術が導入の決め手です。100万レコードのデータを扱う際のレスポンスは劇的に改善されました。ただデータ加工は、ある程度の技術者やプログラミング知識がないと、初心者には厳しいと感じます。簡易なデータ作成業務であれば、素直にEXCELを使用する方がよいと思います。


Tableauの口コミをもっと見たい方はこちら!

 

Tableau 含むBIツールの資料を一括DL 

 

Domo|国内大手企業の導入多数

画像出典元:「Domo」公式HP

Domoとは?

Domo(ドーモ)は、全世界で2,000社を超える実績があり、国内でも業界を代表する大手企業で導入されている統合型BIプラットフォームです。

1,000種を超える豊富なコネクターでクラウド/オンプレミス/社内システムなど、あらゆるデータにすばやくアクセス可能。

自動データディスカバリー機能やテキストBotを利用すれば、人力では気づかなかったデータのインサイトや予測を取得できます。

押さえておきたいポイント!

  • データ管理に強みがあり、ETLやDWHの機能を搭載
  • 未加工データを瞬時に視覚化するカードビルダー機能・グラフ/ダッシュボードは250種類以上
  • 自動アラート機能搭載で、予想外の数字の動きをリアルタイムに把握

 

Domoの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス

 

料金プラン

詳細は、以下の無料資料をダウンロードの上、お問い合わせください。

無料トライアルで全ての機能を30日間試すことができるので、しっかりと使用感を確認できます。
 

 

FineReport|帳票作成などレポーティングが強み


画像出典元:「FineReport」公式HP

FineReportとは?

 FineReport(ファインレポート)は、帳票出力・ダッシュボードなどレポーティング機能に優れたデータ活用ツールです。

中国での導入実績が豊富で、国内外を含め世界15,000社以上の企業に導入されています。

Excelライクのデザインツールのため、普段の作業の延長で利用できる点も魅力です。

押さえておきたいポイント!

  • 複数のデータソースからデータを取得し、1枚の帳票/ダッシュボードに統合
  • 独自開発を含む70種類以上のグラフでインタラクティブな分析を実現
  • 経営ダッシュボードでは、データを高クオリティに視覚化

 

FineReportの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ 要問合せ

 

料金プラン

料金の詳細については以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。

トライアルはかなり長く、90日間無料で全ての機能を利用できます。

FineReport 含むBIツールの資料を一括DL

 

 

Sisense|アプリに容易に組み込み可能

 

画像出典元:「Sisense」公式HP

 
 

Sisenseとは?

Sisense(サイセンス)は、世界4,000社以上が導入している第三世代のBIツールです。

埋め込み利用を想定したつくりのため、自社アプリに簡単に機能搭載できるのが嬉しいポイント。

グローバルレベルで高い評価を得ていますが、公式ドキュメントは日本語非対応のものもあり、導入支援・運用保守を請け負ってくれるサービス提供会社もあるので、問い合わせてみてもよいでしょう。

押さえておきたいポイント!

  • 複数のデータ結合、利用ユーザーが多い環境でも高パフォーマンス(第三世代型)
  • スタートアップ企業や中小企業でもビッグデータを活用できる環境が整う
  • 130以上のコネクターを活用したデータ連携が可能

 

Sisenseの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ 要問合せ

 

料金プラン

費用については、問い合わせが必要です。

2週間の無料トライアルで使用感を確認できます。

 

 

DATA LAB|必要な分析ダッシュボードだけ購入できる

 
画像出典元:「DATA LAB」公式HP

 
 

DATA LABとは?

DATA LAB(データラボ)は、通常エンジニアが必要となるような複雑な分析手法を用いたダッシュボードを手頃に入手できるツールです。

統合データ基盤 CDP(Customer Data Platform)を自社の固有業務にあわせて開発、独自UIで提供されるので使いやすいです。

導入実績には有名企業も多く、デジタルマーケティングを導入したい企業におすすめです。

押さえておきたいポイント!

  • ダッシュボードごとに金額が設定されており、予算が立てやすくリーズナブル
  • 累計売上改善額150億円以上の実績あり
  • データマーケティングの専門家が導入から運用支援まで並走

 

DATA LABの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ 要問合せ 要問合せ

 

料金プラン

「ダッシュボード料金」「データソース接続料金 (初回のみ)」「データ転送費 (毎月)」からなる料金体系です。

  費用(税込)
ダッシュボード料金 REF分析 10,000円(初月のみ)
データソース接続料金* Shopify 100,000円(初月のみ)
データ転送費** 10GB以下 35,000円/ 月(2ヶ月目以降)

*データソースにより料金は異なる
**データ容量により異なる

 

  

 データ分析機能に優れたBIツール

Srush|使いやすさで選ぶならこちら

画像出典元:「Srush」公式HP

Srushとは?

「Srush」は、データ活用に必要なさまざまな機能を搭載したオールインワンの分析ツールです。

操作はクリックだけ、ノーコードでデータ連携ができるため、誰でも簡単にデータ管理・活用ができます。

連携可能なデータソースは100種類以上あり、ほとんどの既存のシステムからデータを流用可能です。

また、メール・チャット・Zoomを活用した導入支援をおこなうなど、カスタマーサポートも充実しています。

押さえておきたいポイント!

  • ノーコードデータ連携機能はクリックだけで操作可能
  • Excelに似た画面上で、クリックのみでデータを統合/加工できる
  • データビジュアル化機能で、データテーブルをグラフ形式でビジュアル化可能

 

Srushの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ PC
※その他
要問合せ

 

料金プラン

Srushの料金プランは、お客様の状況をヒアリングしてその規模や要件に応じて変動することから、具体的に決まっていません

Srushの公式ページには「無料デモ申し込み」の記載があるため、プラン内容によっては無料デモを利用できる場合もあります。

  無料デモ 有料プラン
初期費用
(税込)
0円 要問合せ
月額費用
(税込)
0円 要問合せ

 

Srush 含むBIツールの資料を一括DL 

 

Qlik Sense|連想エンジンがインサイトを導き出す

画像出典元:『Qlik Sense』 公式HP
 

Qlik Senseとは?

Qlik Sense(クリックセンス)は、高度な分析機能が特徴のデータ分析プラットフォームで、世界38,000社を超える顧客やトップアナリストに選ばれています。

独自の連想エンジンとAI搭載のアナリティクス機能がデータのインサイトと予測をサポート。

自然言語対応の会話型であらゆるITリテラシーのユーザーでも利用できるのが特徴です。

押さえておきたいポイント!

  • 自然言語による検索、対話機能で関連データを自動表示
  • インタラクティブなダッシュボードで気になるデータの深堀りが可能
  • スケジュール配信や柔軟な書式設定が可能なレポーティング機能

 

Qlik Senseの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス

 

料金プラン

年契約で月額30ドル/ユーザー から利用できますが、詳細についてはお問い合わせが必要です。

実際に利用したユーザーの口コミ

非公開

251人〜500人

 

データの活用に悩んでいる企業にお勧め

同じ業種の企業が近隣にどれくらいあるのかなど、観点を幾つか決めてデータを追加しながら短時間で分析できます。新たに判明した企業を追加してデータ分析を行う際には、追加前と比べて取り引き先の確保のしやすさが変化したなど、どの要素に影響が及ぶのかまで明確に表示されたので、ありがたかったです。 

IT

1001人以上

 

WEB上に使い方があまり載っていないので不便

ソースコードが書けなくても、ある程度であれば直感的にデータの取り込みやグラフの作成などできますが、入力データをどのような構成にするかなど、困ったときにネット上で調べても対処方法が出てきませんでした。新しいツールを試行錯誤しながら導入したいと思われる会社にはおすすめです。


Qlik Senseの口コミをもっと見たい方はこちら!

 

MicroStrategy|高度な予測分析機能に強み

 画像出典元:「MicroStrategy」公式HP

MicroStrategyとは?

MicroStrategy(マイクロストラテジー)は、レポート・分析・モニタリングにとどまらず、高度な予測分析まで幅広い機能を搭載したBIプラットフォームです。

ビックデータに対応しており、大人数での利用に伴う高負荷にも耐え得る強固なシステムです。

30年以上の実績ある世界最大規模のBI専業ベンダーによって提供されているため、安心感があります。

押さえておきたいポイント!

  • エンタープライズレベルで求められる大規模なデータ管理・分析・可視化にも対応
  • 多言語対応のため、グローバルに展開している企業にもおすすめ
  • 組み込みでの利用やダッシュボードの柔軟なカスタマイズも可能

 

MicroStrategyの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス

 

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

デモの利用で使用感を確認できます。

実際に利用したユーザーの口コミ

メーカー/製造

101人〜250人

 

他事業部の実績も楽に把握できる

これまで社内の各事業部が様々なツールを用いて実施していたが、Mictostrategyの導入により事業部を横断した実績管理を行えるようになった。事業部の作業工数が減り、他の事業部の実績も楽に把握することができるようになった。専門用語が多すぎて、覚えるまで操作に苦労した。エレメント、アトリビュートなど、一般的なフォロー用語があると助かると思う。


MicroStrategyの口コミをもっと見たい方はこちら!

 

Actionista!|純国産で誰でも使いこなせる


画像出典元:「Actionista!」公式HP

Actionista!とは?

Actionista!(アクショニスタ)は、株式会社ジャストシステムによって開発された純国産のBIツール

ITの専門知識がない業務部門の担当者でも、簡単にデータの集計・分析・レポーティングができるように設計されており、教育コストを最小化できます。

海外ツールを導入したものの、日本語のドキュメントが整っていない、機能が複雑で使いこなせないなどの課題を抱えている場合には、リプレイスの候補として検討してみてはいかがでしょうか。

押さえておきたいポイント!

  • 2014年の販売開始以来、国内で500社以上の導入実績あり
  • 日本企業から必要とされる集計表の作成機能が充実
  • 開発・販売・サポートまで一貫してメーカー対応なので、安心

 

Actionista!の機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ 要問合せ
(Safari対応)

 

料金プラン

クライアントフリーのライセンス体系で、1ライセンスの購入で全社員が利用できます。

使用する機能や人数が増えても費用が一定なのは魅力といえます。

無料トライアルも提供されています。

実際に利用したユーザーの口コミ

サービス

51~100人

 

分析にかける時間が減り仕事の効率が上がった

要所要所でほしいデータを瞬時に導き出してグラフ化や数値化をしてもらえるので「人の手によるその分析にかける時間」を時短できたことで仕事が全体的に効率化しました。成果や結果を常に追求し、日々試行錯誤をしているようなマーケティングに関わるような仕事の人にはオススメです。


Actionista!の口コミをもっと見たい方はこちら!

 

Yellowfin|アクションベースのダッシュボードを簡単に実装!

 画像出典元:「Yellowfin」公式HP

Yellowfinとは?

Yellowfin(イエローフィン)は、最先端技術を利用した自動分析や視覚的な訴求効果が高いビジュアライゼーションを得意としています。

アクションにすぐ移行できるダッシュボードや自動データディスカバリー機能、データストーリーテリングなどが一つに統合されたプラットフォームです。

押さえておきたいポイント!

  • 世界の29,000以上の企業での実績があり、Gartnerマジッククアドラント9年連続選出で世界的評価あり
  • AIと機械学習機能がインサイトをサポート
  • 自動化されたビジネスモニタリングで、データの変化や外れ値を自動で分析

 

Yellowfinの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス

 

料金プラン

エンタープライズプランと、組み込み利用プランの2種類が提供されていますが、詳細については問い合わせが必要です。

製品デモの利用と、30日間無料評価版の利用が可能です。

 

Board|CPM機能搭載かつ優れたシミュレーション機能


画像出典元:『Board』  公式HP

 
 

Boardとは?

Board(ボード)は、業種を問わず2,000社以上の大手企業に採用されている、BIとCPM(企業業績管理)が1つに統合されたプラットフォーム。

財務・収益予測など優れたシミュレーション機能に定評あり。

CPM機能が統合されているため、意思決定後の業務実行から結果の監視まで一連の流れを1つのシステム内で管理できるのがメリットです。

押さえておきたいポイント!

  • 製造・小売業の大手で導入(例)コカ・コーラ、TOYOTA、H&M、BURBERRYなど
  • 特許取得済みのインメモリ技術で、大規模/ 複雑なデータセットでも高パフォーマンスで処理
  • プロセスの計画中にデータモデルを変更できるリアルタイムモデリング機能搭載

 

Boardの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ

 

料金プラン

料金の詳細は問い合わせが必要です。

 

ONE|広告運用データとCRM/SFAデータを統合管理


画像出典元:「ONE」公式HP

ONEとは?

ONE(ワン)は、マーケティング支援分野で豊富なノウハウを持つREHATCH株式会社が提供する広告分析に特化したBIプラットフォームです。

広告媒体の運用データとCRM/SFAなどの顧客データの統合管理を可能にし、LTVやCVなど最終的な財務効果につながる広告運用を実現します

押さえておきたいポイント!

  • 使い勝手や業界の特性を重視し、重要指標に特化したダッシュボード画面を構築・提供
  • 過去の運用実績を元に、効果改善が必要なタイミングをAIが自動で察知・レコメンド
  • REHATCHの広告マーケティング支援と並行して利用することで効果を最大化できる

 

ONEの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ 要問合せ 要問合せ

 

料金プラン

料金については問い合わせが必要です。

 

レポーティング機能に優れたBIツール

MotionBoard Cloud|国産メーカーならではのサポートで安心

画像出典元:「MotionBoard Cloud」公式HP

MotionBoard Cloudとは?

MotionBoard Cloud(モーションボード クラウド)は、WingAct1st社が提供する導入社数3,100社以上のクラウド型BIダッシュボードで、高い国内シェア率を誇ります。

60種類以上のデータソースへの接続が可能で、Salesforceの可視化に特化したタイプも提供。

チャートの種類も豊富で、日本企業特有のニーズや業種特有のニーズに最適化された可視化表現が魅力です。

押さえておきたいポイント!

  • レスポンスの良い問合せ対応・トレーニング動画・日本語マニュアルは国産ツールならでは!
  • 10種類以上の分析ロジックを搭載し、ノンプログラミングで高度で多角的な分析が実現
  • 地図機能を標準搭載しており、エリアマーケティングに活用できる

 

MotionBoard Cloudの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ

 

料金プラン

クラウド版は、ストレージ領域も標準搭載で、10ユーザー月額15,000円(税別)から提供。

60種類以上のダッシュボードを体験できる無料デモサイトあり。

オンプレミス版の提供もあるので、興味のある方はお問い合わせください。

実際に利用したユーザーの口コミ

メーカー

1001人以上

 

クリックひとつで実績が拾え、システム全体が見やすい

別のシステムを利用していましたが、当システムの方がより簡単に実績を見ることができました。クリックひとつで実績が拾える、システム全体が見やすい、抽出条件を保存できる点が使いやすいです。細かい実績をたくさんのデータで拾う必要がありデータ抽出する頻度が高い会社におすすめです。

医療

1001人以上

 

ツールの更新期間はデータを参照できず不便

ややツール自体が重く動作がスムーズとは言えない。更新期間中に該当箇所が参照不可になってしまう為、更新時は別サーバーで行えるようなシステムにしてほしい。一方、データ反映までの時間は短く、従来2ヶ月かかっていたデータ分析が翌月には反映されるようになり、短いスパンで施策の検証が可能になった。


MotionBoard Cloudの口コミをもっと見たい方はこちら!

 

Data Knowledge|ナレッジ共有機能で分析の属人化を回避


画像出典元: 「Data Knowledge」公式HP
 

Data Knowledgeとは

Data Knowledge(データナレッジ)は、非常にシンプルなデータ統合・加工・レポート作成機能のみを搭載したセルフサービス BIツールです。

社内メンバーが作成した分析プロセスを公開・共有できるナレッジ機能が特徴で、属人化を防げます。

押さえておきたいポイント!

  • BIツールとしての30年に渡るノウハウが詰め込まれた純国産ツール
  • 一般ユーザーでも利用できる設計で特にレポーティング機能に強み
  • 外部アプリケーションとの連携はオプションで対応

 

Data Knowledgeの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス

 

料金プラン

下記の他「保守基本サービス料(年間)」が使用許諾料の15%発生します。

30日間の無料トライアルが利用できます。

基本セット
(標準ユーザライセンス1含む)
550,000円/ 1サーバー
追加ユーザライセンス
  • 標準ユーザー1人あたり:13,200円
  • 閲覧・実行限定ユーザー:9,420円
  • 閲覧のみ:6,600円

(税込)

 

データ管理機能に優れたBIツール

LaKeel BI|Excelライクな操作感で日本企業に寄り添う使いやすさ

画像出典元:LaKeel BI 公式HP
 

LaKeel BIとは?

LaKeel BI(ラキール ビーアイ)は、BIツール初心者にも使いやすいUIで、データの集計・分析・可能などの機能が備わったオールインワンパッケージのBIツールです。

Excelと同じような操作感で簡単に定型分析・自由分析が可能。

業務に基づいた独自の分析テンプレートも用意してくれるため、データをセットするだけですぐに利用できます。

押さえておきたいポイント!

  • データ抽出・集計・変換を行うETL機能搭載で、Excelファイル含むデータを一元管理
  • 定型帳票のシステム化や手書き帳票、レポートの自動化など日本企業に嬉しい帳票作成機能
  • 運用が社内で定着するまでスキルアップを支援するサポートが無償

 

LaKeel BIの機能

ダッシュボード OLAP分析 データマイニング シミュレーション マルチデバイス
要問合せ

 

料金プラン

サーバーライセンス型で、利用人数やデータ量の増加による課金は発生しません。

導入前に、自社に最適な画面イメージでのトライアルが可能です。

 

専門家に聞く!BIツール選びのポイント

1

公開されている料金だけでは見落としがあるかも!

ネット上で公開されている料金体系や価格だけでは見えてこない情報があります。

関心のあるツールについては、直接問い合わせることが正確な金額を知る近道となります。

株式会社ジール
栗原和音氏

HP上ではユーザ数課金と書かれていても、実はボリュームディスカウントが効く場合や、裏メニューとしてサーバーライセンス*がある場合もあります。気になるツールがあればメーカー本体か、BIを専門に複数の製品を扱っているような会社へ問合せしてみましょう。
*1ライセンスの購入で人数に関わらず利用できる料金体系

2

「セルフサービスBIが使いやすい」とは限らない!

近年のBIツールは、「セルフサービスBI」が主流です。

一般的に「セルフサービス型BI」ツールであれば、高度なIT知識がなくても直感的に操作可能で、現場のスタッフが見たい情報を自ら選択して集計・分析・加工・レポート作成できるとされています。

しかし、ITレベルが社員によって大きく異なる場合には、「従来型」を並行販売しているツールから社内のスキルやニーズに合わせて選択したほうが有効なケースもあります。

株式会社ジール
栗原和音

「セルフサービスBIならシステム部門の人間でなくても操作できる」とパッと見の簡単さで選んでしまうのは危険。使用する項目・グラフの種類まで全て自分で決めなければならないため、逆に難しいと感じるユーザもいます。エンタープライズ型のある程度決まったフォーマットを使った方が浸透しやすい場合もあるので、どのツールが適切かしっかり検討しましょう。

セルフサービスBI
サーバー構築不要で利用でき、使用したい項目やグラフの種類を自由にカスタマイズできる。
専門知識のない場合や、業務部門の担当者だけで使う場合も、直感的に操作可能。

※従来型BI(エンタープライズBI)
主にシステム部門が運用管理し、業務部門へ固定フォーマットで展開される。
加工・修正を加えるには、エンジニアやベンダーなど専門知識のある担当者が必要。

 

3

会社の将来像を見据えた検討がマスト!

BIツールは、利用する目的に応じてその分野に強いBIツールを選びましょう。

  • 現状把握や可視化に利用したい→チャートの種類が豊富・ビジュアル化に優れたBIツール
  • 経営判断など、高度な分析を行いたい→機械学習やAIなどの分析技術を用いているBIツール

目的を考える際には今の時点だけでなく「会社の今後」を見据えて検討することが重要となります。

株式会社ジール
栗原和音氏

現在と将来の両軸の目的を考えましょう。「エクセルの集計を楽にしたい」と目先の目的でツールを選んでしまうと、3年〜5年後、機械学習を活用したい、各部門が自分で分析できる体制を作りたいといった際に機能不足になってしまうこともあります。

4

機能有無だけでなく、トライアル確認は必須!

BIツールは、製品によって搭載機能が異なることをご紹介しました。

各ツールの機能の有無は、比較一覧表でパッと確認することもできますが、必ずトライアルなどで使いやすさを確認することが重要です。

株式会社ジール
栗原和音氏

同じ機能であっても、ツールによって操作の簡単さが変わってきます。機械学習機能があるツールの中にも、ドラッグ&ドロップの操作だけで扱えるものもあれば、プログラミングの知識がなければ扱えないものもあります。比較表の〇×だけで判断せず、実際にトライアルで触ってみて、本当に使いこなせるかを確認しましょう。

 

BIツールの効果的な活用シーン

企業におけるあらゆる場面でBIツールは活用可能です。

自社の特性、BIツールを利用する業務や部署を検討し、利用する分野での使いやすさに秀でたBIツールを導入することがベストでしょう。

BIツールの利用例

経営や財務

売上の状況や財務の状態などをリアルタイムで把握でき、データを掛け合わせた分析も可能。
人為ミスの起こりやすいExcelへの入力も不要となり、スピーディな経営判断に繋がる。

営業や売上

営業担当別・チーム別の成績や、商品別の売上データの推移などの分析が可能。
集計の手間が減り現場社員の負担削減、直近のデータを利用して具体的な戦略が立てられる。

人事

会社の成長に即した採用/配置人数の検討、賃金の妥当性などあらゆる人事データ分析が可能。
経験則に基づいた判断ではなく、客観的なデータを基にした人事判断が行える。

製造

製造業・製造部門でも、IoTの普及により取得したデータをBIツールで分析することが可能。
例えば、機械ごとに故障の起きる頻度や、機械の稼働率の可視化などに利用できる。

株式会社ジール
栗原和音氏

ユーザの立場によってデータの見方が異なる点にも注意が必要です。例えば、全体を俯瞰してみたい経営層や管理職の方はダッシュボード形式、実際に業務を行う現場の方は明細データがわかる表形式を使って見たいというニーズがあります。各ツールの得意な表現を確認することが必要です。

 

BIツールのメリット3つ

誰でも簡単に分析できる

BIツール導入の最大のメリットは、専門的な知識やスキルを持っていなくても誰でも簡単にデータの分析が可能になることです。

社内外に置かれている膨大な情報の中から必要なデータを集め、時間や手間をかけずに必要な分析が可能で、誰もが必要な時に必要な分析結果を得られるようになります。

株式会社ジール
栗原和音氏

簡単とはいえ、使い方に困った際のサポートも重要です。ツールによっては英語でのサポートがメインという場合や、日本語対応と書いてあってもアジア本部のぎこちない日本語での対応しかないという場合があります。初めてBIツールを利用する場合は、国産ツールを選ぶとサポートが丁寧で安心です。

集計・分析の時間が大幅に削減される

自社に合ったBIツールを導入すれば、膨大なデータをスピーディで正確に「集計」「分析」「加工」することができ、時間もマンパワーも大幅に削減できるでしょう。

リアルタイムに自社が抱えている問題や置かれている状況を把握できるようになるため、迅速な意思決定・問題解決が可能となります。

データドリブンな意思決定ができる

これまで「勘・経験・度胸」に頼ってきたようなビジネスにおける意思決定を、データの分析結果に基づいた正確で根拠ある意思決定へと変えることができます。

膨大な量のデータから導かれた分析結果は、属人的な考え方から抜け出し新たなビジネスチャンスや問題解決を導く材料になるでしょう。

BIツールのデメリット3つ

機能が複雑で使いこなせない

導入するBIツールによっては、社内に専門的な知識やスキルを持っている人がいない場合、使いこなすことが難しいものもあります。

BIツールを導入する際は、実際に利用する人・部署が負担なく使いこなすことができるか確認が必要です。

事前の無料トライアルを実施しているツールも多いので、一度試してからの導入をおすすめします。

株式会社ジール
栗原和音氏

BIツールを使いこなすには、最低限エクセルのピボットテーブルや関数を使いこなせた方が良いです。どのツールもSQLの知識は基本的に不要ですが、知識があればできることの範囲が広がります。SQLの知識を持っているメンバーやシステム部門の協力が得られる場合は、その力を借りながら活用しましょう。

すぐに分析できるとは限らない

BIツールを導入するだけで、どんな企業も「すぐに自社内のデータを使って分析ができる」わけではありません。

自社システムにデータが入っていても、分析に利用できる状態にするにはデータの整理が必要なことも多いです。

「重複データの削除」「フォーマットの統一」などを行わずにBIツールを使用しても、正確なデータの抽出ができない、思うようなグラフが表示されないといった問題が生じる可能性があるので注意しましょう。

サポート無しでの導入は難しいことも

導入前にトライアルで試してみることも重要ですが、トライアルには必ずシステム部門やデータ集計の知識をもったメンバーに参加してもらいましょう。

ITに不慣れなメンバーだけで試してしまうと、「本当は対応できるのに機能に気づかない」などの懸念あります。

誰でも扱えることは重要ですが、初めはできなくても、ある程度のレクチャーを重ねれば十分使いこなせるレベルかもしれません。

判断が難しい場合には、外部の専門家にサポートをお願いすることで、BIツールの導入効果を最大化できるでしょう。

株式会社ジール
栗原和音氏

この記事で紹介されている他にも沢山のBIツールが存在します。当然ながら「このツールを選べばどのお客様でも正解」というツールはありません。自社にあった候補ツールを絞り、本格的に購入に踏み切る前にはBIツールを専門に複数製品を扱う会社にも相談してみることをおすすめします。

今回お話をうかがった栗原氏の所属するBIのスペシャリスト集団株式会社ジール」には、要件ヒアリングを元に最短2週間で最適なBIツールの候補を無料でピックアップするサービスもあります。

ぜひご参考にしてください。

まとめ

社内外にある膨大なデータを収集し、高度で適切な分析結果を出すことができるBIツール。

導入することで、より迅速かつデータドリブンな現場の問題解決や経営層の意思決定が叶います。

本記事で紹介している選び方やポイントを参考に、自社に適したサービスの導入を検討しましょう。

自社のタイプや課題にあったBIツールを選定し企業の更なる成長に繋げていきましょう。

画像出典元:O-dan

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