データ連携ツールについて

【最新比較】おすすめデータ連携ツール15選!機能と選び方も解説

記事更新日: 2023/11/15

執筆: 編集部

社内で使用している様々なアプリ・システム間のデータや手入力したデータを、一気にまとめて管理したいと思っている方は多いのではないでしょうか?

ETLやEAIといった「データ連携ツール」を利用すると、異なるアプリ・システム間のデータを自動抽出・データ加工しひとまとめに集約できるので、日々の業務で必要なデータを短時間で簡単に検索・活用することができて非常に便利です。

社内・社外問わずにスムーズなデータ活用が可能となるので、導入するなら、テレワークが推進されている今がおすすめです。

この記事では、おすすめのデータ連携ツール15選と選定ポイント、メリット・デメリット、ETLとEAIの違いをわかりやすく解説していきます。

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データ連携ツールの種類

データ連携ツールには、大きく分けてETLツールとEAIツールの2種類があります.

ETLツール

データベースと基幹系システムを連携させるなど、大量データの統合・集計や加工といった処理に向いているツールです。
リアルタイム性は高くないため、定期的なデータ処理に適しています。

EAIツール

顧客管理システムや販売管理システムなど、社内で利用しているさまざまなシステム同士を高速連携することができます。
リアルタイム性が高い反面、一度に処理できるデータ容量は多くありません。

この様にETLツールとEAIツールでは得意・不得意な部分が異なるため、ツールを導入する際は「社内のどのデータを連携したいのか」を明確にする必要があります。

おすすめのデータ連携ツール3選

アイコンのドラッグ&ドロップだけで使いやすい!『ASTERIA Warp』

画像出典元:「ASTERIA Warp」公式HP
 
 

特徴

1万社以上の導入実績と17年連続国内シェアNO.1の信頼性、そして国内産という安心感を誇るASTERIA Warp(アステリアワープ)は、ETLとEAIを兼ね備えたデータ連携ツールです。

データベースや業務システム、各種ファイルなど幅広いデータソースに対応しつつ、シンプルで扱いやすい操作方法を特徴としています。

既存システムを変更することなく、ドラッグ&ドロップの操作で簡単に定型作業の自動化。豊富で高機能なアダプターを使えば、次々に発生する連携にも迅速に対応可能です。

5種類のパートナー企業からなるサポート体制が敷かれており、システムの提案から技術サポートまで安心して任せることができます。

機能

・ファイル連携
・自動データ取得
・データベース連携

料金プラン

月額費用:30,000円~

クラウド版が5日間、オンプレミス版が30日間の無料試用期間があります。

詳しくは以下の資料からご確認ください。

実際に利用したユーザーの口コミ

金融

2人〜10人

 

引継ぎや情報共有がスムーズに出来た

連携データを修正に関しても、多少の修正で対応できてしまうので専門的な知識がなくてもMapperの結線だけで充分可能です。フロー形式の流れが見やすいので、共有者や引き継ぎ者が見た場合でも分かりやすい表記ですので、面倒な解説や引き継ぎ業務を短縮できました。

 

 

 

統合したファイルが元に戻ってしまうことがあった

統合したファイルを1ヶ月程度使っていなかった場合に、統合する前のバージョンに戻ってしまったことがありました。久しぶりに開いて、統合したファイルを見直そうとしたところ、統合前のファイルに分かれていました。また一から統合し直さなければならなくなり、不便さを感じました。

 
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kintoneを利用しているならこちらがおすすめ!『KrewData』

画像出典元:「KrewData」公式HP

特徴

Kintoneを利用している方におすすめなのが、Krew Data(クルーデータ)です。各Kintoneアプリからデータを取り出して集計・加工をしたり、外部のサービスと連携させたりするのに役立ちます。

GUIベースの操作画面は直感的で使いやすく、プログラミング知識がない方でもさまざまなパターンの自動集計処理を簡単に作成できます。集計処理はスケジュールした日時または任意のタイミングのどちらかで設定可能です。

提供元であるグレープシティ株式会社は30年以上の開発実績を持ち、導入支援や技術サポートの手厚さも魅力となっています。

機能

・ファイル連携
・データの変換/クレンジング
・レコード結合

料金プラン

初期費用:0円
スケジュール実行プラン:月額 12,000円~
リアルタイム実行プラン:月額 18,000円~

 

Slack・Zoom・勤怠管理などアプリ連携が豊富!『Any flow』

画像出典元:「Any flow」公式HP

特徴

Anyflow(エニーフロー)はSlack・Zoomといった海外製アプリはもちろん、クラウドサインやfreee、Sansanといった国内の主要サービスとの連携に強みを持っています。

名刺情報の入力や問合せ通知といった作業を「ワークフロー」として設定することで、アプリ間同士の情報を自動で同期できるようになります。

日本のユーザーのために設計されたUIは親しみやすく、プログラミング知識は不要です。連携処理が途中で止まることもありません。

チャットによるサポートを基本に、専任サポートやワークフローの作成支援が用意されています。

機能

・国内外のアプリケーション連携
・ワークフロー作成機能
・ワークフローの権限管理

料金プラン

スタータープラン:月額 30,000円
ベーシックプラン:月額 60,000円
スタンダードプラン:月額 100,000円~

実際に利用したユーザーの口コミ

IT

251人〜500人

 

アイコンを使って分かりやすい表示で連携を進められた

アイコンを使って分かりやすい表示で連携を進められた点です。ツールを連携させる際に、アイコンをクリックするなどの単純な操作だけで10分程度で連携が完了させられて、連絡も滞りなく行うことができたのでありがたかったです。

 
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その他のおすすめデータ連携ツール

ASTERIA Warp Core

画像出典元:「ASTERIA Warp Core」公式HP

特徴

ASTERIA Warp Coreは、ASTERIA Warpの基本機能を絞り、さらに簡単な操作を可能にしたツールです。

連携処理を構築する作業は、テンプレートを参考にアイコンをドラッグ&ドロップさせて作る「フローデザイナー」機能を使うのでとても簡単。

また、「フローテンプレート」が多数用意されているため、ナビゲーション画面に必要な情報を入力するだけで、連携フローを自動生成できて便利です。

Excelの集計処理、請求書の作成、CRMとの連携などあらゆる業務を自動化できるだけでなく、自社の利用目的にあわせて、経費精算システムや名刺管理システム、LINE、Twitterなどとのアダプター連携も充実しています。

初期費用0円・月額費用3万円~という導入しやすい価格設定なので、スモールスタートにも向いています。

料金プラン

初期費用:0円
月額費用:以下の2種類から選択できます。

ラインナップ Core Core+
月額 30,000円~ 60,000円~
フローデザイナー 無制限 無制限
ファイル連携
データ変換
REST連携
Excel簡易連携
データベース連携  
メール受信・送信  
FTP入出力  
PDF処理  

 

クラウド版が5日間、オンプレミス版が30日間の無料試用期間があります。

実際に利用したユーザーの口コミ

IT/通信/インターネット

251人〜500人

 

ロジックの移植が容易だった

他のプロジェクトで作成したロジックの移植が容易だった。ヘルプがわかりやすかった。また、サポートからの回答も迅速で、サンプルロジックを提供していただいたり手厚かった。変数を設定している場所、参照している場所が表示されているのでデバッグしやすかった。

 
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DataSpider Cloud

画像出典元:「DataSpider Cloud」公式HP

特徴

DataSpider Cloudはクラウド型データ連携サービスです。

コーディング不要で、クラウドサービスはもちろんのこと、オンプレミスシステムとのハイブリット連携もシームレスです。

様々なデータを一元管理し、効率的な運用を考えている企業にはおすすめのサービスです。

料金プラン

初期費用:600,000円

価格は120,000円~となっており、利用できるアダプタの違いによりライセンスが分かれ、料金が異なります。

※詳しくは以下の記事をご確認ください。

 

HULFT

画像出典元:「HULFT」公式HP

特徴

HULFTは企業内・企業間のファイル連携ができるファイル転送サービスです。

様々なOSに対応しており、プラットフォームやコード体系の異なるファイルを安全かつ確実に転送します。

拠点間の安全なデータ共有や、顧客との効率的なファイル連携を目指す企業にはおすすめのシステムです。

料金プラン

「HULFT8」は使用OSにより異なりますが、1ライセンス138,000円~です。

その他の詳細についてはお問い合わせが必要です。

実際に利用したユーザーの口コミ

金融/保険

1001人以上

 

ファイルの世代管理ができて便利

証券会社では簡単なシステム変更でも依頼から完了まで複数の承認に数週間かかるが、保守契約の範囲内で1週間程度で対応できた。専門知識が必要とはいえ、割と設定画面など分かり易い(難しすぎない)。システムからユーザへファイル送信する場合など、ファイルの世代管理ができる点が便利だった。

 

IT

501人〜1000人

 

コマンド実行なのが不便

HULFTに関する情報を調べても不要な情報がHITしてしまいセッティングしにくい。HULFTのバージョン毎の仕様の差異がわかりにくく、導入の際に時間がかかった。リファレンスの情報が少ないので運用方法がわかりにくい。コマンドラインでのみ実行可能だったから不便だった。

 
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Informatica PowerCenter

画像出典元:「Informatica Power Center」公式HP

特徴

Informatica PowerCenterは、エンタープライズデータ統合プラットフォームです。

グラフィカルツールを活用した構築は視覚的に把握しやすく、部門を超えてのデータ共有が可能になります。

社内データを全社で有効活用したいと考えている企業にはおすすめのシステムです。

 

Business SPECTRE


画像出典元:「Business SPECTRE」公式HP

特徴

システム分析とプログラム開発のソフトウェアであるSAPからデータを抽出し、データ分析や帳票作成に活用できるシステムです。

SAPは独特なデータ構造を持ちますが、Business SPECTREなら簡単にデータを抽出できるだけでなく、SAPの周辺システムとも連携可能です。

システム担当者が導入1週間でマスターし、わずか2カ月でBI構築作業を完了した例もあるとのこと。BIテンプレートが豊富なことが特徴なので、システム担当人数が少ないチームにおすすめです。

Talend Data Fabric

画像出典元:「Talend Data Fabric」公式HP

特徴

Talend Data Fabricはデータ統合ソリューションです。

幅広いデータソースに対応し、複数データを統合してビジネスに役立てます。

社内に散在するデータの統合はもちろんのこと、大手のデータプラットフォームから関連データを収集し活用したいと考えている企業にはおすすめのツールといえるでしょう。

料金プラン

Talendオープンソース:無料

Stich Data Loader:有償版100~1000ドル

無料で利用できるオープンソースから、利用するシステムにより料金設定はさまざまです。

詳細は以下の記事にてご確認ください。

 

ETL Platform

画像出典元:「ETL Platform」公式HP

特徴

ETL Platformは、Wagbyにより開発されたアプリケーションに対して、大量データの高速なバッチ処理や業務ロジック(業務データの取込や連携、単位期間ごとの集計処理など)をノンプログラミングで実装できます。

Wagbyを用いた大規模な業務システムの構築を実現したい企業におすすめです。ただ、ライセンス購入は高額です。

サブスクリプション版の6万円/月は他社と同程度なので、こちらの利用からスタートしてみるのも手です。

料金プラン

【ライセンス版】(4コアまで)ライセンス:1,200,000円/年間保守:240,000円

【サブスクリプション版】(4コアまで)月額利用料:60,000円

 

RACCOON

画像出典元:「RACCOON」公式HP

特徴

RACCOONは、システムを連携させることで一元的な管理を実現するデータ連携ツールです。

オンプレミスからクラウドへのデータ移行を考えている企業や複数のツールが混在しメンテナンス性が低下していると感じている方におすすめです。

サブスクリプション型・買い切り型の両方があるため、用途や期間に応じて選びやすいです。

料金プラン

【サブスクリプション型】

・サブスクリプションモデル:月額4万円~
・タームライセンス スタンダード エディション:月額12.5万円(最低期間3ヶ月)

【販売価格(買い切り型)】

・フル機能のスタンダードエディション:300万円
・用途にあわせてオプションを選択のセレクトエディション:100万円~

※セレクトエディション対象オプション:特殊処理、データベース接続、EDIフォーマット

 

PolarisGate

画像出典元:「PolarisGate」公式HP

特徴

PolarisGateはデータ連携できるSaaSが100以上ある点が魅力です。

データ収集だけではなく加工から出力・保存まで考えられているソリューションを提供している点も嬉しいポイントです。

複数のクラウドサービス(SaaS)を利用しており、データ変換に多大な労力を費やしている企業にとっては、手間と工数を大幅に削減できます。

 

Qanat0

画像出典元:「Qanat2.0」公式HP

特徴

企業の複数のデータをノンプログラミングで簡単に連携・統合でき、自動化で業務の効率UP・運用コスト削減に貢献するデータ連携ツールです。

ドラッグ&ドロップやアイコンによる直感的な操作、システム間のデータ連携はGUIベースでアイコンと線で結んだりして設計することが可能なので、扱いやすさが魅力です。

料金プラン

システムのバージョンにより、見積もりが必要となります。

無料で試せる評価版があります。

 

trocco

画像出典元:「trocco」公式HP

特徴

ETLのために多くの工数を費やせない、または専門知識を持つ従業員が居ないけれどもETLの構築に迫られている企業に適しています。

Facebook/twitterなどの広告系・Googleアプリなどのクラウドアプリケーション・AppStoreで展開されている各種アプリ・MySQLなどのデータベース系・BigQueryなどのDWH(データウェアハウス:データの“倉庫”)・Amazonなどのストレージサービス・ファイルなど、種類も豊富です。

取り扱いたいデータの種類が多岐に渡り、それぞれの分析作業が必要になる場合にもおすすめです。

 

Waha! Transformer 

画像出典元:「Waha! Transformer」公式HP

特徴

日常業務で使う様々なデータを適格な形式にノンプログラミングで変換するETLです。

データの抽出から加工・再利用までにかかるコストの大幅な削減と、管理運用工数を削減する開発がされていて、1,800ライセンスの導入実績があります。

比較的費用が安価でありながらサポート体制が手厚く、不具合などがあった際も早急な対応で複数の事例を提示するなど、丁寧なレスポンスが魅力です。

料金プラン

シンプルながらも必要な機能を最大限に活かすことができ、大量のデータ処理が可能なことから、リーズナブルな料金と言えます。

 

データ連携ツールの3つの選定ポイント

連携の目的とデータの種類を明確に

データ連携ツールには、先ほど解説した通り大きく分けてETLとEAIの2種類のツールがあるので、自社の目的に合致したツールを選定しましょう。

また、チャットツールや人事・会計管理システムなどデータ連携できるアプリの種類が豊富なものから、特定のアプリ・システムのデータ(kintoneやSAPなど)連携に特化しているものまで様々あるので、自社で頻繫に使用するツール・アプリと連携可能なツールを選択するのがベストです。

担当者のIT知識レベルにあった操作性か

公式サイト上において「ノーコードで操作可能」と記載されていても、ある程度のIT知識が必要なツールも多くあります。

IT知識に乏しい場合は、アプリのアイコンを配置するのみで連携できるなど操作が簡単なものがおすすめです。

無料プランや無料トライアルが利用できるものを選択し、IT知識レベルにあった操作性か実際に確かめてから導入しましょう。

基本料金とオプション機能

データ連携ツールには基本料金のみでアプリ連携が無制限のタイプと、連携アプリをオプション機能として追加するタイプ(連携アプリを増やすごとに課金されるタイプ)があります。

必要とするアプリが少ない場合は課金タイプにするなど、使用目的にあわせて料金プランを選択しましょう。

データ連携ツールのメリット3つ

定型作業を簡単に自動化できる

データ連携ツールの最大のメリットは、手作業で行っていたデータの入力・集計・加工などの定型処理を簡単に自動化できることです。

たとえば、新規リードが発生したらテンプレートメールを自動送信できるようにしたり、見積内容から受注伝票を発行するまでワンクリックで行えたりします。

さらに、マーケティング調査などの高度な統計処理を、今までよりも短い時間で作成できます。

このような自動化処理を、エンジニアに頼ることなく自社内で構築することができるのです。

仕事の生産効率を上げる

データ連携処理を自動化し単純業務の時間を減らすことで、仕事の生産効率を上げることができます。

慣習化している単純作業を自動化すると各従業員の負担が軽くなり、残業を大幅に削減することや出社の機会を減らすことも可能です。

また、部署ごとの独自のルールや担当者への属人化も防げるので統一したシステム運用ができるようになり、会社全体の効率もアップします。

信頼性の高いデータを利用できる

名刺クラウドから顧客管理システムへの登録など、あるシステムから別のシステムへ手作業で転記するのは、更新頻度の問題や入力ミスが生まれてしまいがちです。

データ連携ツールを利用することによって人為的ミスのない、且つリアルタイム性の高いデータを利用できるようになります。

信頼性の高いデータを基により詳細な経営分析が行えるようになる他、営業活動など日々情報の更新が必要な業務にも効果を発揮するでしょう。

データ連携ツールのデメリット2つ

連携できないシステム・アプリがある

データ連携ツールで連携できるシステムやアプリには限りがあります。

Microsoft Officeには対応していてもGoogle Driveには対応していない、データベース連携したいのならプランを変える必要があるなど、各ツールやプランによって異なります。

自社で利用しているシステムやアプリが連携に対応しているかどうか、必ず確認が必要です。

どんな連携をしたらいいのかイメージしづらい

どのシステムやアプリを連携させたらどの業務が自動化できるのかということは、データ連携ツールを導入してすぐに実行するのは難しいかもしれません。

従業員のITスキルが高くない場合はなおさら、具体例を伝えることが必要になります。

ツール活用の提案や実例集の提供など、導入後の運用サポートが手厚いデータ連携ツールを選択するとよいでしょう。

まとめ

データ連携ツールを導入することで、いままで何気なく手入力してきた定型業務を簡単に自動化できるほか、社内に散在するさまざまなデータをスムーズに活用することが可能です。

どこにいても生産性の高い仕事ができるようになれば、テレワークの推進にもつながるでしょう。

ぜひこの機会に、データ連携ツールの導入を検討してみてはどうでしょうか?

画像出典元:O-dan

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