SaaS管理ツールについて

【最新比較】SaaS管理ツールおすすめ9選!選び方のポイントは?

記事更新日: 2023/09/29

執筆: 高浪健司

SaaSの導入数が増えるにつれて、管理の難しさや手間を感じている企業も多いでしょう。 

そのSaaS管理における課題を解決し、効率的かつ確実な管理ができるのが今回ご紹介するSaaS管理ツールです。

本記事では、SaaS管理ツールに詳しい専門家の意見を参考に、選び方やメリット・デメリット、利用する際の注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事に登場する専門家

マネーフォワードi株式会社 代表取締役社長

今井 義人

2009年にApple Japanに入社し、チャネル戦略などを担当。

2012年、ミイル株式会社でプロダクトマネージャーを経て、2015年に株式会社マネーフォワードに入社。
マネーフォワードクラウド経費」のマーケティングやセールスプロセス構築等行い、2017年からクラウド経費本部、本部長を務める。

2021年、マネーフォワードi株式会社代表取締役社長に就任。

 

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SaaS管理ツールとは

SaaSとは、ベンダーが提供するソフトウェアをインターネットを通じて利用するサービスのことを指します。 

PCにソフトウェアをインストールする必要がなく、インターネット環境さえあれば常に最新の状態で利用できるのが最大の特徴です。 

比較的導入ハードルが低く、高機能かつ便利で魅力的なサービスが多いため、企業でのSaaSの導入数は増加しています。

SaaSの管理が課題に

SaaSの利用で問題が起きやすいのは、採用・異動・退職など従業員に動きがある時やIT資産の棚卸しをする時です。

利用するSaaSが多いほど、アカウント情報や契約情報、利用状況などの管理が煩雑になります。

作業ミスやセキュリティ面でのリスクも懸念されており、管理の重要性は理解しつつも対応しきれない企業もあることでしょう。

SaaS管理ツールが登場

SaaS管理ツールとは、利用している複数のSaaSを一元管理することができるサービスです。 

管理画面上から一括でアカウントの付与や削除ができます。

利用状況や契約情報なども可視化されるため、コスト削減や管理業務の大幅な効率化も期待できるでしょう。

SaaS管理ツールのタイプ

SaaS管理ツールは、「アカウント運用の効率化を重視したタイプ」と「セキュリティ対策を重視したタイプ」の2タイプに分けられます。

利用状況の把握がメイン

アカウント運用の効率化を重視したい場合におすすめのタイプです。

アカウントの付与や削除の自動化、契約状況、利用状況の一元化など、利用しているSaaSの把握と管理に役立ちます。 

それぞれのアカウントや利用状況を可視化し、コーポレートIT業務を効率化させるとともに、コスト削減やセキュリティ強化につなげます。

セキュリティ対策の強化がメイン

セキュリティ対策を重視したい場合におすすめのタイプです。

SaaSの利用が増えるにともない、必要なIDやパスワードも増加。IDやパスワードの使い回しやアカウントの放置が発生すれば、セキュリティリスクが高まります

セキュリティ対策を重視したタイプは、アカウント管理をはじめ、アクセス管理やシングルサインオン、多要素認証など、セキュリティレベルの向上に効果的です。

IDやパスワードを一括管理し、1度のログインで複数のSaaS製品が利用できるため、便利で安心です。

特におすすめのSaaS管理ツール5選

Bundle

画像出典元:「Bundle」公式HP

【ここが強み】
  • 利用状況の把握をメインとしたツール
  • SaaSのアカウント発行を自動化
  • 野良アカウントの自動検出でセキュリティ面も安心

 

特徴

Bundleは、アカウントの発行作業や棚卸し作業などすべて自動化し、情報システム部の作業を効率化させるSaaS管理自動化ツールです。 

新入社員に向けた大量のアカウント作成や、組織変革などで必要とされるアカウントの見直し作業が省けます。 

SaaSを利用中、把握していないユーザーが登録すると、それを検知する「野良アカウント」機能も搭載されているため、セキュリティ面でも安心です。

マネーフォワードi株式会社 今井 義人氏

「Bundle」は、ワークフローによる自動化が強みという認識です。入社時に一括してアカウントの発行が可能です。

 

機能

複数のSaaSを使用しているとアカウント管理に多くの手間がかかりますが、Bundleはアカウント状況が一覧化されるため、手間なくスムーズな管理が可能です。 

ただし、SaaSの対応数が比較的少ないため、現在使用しているSaaSが対応しているかの事前確認が必要となるでしょう。

料金プラン

▶初期費用:要問合せ
▶月額利用料:要問合せ

無料トライアルが用意されています。

Bundle 含むSaaS管理ツールの資料を一括DL

 

 

マネーフォワード Admina

画像出典元:「マネーフォワード Admina」公式HP

【ここが強み】
  • 利用状況の把握をメインとしたツール
  • 200以上のSaaSと連携が可能
  • シャドーIT・野良IT利用の自動検知機能を搭載

 

特徴

マネーフォワード Adminaは、社内におけるSaaSの利用状況を可視化し、アカウントの一元管理を可能とするSaaS管理サービスです。 

SaaSの利用状況はもちろん、退職者のIDを自動検出する機能が搭載されているため、入社、退職時のID発行や削除の管理が容易に行えます。 

またシャドーITや野良IT利用の自動検知もしてくれるので、情報漏洩やウイルス感染など、セキュリティの面でも安心です。 

200種類以上のSaaSに対応しているところが、マネーフォワード Adminaの強みでもあります。

マネーフォワードi株式会社 今井 義人氏

「マネーフォワード Admina」は、シャドーIT検出を含むSaaSの可視化に強みを持っています。連携数の多さをベースにした利用SaaSの可視化、アカウントの可視化、コストの可視化が可能です。

 

機能

200以上のSaaSに対応し、シャドーIT検知の機能も搭載されているため、社内で利用しているSaaSの把握が非常に簡単です。 

14日間の無料トライアルが用意されており、トライアル期間中は全ての機能を試すことができます。

料金プラン

▶初期費用:0円
▶月額利用料
・Free:50IDまで無料
・51ID以上:300円(税別)/1ID
・300ID以上:要問合せ

マネーフォワード Admina 含む資料を一括DL

 

 

LOCKED


画像出典元:「LOCKED」公式HP

 

【ここが強み】
  • 各SaaSごとの固有の項目も自動で実施
  • 利用状況の可視化
  • 所属・役職・雇用形態に応じてアカウントを自動設定
  • セキュアなシングルサインオン

 

特徴

「LOCKED」はアカウント管理のLOCKED DASとパスワード管理のLOCKED MSOの2つのシステムからなるツールです。

アカウント管理を自動化し、シングルサインオンでパスワードを一元化することで、安全かつ快適なSaaS運用がおこなえます。

二段階認証や生体認証に対応してるので、テレワークを導入している企業も安心して利用可能。SaaS運用のセキュリティを重視する企業にふさわしいツールです。

機能

自動でアカウント管理(作成・変更・削除など)、ID・パスワード管理を一元化、各SaaSの固有の項目ごとに実施。

SaaSの利用状況が一目でわかる仕様になっています。

料金プラン

無料トライアル有り(最短60分から最長60日まで)
▶月額利用料:要問合せ

 

 

Keyspider

画像出典元:Keyspider公式HP

【ここが強み】
  • 日本企業向けに開発されたクラウドID管理サービス
  • 企業が使用している全システムに簡単に連携が可能
  • 部署や役職区分など複雑な権限管理も可能

 

特徴

Keyspiderは、日本企業向けに開発されたクラウドIDサービスなのが特徴です。

例えば外資系や他ツールでは、日本企業向けに作成されていないため、日本企業特有の「階層型の組織管理」や「人事異動や発令日の対応」、「APIのない国産SaaSや社内独自システムへの連携」といった柔軟な対応ができません。

ですがKeyspiderであれば、企業が使用している全てのシステムに簡単にID連携でき、安全に管理しやすいというのが魅力です。

マネーフォワードi株式会社 今井 義人氏

「Keyspider」は、SaaSの管理よりもよりiDaaSに近い機能構成のサービスだと思います。



機能

Keyspiderは、初期設定を完了させてくれるため、設計や設定作業も必要なく、すぐに利用できるのが嬉しいポイントです。

またKeyspiderでは、クラウドサービスだけでなく、オンプレシステムの一元管理も可能なため、特別なAPIへの理解や開発作業なしで主要SaaSとの連携を実行できます。

料金プラン

初期費用
(税表記なし)
要問い合わせ
月額費用
(税表記なし)
300円/1ユーザー
※最低利用100ユーザー以上

 

Keyspider 含むSaaS管理ツールの資料を一括DL 

 

ジョーシス

画像出典元:「ジョーシス」公式HP

【ここが強み】
  • 利用状況の把握をメインとしたツール
  • 従業員が使用するITデバイスとSaaSの利用状況を常に最新状態で一元管理
  • ITデバイス購入からキッティング依頼、ITデバイス台帳への自動反映機能搭載

 

特徴

ジョーシスは、入退社や異動など従業員のライフサイクルにともなう面倒なコーポレートIT業務を自動化する、ITデバイス・SaaS統合管理サービスです。 

従業員それぞれのITデバイスやSaaSアカウントを可視化し、常に最新状態での一元管理を実現します。

IT予算の現状把握やSaaSの契約状況、利用状況など、常に把握しておくべき情報をダッシュボードで素早く確認できるので便利です。

退職や異動に伴い使わなくなったSaaSアカウントをワンクリックで削除、アラート機能で削除もれが防げてセキュリティ対策も万全

ジョーシスが運営するオンラインストアからITデバイスの購入が可能で、ITデバイス台帳への反映も自動で行えます。

機能

オンラインストアでのITデバイス購入をはじめ、購入したデバイスのキッティング作業を依頼することができるのが魅力です。

購入したデバイス情報を、ITデバイス台帳に自動反映する機能が搭載されているため、端末情報の登録漏れを防げます。 

アカウントの消し忘れ防止機能やシャドーID検知機能、情報漏洩リスク対策など、セキュリティレベルの向上に役立つ機能も豊富です。

料金プラン

▶初期費用:0円
▶月額利用料:要問合せ
※従業員数50名以下の場合は、無料で利用することが可能

ジョーシス 含むSaaS管理ツールの資料を一括DL

 

 

その他おすすめのSaaS管理ツール4選

YESOD


画像出典元:「YESOD」公式HP

【ここが強み】
  • 国内外SaaSと連携、アカウント権限情報の棚卸しが可能
  • 人・組織の統合マスタデータベースに情報を集約して管理
  • Google Workspaceや、Office 365のアカウントを利用してログインが可能

 

特徴

YESODは、社内の各所に散らばる人事・組織情報だけでなく、社内のSaaSアカウント情報も簡単に集約して一括管理できるツールです。

従業員が利用しているSaaSやシステムの把握がメインであり、アカウント情報を自動取得して一元的な管理を実現します。

SaaSアカウントの自動棚卸し機能を搭載しているため、コスト削減やセキュリティ強化にも大いに期待が持てそうです。

順次、提供サービスを拡大中です。

機能

SaaSアカウントの一元管理にとどまらず、従業員や組織など人事関連情報と結び付けて、「過去・現在・未来」の時間軸で情報連携できます。

YESOD APIを公開しているため、利用しているシステムと連携、従業員・組織情報の同期も可能です。

料金プラン

YESODの料金プランは1種類で、月額5万円から導入可能です。
※編集部調査に基づく
最低利用期間は1年ですが、無料トライアルも用意されているため、使用感を確かめてからの導入が可能です。

 

 

Gluegent Gate

 画像出典元:「Gluegent Gate」公式HP

【ここが強み】
  • パソコンのブラウザ画面だけでなく、スマートフォンやタブレットの画面にも最適化されていて使いやすい
  • 「クラウドコンシェルジュ」(情報サービス)で、製品のアップデート情報や各種情報を公開/発信しておりサポート万全
  • Google Appsと連携しているため、すでにGoogle Workspaceを導入している企業におすすめ

 

特徴

クラウドサービスを利用するのが当たり前になって来た今、クラウドサービスを導入する企業におすすめのセキュリティ対策ツールです。

IDの統合管理やシングルサインオンに対応しているのはもちろん、全ログデータを記録できる監査機能認証情報の細かい設定も可能なため、セキュリティ対策と利便性を同時に向上できます。

機能

様々なWEBサービスの認証を一元化(SSO)できます。アクセス制限、認証要素(本人認証・端末認証など)組み合わせ自由。

統合アカウント管理や監査機能の他、アクセスポリシー制御、クライアント証明書認証も可能です。

料金プラン

    Business Enterprise
1ライセンス辺りの月額(税別) 100円 500円
シングルサインオン クラウドサービス
(1サービス)
1ライセンス 無制限
SAML サービスプロパイダ
(3サービス)
1ライセンス 無制限
代理認証(フォーム認証)
(3サービス)
1ライセンス 無制限
SAML ID プロバイダ
(1サービス)
オプション オプション


上記のほか、1ライセンスあたり月額 1,000 円(税別)のUnlimitedプランも提供されています。

その他、要望に応じて様々な組み合わせが可能です。

サービス詳細は以下の無料資料をダウンロードしてご確認ください。

Gluegent Gate 含むSaaS管理ツールの資料を一括DL 

 

デクセコ

画像出典元:「デクセコ」公式HP

【ここが強み】
  • 利用状況の把握をメインとしたツール
  • 社内におけるSaaSの契約情報や利用状況など、SaaSの管理に特化
  • 1ヵ月間の無料トライアルが用意されている

 

特徴

デクセコは、社内で使用しているSaaSの契約情報や利用状況を可視化し、一元管理するSaaS管理ツールです。 

アンケート収集機能を定期的に使用し、従業員に契約情報を登録してもらうことで、常に最新の契約情報を把握することができます。 

専用のブラウザ拡張をインストールすると、「誰が・いつ・どの」SaaSを利用したかなど利用状況を簡単に確認することができるので便利です。

アンケートを通じてアカウント情報も一元管理できるので、使用していない無駄なアカウントを放置してしまうこともありません。 

SaaSの利用が増えると契約情報や利用状況の把握が困難になりますが、デクセコを使えばスムーズなSaaS管理が実現するでしょう。

機能

アンケート収集機能を主軸に、SaaSの「契約情報」「利用状況」「アカウント情報」を可視化し、一元管理することができます。 

ダッシュボードも使いやすさにこだわった、シンプルなUIデザインとなっているので、初めて使う人でも直感的に操作することが可能です。 

初月1ヵ月間の無料トライアルが用意されているので、実用的な期間で試してみることができます。

料金プラン  ※税表示不明

▶初期費用:0円
▶月額利用料
・スタータープラン:10,000円
・スタンダードプラン:50,000円
・エンタープライズプラン:50,000円〜

デクセコ 含むSaaS管理ツールの資料を一括DL

 

ITBoard

画像出典元:「ITBoard」公式HP

【ここが強み】
  • セキュリティ対策の強化がメイン
  • SaaSの登録はSAML認証が導入され、利便性やセキュリティ性の向上が見込める
  • SaaSの契約満期が近づいていることを知らせるアラート機能で、契約見直しのタイミングを逃すことがない

 

特徴

ITBoardは、ソフトバンクのグループ企業である「アイティクラウド株式会社」が運営するSaaS管理ツールです。 

社内で利用しているSaaSを登録するだけで、SaaSごとの契約情報や利用状況などがダッシュボードに一覧化されます。 

SaaSごとの契約更新を知らせるアラート機能が搭載されているため、プランの見直しや稟議漏れを防ぐことも可能です。 

異動や退社で使わなくなったアカウントの特定や削除、変更なども簡単に行えるので、セキュリティリスクの低減にもつながります。 

煩雑で混乱を招きやすいSaaSの管理業務を最適化し、効率的かつ効果的なSaaS管理が実現できるでしょう。 

機能

SaaSごとの契約満期を知らせるアラート機能が搭載されているため、契約見直しのタイミングを逃さずコスト削減にも役立ちます。 

ITBoardでは無料トライアルを実施しているので、利便性や操作性などを一度試してみるのも良いでしょう。

料金プラン

ITboardは、StandardプランとPremiumプランに大きく分かれています。

Standardプランは管理アカウント数により金額に差があり、33,000〜220,000円/月と幅広いです。

Premiumプランも同様で、55,000〜330,000円/月となっています。

接続可能サービス数の上限は、Standardプランが100、Premiumプランが無制限です。

〈Standardプラン〉

  管理
アカウント数
1〜100人
管理
アカウント数
101〜300人
管理
アカウント数
301〜600人
管理
アカウント数
601〜1,000人
初期費用 0円
月額費用
(税込)
33,000円 88,000円 143,000円 220,000円
接続可能
サービス数
100

 

〈Premiumプラン〉

  管理
アカウント数
1〜100人
管理
アカウント数
101〜300人
管理
アカウント数
301〜600人
管理
アカウント数
601〜1,000人
初期費用 0円
月額費用
(税込)
55,000円 132,000円 220,000円 330,000円
接続可能
サービス数
無制限

 

ITboard 含むSaaS管理ツールの資料を一括DL 

 

SaaS管理ツールの選定ポイント

SaaS管理を効率的かつ正確に行うためには、ツールの選び方が非常に重要です。 

SaaS管理ツールの選定ポイントとして、以下の4つを意識すると良いでしょう。

  • どのSaaSを管理できるか
  • 管理のしやすさ・使いやすさ
  • セキュリティ対策に関する機能
  • 利用範囲の確認

 

どのSaaSを管理できるか

管理可能なSaaSサービスはベンダーによってそれぞれ異なります。 

ツールを導入したものの「管理したいSaaSに対応してない」といった事態にならないよう、管理対象SaaSの事前確認は必須です。

また、管理対象にできるSaaSの種類は以下の2パターンがあります。

■インテグレーションでの連携
SaaSと直接連携することで、アカウント付与状況や利用状況の更新を自動化できます。
各ベンダーがそれぞれ連携数を伸ばしている状況です。

■カスタムでの連携作成機能
アカウント付与状況の更新などは手動/APIでの更新など一手間かかる場合が多いですが、カスタムで連携を作成する機能があることによって、自社開発ツールなど全ての社内SaaSを管理下に置くことができます。

 

マネーフォワードi株式会社 今井 義人氏

SaaS管理のカバレッジについては、広ければ広いほど良いと思います。
 

管理のしやすさ・使いやすさ

SaaS管理ツール自体の「使いやすさ、管理のしやすさ」これは非常に重要です。 

SaaS管理ツールは、情報システム部といった管理担当者だけでなく事業部の従業員も利用するからです。 

シンプルで誰でも直感的に使える、操作性に優れたUI構成になっているものを選ぶと良いでしょう。

セキュリティ対策に関する機能

SaaS管理ツールは、社内で使用する全てのSaaSを一元管理するもので、外部に漏れてはいけない情報を多く含みます。 

シャドーITや退職者アカウント/ゲストアカウントの残留・不正利用、各SaaSファイル/データの意図せぬ外部共有なども大きなリスクとなります。

リスクを防ぐためにも、二要素認証やIP制限、端末制御など、セキュリティに関する機能が搭載されているかなどの確認も、しっかりと行いましょう。

2022年4月から個人情報保護改正が施行され、情報漏洩への罰則がより強化されているので、特に注意が必要です。

マネーフォワードi株式会社 今井 義人氏

シャドーITの検出については、かなり難しい部分だと思っています。
アクセスログだけではSaaSという単位で検出し管理下に置くことが難しく、本当に利用しているのか、少しトライアルしてみただけなのか、という判別も大変です。 データソースとして、アクセスログや支払履歴(会社として費用を払っているSaaS化の判断が可能)、ソーシャルログインなどの情報を組み合わせて実態を把握することが必要となってくるでしょう。

利用範囲の確認

ほとんどの企業では全社で利用しているSaaSの部分がよく見えておらず、SaaSの利用数が過小評価されている事が多いです。

そのため、SaaS管理ツールの導入を進めていく中でそれが可視化され「思ったよりもたくさんのツールがあった」と気がつくことになります。

SaaS利用状況の可視化やコストの削減・セキュリティは全社で、アカウント発行の手間削減などは情シスでなど、取組に応じてどこまでの範囲を対象に含めるか、という点を検討しておくことが重要です。

マネーフォワードi株式会社 今井 義人氏

SaaS管理ツールは、全社を対象としたときに本当の価値を発揮します
スタートから全社的な取組を開始するのはハードルが高いかもしれませんが、長い目で見ると全社的なSaaS管理を目標にしていることがほとんどだったりしますので、対象範囲を今一度確認し自社のニーズに合った検討を行ってみましょう!

 

SaaS管理ツール導入前の注意点

アカウント作成の自動化について、一見すると入社日に全てのアカウントが発行できるようなイメージを持ちますが、自動化については、以下の問題がクリアできた場合のみ実現が可能です。

自社の管理対象のSaaSの仕様やプランがどうなっているか事前に確認しましょう。

1. SaaS側にアカウント作成のAPI(またはSCIM)が提供されていること
海外のSaaSであれば提供されていることが多いですが、国内サービスはまだ限定的である点に注意が必要です。

2. アカウント作成のAPIを利用するには、上位プランに入っている必要がある
SCIMの利用は、エンタープライズプランなど上位のプランに組み込まれているか、別途オプションという形で提供されているケースが多く、追加で費用がかかる場合があります。

3. 利用開始までに追加で設定が必要な場合があること
実際に利用を開始する際に、APIによる初期設定では足りず追加で設定が必要になるケースがあるため、全てのSaaSがログインせずにすぐ利用開始できるというわけではない点に注意しましょう。

 

マネーフォワードi株式会社 今井 義人氏

一般的には、社内のSaaSのうちアカウント発行が自動化できるのは20~30%程度と考えられているため正しい期待値を持った上で検討してみてください。
また、場合によっては追加で費用がかかる点がデメリットといえますが、実現する業務の効率化やセキュリティ向上などの費用対効果と照らし合わせて判断してみてはいかがでしょうか。

 

SaaS管理ツールを導入するメリット

SaaS管理ツールを導入して得られるメリットは多いですが、なかでも大きなメリットを3つ紹介します。

サービス・アカウントの一元管理

SaaSは基本的にサービスごとのアカウント管理が必要なので、複数のサービスを利用すると適切な管理が困難となります。 

SaaS管理ツールは、サービスやアカウントを一元管理することができるため、サービスの契約情報や利用状況の把握が簡単です。 

管理者と従業員の利便性を向上させるとともに、企業における生産性の向上にもつながります。

マネーフォワードi株式会社 今井 義人氏

まずは一元管理が重要なポイントになってきます。
部署ごとに導入されているSaaSも多いので、利用しているSaaSの数を把握していない企業も多くあります。 しっかりと一元管理をすることで、コスト削減やシャドーITの特定といったセキュリティに関するメリットを感じることができるでしょう。

 

無駄なコストの削減

SaaSの利用が増えると、社内で利用料金がどれくらい発生しているのか把握が難しく、退職や異動などで不要になったアカウントの特定も困難です。 

SaaS管理ツールは、サービスやアカウントの利用状況も可視化されるため、利用頻度の少ない無駄なサービスや不要アカウントが明確になります。 

社内の無駄コストに気づきやすく、削減につなげることができるのです。

セキュリティリスクの低減

SaaSは導入ハードルが低いこともあり、複数のサービスを導入しがちです。 

SaaSの利用が増えるとサービスごとのアカウント管理が難しくなり、管理を放置してしまうということになりかねません。

SaaS管理を放置すると、情報漏洩につながる危険性が高まります。 

SaaS管理ツールは、SaaSの利用状況を可視化したり、シャドーITや野良ITを検知したり、セキュリティに関するリスクを大幅に減らすことが可能です。

まとめ

働き方改革が進む昨今、1社あたりのSaaS導入数は増加傾向にあり、今後も導入数は増えていくことでしょう。 

社内でSaaSの利用数が増えると管理するのが困難となり、アカウントの付与や削除漏れ、個人情報漏洩など、多くの混乱を招きかねません。 

SaaS管理ツールは、SaaS管理にまつわる課題を解決し、管理業務の効率化や最適化を実現できます。 

自社にあったSaaS管理ツールを導入し、業務効率化と生産性の向上を図りましょう。

画像出典元:O-dan

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