ビジネスで大量のデーターを扱う現代においては、ウイルス感染や災害、また人的ミスなどによる「データの損失」という事態に備えて、データを複製して別の場所に保管する、いわゆる「バックアップ」を万全の体制で行うことが、企業にとって必要不可欠です。
今回は世間に数多く展開されているバックアップソフトの中から、おすすめの7選をご紹介します。
選び方や利用のメリット・デメリットと合わせて解説するので、比較検討の参考にしてください。
このページの目次
バックアップソフトとは、企業の重要なデータをインターネット上のクラウドストレージに複製・保管するという方法。
バックアップソフトは「日々の業務であっという間にファイルやデータが増えてしまう」という悩みを、シンプルな操作で、迅速に容量追加やサーバーの増設に対応できるようデザインされています。
また、データをどこからでも利用できるので、災害時などにもその威力を発揮します。
今回は、おすすめのバックアップソフトをご紹介します。
「AOSBOX Business」は、世界初の「トライブリッドバックアップシステム」を採用し、データを最も適した方法で管理。柔軟性のあるデータ保管・復元を可能にします。
また、軍事レベルの暗号を3重にかけられるセキュリティを採用していて、情報漏洩などの危険からデータを守ります。
さまざまな端末に対応しているので、スピーディーなデータ共有が可能です。データを守りながら業務の効率化を実現できる、オススメのサービスです。
・バックアップ機能
端末を問わずにバックアップができ、管理者が一元管理できる
・復元機能
Web画面やリモート設定によるデータ復元が可能
・レポート機能
利用端末の位置や容量状況などを確認できる
通常ストレージプラン(保守込)
コールドストレージプラン(保守込)
※サーバーのバックアップを行う場合、1台あたり15,000円/年
ストレージ容量やユーザー数を自由に設定したい方向けにカスタマイズプランも用意されています。
バックアップ初回設定は、簡単3ステップで完了します。煩雑な構築や機器の設定は不要なので、最短10分のストレスフリー導入が実現できます。
使用開始後は、過去のデータを無制限に遡って復元することができるため、自然災害や不慮の事故から、データを守ります。
また、従来のバックアップでは防げなかったリスクにも対応しているので、安心して利用できるサービスです。
・リスク管理
不正や情報漏洩対策を一括で行える
・復元機能
バックアップデータは、過去に遡って復元できる
・自動バックアップ機能
全自動操作なので、日々の手動バックアップは不要
「セキュアストレージ」のうりは、容量ごとの契約のため、ユーザーを無制限で増やすことができ、事前に使用を許可された社員が各々利用しているデバイスで、データを管理できることです。
ドラッグのみのシンプル操作で、データ管理ができるので、「使い勝手がいい」と高く評価されています。また、認証システムや暗号通信が徹底しており、セキュリティが万全の状態でバックアップできるという点にも注目したいです。
・ユーザー管理
無制限でユーザーを増やし、それぞれの権限設定が可能
・グループ管理
フォルダを利用して、アクセス可能なユーザーをグループ設定できる
・操作ログ機能
どのユーザーが、どのファイルを操作したのかを追跡できる
エントリープラン
・500GB(ユーザー数無制限):39,800円/月
スタンダードプラン
・1TB(ユーザー数無制限):58,800円/月
エンタープライズプラン
・2TB(ユーザー数無制限):98,800円/月
初期費用:150,000円
データのバックアップだけではなく、共有やコミュニケーションが可能なサービスです。管理者側でデータの閲覧は細かく設定でき、セキュリティも万全なため機密情報を安心してまかせられます。
日常業務を自動化する機能も搭載されているため、業務効率の改善に繋がります。
それぞれの特色が違うため、自社の用途に合ったもの選ぶ、または問い合わせで相談してみると良いでしょう。
Webサイト・データベースに特化したデータバックアップのサービスです。自動バックアップの設定ができるので手間がかからず定期的なバックアップが可能。
また、Webサイトが正常に運営しているか監視するシステムも標準搭載されています。
ライト:25GB、月額料金:500円
スタンダード:50GB、月額料金:900円
プレミアム:250GB、月額料金3,750円
エンタープライズ:500GB、月額費用7,000円
ディスク容量で月額の金額が変動します。自社のWebサイトの容量に合わせて選ぶことができ、年間契約をすると更に割引が適応されます。
プランを変更する際は下位プランへの変更はできず、上位プランへのみ変更が可能なため、自社でどれくらいの容量を想定してバックアップを行うか注意が必要です。
複数端末のデータを自動でバックアップしてくれるITサービスです。バックアップは端末が使用されていないアイドルタイムを自動的に検出して行われるので、タイミング設定が必要ありません。
また、容量ごとの契約なのでバックアップ対象の端末数は無制限です。
「SWANBackup」は容量ごとに契約内容が異なるため、バックアップ対象となる端末数は気にすることなく契約ができます。
30日間の無料トライアルがあるため、実際社内データをバックアップする際はどのくらいの容量で契約したらいいか、使用感も事前に試せます。
画像出典元:Paragon 公式HP
「Paragon」は1994年に設立されたテクノロジーエキスパートで、個人使用から大企業のシステムまで対応できるバックアップソフトウェア製品を提供しています。
初心者でも簡単に使いこなすことができますが、無料サポートがメールのみで、かつインシデントごとのサポートは日本ではサポート対象外のため、スピーディーな対応や安定した運用を求めている場合には不向きかもしれません。
データをバックアップすることが、企業にとっていかに重要なことかはおわかりいただけたと思います。しかし、簡単にバックアップ操作ができなければ、継続して利用することは難しいですよね。
マニュアルを読んだり、トレーニングを受講しなくても、簡単に操作できるサービスであれば、日々のバックアップも滞ることなく行うことが可能です。
初めて利用するユーザーでも、また「テクノロジーは苦手!」という社員でも、シンプル操作のバックアップソフトを利用することで、自信を持ってサービスを有効に活用できます。
これまで、ファイルの共有には、メールやUSBを利用するのが一般的でしたが、クラウド上にファイルをバックアップしておくことによって、タイムリーに情報を共有できます。
さらに、同時に複数人がファイルを共有できるので作業効率が上がります。
ランサムウェアなどのウィルス感染や、BCP(事業継続計画)への対策は万全か、データが保管されるデータセンターは信頼性が高いのか、また誰がデータにアクセスできるのかなどを明確に提示し、データ保管の安全性を担保できる会社を選ぶことが重要です。
ファイルの共有スペースを、社内ネットワークに構築している場合は、同じネットワークに接続された端末を利用しなければ、データにアクセスすることができません。
それに比べて、クラウドのバックアップソフトを利用すれば、インターネット環境さえあれば、どこにいてもデータにアクセスすることが可能になるので、「働き方改革」の一つとして注目されている、「テレワーク」を導入する環境を整えることができます。
メールに添付して回覧した資料に、たくさんの人が何度も修正を加えていくうちに、どの資料が最新のものなのか、わからなくなってしまった経験はないでしょうか。
クラウドバックアップソフトを利用すると、複数のユーザーがデータを共有できるようになるので、アクセス権を持つ誰もが、共通のデータをリアルタイムに手にとることができ、何度もメールに資料を添付するなどの「時間の無駄」をなくすことができます。
2011年に起こった「東日本大震災」を機に、非常時における事業の継続についてを真剣に検討する企業が増え、その対策の一つとして、クラウドサービスの利用者が急増しています。
バックアップソフトを利用して、データを外部サーバーに分散保管することで、情報を失うリスクを押さえることができ、また、自然災害などで自社のサーバーやパソコンが破損した際の、データ滅失リスクを低減できます。
バックアップソフトを導入することのデメリットは、第三者によって不正利用される可能性があることです。
バックアップソフトに保存されたデータは、アカウントIDとパスワードがあれば、誰でもデータにアクセスできるので、利用するメリットとして「データの共有がしやすい」と前述しました。
しかし、これは第三者によって不正利用される可能性も高いということも意味します。
そのため、企業はユーザーに、アカウントIDとパスワードの管理には細心の注意を払うことを徹底して教育することが必要不可欠です。
起業ログ編集部おすすめのバックアップソフトを比較紹介しました。
これまで述べてきたように、バックアップソフトを導入することによって、OSのアップデートやアプリケーションの更新作業などを管理会社に任せることができるので、自社管理者の負担が軽減されます。
また、すぐに膨れ上がってしまうデータ容量を、必要に応じてすぐに増量できるので、この点でも、管理者の手を煩わせる必要がなくなります。
ぜひ今回紹介したサービスを始め、バックアップソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか!