box

3.4(287件)
セキュリティの高さに定評があるグローバルなツール


boxは、全米上位500社の67%に利用されているオンラインプラットフォームで、高いセキュリティ対策、簡単な操作性などが強みのツールです。

実際に、編集部が日本のユーザーに行った取材でも、多くのユーザーが「セキュリティへの安心感」を評価していました

反対に不便と感じる点には、他システムとの連携がスムーズにいかないことがある点、一般的なストレージサービスと差別化できる特徴がないなどを挙げるユーザーがいました。

セキュリティの高さに定評があるグローバルなツール


boxは、全米上位500社の67%に利用されているオンラインプラットフォームで、高いセキュリティ対策、簡単な操作性などが強みのツールです。

実際に、編集部が日本のユーザーに行った取材でも、多くのユーザーが「セキュリティへの安心感」を評価していました

反対に不便と感じる点には、他システムとの連携がスムーズにいかないことがある点、一般的なストレージサービスと差別化できる特徴がないなどを挙げるユーザーがいました。

執筆: 松木大誠

記事更新日: 2024/10/02

カスタマーレビュー

3.4(287件)

星5つ

23%

星4つ

39%

星3つ

20%

星2つ

14%

星1つ

5%

評価スコア

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boxとは?

オンラインストレージサービスは、社内における様々なファイルをクラウド上で一元管理し、共有や編集などの業務を効率化することができるとても便利なサービスです。

しかし同時に、情報漏洩などのセキュリティ面での問題が付きまとい、サービス提供企業は様々な対策を打ってセキュリティ強化を図っています。

boxは、BtoBビジネスを行う法人向けに開発されたオンラインストレージサービスで、セキュリティ対策に定評があります。

業界に先駆けてFedRAMPに準拠した他、「これまで大きなセキュリティに関わる事故が発生していない」点で、信頼の厚いオンラインストレージサービスです。

この記事では、boxの特徴、デメリット、料金体系、他社との比較などを踏まえてその魅力に迫ります!

boxの4つの特徴

1. 複数の対策で強固なセキュリティ

boxの大きな特徴の1つが、高度なセキュリティ対策です。

管理者は、ユーザ毎に細かくアクセス権限の設定ができ、ログ監視機能を利用して、誰がいつどこでファイルにアクセスし、どんなアクションを取ったのかといったユーザーの行動を追うこともできます。

コンテンツそのものに対しても、二要素認証や電子透かし、機密情報定義毎の自動分類機能などを利用し保護されます。

また、機械学習を活用した、社内に潜む脅威、外部からのアカウント侵害、マルウェア攻撃の検知も可能で、何かあれば即座に警告が発信されます。

複数のセキュリティ対策を組み合わせることで、強固で確実なセキュリティを実現しています。


boxのアクセス権限は数分で設定可能

2. URL送信だけで簡単にファイル共有

boxのファイル共有について、以下代表的な特徴をご紹介いたします。

① 添付ファイルが不要になる

boxのファイル共有は、メール添付の代わりにそのファイルのクラウド上におけるURLを送信すれば完了します。

大容量のファイルであっても、ファイル共有が簡単に行えるのは、非常に魅力です。

 

② 機密ファイルをセキュアに保存できる

パスワードで保護したリンクを使い機密文書を共有、共有リンクに有効期限を設定することもでき、有効期限がくればその権限は消滅します。

この機能を使うことで、必要な期間に必要な人たちにだけ情報を共有できます。

 

③ ダウンロードせずにファイルをプレビューできる

Word、Excel、PDF、写真などの120種類のファイルを、ローカルにダウンロードすることなくプレビューすることができます

しかも、マルチデバイス対応で、仮に該当ソフトウェアを所有していないファイルであっても、プレビューすることが可能です。


URLを送信すれば共有完了

3. 容量が無制限プランあり!

boxは、ビジネスプランの中のStarterプラン以外の全ての有料プランで、容量無制限になっています。

他社には、ユーザー数無制限などはありますが、容量無制限は比較的少ない点にも注目したいところです。

動画など大容量のファイルを大量に管理・共有するような企業にとっては、非常に使えるポイントになるでしょう。

4. 海外にいても望む場所にデータを保存

boxは、グローバルに活動する企業に適している点も特徴の1つです。

Box Zones機能を利用すれば、例え従業員・顧客・ビジネスパートナーが世界各地にばらばらに点在していたとしても、世界中のコンテンツを暗号化し、その地域や国特有の様々な要件に対応した上で、保存・共有することができます。

Zone設定は、管理者が行うため、エンドユーザーはどこにファイルを保存するかなどの心配をすることなく、boxを利用することができます。

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他ツールとの比較でわかるboxのメリット・デメリット

主要なオンラインストレージの同等のビジネスプランで、料金・容量の比較をしていきたいと思います!

料金・容量の比較

サービス名 プラン名 月額料金/ユーザー 容量
box Business 1,800円 無制限
Dropbox Business Standard 1,250円 5TB
OneDrive MS 365 Business Standard 1,360円 1TB
GoogleWorkspace Business Standard 1,360円 2TB

起業ログ編集部

boxは、料金が1段高い印象です。一方で容量無制限は嬉しいポイント!

 

機能の比較

サービス名 オフィススイート連携 認証 FedRAMP ISMAP
box
統合機能のみ

2要素認証

準拠

準拠
Dropbox
統合
機能のみ

2要素認証
OneDrive
上位プランで利用可能

2段階認証

準拠

準拠
GoogleWorkspace
最安値プランから利用可能

2段階認証


準拠


準拠

起業ログ編集部

boxは、オフィス製品を別に購入しなくてはならない点で、コスト負担が大きく、残念
一方で、セキュリティ保証レベルは随一です。

boxのメリット

boxの大きなメリットには、容量無制限が挙げられるでしょう。

高いセキュリティを担保しつつ、画像や映像をセキュアな環境で共有したいという企業、特に、機密を含む情報を頻繁に外部企業とやりとりするデザイン系の企業には、boxが最適でしょう。

boxのデメリット

デメリットとしては、総合的に利用料が高くつく、というところにあります。

1人あたりの月額料金だけでなく、オフィススイートの付帯がない、など、総合的に見て企業が負担する費用は高くなります。

あなたにぴったりのオンラインストレージとは?

では、利用シーンにぴったりのオンラインストレージとは何なのでしょうか?

1. セキュリティ重視ならboxがおすすめ

boxはBtoB向けに作られたオンラインストレージサービスなので、boxはなんといってもセキュリティの高さに定評があります

66万社以上がboxを導入していますが、今までに大きな事故が起きたことがなく、信頼性は抜群です。

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2. ファイル共有特化ならDropboxがおすすめ

先ほどの比較を見てもらうとわかるのですが、Dropboxは月額1,250円で5TBとコスパが良いです。

直感的な操作で初めての人でも簡単に情報を保存・共有ができる、使いやすさも魅力です。

 

3. 中小企業で初めての導入なら、Google Driveがおすすめ

法人でオンラインストレージを導入しようと考えている方は、Google Driveがおすすめです。

Google Drive以外にも、ドキュメントやスプレッドシートなどのGoogleのあらゆるサービスを使うことができ、使いやすいでしょう。

 

4. office365利用者ならOneDriveがおすすめ

Office365を購入すると、自動的にOneDriveの1TBを利用することができます。

WordやExcel、PowerPointを利用するためにOffice365を買おうと考えている人は、まずはOneDriveの導入を検討するべきでしょう。

 

boxの使い方(初心者編)

ここでは、boxの使い方を紹介します。

boxの操作は、その他のオンラインストレージと比較して、大きな違いはありません。

アカウント作成

    • PC・スマホ・タブレットなどから、https://account.box.com/loginへアクセスします。
    • 画面右上の「サインアップ」をクリックするとプランを選ぶ画面に遷移します。
      サインアップが異なる言語で表示されている場合は、地球儀マークの横から「日本語」を選ぶと切り替わります。

      • プランを選び、すぐに購入する場合は「Buy It」、お試しする場合は「Try It」をクリックします。
        個人利用の場合は、「Indivisuals Teams」を苦陸してから、プランを選択します。

 

    •  
    • 必要項目を入力して、「開始する」をクリックします。下の画像は「Try It」を選んだ場合の表示です。

ログイン

  • PC・スマホ・タブレットなどから、https://account.box.com/loginへアクセスします。
  • IDとなるメールアドレスを入力し「次へ」をクリックします。
  • PWを入力し、「ログイン」をクリックします。

デスクトップアプリ「Box Drive」のダウンロード・インストール

デスクトップアプリ「Box Drive」を使うと、ファイルの操作がより簡単です。「Box Drive」を使うためには、アプリをダウンロードします。

    • ログインページ左下の「Box Drive」をクリックします。
    • PCにダウンロードされたファイルを開くとインストールが始まります。
      インストールが終わったら、メールアドレス・PWを入力し、ログインします。

    • PCの中に「box」フォルダができました。このフォルダに保存するだけで、Web上のストレージに同期されます

ファイルの保存

  • 保存したいファイルから「名前を付けて保存」を選びます。



  • 保存先に「box」を指定します。



  • エクスプローラー上で、コピー・移動も可能です。

ファイルやフォルダの共有

組織外の人とも共有

    • boxフォルダを開きます。
    • 共有したいファイルまたはフォルダを右クリックして「共有」を選択します。
      • 「共有リンクをコピー」「共有リンクをメールで送信」のどちらかから、共有方法を選びます。
        直接共有の場合は、「共有リンクをメールで送信」がおすすめです。
      • 表示される共有ウィンドウで、[共有リンクをメールで送信] に名前またはメールアドレスを、[メッセージ] フィールドに750文字以内のメッセージを入力し、[送信] をクリックします。

組織内の人と共有

      • 組織内の人と共有する場合は、「コラボレータを管理」で、共有相手を指定することができます。

共有の設定

  • boxは、ファイル単位、あるいはフォルダ単位で、ひとりひとりに権限を指定することができます。

所有者:すべての操作が可能
編集:フォルダ設定、招待設定以外の操作が可能
ビューア―/アップローダー:参照、ダウンロード、コピー、印刷、登録が可能
プレビュアー/アップローダー:参照と登録が可能
ビューア―:参照、ダウンロード、コピー、印刷が可能
プレビューアー:参照のみ
アップローダー:登録のみ

「 Box Sync」ならオフライン操作も可能

オフラインでも作業をしたい場合には、「Box Sync」を利用します

オフライン中の編集内容は、オンラインになった段階で反映されます。

移動が多い方に便利なツールですが、Boxのデータ容量を使わないですむというメリットもあります。

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まとめ

数多くのオンラインストレージサービスがある中、boxはセキュリティが高く信頼度も厚いです。

さらに、容量が無制限なので社内での情報保存・共有の際にストレスなく利用することができ、社内の情報共有がスムーズになります。

オンラインストレージを導入するか迷っている方、既存の使っているツールを変更したいと考えている方は、一度以下の資料をご確認の上ご検討になってはいかがでしょうか。

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画像出典元:「box」公式HP

boxの料金プラン

boxには、個人向けのIndividualプランと、法人向けのBusinessプランが用意されています。

個人向けプランでは、ストレージの容量は小さいですが、月額無料プランもあります。

法人向けプランでは、ストレージ容量無制限のプランや利用人数無制限のプランを利用することができます。

個人向けIndividualプラン

料金プラン 初期費用 月額費用 ストレージ
容量
ファイルアップロード
上限
無料プラン 無料 無料 10GB 250MB
Personal Pro 無料 1,200円 100GB 5GB
 

プランの選び方

個人利用については、単純に使用するデータ容量でプランを選んでよいでしょう。

法人向けBusinessプラン

法人は、4つのプランから選ぶことができます。1番人気は「BusinessPlusプラン」です。

料金プラン 月額費用
/1ユーザー
コラボレーター数 ストレージ
容量
ファイルアップロード上限
Business Starter 550円 10ユーザーまで 100GB 2GB
Business 1,800円 組織全体 無制限 5GB
Business Plus 3,000円 外部上限なし 無制限 15GB
Enterprise 4,200円 外部上限なし 無制限 50GB
 

プランの選び方


共有ユーザーが社内のみ・10名までの場合は、最安値のStarterプランが利用できます

社外とのやりとりが必要な場合は、Business Plus または Enterpriseプランを選びましょう。

最上位レベルのセキュアを求める企業は、Enterpriseプランがおすすめです

Enterpriseプランで実現できるセキュリティ

HIPAA準拠/FedRAMP(米国政府のクラウド調達のセキュリティ基準)準拠
電子透かし埋め込み対応
外部ユーザーの二要素認証
パスワードポリシーの施行

 

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会社情報

企業名
住所
設立年月
資本金
事業名
代表者名

boxのレビュー一覧

全287件
投稿日: 2022/08/29

4.5

匿名ユーザー
会社名
非公開
所在地
東京都
業界
メーカー/製造
職種
営業事務
従業員
1001人以上

操作や画面がシンプルで使いやすい

利用にかけた費用

無料

 

導入に至った決め手を教えてください。

メールでやりとりするには重いデータを、特定の仕入れ先と共有するために導入。

校正データなど修正の多いものや、重いデータなどを元々メールでやりとりしていたが、送った側も送られた側も管理がしにくく不便であった事から検討し、導入に至った。

 

利用期間

2018年8月~2022年8月現在も利用中

 

使いやすいと感じた点を教えてください。

操作や画面がシンプルで使いやすく、他の人に任せる場合も教えやすい。同じ画面で共有できるため、指示もしやすかった。

・会社の独自システムやメールではできない機能が整っていた。

・名が知れているので、使用する上でも安心感があった。

・多くのデータのアップロードやダウンロードができた。

 

外部ツールとの連携はしやすいと感じましたか?

メールにURLを載せて共有することが多かったため、共有作業は簡単だった。

 

他の会社にもおすすめしますか?

操作が簡単で教えやすく誰でもできる点、他社との共有もしやすい点、データの管理がしやすい点で、校正データやデザインデータ等を多々やり取りする業務がある会社には、向いていると思われる

料金
5
機能の充実度
3.5
操作性・UI
5
サポート体制
4
社内での評判
4
投稿日: 2022/08/29

2.5

匿名ユーザー
会社名
非公開
所在地
東京都
業界
不動産/建設/設備
職種
事務職
従業員
501人〜1000人

アップロードやダウンロードに時間がかかる

利用にかけた費用

0円

 

利用期間

2018年夏頃~2022年7月現在も利用中

 

不便だと感じた点を教えてください。

データが重かったせいかもしれないが、アップロードにもダウンロードにも時間が長くかかってしまうところが難点だった。共有と管理という面ではいいが、作業時間の短縮化という面ではあまりメリットはなかった。

・データが重かったりシステムの調子が悪かったりすると、アップロード途中でもエラーになってしまいやり直しになるところが不便だった。

・アップロードやダウンロードのゲージが出るが、頻繁に止まるためあまり役に立たない。

料金
3
機能の充実度
2
操作性・UI
3
サポート体制
3
社内での評判
3
投稿日: 2022/09/02

4

匿名ユーザー
会社名
非公開
所在地
神奈川県
業界
メーカー/製造
職種
設計
従業員
1001人以上

編集権限をファイルごとに設定できる

導入に至った決め手を教えてください。

これまでHDD保存していた業務ファイルをクラウド保存に移行させるため。

 

利用期間

2020年4月〜2022年8月現在も利用中

 

使いやすいと感じた点を教えてください。

・容量無制限のプランがある

・階層的なフォルダ分けや、バージョン管理ができる

編集権限などもファイルごとに変更ができセキュリティ面が高いので安心感がある

・スマホでも資料閲覧可能なので、出先でも利用を確認できて便利

・データのアップロードやダウンロードの高速性

 

不便だと感じた点を教えてください。

・BOX内のデータをチームメンバーで同時に編集などを行うときに、タイムラグが発生することがある

ファイルの一覧でリスト幅の調整ができないため、ファイル名の一部しか表示されず区別できないことがある

 

外部ツールとの連携はしやすいと感じましたか?

Microsoftのteams。

Box for Microsoft Teams統合を使用すると、Microsoft TeamsのインターフェースからBoxに保存されたコンテンツを使用できる。

アプリ間を行き来しなくても、Microsoft Teams内から直接、Boxに保存されているコンテンツを共有したりアクセスすることができる。

 

他の会社にもおすすめしますか?

テレワークを導入し、社員の大部分がその対象となる会社では導入の意義がある。デバイスがオンライン環境にさえあれば、ファイルへのアクセス環境として、執務場所を問わないため。

料金
3
機能の充実度
4
操作性・UI
3.5
サポート体制
4
社内での評判
3
法人向けオンラインストレージ
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