boxは、全米上位500社の67%に利用されているオンラインプラットフォームで、高いセキュリティ対策、簡単な操作性などが強みのツールです。
実際に、編集部が日本のユーザーに行った取材でも、多くのユーザーが「セキュリティへの安心感」を評価していました。
反対に不便と感じる点には、他システムとの連携がスムーズにいかないことがある点、一般的なストレージサービスと差別化できる特徴がないなどを挙げるユーザーがいました。
boxは、全米上位500社の67%に利用されているオンラインプラットフォームで、高いセキュリティ対策、簡単な操作性などが強みのツールです。
実際に、編集部が日本のユーザーに行った取材でも、多くのユーザーが「セキュリティへの安心感」を評価していました。
反対に不便と感じる点には、他システムとの連携がスムーズにいかないことがある点、一般的なストレージサービスと差別化できる特徴がないなどを挙げるユーザーがいました。
このページの目次
オンラインストレージサービスは、社内における様々なファイルをクラウド上で一元管理し、共有や編集などの業務を効率化することができるとても便利なサービスです。
しかし同時に、情報漏洩などのセキュリティ面での問題が付きまとい、サービス提供企業は様々な対策を打ってセキュリティ強化を図っています。
boxは、BtoBビジネスを行う法人向けに開発されたオンラインストレージサービスで、セキュリティ対策に定評があります。
業界に先駆けてFedRAMPに準拠した他、「これまで大きなセキュリティに関わる事故が発生していない」点で、信頼の厚いオンラインストレージサービスです。
この記事では、boxの特徴、デメリット、料金体系、他社との比較などを踏まえてその魅力に迫ります!
boxの大きな特徴の1つが、高度なセキュリティ対策です。
管理者は、ユーザ毎に細かくアクセス権限の設定ができ、ログ監視機能を利用して、誰がいつどこでファイルにアクセスし、どんなアクションを取ったのかといったユーザーの行動を追うこともできます。
コンテンツそのものに対しても、二要素認証や電子透かし、機密情報定義毎の自動分類機能などを利用し保護されます。
また、機械学習を活用した、社内に潜む脅威、外部からのアカウント侵害、マルウェア攻撃の検知も可能で、何かあれば即座に警告が発信されます。
複数のセキュリティ対策を組み合わせることで、強固で確実なセキュリティを実現しています。
boxのアクセス権限は数分で設定可能
boxのファイル共有について、以下代表的な特徴をご紹介いたします。
① 添付ファイルが不要になる
boxのファイル共有は、メール添付の代わりにそのファイルのクラウド上におけるURLを送信すれば完了します。
大容量のファイルであっても、ファイル共有が簡単に行えるのは、非常に魅力です。
② 機密ファイルをセキュアに保存できる
パスワードで保護したリンクを使い機密文書を共有、共有リンクに有効期限を設定することもでき、有効期限がくればその権限は消滅します。
この機能を使うことで、必要な期間に必要な人たちにだけ情報を共有できます。
③ ダウンロードせずにファイルをプレビューできる
Word、Excel、PDF、写真などの120種類のファイルを、ローカルにダウンロードすることなくプレビューすることができます。
しかも、マルチデバイス対応で、仮に該当ソフトウェアを所有していないファイルであっても、プレビューすることが可能です。
URLを送信すれば共有完了
boxは、ビジネスプランの中のStarterプラン以外の全ての有料プランで、容量無制限になっています。
他社には、ユーザー数無制限などはありますが、容量無制限は比較的少ない点にも注目したいところです。
動画など大容量のファイルを大量に管理・共有するような企業にとっては、非常に使えるポイントになるでしょう。
boxは、グローバルに活動する企業に適している点も特徴の1つです。
Box Zones機能を利用すれば、例え従業員・顧客・ビジネスパートナーが世界各地にばらばらに点在していたとしても、世界中のコンテンツを暗号化し、その地域や国特有の様々な要件に対応した上で、保存・共有することができます。
Zone設定は、管理者が行うため、エンドユーザーはどこにファイルを保存するかなどの心配をすることなく、boxを利用することができます。
主要なオンラインストレージの同等のビジネスプランで、料金・容量の比較をしていきたいと思います!
サービス名 | プラン名 | 月額料金/ユーザー | 容量 |
box | Business | 1,800円 | 無制限 |
Dropbox | Business Standard | 1,250円 | 5TB |
OneDrive | MS 365 Business Standard | 1,360円 | 1TB |
GoogleWorkspace | Business Standard | 1,360円 | 2TB |
起業ログ編集部
boxは、料金が1段高い印象です。一方で容量無制限は嬉しいポイント!
サービス名 | オフィススイート連携 | 認証 | FedRAMP | ISMAP |
box | △ 統合機能のみ |
◎ 2要素認証 |
◎ 準拠 |
◎ 準拠 |
Dropbox | △ 統合機能のみ |
◎ 2要素認証 |
✕ | ✕ |
OneDrive | 〇 上位プランで利用可能 |
〇 2段階認証 |
◎ 準拠 |
◎ 準拠 |
GoogleWorkspace | ◎ 最安値プランから利用可能 |
〇 2段階認証 |
◎ |
◎ |
起業ログ編集部
boxは、オフィス製品を別に購入しなくてはならない点で、コスト負担が大きく、残念。
一方で、セキュリティ保証レベルは随一です。
boxの大きなメリットには、容量無制限が挙げられるでしょう。
高いセキュリティを担保しつつ、画像や映像をセキュアな環境で共有したいという企業、特に、機密を含む情報を頻繁に外部企業とやりとりするデザイン系の企業には、boxが最適でしょう。
デメリットとしては、総合的に利用料が高くつく、というところにあります。
1人あたりの月額料金だけでなく、オフィススイートの付帯がない、など、総合的に見て企業が負担する費用は高くなります。
では、利用シーンにぴったりのオンラインストレージとは何なのでしょうか?
boxはBtoB向けに作られたオンラインストレージサービスなので、boxはなんといってもセキュリティの高さに定評があります。
66万社以上がboxを導入していますが、今までに大きな事故が起きたことがなく、信頼性は抜群です。
先ほどの比較を見てもらうとわかるのですが、Dropboxは月額1,250円で5TBとコスパが良いです。
直感的な操作で初めての人でも簡単に情報を保存・共有ができる、使いやすさも魅力です。
法人でオンラインストレージを導入しようと考えている方は、Google Driveがおすすめです。
Google Drive以外にも、ドキュメントやスプレッドシートなどのGoogleのあらゆるサービスを使うことができ、使いやすいでしょう。
Office365を購入すると、自動的にOneDriveの1TBを利用することができます。
WordやExcel、PowerPointを利用するためにOffice365を買おうと考えている人は、まずはOneDriveの導入を検討するべきでしょう。
ここでは、boxの使い方を紹介します。
boxの操作は、その他のオンラインストレージと比較して、大きな違いはありません。
デスクトップアプリ「Box Drive」を使うと、ファイルの操作がより簡単です。「Box Drive」を使うためには、アプリをダウンロードします。
所有者:すべての操作が可能
編集:フォルダ設定、招待設定以外の操作が可能
ビューア―/アップローダー:参照、ダウンロード、コピー、印刷、登録が可能
プレビュアー/アップローダー:参照と登録が可能
ビューア―:参照、ダウンロード、コピー、印刷が可能
プレビューアー:参照のみ
アップローダー:登録のみ
オフラインでも作業をしたい場合には、「Box Sync」を利用します。
オフライン中の編集内容は、オンラインになった段階で反映されます。
移動が多い方に便利なツールですが、Boxのデータ容量を使わないですむというメリットもあります。
数多くのオンラインストレージサービスがある中、boxはセキュリティが高く信頼度も厚いです。
さらに、容量が無制限なので社内での情報保存・共有の際にストレスなく利用することができ、社内の情報共有がスムーズになります。
オンラインストレージを導入するか迷っている方、既存の使っているツールを変更したいと考えている方は、一度以下の資料をご確認の上ご検討になってはいかがでしょうか。
画像出典元:「box」公式HP
boxには、個人向けのIndividualプランと、法人向けのBusinessプランが用意されています。
個人向けプランでは、ストレージの容量は小さいですが、月額無料プランもあります。
法人向けプランでは、ストレージ容量無制限のプランや利用人数無制限のプランを利用することができます。
料金プラン | 初期費用 | 月額費用 | ストレージ 容量 |
ファイルアップロード 上限 |
無料プラン | 無料 | 無料 | 10GB | 250MB |
Personal Pro | 無料 | 1,200円 | 100GB | 5GB |
個人利用については、単純に使用するデータ容量でプランを選んでよいでしょう。
法人は、4つのプランから選ぶことができます。1番人気は「BusinessPlusプラン」です。
料金プラン | 月額費用 /1ユーザー |
コラボレーター数 | ストレージ 容量 |
ファイルアップロード上限 |
Business Starter | 550円 | 10ユーザーまで | 100GB | 2GB |
Business | 1,800円 | 組織全体 | 無制限 | 5GB |
Business Plus | 3,000円 | 外部上限なし | 無制限 | 15GB |
Enterprise | 4,200円 | 外部上限なし | 無制限 | 50GB |
共有ユーザーが社内のみ・10名までの場合は、最安値のStarterプランが利用できます。
社外とのやりとりが必要な場合は、Business Plus または Enterpriseプランを選びましょう。
最上位レベルのセキュアを求める企業は、Enterpriseプランがおすすめです。
Enterpriseプランで実現できるセキュリティ
HIPAA準拠/FedRAMP(米国政府のクラウド調達のセキュリティ基準)準拠
電子透かし埋め込み対応
外部ユーザーの二要素認証
パスワードポリシーの施行
無料
メールでやりとりするには重いデータを、特定の仕入れ先と共有するために導入。
校正データなど修正の多いものや、重いデータなどを元々メールでやりとりしていたが、送った側も送られた側も管理がしにくく不便であった事から検討し、導入に至った。
2018年8月~2022年8月現在も利用中
・操作や画面がシンプルで使いやすく、他の人に任せる場合も教えやすい。同じ画面で共有できるため、指示もしやすかった。
・会社の独自システムやメールではできない機能が整っていた。
・名が知れているので、使用する上でも安心感があった。
・多くのデータのアップロードやダウンロードができた。
メールにURLを載せて共有することが多かったため、共有作業は簡単だった。
操作が簡単で教えやすく誰でもできる点、他社との共有もしやすい点、データの管理がしやすい点で、校正データやデザインデータ等を多々やり取りする業務がある会社には、向いていると思われる
0円
2018年夏頃~2022年7月現在も利用中
・データが重かったせいかもしれないが、アップロードにもダウンロードにも時間が長くかかってしまうところが難点だった。共有と管理という面ではいいが、作業時間の短縮化という面ではあまりメリットはなかった。
・データが重かったりシステムの調子が悪かったりすると、アップロード途中でもエラーになってしまいやり直しになるところが不便だった。
・アップロードやダウンロードのゲージが出るが、頻繁に止まるためあまり役に立たない。
これまでHDD保存していた業務ファイルをクラウド保存に移行させるため。
2020年4月〜2022年8月現在も利用中
・容量無制限のプランがある
・階層的なフォルダ分けや、バージョン管理ができる
・編集権限などもファイルごとに変更ができセキュリティ面が高いので安心感がある
・スマホでも資料閲覧可能なので、出先でも利用を確認できて便利
・データのアップロードやダウンロードの高速性
・BOX内のデータをチームメンバーで同時に編集などを行うときに、タイムラグが発生することがある
・ファイルの一覧でリスト幅の調整ができないため、ファイル名の一部しか表示されず区別できないことがある
Microsoftのteams。
Box for Microsoft Teams統合を使用すると、Microsoft TeamsのインターフェースからBoxに保存されたコンテンツを使用できる。
アプリ間を行き来しなくても、Microsoft Teams内から直接、Boxに保存されているコンテンツを共有したりアクセスすることができる。
テレワークを導入し、社員の大部分がその対象となる会社では導入の意義がある。デバイスがオンライン環境にさえあれば、ファイルへのアクセス環境として、執務場所を問わないため。
この記事では編集部おすすめの法人向けオンラインストレージ(ファイル共有サービス)の中からおすすめの16選をご紹介します!それぞれの特徴やメリット・デメリット、選ぶ際のポイントなどをまとめたので、比較検討する際のご参考にしていただければと思います。
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