となりました。
スタジオポノックは西村義明氏が2014年末にスタジオジブリを退社した後、2015年4月15日に設立したアニメーション映画制作会社です。
この期は、2018年8月には短編映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』を公開しました。
2019年6月には国際オリンピック委員会(IOC)と共同で、芸術記念作品としてオリンピック短編アニメ映画を制作することを発表し、世界的にも注目が集まっています。
スタジオポノックの第3期当期純利益は、前期に比べ9,077.9%増加、1億710万円の最終黒字となりました。また、利益剰余金も前期に比べ、19,945.2%増加と大きく成長、1億764万円の黒字となっています。
第2期から第3期に掛けての成長が目覚しく、上記のグラフを見ても分かるように、成長率をパーセンテージで表すと尋常でない数字になってしまいます。
2017年の第2期、スタジオポノックは、流動負債が流動資産を上回っており、資金繰りが厳しい状況にありました。しかし、2018年第3期、流動資産2億9,979万円に対し、2億911万円と支払能力の回復に成功した模様です。
また、注目すべきは株主資本の大幅な増加でしょう。1億1,264万円(前期比:1,934.3%増)と、この1年間で会社としての体力が強化されているのが分かります。自己資本が充実したことにより、出資者からの信頼も得やすくなりました。今後、スタジオポノックの経営は安定していくと予想されます。
スタジオポノックは、2015年に設立、2年後の2017年7月には、米林宏昌監督の作品『メアリと魔女の花』を全国の映画館にて公開しました。
2018年8月には、3名の監督による協力の下3つの短編集映画、ポノック短編劇場『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』を全国ロードショー。スタジオジブリの良さを引き継ぎながらも、スタジオポノックならではの新しい表現方法を生み出しました。
どちらも個性豊かで温かみのあるアニメ映画作品となっています。
スタジオポノックには、ぜひ今後もアニメ制作を通し世界中を楽しませていって欲しいですね。
画像出典元:「スタジオポノック」公式HP
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