2019年第6期の売上高は228億5,500万円、当期純利益は6億8,300万円となりました。
回復傾向にある営業利益率は昨年の3%から3.9%と若干の伸びがあります。
売上高に占める原価は昨年の86%から85%と1%減少しましたが、未だ原価とのバランス面においてどのような経営をしていくのかが鍵を握ると言えます。
そして19年8月末には、代表取締役が代わり新体制となったので、来期、決算公告にどんな変化があるのか今後の経営戦略に期待です。
2018年第5期の売上高は214億8,800万円、当期純利益は4億8,200万円となりました。
営業利益率は、2016年の0.9%から2018年には3%と微増ながらも回復傾向にあります。VAIOはハードウェアを扱う会社のため、売上高に対して86%が原価と大部分を占めていることが分かります。今後は、いかに原価とのバランスを考えて経営していくかが鍵となりそうです。
VAIOはソニーのPCブランドとして1996年に誕生。最盛期には1,100人が携わり、年間870万台まで販売していました。しかし、徐々に陰りが出始め、2013年には917億円の営業損失を計上。翌年、2014年7月にソニーはPC事業を日本産業パートナーズに売却し、VAIO株式会社が設立されました。
独立後、注目の1期目は赤字となりましたが、2期目から4期連続の黒字化を達成しました。業績が急速に回復した理由としては、BtoCからBtoBに切り替えたことが大きいようです。
画像出典元:「VAIO」の公式HP
事業は大きく3つに分かれています。
VAIOは2018年6月に香港のNexstgoと業務提携を結び、VAIOブランドのPCをアジア市場で販売することを発表しました。ここ数年で米国、ブラジル、中国へ再参入しており、アジア市場への参入にも期待が集まります。
7月に香港と台湾で、8月からマレーシアとシンガポールで販売を開始しました。
営業黒字転換!3Qは消費増税と暖冬の影響を受けた「RIZAPグループ」の第3四半期決算
セ・リーグに所属する球団運営会社とその親会社の決算をまとめてみました!
出版社発マンガアプリサービスを中心に急成長する「Link-U」の第2四半期決算
事業拡大期で黒字を継続している「ツクルバ」の第2四半期決算
マザーズ上場へ!電子マネー決済やQRコード決済等、消費者ニーズに合わせた決済手段を提供「GMOフィナンシャルゲート」の第21期決算
世界最速でiPS細胞の具現化を目指すバイオベンチャー「ヘリオス」の通期決算
インフルエンサーマーケティングやMimiTVも好調の「トレンダーズ」の第3四半期決算
マザーズ上場へ!「ヒト.モノ.コト」の正しさを認証、セキュリティシステムで証明、サービスの信頼性を支える「サイバートラスト株式会社」の第19期決算
LINEがグループで300億円出資を決定!巣ごもり消費で需要拡大が期待される「出前館」の第2四半期決算
最終27億円の赤字!新型コロナ追い討ちで資金繰りが悪化している「ペッパーフードサービス」の通期決算