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執筆: 編集部

英アームが約660億円で買収!ソフトバンクとも協業を発表した「トレジャーデータ 」の第8期決算

第8期決算公告

  • 当期純利益:9,624万円
  • 利益剰余金:1億9,873万円

となりました。

2018年第8期は9,624万円の黒字となりました。

Arm Treasure Data(アームトレジャーデータ)は、パイオニア株式会社とモビリティ分野のデータマネジメントにおける協業を強化し、交通事故削減に向けた、AIを活用したデータ分析、および行動予測・事故予測モデルの構築に関する共同開発することを発表しました。

 

第7期決算公告(2019年7月更新)

トレジャーデータの業績推移

決算期
(千円)
15/12
(第5期)
16/12
(第6期)
17/12
(第7期)
当期純利益 15,416  6,973  60,419 
利益剰余金 35,085  42,085  102,478 

2017年第7期は6,042万円の黒字となりました。

トレジャーデータは2011年に米シリコンバレーで創業され、2012年11月に日本へ進出。デジタルマーケティングやIoTに欠かせないクラウド型データマネジメントサービス「Arm Treasure Data eCDP」を提供しており、導入企業は日本国内で300以上にのぼります。

「Arm Treasure Data eCDP」はサブスクリプションモデルなので、今後も安定した収益を確保できると考えられます。

ソフトバンクと協業

2018年5月7日にソフトバンクとの協業を発表。カスタマデータプラットフォーム「TREASURE CDP」とソフトバンクの広告配信プラットフォーム「SoftBank Ads Platform」の連携を図り、ユーザーに最適な広告を配信を目指すと発表しました。

さらに、2018年8月2日にソフトバンクグループの半導体設計大手アームホールディングスが、トレジャーデータを6億ドル(約660億円)で買収しました。今回の買収によりレジャーデータのビッグデータ分析クラウド「Treasure Data Platform」とアームのlotデバイスを統合して新たなプラットフォームの実現を目指すと発表しています。

総額約2,500 万ドルの資金調達

トレジャーデータは2016年11月にシリーズCラウンドでSBIインベストメントや産業革新機構などから総額約2,500 万ドルの資金調達しました。累計調達額は約5,400万ドルになります。

創業当初からグローバルを視野に入れ、アームへの子会社化で資金やネットワークを確保した同社の今後の展開にも注目していきたいです。

会社概要

会社名 トレジャーデータ株式会社
事業内容 クラウド型ビッグデータマネジメントサービスの開発および販売
所在地 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 34F
設立日 2012年11月1日
資本金 100万円
代表 芳川 裕誠
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