日本全国に120店舗を抱える、日本最大級のアニメショップチェーン、アニメイト。
現在アニメやゲームは、国内のみならず、世界からの需要も高いコンテンツであり、現代の日本文化の象徴となっています。そんな日本のサブカルチャーと共に、大きく成長し続けるアニメイトの決算情報を見ていきましょう。
2018年8月の当期純利益は、10億8,147万円の黒字となりました。利益剰余金は、269億7,680万円と非常に資金の蓄えが大きいことが分かります。海外出店を進めるのか、M&Aで事業を拡大するのか、今後の動向にも注目です。
アニメイトは1987年7月に設立され、年商600億円のアニメマーケットを支配する巨大企業。事業内容は、アニメ関連キャラクター商品、書籍、雑誌、DVD、CD、ゲーム、画材等の販売業です。
最近の動向としては、店舗をアメリカや香港、台湾などに展開しています。国内では、地元の書店が業務を受託し、自ら営業を行うスタイルで独立性の高い販売代理店の導入に力を注いでいます。今後の業務展開としても、アニメグッズの販売に留まらず、グループ会社と共にイベントの企画運営や、各種メディアからコンテンツ発信をしていくなど、事業フィールドを広げていく方向性を示しています。
阪下實氏は、アニメイトの経営ノウハウを習得した関西の書店で勤務。1990年にアニメイトへ移動し、書店の軒先を間借りして営業をしていました。その後、店舗を日本全国47都道府県へ出店することを目標に、アニメファンに特化した「親が安心できる店」をコンセプトとして企業を成長させました。
アニメイトは、2011年6月1日にゲームやアニメ・マンガなどの商品関連事業を手掛ける株式会社ブロッコリーから「付同社のリテール部門」「小売店舗アニブロゲーマーズの全店舗16店」「ゲーマーズ通信販売部門」を買収しました。ブロッコリーとアニメイトは、2008年に資本・事業提携開始。アニブロゲーマーズ売却後のブロッコリーは、アニメイトのノウハウを活かし、事業再建に向けてさらに売上と店舗を拡大する見込みです。
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