株式会社カブクの決算/売上/経常利益を調べ、世間の評判を徹底調査

執筆: 宮嵜涼志

年間平均成長率9.1%の3Dプリンティング市場に挑む「カブク 」の第6期決算

第6期決算公告

  • 当期純利益:△4億5,819万円
  • 利益剰余金:△9億9,971万円

2018年第6期の当期純利益は4億5,819万円の最終赤字、利益剰余金はマイナス10億円に迫っています。

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスも2017年度決算では売上が約702憶円あったものの、42憶4,200万円の最終赤字となり、3Dプリンティング業界は黒字化するのに苦難しているのが分かります。しかし、今後の3Dプリンティング市場は年間平均成長率は9.1%、2022年市場規模は476億円と予測されるので、カブクの事業はこれから期待できます。

13.5億円で双葉電子工業の連結子会社に

2017年9月に双葉電子工業が発行済み株式の90%を所得し、カブクを連結子会社としました。取得価額は13億5,500万円。当時のバリュエーションは15億円程度ということになります。

双葉電子工業は東証1部上場企業で、有機ELディスプレイなど車載用の電子デバイスを主に製造するメーカーです。カブクのグループ化の目的は「ソフト開発力の強化」と決算資料で説明しています。

誰でも3Dプロダクト製造ができる「rinkak」

カブクが提供する「rinkak」は、3Dデータさえあれば製造、出品、販売できるマーケットプレイスです。

製造業のアウトソーシング「Kabuku Connect」

カブクは技術購買のアウトソーシングプラットフォーム「Kabuku Connect」も提供しています。

図面・3Dデータを送るだけで、世界約300工場から最適な見積もりが提示され、簡単に見積もり・発注が行えます。PL(製造物責任)をカブクが担保しており、安心して発注することができます。

画像出典元:カブク公式HP

会社概要

会社名 株式会社カブク
事業内容 試作・特注品・量産オンデマンド受託製造サービス事業など
所在地 東京都新宿区新宿5-17-17 渡菱ビル1F
設立日 2013年1月
代表 稲田 雅彦
資本金 8億6,936万円(資本準備金を含む)
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