【今夏の五輪をロンドン開催?】五輪の収支から見るロンドン市長候補たちの発言

執筆: 編集部

ロンドン五輪の収支からみる、ロンドン市長候補たちが五輪を開催したい理由

ロンドンオリンピック予算と結果

  • 支出合計:87億7,000万ポンド(1兆2,603億2,900万円)
  • 財源合計:92億9,800万ポンド(1兆3,362億6,399万円)

差し引きすると、5億2,800万ポンド(758億9,312万円)も予算が余ったことがわかります。

※2020/2/20レートで計算

ロンドンオリンピックは、2008 年のリーマンショックを契機として引き起こった世界金融危機により景気回復がままならない中での開催となりました。

そのため、ロンドン自体財政難の中で、招致時のオリンピック予算(約24億ポンド)が約4倍の93億ポンドに大幅に増額改訂されたことに対し最初批判を受けていましたが、最終的に支出が93億ポンドの予算を下回り、工期内に施設等が提供できたことで、英国内外で一定の評価を受けるようになり、英国のオリンピック運営の腕が証明されました。

上記は、行政の決算ですが、大会組織委員会の決算でも

  • 収入:24億1,000万ポンド(3,463億9,784万円)
  • 支出:23億8,000万ポンド(3,420億8,584万円)

のため、3000万ポンド(43億1,200万円)の黒字だったことがわかります。

※2020/2/20レートで計算

オリンピックを開催することで、行政も大会組織委員会も多くの利益を得ることができ、またロンドンオリンピックだけで多くの長期失業者の雇用が生まれ、街に元気が戻ったと言われているので、オリンピック運営の腕の良いロンドンはもし東京でのオリンピック開催が中止になった場合、喉から手が出るほど開催の権利が欲しいはずです。

ロンドンはどうすれば、多くの利益を生み出せるか心得ているわけですから!

出典:ロンドンオリンピックと下院決算委員会による行政監視

kigyolog_kessanの最新記事をチェック

この記事に関連するラベル

他企業の情報

ページトップへ