東京理科大学の決算/売上/経常利益を調べ、世間の評判を徹底調査

執筆: 武井彩菜

「MARCH」の代わりに「SMART」の人気が年々上昇。「実力主義大学」とも謳われる東京理科大学の2018年度決算

2018年度決算

  • 当期純利益:1,623万円
  • 利益剰余金:800万円

となりました。

業績推移

決算期
(千円)
2016年度 2017年度 2018年度
当期純利益 18,866 18,908 16,226
利益剰余金 27,136 8,227 8,000 

(単位:千円)

「早慶上理」や「SMART」などトップレベルの大学イメージに必ず入ってくる東京理科大学。

そんな東京理科大学の2018年度の当期純利益は1,623万円となり、昨年度と比べ多少金額に落ち込みはあったものの大幅な差異はありませんでした。

建物賃貸料収入(葛飾キャンパス、野田キャンパスの寮の家賃等)による営業収益7,902万円から、消耗品費・委託費等の営業費用6,311万円を引いた1,591万円が2018年度の営業利益です。

これに営業外収益(受取利息額等)53万円を加えた1,644万円が経常利益、ここから学校会計への繰入支出21万円を差し引いた1,623万円が当期純利益となりました。

事業活動収入は、寄付金が予算の約2倍の額だったこともあり、予算比32億3,064万円増の380億5,524万円となりました。

2020年4月には、社会人が働きながら建築学を学ぶことのできる「工学部建築学科 夜間主社会人コース」を設立予定です。

建築デザインを学ぶと同時に、国内の膨大なストック建築物の耐震性・維持保全・都市防災の技術を総合的に学べる授業カリキュラムとなっており、20名限定で募集しています。

「5年制大学」「実力主義制」「日本一厳しい」と言われるほど、進級が難しいというイメージをもたれる東京理科大学ですが、実は30年以上偏差値に大きな変化が見られないのです。

学生レベル・大学イメージともに安定した地位を保ち続ける東京理科大学は、やはり「完全実力主義」のストイック大学と言えるのかもしれません。

大学概要

大学名 東京理科大学
事業内容 130年以上の歴史があり、理学・工学・経営学を主要分野としている大学。
所在地 東京都新宿区神楽坂1丁目3
設立日 1881年
創立者 青年理学士19名
資本金 -

 

kigyolog_kessanの最新記事をチェック

この記事に関連するラベル

他企業の情報

ページトップへ