定型業務を自動化できるツールとして導入が進むRPAですが、現場レベルでは扱いが難しいという声もちらほら耳にします。
そんな問題を解消する1つの方法が、RPAツールの提供している無料トライアルです!
今回、実際に編集部でもRPAツールの無料トライアルを使ってみて判ったことを含めて、確認すべきポイント、注意点をまとめました。
本導入後にこんなはずじゃなかった!とならないためにも、無料トライアルを上手に活用しましょう!
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※機能、価格、口コミ評価・総数、トライアル期間などを総合的に評価して編集部でランキングしています。
各ツールの機能・料金など、より詳しい情報をまとめてご覧になりたい方は、無料でダウンロードできる以下資料もご活用ください。
結論:無料トライアルでも、本製品の全機能を利用することができる!
今回、ランキングでご紹介している10ツールを調べると、Uipath以外の9ツールで、製品版の全ての機能をトライアル版でも利用可能でした。
各ツールによって、できる機能は異なりますが、トライアルで充分に本製品の全機能を試すことができます。
Uipathについても、元々個人用としてフリーソフト(無料版)を提供しており、個人利用には充分なレベルの機能が利用できます。
無料トライアルを使ってまず確認したいのは、自社の独自システムやアプリケーション、比較的最近導入が進んだGoogle Workspaceなどのグループウェア、Slackなどのコミュニケーションツールが動作するかです。
自動化したい業務に上記のようなソフト・アプリが含まれている場合は、連携できると記載があっても、うまく稼働しなかったり、シナリオ作りにひと手間がかかったりするケースがあるので動作確認しましょう。
Microsoft office製品に関しては、ほとんどのRPAが非常にスムーズに動作するので心配は不要です。
特にRPAをITバックグラウンドのないエンドユーザーが利用する場合、シナリオ作成の方法も確認しましょう。
シナリオ(自動化する内容)は、
などがあります。
無料トライアルでスクリプト作りが問題ないと感じればOKですが、プログラミング知識が全くない場合は画面操作が録画できるタイプのものがある方がおすすめです。
実際に無料トライアルを使ってわかるのが、単純作業だと思っていた業務も、RPAで自動化しようとすると意外にも定型業務ではない場合があるということです。
高額で開発するRPA+AIのようなツールであれば、学習して変化球にも対応できますが、基本的にRPAが自動化できるのは定型業務のみです。
自動化して効率化・コスト削減しようと思ったのに、結局人が介在する場面が多いようでは月額料金を払ってRPAを導入する意味がありません。
どの範囲まで自動化したいのか、人件費や現在の業務時間などと比較しながら検討しましょう。
今回、編集部でも実際にRPAの無料トライアルを使って簡単な自動化を行ってみました。
今回使用したのは、2005年にルーマニアで設立されたUiPath社が開発・提供する業務自動化プラットフォーム(RPAツール)UiPath(ユーアイパス)です。
世界で5,000社以上、日本国内でも1,000社以上の企業に導入されています。
特に、Windows上のアプリケーション認識に優れており、デスクトップ上で行う事務作業、Webブラウザからのデータ取得などの定型業務や大量のデータを扱う業務などの自動化を得意としています。
RPA作成経験ありの編集責任者 + ITバックグラウンドなし・RPA利用経験なしライターの2名
具体的に、自動化する業務は、「CSVデータをExcelの表に書き込み、そのExcelをメール添付して送信する」という2段階の工程を自動化しました。
エンドユーザーにも使いやすい「UiPath Studio X」を使って作業しました。
画面中央のデザインパネルに、「指定したExcelファイルにCSVデータを書き込む」指示を作成します。
1の指示の下に、「1で書き込まれたExcelをGmailに添付して送信する」指示を作成します。
実行をクリックすると、すごいスピードでUiPathが処理を開始します。
空のExcelの表にCSVデータを取り込み、そのExcelを添付しGmailに下書き作成するまで、通常手動で行えば5分程度の作業が、10秒程度で完了しました!
今回は、送信はせず下書きに保存にしましたが、内容確認せずに送信してよければ、そのままメール送信もしてくれます。
正直RPA初体験のライターからすると、スクリプトを作成するタイプのものだったため「指示を作成する」ことが結構難易度高めでした。
事前にUiPath MVPの方のチュートリアル動画をかなりの本数視聴したものの、実際に動かしてみるとエラーが出てしまうこと多数。
また、編集部では通常Googleスプレッドシートを使用しているので、本来はスプレッドシートにまとめたかったのですが、RPA経験者の編集責任者と一緒でも何度指示を作成してもうまく動作せず。
結局、互換性の高いExcelに切り替えたところ上手く動きました。
やはり、無料トライアルを利用して、実際の動作を確認するのは大切だと感じました。
無料トライアルに限らず、RPAツール自体がという話にはなりますが、対応OSがWindowsに限られているケースがかなり多いです。
一部動作だけはMacでもできるというツールもあるようですが、基本的にはWindowsで行うことを前提としましょう。
実は、トライアル期間中こそサポートが受けたいものです。
メールやFAQだけか、ヘルプデスクなどで直接サポートを受けられるのか、営業担当者がサポートするのかなど、初心者の方はトライアル期間中でも手厚いサポートが受けられるツールを選びましょう。
多くのツールは、無料トライアルが終了すると、そこで一旦契約は終了しますが、継続したい場合に、トライアルで作成した自動化プロジェクトはそのまま移行できるか確認しておきましょう。
折角苦労して作成した自動化プロジェクトが白紙に戻ってしまってはもったいないです。
様々な技術の発達で、ますます自動化できる業務の幅が広がっているRPA。
RPAの無料トライアルを正しく活用し、自社の業務自動化を賢く進めていきたいですね。
今回ご紹介したRPAツールの詳細を是非ご確認頂き、いくつか無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。
画像出典元:イラストAC
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