忌引き明けの挨拶はメールだけでいい?すぐに使える例文も紹介

忌引き明けの挨拶はメールだけでいい?すぐに使える例文も紹介

記事更新日: 2022/05/11

執筆: 宮林有紀

忌引き明けの挨拶方法は、直接会って伝える、電話、手紙が基本マナーです。

しかし、「全員に口頭で挨拶するのは正直しんどい……」と感じるのも無理はありません。

周りへの配慮も大切ですが、訃報で最も大きなダメージを受けたのはあなた自身ですよね。

精神的につらい時は、メールも上手に活用して負担を減らしましょう。

忌引き明け初日にメールで挨拶をして、気持ちが落ち着いたら口頭で再度お礼をすればOKです。

当記事では、忌引き休暇明けの挨拶例文や、葬儀に参列してくれた人へのお礼例文を紹介します。

「忌引き明けにはお菓子を持参すべき?」という疑問にもお答えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

忌引き休暇とは?

忌引き休暇とは、家族や親族など身近な人が亡くなった時に取得できる休暇です。

忌引き休暇中も給料が支払われるかどうかは会社ごとに異なります

休める日数も会社によって違いますが、故人が配偶者の場合は10日間、父母7日間、子供5日間程度が一般的です。

どこまで取得できるかは、三親等の親族以内と定めている会社が多く見受けられます。

(※三親等の親族以内:配偶者、父母、子、兄弟姉妹、祖父母、孫、曾祖父母、直系の伯父・叔父・伯母・叔母、直系の甥姪、ひ孫まで)

喪主を務めて休みが足りない時などは、忌引き休暇を延長できる可能性があるので会社に確認しましょう。

精神的ダメージの回復に時間が必要な場合も大事をとり、何日か延長して仕事を休むことで、あなた自身を大切にしてくださいね

パートやアルバイトの待遇は違うことが多い

忌引き休暇は福利厚生の一部として設けられていますが、法律上の設置義務はありません

正社員は忌引き休暇がとれてもパートやアルバイトなどは取得できない会社もあるので、就業規則をチェックしましょう。

【チェックポイント】
  • 非正規でも忌引き休暇がとれるか?
  • 何親等以内までとれるか?
  • 何日間とれるか?
  • 休暇中の給料の扱いは?


忌引き休暇がとれない場合は、有休を使うか、直属の上司に事情を説明して休みをもらいましょう

忌引き明けの口頭挨拶例文

忌引き休暇明けの挨拶に入れたい要素は、この3つです。

  • 迷惑をかけたことへの謝罪
  • 休みをもらったことへの感謝
  • 復帰後の仕事への意欲


特に重要なのは「謝罪」と「感謝」なので、必ず入れましょう。

他の職員に大きな迷惑をかけた、会社のムードがピリピリしている、そんな時は「謝罪→感謝→意欲」の順番が適しています。

あたたかい雰囲気で休みの許可がおりた、会社のムードが穏やか、この場合は「感謝→謝罪→意欲」の順番でも良いでしょう。

※メールで挨拶する場合は、「本来なら直接ご挨拶をさせていただくべきところではございますが、取り急ぎメールにて失礼いたします」の1文を入れてくださいね。

社内全体向けに伝える忌引き明けの口頭挨拶例文

それでは、口頭での挨拶例文をお相手やシーン別に紹介します。

朝礼での挨拶を求められた場合は、短くまとめるのが大原則です。

皆が忙しい時間帯なので、長くなりすぎないよう注意しましょう。

また、最もスタンダードな内容なので、迷ったらこの例文を使ってくださいね。


朝礼で挨拶を求められた場合

この度は、母の葬儀にあたり、何日もお休みをいただきまして、皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

急なことだったにもかかわらず、迅速にご対応くださりありがとうございました。

本日から、また精一杯努めて参りますので、よろしくお願いいたします。

休暇中に自分の業務を行ってくれた同僚や上司に対しての挨拶では、感謝の気持ちが十分に伝わる内容が好ましいです。

心配もしてくれていると思うので、簡単に休暇中の様子も伝えると良いでしょう。


業務を代わりに行ってくれた同僚に向けて

昨日まで忌引き休暇をいただき、ご迷惑をおかけしました。

私が不在の間、業務を引き継いでくださり本当にありがとうございます。

おかげさまで母と最期の時をゆっくりと過ごせました。

今日から、また全力で仕事に取り組みますので、よろしくお願いします。

ご香典をいただいたり、葬儀に参列してもらった場合は、そのことに言及してお礼をします。


献花・香典をいただいた場合

この度は、母の死去に際し、ご香典をいただきまして誠にありがとうございました。

おかげさまでお通夜、お葬式ともに滞りなく行うことができました。

急なお休みをいただいて、皆さまにご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っています。

また、休暇中の皆さまからのフォローに大変感謝しております。

ご心配をおかけしましたが、本日より復帰いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

上司に伝える忌引き明けの口頭挨拶例文

休みの許可をだしてもらった相手への挨拶は、急な休みをもらったことへの感謝から始める内容がおすすめです。

直属の上司に向けて

この度は、急なことだったにもかかわらず、お休みをいただきましてありがとうございました。

おかげさまで、お通夜、告別式ともに滞りなく終えられ、母を送り出すことができました。

休んでいる期間に、ご迷惑とご心配おかけしましたことを、お詫び申し上げます。

本日より復帰いたしますので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。

関連部署の上司に向けての挨拶は、謝罪+感謝に加えて「復帰の報告」の役割もあります。

忌引き休暇の終了が明確に分かる文章を入れましょう。

関連部署の上司に向けて

昨日まで忌引き休暇をいただいておりましたが、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

柔軟に対応してくださり、感謝の念に堪えません。

本日より業務に復帰いたします。

精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

社外向けに伝える忌引き明けの口頭挨拶例文

ここからは社外向けに伝える挨拶例文を紹介します。

急な変更をお願いした場合は、必ずその件に言及して感謝の気持ちを伝えましょう。

取引先に向けて

この度は母の葬儀に際してお休みをいただき、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

急な予定変更にご対応いただきましたこと、何とお礼を申し上げればよいのか、感謝してもしきれません。

また、ご香典のお気づかいをいただきまして、誠にありがとうございました。

本日より業務に復帰いたします。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

お相手が出張などで遠方にいて口頭で挨拶できない場合は、電話やメールで連絡するか、手紙かはがきの礼状で挨拶します。

出張から戻ってくるまで待つのは失礼になるので、早めに挨拶しましょう。

書面での挨拶のポイントはこの3点です。

  • 拝啓、敬具をつける(もしくはどちらもつけない)
  • 句読点は使わない
  • 略儀であることを伝える

 

出張中などで会えない場合のお礼状

拝啓

ご多用中にもかかわらず 母〇〇〇〇死去の際には ご丁重なご厚志をいただき御礼申し上げます

取り込み中のことだったため 失礼申し上げた点があると思いますが ご寛容のほどよろしくお願いいたします

拝趨の上 御礼申し上げるべきところではございますが 書面を以って御礼かたがたご挨拶申し上げます

敬具

(元号)〇年〇月〇日

喪主〇〇〇〇
親戚一同

 

葬儀などの参列者へお礼の挨拶メール例文

次は葬儀などに参列してもらった人への挨拶メール例文を紹介します。

失礼な印象を与えないよう、丁寧な文面を心がけましょう。

例文1

件名:鈴木より 告別式参列のお礼

この度はお忙しい中 亡母鈴木花子の告別式にご参列いただきましてありがとうございました

また 思いがけず過分なお心づかいをたまわりましたこと 心から御礼申し上げます

おかげさまで告別式を無事に済ませることができました

これより 故人の意志を受け継いで 遺族一同頑張ってまいります

本来なら 直接ご挨拶をさせていただくべきところではございますが 取り急ぎメールにてお礼かたがたご挨拶申し上げます

鈴木太郎

 

例文2

件名:故鈴木花子 葬儀参列のお礼

〇〇様

この度は 母鈴木花子の葬儀にご参列いただいたこと 心より御礼申し上げます

忌引き休暇をいただき 社内の皆さまにはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした

おかげさまで つつがなく葬儀を終えることができました

故人も安心していることと思います

実家滞在中につき住所録が手元にないため メールにて失礼いたします

出社時に改めてご挨拶させていただきますので 何卒よろしくお願いいたします

鈴木太郎

 

忌引き休暇明け挨拶へのメール返信3つのポイント

ここからは、忌引き休暇明けの連絡がきた場合の返信について説明します。

どんなケースにも共通する点は、お悔やみの連絡だと分かる件名にすること。

「(自分の名前)より お悔やみ申し上げます」という件名にすれば、分かりやすいでしょう。

1. 比較的近しい人から連絡がきた場合

親しい関係の人から連絡がきた場合は、堅苦しい言葉だとよそよそしさを与えるので使い慣れた言葉がおすすめです。

「大変でしたね」「体調は大丈夫ですか?」「無理しないでくださいね」と相手をいたわった後に「ご愁傷様でした」と伝えましょう。

2. あまり接点のない社内の人から連絡がきた場合

あまり接点のない人から連絡がきた場合は、形式通りの返信が無難です。

「ご愁傷様です」「心よりご冥福をお祈りいたします」「お悔やみ申し上げます」これらの一般的なフレーズを用いましょう。

なにか付け加えたい場合は、「この度はおつらい出来事でしたね」「どうぞご自愛ください」などが向いています。

3. 取引先など社外の人から連絡がきた場合

社外の人からの連絡の場合は、「仕事のことは気にしないでくださいね」といったニュアンスの返信が最適です。

「大変な時期にご連絡いただけて感謝いたします」を加えると、配慮の気持ちが伝わります。

最後に「謹んでご冥福をお祈りいたします」と伝えた後に、「返信は不要です」を加えてお相手の負担を減らしましょう。

忌引き明けでもお菓子は必要?

忌引き明けで出社する時にはお菓子を持参すべきか迷うかもしれませんが、基本的には必要ありません

身近な人が亡くなることは誰にでも起こりうることなので、忌引き休暇をとることに対して必要以上に罪悪感を持たなくても良いでしょう。

もし持っていくなら「シンプルなもの」を

会社によって、忌引き休暇明けにお菓子を持参する慣習がある場合はどうすればよいでしょうか。

その場合は、賞味期限の長い個包装のシンプルなお菓子を持っていくのがおすすめです。

個別で渡す必要はないので、職員の人数分が入った好みの分かれないお菓子が適しています。

たとえば、クッキーやマドレーヌ、おせんべい、おかきなど、仕事の合間につまめるスタンダードなもので十分です。

まとめ

忌引き休暇をとるのは当然の権利ですが、急な場合がほとんどなので周りに与える影響も大きいものです。

そのため忌引き明けの挨拶では、「急に仕事を休んだことへの謝罪」と「助けてくれた人々への感謝」を中心に伝えましょう。

大切な人を亡くしたら、精神的なショックが長引いてもおかしくありません。

忌引き明けには無理をしすぎず、ご自身の体調をいちばんに考えて対応してくださいね。

画像出典元:O-DAN、写真AC

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