boardは”バックオフィス業務のために起業したのではない”というキャッチコピーが印象的な請求書・見積書作成ツールです。帳票を発行する業務の他、事務作業から経営管理まで「board」1つで効率化を図れます。
boardは”バックオフィス業務のために起業したのではない”というキャッチコピーが印象的な請求書・見積書作成ツールです。帳票を発行する業務の他、事務作業から経営管理まで「board」1つで効率化を図れます。
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目次
「board」で作成可能な帳票類は4つのデザインから選択可能。
紙媒体専門のデザイナーが考案したこともあり、どれも美しさと見やすさを兼ね備えたハイレベルなデザインに仕上がっています。
「どの帳票作成サービスよりもデザインが洗練されている」という理由で「board」の導入を決めた企業があるくらいモダンな帳票は、企業のイメージアップに貢献するでしょう。
4つの帳票デザインの中から1つ選択した後は、メインカラーを変更することが可能。かわいらしい帳票から爽やかな帳票まで企業イメージに合わせて使い分けられます。
有料アドオン「書類デザインエディタPro」を契約すれば、フォントや文字サイズ変更などのカスタマイズもできます。
「board」は運営会社であるヴェルク株式会社代表田向氏が自身の実務経験を顧みながら企画・開発を行っています。そのため、実際に業務に携わる従業員のニーズを的確に把握。
従業員の業務効率化に欠かせない細かい気配りが随所に散りばめられています。
例えば、業務上のミスを予防する機能。「board」のタスク管理は一般的なタスク管理システムよりも通知のタイミング回数が多く設定の自由度が高いです。
自身のスケジュールに合わせて通知を表示することで、未請求や未払いなど業務の漏れを効率よく予防できます。
その他、まとめて行える業務は一画面で操作できるよう設計、できるだけ少ない操作で業務を終わらせる工夫が詰まっていて、経理業務管理の電子化がスムーズに進みます。
「board」のダッシュボードはシンプルで操作性に優れていると好評です。
グラフや表も色分けされておりとても見やすいのですが、一部の色覚の違いにより見づらい箇所があることが判明。
そのため、NPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構」に検証を依頼し、すべての人がグラフや表の色分けを認識できるようにデザインを調整し、カラーユニバーサルデザイン認証を取得しました。
男性の場合20人に1人程度(女性は500人に1人程度)いるとされている色覚特性を持つ人に寄り添ったシステムを導入することは、従業員の負担を軽減し、業務効率の更なる向上が期待できます。
数々の請求書発行システム利用し、それを自社サービスにも役立てている、メリービズ株式会社代表取締役の工藤博樹氏に、起業ログ編集部がきいたboardの評価を紹介します。
メリービズ株式会社 代表取締役社長
メリービズ株式会社 代表取締役社長 工藤博樹による「board」の総評
日本IBM グローバルプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当。 INSEAD MBA取得。Locondo.jp立ち上げ。自身の苦労や周りの起業家の悩みから事務作業を楽にできるサービスを用意したいと考え、2011年7月にメリービズ株式会社を創業。2015年にFinTech協会を創業。
このようにboardは他のツールと比べても請求書の機能に特化し、外部ツールとの連携も優れた請求書発行システムです。
「board」は実際に帳票作成や業務管理を行っていたからこそ実現できた独自の機能が豊富。
企業経営に欠かせない管理業務を一元管理し、効率化を図りたい中小企業におすすめです。
また、サポート体制も充実しているので、初めて帳票作成ツールや業務管理システムを導入する企業でも安心して導入できます。
ユーザーの利便性を第一に考えたシステムは、業務効率化だけでなく従業員の意欲向上にも貢献するでしょう。
画像出典元:「board」公式HP
「board」には月額料金980円の「Personal」から月額料金5,980円の「Premium」まで4つのプランが用意されています。
それぞれユーザー数や外部ファイル保管容量等に違いがありますが、必要に応じてプランはいつでも変更可能。例えば50人以上の場合のユーザー上限数は、1ユーザーにつき月額200円(税抜)で追加できます。
その他、帳票の郵送代行や外部システム連携などのオプションも用意しています。
Personal | Basic | Standard | Premium | |
初期費用 | 0円 | |||
月額(税抜) | 980円 | 1,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
利用可能人数 | 1名のみ | 3名まで | 15名まで | 50名まで |
サポート | Web | |||
メール送信元 | 固定 | 変更可 | ||
登録データ量 | 制限なし | |||
外部ファイル保管 | × | 1GB | 5GB | 10GB |
捺印申請 | × | ○ | ||
通知機能 | 一部のみ | ○ | ||
データロック | × | ○ | ||
対象 | 個人(法人不可) | 法人(個人も可) | ||
無料お試し | 30日間 |
詳しくは公式HPにてご確認ください。→公式HP
月額が約7,000円かかっていますが、使いやすさの面から言っても高いと感じました。
ツールとして良いと思った点は、UI/UXです。書類の作成や、請求・入金管理など入力のしやすさ、色分けなどで直感的に作業ができます。また金額のわりに作業範囲としてできることが多いです。例えば、見積もりのバージョン管理や定期請求の請求書を月ごとにわけるなどの作業が楽にできます。
それに加えて、請求書の送付も特に複雑なフローがないことも楽です。また問い合わせの対応が早いこと、マニュアルが充実していることが最大のポイントだと感じます。
設定にゆだねられるため経理側で把握できないことがあり、請求漏れが起こる点です。また柔軟に変更できてしまう(ロックをかけるなどができない)ため、勝手に送付されたり、日付を変更されたりと管理側としては非常に不便です。
外部連携はしにくいですし、意図した管理データや分析データを出せないなど不便だと思います。外部ツールとの連携については、弥生会計と連動していますが、使いにくいと感じます。
これらを総合すると、このツールは他社には勧めません。ただし、予算によると思います。自分自身で導入したわけではないですが、もし自分が導入するとしたら代わりに債権債務管理システムもしくは連携が取れるシステムを入れると思います。そもそも単独の請求書発行システムに7,000円は高すぎると感じますし、債権債務までしっかりできないと運用でカバーするには限界があると思います。
1年半くらい使用しています。1ヶ月もあれば使えると思います。システムとしては作成、発行、印刷のみのシステムでシンプルなので誰でも使えるようになっています。
初期費用は0円で月額費用はアカウント数が増えるにつき増えていきます。登録者数15人までで3,980円くらい。50人までで5,980円という感じです。サポート体制としては、導入時点からチャットかメールでした。電話や対面のサポートもなしですが、チャットのみで問題ないです。
良かった点は、1回登録した案件はすぐに呼び出しができるので請求書を作るのにいちいち手書きしなくてよくなり、工数が減った点です。
海外向けに請求書を出したいときに英語で出せない点です。フォーマットが決まっていて、外国の単位や言葉には標準の機能には搭載されていません。オプションが必要になるのが不便です。管理者側の使いにくさとしては、登録する側が捺印申請すると承認作業を管理者がするのですが、この件数が多いことがあり、その際は大変かもしれません。例えば、50人登録して管理者が1人になると管理者は使いにくいと思いますが、これはツールの問題ではないと思います。
たくさんある案件がステータスも含めて一覧で見れるので管理しやすいです。「見積中」のステータスで絞れることができたり、さらに見積中 高・中・低まで範囲を絞れたりするので便利です。
ただ、新たに案件登録する際、どうしても新規作成ではなく、既存のものをコピペしひな型として使ってしまうので、コピー後の修正もれが目立ちます。同企業別案件の情報がそのまま残るのでミスに繋がることもあります。触らないとアラートを上げて次に進めないようにするなど工夫して欲しいなと思います。
他社にもこのツールはおすすめします。先程も記述しましたが、色んなステータスを条件に案件を絞り込めますし、売上分析も細かく見れるので、経営陣も有効活用しているようです。
送付状の作成も簡単なので、随分と時間短縮できました。