仕事を受注するには見積書の作成が不可欠ですが、その作業を効率化するために役立つのが見積管理システムです。
本記事では、見積管理システムのおすすめサービスをまとめてご紹介します。
サービスを導入する際のメリットや注意点なども解説しているので、ぜひ最後までご一読ください。
このページの目次
見積管理システムとは、見積書の作成・発行・保管などの機能によって事業活動を効率化するツールです。
最近では、クラウドタイプのシステムが登場しており、インターネットが接続されている環境であれば、場所を問わず見積書に関する業務に対応できます。
遠隔画面操作で使い方をサポートしている製品もあり、システムの利用が初めての企業でも導入しやすくなっています。
(税抜価格)
画像出典元:「見積Rich」公式HP
見積Richは、見積書・請求書の作成から案件管理まで行えるクラウドサービスです。
発行されるすべての見積書が自動的に暗号化されます。
不正な改ざんを未然に防止できるため、セキュリティーを重視する企業でも導入しやすいです。
最低利用期間は、ASPプランは1か月から、自社サーバーを利用する場合は12か月からとなっています。
複数ユーザープラン | 1ユーザープラン | |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額利用料 | 5,000円~ | 0円 |
(税表記なし)
画像出典元:「見積デザイナー」公式HP
見積デザイナーは、柔軟なカスタマイズで見積業務を改善できる見積管理システムです。
専門のカスタマーセンターが常設されており、電話やメールなどで問い合わせできます。
遠隔画面操作でもサポートしているため、見積管理システムの使い方に不安がある方におすすめです。
パッケージソフトであることから直販実績が多く、運用について他企業の成功事例をもとに幅広い提案を受けることもできます。
詳細については、お問合せが必要です。
画像出典元:「ツカエル見積・請求書オンライン」公式HP
ツカエル見積・請求書オンラインは、スッキリとしたデザインで、紙の帳票に書き込むかのような入力方式の見積管理システムです。
アプリ画面から帳票を送信可能で、クライアントとの打ち合わせ後でも見積書をスムーズに提出できます。
iPhoneだけでなく画面の大きいiPadでも利用可能です。
スタンダードプラン | プロプラン | |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額利用料 | 550円 | 1,100円 |
(税込価格)
画像出典元:「SalesQuoteAssistant」公式HP
Sales Quote Assistantは、人工知能を搭載した見積管理システムです。
AIが見積作成時のミスを予防したり、価格の間違いをチェックしたりするため、見積業務に不慣れな方におすすめできます。
Sales Force Assistant(別シリーズ)と連携すれば、見積書を保存した際に該当顧客の商談情報を入力することも可能です。
サーバーを持たずに月額料を払って利用する「クラウド版」と、サーバーにアプリをインストールして利用する「パッケージ版」から選択できます。
「パッケージ版」はライセンス購入となっており、ユーザー数に応じた価格帯が用意されています。
【クラウド版】
初期費用 | 50,000円 |
月額利用料/1ユーザー | 580円 |
利用人数 | 5~2,000名 |
(税表記なし)
【パッケージ版】
初期費用 | - |
ライセンス購入料/5ユーザー | 150,000円~ |
利用人数 | 5~3,000名 |
(税表記なし)
画像出典元:「Misoca」公式HP
Misocaは、見積書をテンプレートで簡単に美しく作成できる見積管理システムです。
「ITreview Grid Award 2023 Summer」請求書作成・見積書作成カテゴリでLeader賞を獲得しており、顧客満足度の高さを重視する方におすすめできます。
自動的に分散化してバックアップしてくれるため、データを失う心配もありません。
現在、有料プランは1年間無料キャンペーンが実施されています。
以下の価格は、無料期間終了後の年額利用料です。
無料プラン | プラン15 | プラン100 | プラン1000 | |
年額利用料 | 0円 | 8,000円 | 30,000円 | 100,000円 |
(税抜価格)
画像出典元:「スマイルワークス」公式HP
スマイルワークスは、EDI機能を使って取引先と安全に見積書を共有できる見積管理システムです。
見積書をメールにデータ添付して送信するのではなくURL情報で通知します。
当サービスのユーザーであれば、無料プラン「FreeWorks」に取引先を招待することも可能。
EDI機能をはじめ、販売管理や財務会計などの一部機能を無料で利用することができます。
標準プラン/5 ID | Enterpriseプラン/100 ID | インボイス特別プラン/3 ID〜 | |
初期費用 | 30,000円 | 1500,000円 | 0円 |
月額利用料 | 10,000円 | 200,000円 | 3,000円~ |
(税抜価格)
画像出典元:「楽楽販売」公式HP
楽々販売は、Excelやメールで管理している見積業務をシステム化できる見積管理システムです。
見積もり金額や値引き率に応じた複雑な承認フローでもカスタマイズできるため、承認処理を効率化したい場合におすすめです。
契約前にデモ画面で詳細を説明してくれるので、導入に失敗するリスクを減らせます。
月額利用料は、利用ユーザー数とデータベース作成数に応じて変わります。
初期費用 | 150,000円 |
月額利用料 | 60,000円~ |
(税抜価格)
画像出典元:「ターミナルQ」公式HP
ターミナルQは、製造業に特化した見積管理システムです。
案件ごとに図面や見積書などをまとめて管理できるので、データをわかりやすく整理したい場合におすすめです。
また、案件登録者ごとに見積金額や受注率を自動集計するため、営業者ごとの強みや傾向を分析することもできます。
初期費用 | 60,000円 |
月額利用料 | 5,000円/5アカウント ※1アカウントごとに追加費用1,000円 |
(税表記なし)
画像出典元:「SMILE V 2nd Edition POWER見積」公式HP
SMILE V 2nd Edition POWER見積は、建設業界に特化した見積管理システムです。
多くの分類と明細で成り立つ建設業界特有の見積りを、一目でわかる画面から簡単に作成することができます。
見積りの作成は、過去の物件を参照してドラッグ&ドロップで複写できるため、作業時間を短縮することも可能です。
詳細については、お問合せが必要です。
企業規模が大きくてセキュリティ面を重視するのであればインストール型、外出先で操作できる利便性を求めるのであればクラウド型が適しています。
見積システムには業界に特化した製品があります。たとえば製造業だと、図面から製造に必要な材料を読み取って見積もりを作成できます。自社の業種にマッチする機能を搭載した製品も検討してみましょう。
システムとの連携性をチェックすることも大切です。
たとえば、営業支援システムを導入しているとしましょう。
見積管理システムと連携することで、顧客情報と見積もり情報を紐づけて、適切な価格を提示できるようになります。
取引先から仕事を受注できそうなとき、見積もりをすぐに提案できなければ、競合に先を越されてしまうかもしれません。見積管理システムで見積書の作成・承認を効率化すれば、取引先に見積もりを素早く提案できるので、受注のチャンスを逃しにくくなります。
見積管理システムであれば、見積書をPDFに変換してメールやチャットなどで送付できます。印刷してFAXや郵送で送る必要がなくなるので、事務処理の負担を減らせるでしょう。
見積管理システムでは、成約率が高い見積書の特徴を分析できます。営業担当者がデータを共有することで、営業部門全体で成約率を高められる可能性があります。
顧客によっては、見積書の作成でフォントや大きさの変更、画像の貼り付けなどが必要になるケースもあります。見積書のレイアウトを細かく調整できるか確認が必要です。
システムの利用に不慣れな方だと、見積作成でミスをしてしまう恐れがあります。誰でも使いやすいよう、AIによる作成補助機能などがあるかどうかもチェックしておきましょう。
見積管理システムを初めて導入する場合、社員が操作方法を理解できない場合もあり得ます。滞りなく見積業務を開始できるようサポート体制を確認しておきましょう。
見積管理システムは、見積書の作成や承認、保管などの仕事を効率化できるシステムです。
近年ではクラウドタイプが登場しており、外出先でも見積業務に対応できます。スムーズに見積りを提案できるので、取引先の仕事を受注しやすくなるでしょう。
初めて利用する社員が使い方に戸惑わないよう、サポート体制についても比較して選んでみてください。
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