定年退職の挨拶例文集!メール・一言・スピーチ・送る側がすることは?

定年退職の挨拶例文集!メール・一言・スピーチ・送る側がすることは?

記事更新日: 2022/10/27

執筆: 宮林有紀

定年退職を迎える時に悩むのが「挨拶」ではないでしょうか?

職場を去る側、退職する方を送り出す側、どちらにとっても悩みの種ですが、好印象を残せる挨拶がしたいですよね。

そこで当記事では、定年退職の挨拶をする時の基本マナーと文例、送る側の心得について解説します。

メール・送別会でのスピーチ・朝礼での一言・挨拶状など、状況別の文例と大事なポイントを紹介するので、ぜひ役立ててください。

定年退職の挨拶の基本マナー

定年退職の挨拶では、この3点が基本マナーです。

・感謝の気持ちが十分に伝わる挨拶文にする

・在職中のエピソードを入れる場合は簡潔にまとめる

・批判的な言葉などネガティブな内容は避ける

1. 感謝の気持ちが伝わる挨拶文にする

定年退職の挨拶は「今までありがとう」という気持ちがしっかり伝わる内容が望ましいです。

何よりも大切なのは、感謝の思いを届けること。

どんな場面での挨拶でも、お世話になった方へのお礼を中心にして文章を組み立てましょう。

2. 在職中のエピソードは簡潔にまとめる

在職中のエピソードを入れると、オリジナリティのある挨拶ができます。

しかし、聞いている人が興味の持てない話題を長々と語るのはNGです。

簡潔にまとめておくと好感度の高い挨拶ができるでしょう。

3. ネガティブな内容は避ける

過去にいろいろな出来事があると、特定の人や会社を批判したくなるかもしれません。

でも、ネガティブな内容の挨拶をすると悪いイメージを持たれるので、避けたほうが良いです。

前向きな姿勢で最後の挨拶をしましょう。

【豆知識】

定年退職をする際にプレゼントや退職祝をいただいた場合、対応の仕方は2つあります。

(1) お礼状を送る

(2) お返しのプレゼントにお礼状を添えて送る

一般的には(1)で良いと言われていますが、会社ごとに慣例があるので過去に定年退職した人がとった対応に合わせると安心です。

お礼状を送る時期は、退職祝いをいただいてから1ヵ月以内が目安ですが、できるだけ早いほうが良い印象を与えるので、1週間以内に送るのがおすすめです。

 

メールでの定年退職の例文とポイント

ここからは、メールで定年退職の挨拶をする場合について説明します。

例文1:かしこまったもの(社外への挨拶など)

件名:退職のご挨拶(株式会社●● あなたの氏名)

本文:

〇〇株式会社 ◇◇様

時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

私事で大変恐縮ですが、この3月をもちまして定年退職の日を迎えることになりました。

◇◇様にはこれまで何かとお力添えをいただき心より感謝いたします。

本来なら直接ご挨拶をすべきところ、メールでのご挨拶になり大変申し訳なく、お詫び申し上げます。

後任は◎◎が担当させていただきます。

後日改めて◎◎がご挨拶に伺いますので、どうぞ変わらぬご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社のご発展と皆様のご活躍を心よりお祈りいたします。

 

例文2:カジュアルなもの(社内への挨拶など)

件名:定年退職のご挨拶(あなたの氏名)

本文:

◆◆部のみなさま

お疲れ様です。

■■部の(あなたの姓)です。

このたび3月31日をもって定年退職することになりました。

入社して○年、大変お世話になりありがとうございます。

在職中、充実した日々を過ごせたのは、◆◆部のご協力とご支援のおかげです。

みなさまのより一層のご発展とご多祥をお祈りしております。

略式ながら、お礼のご挨拶とさせていただきます。

 

メールでの挨拶のポイント

メールでの挨拶のポイントは、「退職の挨拶」だと分かる件名にすること。

重要ではないメールだと判断されると、読み飛ばされてしまいます。

また、挨拶メールを送信するタイミングは、社外と社内で違うので注意してください。

社外への挨拶は引継ぎ期間を考慮して、退職日の2〜3週間前に送りましょう。

社内への挨拶の場合は最終出勤日にメールを送る企業が多いものの、例外もあるので会社の慣例に合わせるのが無難です。

 

【使えるフレーズ】

社外向け:今後とも弊社事業に変わらぬご支援をお願いいたします。

社内向け:みなさまとの関係が終わるのは寂しいので、お時間のある時にご連絡いただけると嬉しいです。

社内向け:○○君は私にとって自慢の部下です。これからも期待しています。

 

退職の挨拶を一言求められた時の例文

次は朝礼や送別会などで「退職の挨拶を一言お願いします」と言われた時の例文とポイントを解説します。

例文1:かしこまったもの

私事ですが、3月31日をもちまして定年退職することとなりました。

これまで支えてくださったみなさまには感謝してもしきれません。

退職後は第二の人生が始まりますが、充実した日々を過ごしたいと思っております。

みなさまの健康とご活躍、そして社業のより一層の発展をご祈念申し上げ、退職のご挨拶とさせていただきます。

 

例文2:カジュアルなもの

本日は私のために、盛大な会を開いていただきありがとうございます。

定年を迎えて、これまでの人生を振り返っております。

この会社に勤めて〇年。

様々なことがありましたが、どれも良い思い出で私の財産です。

特に(一番印象に残っている出来事や感想)は一生忘れられないと思います。

みなさんには、これまで大変お世話になりました。

本当にありがとうございます。

 

一言挨拶のポイント

一言挨拶のポイントは、シーンに合わせた内容にすること。

朝礼での挨拶ならコンパクトにまとめて手短かに済ませます。

親しい人達が開催してくれた送別会の場合は、エピソードを加えるのも良いでしょう。

 

使えるフレーズ

・みなさまの笑顔や心遣いに励まされて、定年まで勤めることができました。

・素晴らしい上司や同僚、後輩に巡り会えた私は幸せ者です。

・会社は離れますが、これからもご縁を続けてくださると嬉しいです。

 

定年退職のスピーチの例文とポイント

ここからは一言挨拶よりも長いスピーチの例文とポイントを紹介します。

例文1:かしこまったもの

この度、3月31日付で定年退職することになりました。

〇年という長い間、仕事の機会を与えてくれた会社に深く感謝しています。

また、みなさまには公私ともに大変お世話になりありがとうございました。

本日、無事に定年の日を迎えられたのは、みなさまの誠心誠意のおかげです。

特に××の件では、あたたかく私をご支援くださりお礼の申し上げようがございません。

当時の記憶が今も鮮明に残っております。

今後はしばらく休養した後に、趣味の旅行を楽しみたいと思っています。

最後になりましたが、みなさまのご健勝とご活躍をお祈りして、退職の挨拶とさせていただきます。

 

例文2:カジュアルなもの

本日はお忙しい中、挨拶をする時間をいただきありがとうございます。

3月末に定年退職の日を迎えます。

早いもので入社以来〇年になりますが、入社した当初を思い出すと感慨深いです。

過去には大きな失敗をするなど苦い経験もしました。

そんな私を支えてくれた皆さんを一生忘れません。

また、仕事の後にみんなで飲みに行ったことも、私の大切な思い出です。

普段は言えないことまで本音で語り合いましたよね。

今後は別の会社で再出発をする予定になっていますが、新しい生活に期待する気持ちでいっぱいです。

どこかで皆さんとお目にかかるかもしれないので、引き続きよろしくお願いします。

どうかこれからもお元気でご活躍ください。

これまで本当にありがとうございました。

 

スピーチのポイント

スピーチは以下の順番で構成を考えましょう。

(1) 定年を迎えた報告

(2) 周囲の人への感謝

(3) 印象深かったエピソード

(4) 今後の抱負

(5) 結びの挨拶

 

エピソードは自慢話にならないよう気をつけてください。

功績よりも苦労話のほうが聞いた人が良い印象を持ちやすいです。

それに、失敗した時にお世話になった人にお礼を伝える良い機会にもなります。

もう1つの注意点は、定年退職の挨拶はしんみりした雰囲気になりやすいこと。

暗いムードにならないよう、今後の抱負では前向きな姿勢が感じられる1文を入れましょう。

 

使えるフレーズ

・いつも難しいお願いばかりしましたが、快く助けていただいたことを心よりお礼申し上げます。

・つつがなく退職の日を迎えることができたのは、社長をはじめ社の皆様のおかげと深く感謝いたしております。

・優秀な皆さんがいるので我が社は安泰だと信じております。

 

定年退職の挨拶状の例文とポイント

次は定年退職することを手紙でお知らせする場合の例文紹介です。

例文1:かしこまったもの

拝啓 〜の候 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます

                    さて 私こと(※)

このたび3月31日をもちまして●●を定年退職することになりました

おかげさまで在職○年の間 大過なく勤めることができ 感無量でございます

○年の入社以来 ひとかたならぬご懇情を賜り 誠にありがとうございます

今後とも変わらぬご指導とご厚誼のほどお願い申し上げます

末筆になりましたが 皆様のますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ 退職のご挨拶とさせていただきます

敬 具

 

  〇年〇〇月

              名前

              住所・電話番号など

※自分のことは文末に書くのが礼儀なので、文頭を余白にしてから「さて 私こと」と書きます。

例文2:カジュアルなもの

このたび3月末にて定年を迎えました

まだ先だと思っていましたが 想像よりも早く訪れた印象です

これも皆様のおかげで 充実した毎日を送れていたからだと思います

退職後は第二の人生が始まりますが 会社員時代の経験を生かして家族と共にボランティア活動に励む予定です

また 趣味の映画を見に行くことも楽しみにしております

まずは略儀ながら書中にて お礼かたがたご挨拶申し上げます

 〇年〇〇月

              名前

              住所・電話番号など

 

挨拶状のポイント

定年退職の挨拶状は、遅くとも3ヵ月以内に出すものとされています。

できれば1ヵ月以内に届けられると良いですね。

退職したら、なるべく早く挨拶状を送りましょう。

 

使えるフレーズ

・仕事を通じて得た貴重な体験を生かして 実りある第二の人生を歩んでいきたい所存でございます

・お世話になった皆様にご恩返しができるよう 毎日を精一杯生きていきたいです

・幸い健康に恵まれておりますので 今後の人生もおおいに楽しみたいと思っております

 

定年退職者を送る側がするべきことは?

定年退職をする社員がいる場合は、送る側もこれらの準備が必要です。

・送別会を開く

・退職祝を渡す

・連絡先を確認する

 

送別会を開催する

送別会には、退職する人と関わった職員がたくさん参加できると理想的です。

幹事は声をかける部署を決めるために、退職者の足跡を調べましょう。

送別会で退職者の挨拶を予定しているなら、当日困惑しないよう、本人に準備をお願いすることも大切です。

退職祝を贈る

定年退職をする人へのプレゼントは会社の慣例で決まります

いつも花束を渡すなら花束、品物を渡すなら過去に退職した人と同じ金額のプレゼントを準備しましょう。

「会社からは贈り物をしないルールだけど、お世話になったから何か贈りたい」と思った場合は、個人名義でプレゼントを渡すのがおすすめです。

連絡先を聞いておく

退職後には、業務で本人に聞かないと解決しない問題が生じる可能性があります。

退職後に引っ越しをする人もいるので、確実に連絡がとれる方法を聞いておくと安心です。

 

はなむけの言葉

定年退職をする人がいる場合は、はなむけの言葉を贈りましょう。

【例文1:親しい上司への言葉】

〇〇さん、この度はご定年誠におめでとうございます。

私が一人前になれたのは〇〇さんのご指導があったからです。

いつも丁寧に、時には厳しく、たくさんのことを教えていただき、感謝の言葉しかありません。

皆から信頼され素晴らしい功績を残した〇〇さんの下で働けたことを嬉しく思います。

お身体にお気をつけて、第二の人生を謳歌してください。

これまで〇年の長きにわたり大変お世話になり、本当にありがとうございました。

【例文2:あまり接点のなかった上司への言葉】

〇〇部長、ご定年ならびにご勇退、誠におめでとうございます。

私が新入社員だった頃から、いつもあたたかく見守ってくださり感謝しております。

〇〇部長にはまだまだ教えていただきたいことがたくさんあり、名残り惜しい気持ちです。

これまでご指導いただいたご恩は一生忘れません。

今後も〇〇部長のご健勝とご多幸を心よりお祈りしております。

本当にありがとうございました。

 

まとめ

定年退職の挨拶をする場合は、できるだけ前向きな言葉を使い、寂しさを感じさせない内容にすることが大切です。

好印象を与えるスピーチにするために、感謝の気持ちを中心に、聞く人の気持ちになって簡潔な文章を考えましょう。

定年退職する人を送り出す側は、送別会の準備に力を入れると、より感謝の気持ちを伝えることができます

「この会社で働けて良かった!」と思ってもらえるような送別会を目指しましょう。

画像出典元:O-DAN、写真AC

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