数あるWeb会議システムの中でも、特に知名度が高く利用者が多いのがZoomとWebexです。
いずれもWeb会議に必要な機能を不足なく備えており、「どちらを導入すべきか」と迷っている担当者も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、ZoomとWebexの特徴や機能、違いを比較して詳述します。
両者の特徴を知り、自社にマッチしたWeb会議システムを導入しましょう。
このページの目次
現在、ZoomやWebexなどのWeb会議システムが広く受け入れられているのは、新型コロナウイルスの影響だけではありません。
実際にはそれ以前から、Web会議システムの導入を検討する企業は増えていました。
Web会議システムの需要が高まった背景について見ていきましょう。
まず大きな理由の一つが、働き方が多様化していることです。
現在、フレックスタイム制やテレワーク、短時間勤務などを導入している企業は少なくありません。
Web会議システムは、デジタルデバイスで物理的に離れてしまった社員間の距離をつなぎます。
場所を問わず会議ができるため、働く場所がことなる社員同士の密なコミュニケーションや情報共有を可能にしてくれるでしょう。
それではなぜ働き方が多様化しているのかというと、まずは新型コロナウイルスの影響があります。そしてもう一つは、政府主導の働き方改革によるものです。
政府は働き方改革の一環としてテレワークの導入を積極的に推奨しています。これにより、大企業を中心にテレワークを導入する企業が増加しました。
テレワーク導入補助金等のバックアップも充実しており、「今のうちに」と考えた企業は多かったようです。
(応募者多数のため、令和2年8月を持って、令和2年分の「働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)」の新規申請は終了しています。)
Web会議システムを導入すれば、参加者は各々の場所から会議に参加できます。会議のための準備や資料作りが不要となり、担当者や会議参加者の負担は軽減されるでしょう。
また、資料に使う紙代や会場までの移動費等もカットできます。対面会議をやめることは、費用面でのメリットも大きいといえるでしょう。
こうした企業の業務効率化にも、政府による後押しがあります。
政府は「ICTの積極的な活用が業務のムダを省く」として、企業に業務効率化システムの導入を促しました。
現在は、購入金額の3/4の補助(最大450万円)を受けられる「IT導入補助金」なども用意されています。
Web会議システム導入のハードルが下がったことも、Web会議システムが普及した要因の一つといえるでしょう。
「Web会議」というとき、必ずといってよいほど名前が挙がるのがアメリカに本社を置く「ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ」によってサポートされる「Zoom(ズーム)」です。
URL発行型のWeb会議システムなので、参加者は個別にアカウントを作る必要がありません。参加者はホストから送付されたURLやリンクをクリックするだけで簡単に会議に参加できます。
ITツールに不慣れな人でも使いやすいといわれる、Zoomの特徴を見ていきましょう。
ビジネスから飲み会まで、あらゆるシーンに対応するのがZoomです。
30秒足らずでアカウント発行ができたり、アプリ要らずの手軽さから「気軽に使いやすいWeb会議システム」として普及しました。
ビジネスだけではなく、プライベートでも使えるツールです。
ZoomはPCでもスマホでも利用可能です。以下のOSなら、問題なく使えます。
また、Zoomはデータ通信量を抑えるための独自技術が導入されています。
会議中の通信量は他のWeb会議システムと比較すると少なく、通信状態の乱れや途切れが気になりません。安定した通信環境を確保できるのは、Zoomの大きな魅力の一つです。
このほか、ZoomでのWeb会議を便利にする、基本的な機能を紹介します。
最も基本的な機能は、Web会議を行うことです。自身で主催する場合は、次の手順でおこないます。
1. サインインする
2. 操作パネルの画面左の「マイミーティング」を選択
3. 「新しいミーティングをスケジュールする」を選択
4. 開催日時や所要時間などを入力
また、PCからWeb会議に参加者を招待するときは、次のような方法があります。
さらに、スマホから招待する場合は、以下の方法のいずれかを選びましょう。
いずれも1クリックなので、難しいことはありません。
自宅から会議に参加する場合、背景の映り込みが気になります。このようなときは、バーチャルな背景を設定して隠すことが可能です。
会議中に「レコーディング」タブをクリックすると、会議の様子を録音・録画できます。後で反省会に利用したり、参加できなかった人に共有したりするときに便利です。
PCやスマホで手書きした図や文字を共有できる機能です。Web会議中に図で説明を補足したくなったときや、絵に描いた方が分かりやすい事がらを説明するときなどに重宝します。
「リモート制御のリクエスト」が承認されれば、自分以外の人のPCを遠隔操作できます。
会議の参加者がファイルの場所が分からなかったり、操作がうまくいかなかったりなどするときに役立つでしょう。
また、権限を与えれば、他の人が自分のPCを操作することも可能です。
Web会議中、特定の人と個別にチャットでやり取りできます。大勢で共有したくないことやこっそり確認したいことがある場合に便利です。
もちろん、参加者全員に一斉メッセージを送ることもできます。
特定の人の画面を大きく表示できる機能です。
会議人数が多いと誰がメインだったり司会だったりするのか分かりません。この機能を使えば、司会進行役やメインパーソンが画面に埋もれなくなります。
ミーティング中に、グループを小さく細分化できる機能です。これはZoomならではの機能で、Webexにはありません。
最大50チームまで分けられるので、大型のWeb会議でも役立ちます。
あるテーマについてグループで意見をまとめてもらいたいときや、個別にテーマを与えてディスカッションしてほしいときなどに便利です。
Zoomというと「セキュリティが脆弱」という印象を持つ人が少なくありません。
確かに、2020年3月には専門家からZoomのセキュリティの脆弱性を指摘する声が上がりました。
このときの問題視されたのは、以下のような点です。
特に第三者の乱入については「Zoom Bombing(ズーム爆弾)」などとよばれ話題となりました。
結論から言うと、2020年11月時点ではこうした脆弱性についてはすでに対応が取られています。具体的には以下の通りです。
問題となる点は改善され、Zoomのセキュリティレベルはかなり向上しました。
しかし、ネットワークを経由する以上「リスクゼロ」とはいえません。常に最新バージョンを利用する、IDやパスワードの管理を徹底するなど、個々のセキュリティ対策も必須です。
Zoomには、無料版・有料版併せて5つのプランがあります。
少数のWeb会議をたまに行うくらいなら、基本プランだけでも不足はないかもしれません。
しかし大人数で会議・セミナーを開催したり、会議開催の頻度が高かったりする場合は、有料プランの検討がおすすめです。
無料版・有料版の機能の違いを見ていきましょう。
無料アカウントのユーザーがホストの場合は、40分の時間制限が定められています。
また会議を続けようとした場合、いったん会議を終了せねばなりません。また参加者を招待し直す必要があり、再開までに時間がかかってしまいます。
ムダな時間が多い上、主催者も参加者もストレスがたまるでしょう。
有料版なら、このような時間制限はありません。会議の進行で時間を気にせずに済むのは、大きなメリットです。
前述の通り、有料版なら録音・録画したデータをクラウド上に保存できます。誰かと共有したいときはURLを伝えるだけなので、手間がかかりません。
加工・検証もしやすく、さまざまな形で利用できるでしょう。
なお、無料版の場合は、自身の端末上にのみ録画・録音データを保存できます。
Zoomでは、1つのアカウントにつき1つのホスト権限しかありません。つまり複数の会議を平行する場合は、会議の数だけホストアカウントが必要となります。
この機能は無料版にはありません。複数のアカウントが必要な場合は必然的に有料版を利用することとなるでしょう。
会社がテレワークなどを実施している場合、Web会議が重なることも多いのではないでしょうか。有料版なら、1つのアカウントにつき最大9人までホストを増やせます。
有料版になると「Skype for Business」「Slack」「Googleカレンダー」などのアプリと連携できるようになります。
アプリを切り替えないシームレスなやり取りが可能となり、業務効率のアップが期待できるでしょう。
画像出典元:「Zoom」公式HP
Zoomの料金プランについては、以下を確認してください。
プラン名 | 基本 | プロ | ビジネス | ビジネスプラス | 企業 |
月額(年払い) | - | 2,000円 /ID (20,100円/ID) |
2,700円 /ID (26,900円/ID) |
3,125 /ID (31,250./ID) |
問い合わせ |
契約ID数 | 1 ID | 1~9 ID | 10~99 ID | 10~99 ID |
〜250 ID |
グループ会議可能時間 | 40分 | 30時間 | 30時間 | 30時間 | 30時間 |
ホスト可能な参加者数 | 100人まで | 100人まで | 300人まで | 300人まで | 1000人まで |
録画データクラウド保存 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
画面共有 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リモートコントロール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
バーチャル背景 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ウェビナー | × | オプション追加可能 | オプション追加可能 | オプション追加可能 | ウェビナー500標準搭載 |
画像出典元:「Webex」公式HP
Webexは、アメリカのシスコシステムズが提供するWeb会議システムです。
使い勝手や仕様などは「Zoomに似ている」といわれますが、そもそもZoomの創業者は、Webexの開発者だったとか。両者のUIなどがよく似ているのは当然かもしれません。
Zoom同様にWeb会議システにおいて高いシェアを誇る、Webexの特徴について見ていきましょう。
Webexは、ビジネスユースに耐えられるセキュリティ及び会議品質の高さが特徴です。
シスコシステムズは、2007年よりWeb会議システム市場に参入しています。歴史は古く、培ってきたノウハウは他のWeb会議システムとは一線を画すといわれています。
また、Webexと専用デバイスであるCisco Webex Boardと併用すれば、安定的に質の高い会議が可能となります。さらにオプションのイベントセンターを導入すれば、ウェビナーの開催もスムーズです。
Webexの対応OSは以下の通りです。
また、モバイルアプリは以下で対応できます。
Zoomと同様にURL発行型なので、必ずしもアプリをダウンロードする必要はありません。
Webexの基本機能を紹介します。
Web会議中は、発言者が大きくクローズアップされるのがデフォルトです。しかし、参加者側から画面のレイアウトを自由に設定できます。
レイアウトボタンを押せば、分割表示なども可能となります。
Web会議中に資料を共有したいとき、Webexならアプリケーションのみを共有できます。
資料などを共有したいとき、画面そのものを共有すると個人的な情報まで漏れてしまうかもしれません。しかし、アプリケーションそのものを共有できれば、個人の画面は見えないため安心です。
共有方法は、「共有」のアイコンから、共有したいアプリケーションを指定するだけでOKです。
Web会議の様子は、録画・録音して保存できます。会議に参加できなかった人への共有もスムーズです。
ただし、Zoomと同様に無料版ではクラウド上に保存することはできません。
会議中に主催者が離脱しなければならなくなった場合、主催者は権限を別の人に譲渡できます。これにより、主催者がいなくなっても会議を継続することが可能です。
スケジューリングの方法としては、「アドバンスト スケジューラ」と「クイック スケジューラ」があります。
すぐに会議を始めたい場合は「クイック スケジューラ」、詳細に設定したい場合は「アドバンスト スケジューラ」を使いましょう。
この機能を使えば、自身の会議スケジュールと参加者のメールアドレスを一度に登録できます。開始ボタンを押せば参加者に招待メールが一斉送信されるため、手間もかかりません。
これはZoomの無料版にはない機能です。Webexなら、アンケート機能も無料で使えます。
ホストは会議が始まる前に、画像や質問を記載したアンケートを作っておきましょう。一度作ったアンケートはテンプレートとして残せるので、再度活用できます。
この機能を使えば、Web会議終了後に参加者の画面にアンケートが表示されます。
なお、Zoomの場合は「プロ」プランを選択すれば、投票(アンケート)機能が使えます。
一般に、無料で使えるWeb会議システムは画像・音質とも有料のシステムには劣るといわれます。しかし、Webexは画質・音質とも高いことで知られています。
まず映像は、「High Quality (720p) Video」を採用し高画質を実現しました。
一方音声は、PGiの電話音声と連携させています。会議中でも、「発言内容が聞こえなくて困った」とはなりにくいでしょう。
Webexなら、テレビ会議と遜色のないWeb会議が可能といわれます。大人数の会議を開催したいときも、安心です。
Webexは主にビジネスユースを想定して作られているため、セキュリティ面にも十分な配慮が成されています。
そもそもシスコ社のセキュリティシステムは、FISC(The Center for Financial Industry Information Systems公益財団法人金融情報システムセンター)の基準をクリアしています。
加えて「フォーチュン100」(ビジネス誌フォーチュンが選ぶ優良企業100社)に選ばれた企業の過半数がシスコ社のセキュリティシステムを導入しているとか。
この事実から見ても、セキュリティの信頼性は高いといえるでしょう。
Webexには、シスコ社が直に販売する「シスコ直販モデル」とパートナー企業が提供する「パートナー販売モデル」があります。
もともと、Webexには直販モデルがありませんでした。しかし昨今のWeb会議システムの需要の高まりによって、2019年よりシスコ社からそのまま購入できるようになったのです。
直販モデルの無料版・有料版プランは次の4つです。
ここでは、シスコ社のHPから直接購入できる直販モデルの無料版・有料版の違いについて紹介します。
無料版の場合、Zoomと同様に時間制限があります。ただしWebexの場合は「2人まで無料でOK」などはありません。人数にかかわらず、40分たてば会議は終了します。
1ホスト=1会議というのはZoomと同じです。同時に複数の会議を行いたい場合、有料プランでホストアカウントを増やさねばなりません。
無償版の場合は、録画したWeb会議データをクラウド上に保存できません。これもZoomと同じです。有料版は、プランによって5GB、10GBまでクラウド上に保存できます。
出典:Webex
Webexの料金プランについては、以下を確認してください。
プラン名 | ベーシック | スターター | ビジネス | エンタープライズ |
月額(ホスト1名につき) | - | 1,700円 | 2,700円 | 問い合わせ ※5名以上の主催者ライセンス登録が必要 |
グループ会議可能時間 | 40分まで | 24時間 回数無制限 | 24時間 回数無制限 | 24時間 回数無制限 |
1つの会議に参加可能な人数 | 100人まで | 150人まで | 200人まで | 1000人まで |
録画データクラウド保存 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
クラウドストレージ | - | 5GB | 10GB | 無制限 |
画面共有 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リモートコントロール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
バーチャル背景 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
手軽に使いやすいZoom、ビジネスユースにぴったりなWebex、とそれぞれ趣は異なります。しかし機能については大差がなく、有料版を選択すればWeb会議に不便を感じることもないでしょう。
どちらも無料版があるので、まずはそちらで使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。
以下で、ZoomとWebexの無料版のスペックを確認してみてください。
Zoom | Webex | |
グループ会議可能時間 | 40分まで | 40分 |
会議の参加者数 | 100人まで | 100人まで |
録画データクラウド保存 | × | × |
画面共有 | 〇 | 〇 |
画面分割(PC) | 25 | 25 |
リモートコントロール | 〇 | 〇 |
バーチャル背景 | 〇 | 〇 |
ウェビナー | × | × |
ホワイトボード機能 | 〇 | 〇 |
ブレイクアウトルーム | 〇 | 〇 |
投票(アンケート) | × | × |
チャット | 〇 | 〇 |
※2023年2月時点
上記を見ると分かりますが、無料版のZoom・Webexに大きな違いはありません。使う人の好みで選んでもよいでしょう。
現在はセキュリティを重視する企業が増え、セキュリティに力を入れている国産のWeb会議システム ジンジャーミーティング(旧:Calling)・Lite FreshVoiceにも注目が集まっています。
Office 365を利用している企業ではコスト面・導入面のメリットが大きいMicrosoft Teamsが人気。
Googleカレンダーとの連携が便利なGoogle Meetも利用者が増えてきています。
※無料お試しまたは最安プランの場合 ※2023年2月時点
ジンジャーミーティングの最大の特徴は、Web会議をスムーズに進めるための機能が満載であること。
画面共有やホワイトボード機能はもちろん、資料共有やトークスクリプト機能も備わっています。
会議中のメモや共有した資料を集約して、簡単に議事録として保存できます。
また、会議の主催者は会議終了後に参加者にアンケートを実施可能。参加者の疑問点や考えを個別に確認でき、フィードバックとしても活用できます。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
20万円 | 1,500円 / 1ID | 7日間 |
1プライスで分かりやすいことがメリットです。
これまでは営業個々人がGoogleのハングアウトやSkypeなどの無料ツールを使っていましたが、お客様側にアカウント登録やソフトインストールをお願いする必要があり、不便に感じていました。そのためアカウントの発行やソフトのインストールが必要なく、お客様に手間をかけないCalling(旧名)の全社導入が決まりました。
(ITマーケティング:従業員500人以下)
Calling(旧名)URLをクリックするだけですぐに接続できるので、操作が苦手な人も馴染みやすいと感じました。思っていた以上にスムーズにコミュニケーションが取れるので、社内コミュニケーションの強化にも利用したいと考えています。
(医療業界:従業員約1,000人)
画像引用元:「Lite FreshVoice」公式HP
Lite FreshVoiceは、これといったデメリットが見当たらない優等生です。web会議を考えているなら絶対に検討して欲しいツールです。
会議を実施するにあたってアカウントやアプリは一切不要。この手軽さが圧倒的に支持されています。
スマホやパソコン、タブレット等どんな端末でもOK。URLを共有するだけですぐに最大5拠点でのweb会議をスタートできます。
また、日本で初めて1,000万円までのセキュリティ保証つき。安心して利用できますよ。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
11万円(税込) | 15,000円 / 1ID | 14日間 |
1つのIDにつき、1000個までURLを追加登録可能。
1つのURLにつき同時に5人まで参加できます。
インストール作業や面倒な設定が不要で、会議用のURLさえ発行すれば参加する社員はログインも必要ない。操作も非常にわかりやすく、呼び出したい人とすぐに通話ができる利便性を評価しました。
(工事業者:従業員200人以下)
画像出典元:「Google Meet」公式HP
2020年4月Google Meet(旧:Hangouts Meet)の機能が刷新。
これまでは、G Suiteユーザーしか会議を主催できませんでしたが、Googleのアカウントがあれば誰でも無料で会議を開けるようになりました。
会議の参加可能人数は、無料プラン100名、Business Starterプラン100名まで、Business Standardプランが150名まで、Business Plusプランが500名まで、Enterpriseが500名までとなっています。
セキュリティはインターネット技術特別調査委員会(IETF)のセキュリティ標準に準拠しており、すべてのデータが暗号化されます。
とにかく費用をかけたくない企業におすすめです。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
0円 | 0円~ | 無料プランあり |
有料プランは8米ドル~ / 1ユーザーで、会議時間の制限なく利用できます。
会社のスタッフ同士で会議やミーティング用に使っています。会社でGoogleアカウントを作っていると、ミーティングの予定をカレンダーに入れるだけで自動ですぐリンクが生成されるので、会議に入るときにリンクを送る手間が無く楽です。
(エンタメ関連:従業員約1,400人)
カレンダーで会議のIDを発行できるし、リンク共有のみで誰でも会議に入れるという手軽さが魅力。zoomだと画面共有しにくいですが、共有したいタブのみ共有できるのも良いです。zoomやチームズは音質が悪いですが、ミートは良い印象です。
(IT関連:従業員約1,000人)
Cisco Webex MeetingsはPCやスマートデバイス、ビデオ会議の専用機器からも参加可能なクラウドベースのオンライン会議システムです。
1会議あたり最大200名まで参加可能で、録画や画面共有・ブレイクアウト(会議中に数人ごとに区切って行う会議)など、オンライン会議に必要な機能を提供しています。
高度なセキュリティ機能としてエンドツーエンドの暗号化に対応している他、画質・安定性にも定評があり、世界中で1億人以上に使われています。
運営会社のシスコシステムズは、ネットワーク機器をはじめセキュリティやサーバーなど様々なサービス・ソリューションを開発している信頼度の高い企業です。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
10万円(11月末までは0円) | 0円~ | 無料プランあり |
無料プランでも、1つの会議に100名まで参加可能。ブラウザ版とデスクトップアプリ版が用意されています。
有料プランは1,700円~ / 1ホストです。
およそ1万人で使用しています。WEB会議ツールが色々ある中で、若干シェアが少ない。そのため、社外の方との打ち合わせでWebexを使う際は、1から導入手順を説明しないといけないので、その点はとても不満です。
(IT関連:従業員約1,000人)
グループ全体で60拠点以上ある弊社では、担当者会議から役員会議まで幅広く電話会議やWeb会議を活用しています。電話会議・Web会議とも端末側に特別な設定が不要なため、社内だけでなく国内外のサプライヤ様やパートナー様との打合せでも活用しています。
(食品メーカー:従業員約3,000人)
画像引用元:「Zoom」公式HP
Zoomの最大の魅力は、無料版でも最大100人で会議ができること。
ただ、ゲスト側はアプリのダウンロードが必要のため、ひと手間かかるシステムです。
動画・音声の保存が簡単にできたり、参加者をグループごとに分けたりという独自の機能があります。
会議中に自分の画像の背景を変えられる点も人気の理由です。
台湾政府をはじめ、セキュリティ上の懸念が指摘された「Zoom」は2020年4月8日に、セキュリティ強化の機能を追加した、最新版を公開しました。
ビジネスで活用する際には、セキュリティ面は何よりも重視すべきポイントです。機密情報を扱う企業にはやはり有料のWeb会議システムをおすすめします。
※Zoomのセキュリティに関する日経記事
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
0円 | 0円~ | 無料プランあり |
有料プランは、2,000円~ / 1ホストで、グループミーティングを無制限に利用できます。
体感ですが、Skypeよりzoomの方が画質がいいです。また、音もクリアに聞こえます。こちらのツールは社内外で使用していますが、社内だと、説明会・部内での打ち合わせに利用しています。コロナ禍では、新卒採用をウェビナーで行ったり、web面接にも利用できたりと、汎用性が高いと思います。
(IT関連:従業員約200人)
Skypeを使用していたがZoomに切り替えました。Skypeは通信遮断が多くて使いにくかったです。Zoomの方が新規のクライアントと接続しやすかったです。
(IT関連:従業員約50人)
zoomはホストになる時に手間になるので、Googleミートの方が好きです。zoomは100人超える会議の時に利用しています。
(コンサル:従業員約400人)
画像出典元:「MicrosoftTeams」公式HP
Microsoft Teamsは、225の国と地域で活用できるため、国内外で頻繁にコミュニケーションをとっている企業におすすめです。
これまで使用してきたWordやExcelなどのMicrosoft製品の使い勝手をそのままに、あらゆる場所からのオンライン会議をサポートしてくれる非常に強力なシステムです。
使用できるデバイスもWindows・Mac・iPhone・Androidと幅広いので、様々な場面で活用できるでしょう。
Microsoft社の強固なセキュリティは、大企業をはじめ世界中の教育機関でも信頼されています。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
0円 | 0円~ | 無料プランあり |
有料プランは、430円(税別)~ / 1ユーザーで、会議のレコーディングが可能になります。
画質が良く、何十人が同時に接続しても特に問題ないです。以前zoom、スカイプ、ライフサイズを使用していましたが、結局チームスに落ち着きました。
(メーカー:従業員約1万人)
現在は、ほぼ毎回、Microsoft TeamsでWeb会議を行っています。シンガポール・マレーシア・ベトナムとWeb会議をすることもありますが、通話も比較的綺麗で、落ちないし、音声の遅延も感じません。
(Sler関連:従業員約500人)
Zoom・Webexとも、使い勝手のよいWeb会議システムとして広く普及しています。無料版なら機能に大差はないので、自社での使用感を試してみるとよいのではないでしょうか。
また、より多くの機能を使いたい場合は有料版がおすすめです。ただしプランによって使える機能やストレージは異なるため、自社に必要な機能を見極める必要があります。
さらに、他の選択肢が欲しい場合でもWeb会議システムのバリエーションは豊富です。しっかり検討し、業務効率化につながるシステムを導入しましょう。
画像出典元:Pixabay、Unsplash
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