オンプレミス型のWeb会議とは?クラウドとの違いとメリットを解説

オンプレミス型のWeb会議とは?クラウドとの違いとメリットを解説

記事更新日: 2022/08/22

執筆: 編集部

Web会議システムにはオンプレミス型とクラウド型があります。

この記事では、セキュリティに強いオンプレミス型Web会議システムと手軽に導入できるクラウド型との違いを解説します。

オンプレミス型の導入費用が高い理由やおススメのオンプレミス型Web会議システムも紹介します。

自社に必要なWeb会議システムがオンプレミス型なのかをこの記事から判断してください。

 

オンプレミス型Web会議システム|クラウド型との違いとは?

オンプレミス型とは

オンプレミス(On-premises)のプレミスは「建物」や「構内」を意味します。

そこから派生して自社の建物や構内に設置されたサーバーを利用したサービスをオンプレミス型と呼ぶようになりました。

オンプレミス型のWeb会議システムは、自社内部に設置されたサーバーや回線を利用します。

クラウド型とは

クラウド型(cloud)のクラウドとは「雲」を意味します。

そこから派生してネットワーク経由で利用するサービスやシステムのことを指します。

クラウド型のWeb会議システムは、ベンダーが提供するクラウド上のサーバーを利用します。

Web会議オンプレミス型とクラウド型の比較表

 

オンプレミス型Web会議システムのメリット

オンプレミス型Web会議システムには3つのメリットがあります。

メリット1:柔軟なカスタマイズ

オンプレミス型Web会議システムは搭載機能のカスタマイズしやすいメリットがあります。

例)
管理画面をカスタマイズする
スケジュール機能を会社の予定と同期させる
複数の拠点で行えるWeb会議を本社でモニタリングできるようにする
拠点ごとで会議参加者にアンケートを取れるようにする

オンプレミス型なら既存のサービスのは搭載されていない機能でもニーズに合わせてカスタマイズできます。

メリット2:堅牢なセキュリティ

オンプレミス型は自社の内にサーバーを構築するので、堅牢なセキュリティ保護されたWeb会議システムです。

クラウド型を利用する場合はベンダーのセキュリティ対策の見極めが重要です。

高いセキュリティレベルが維持されているのがオンプレミス型Web会議システムです。

メリット3:安定した通信

クラウド型Web会議システムでは、多数の利用者がサーバーを共有することになります。

利用者が多くサーバーに接続しづらくなるという状況が発生する事もあります。

クラウド型のWeb会議システムに利用者が集中した場合、接続障害や通信の停滞などの問題があります。

しかし、オンプレミス型Web会議システムは自社のみが利用できる環境にあるので、外的要素を気にせずに安定した通信を確保することができます。

オンプレミス型Web会議システムのデメリット

オンプレミス型Web会議システムのデメリットについても触れておきます。

デメリット1:初期費用が高額

一般的にオンプレミス型Web会議システムを導入するには以下のコストがかかります。

  • ハードウェア、ソフトウェア、ライセンスの購入費
  • サーバールームの家賃
  • サーバー用のラック、電源、空調などの付帯設備費
  • 回線設置費用
  • 災害対策や可用性のためにリカバリーを用意する場合はその費用

クラウドのようにPCひとつで始める事は出来ず、機器の設備投資が必要です。

よって、各社サービスでもオンプレミス型は初期費用がクラウド型の倍となっています。

初期費用例比較表(2020年9月現在)

  オンプレミス型 クラウド型
FreshVoice 約300,000円 約100,000円
(ライトフレッシュボイス)
LiveOn 約1,000,000円 約78,000円

オンプレミス型Web会議システムを導入する場合、導入コストは数百万円になります。

しかし、利用が長期になるとオンプレミス型の導入コストの方がクラウド型の毎月の利用料金の累計より安くなる場合があります。

オンプレミス型Web会議システムは導入コストが高いというデメリットはあるものの、安定した通信と長期間の利用ならオンプレミス型を検討しましょう。

デメリット2:導入までに時間がかかる

オンプレミス型の場合はシステム設計をして機器を選定する、発注する、納品する、システム構築するなど時間が必要です。

導入を決定しても実際にシステムが稼働するまでに数週間から数カ月かかる事があります

オンプレミス型を導入する時は余裕を持った導入スケジュールを組みましょう。

デメリット3: 保守・トラブル対応が必要

オンプレミス型Web会議の場合、トラブルが起きた時は自社で解決しなければなりません。

よって、専門的知識を持ったオンプレミス型機器の保守点検技術者を社内外で確保する必要があります。

Web会議ならオンプレミスとクラウドどちらがおすすめ?


セキュリティ面で安心できるシステムが欲しい、安定した通話環境を手に入れたいという企業にはオンプレミス型Web会議システムがおすすめ
です。

オンプレミス型とクラウド型のWeb会議システムそれぞれのメリット・デメリットを比較してから導入しましょう。

オンプレミス型の費用や機器の長期設置場所の確保に不安がある場合はレンタルタイプもあります。

自社に適したWeb会議システムが必ずありますので、各サービスへの問い合わせをお勧めします。

 

おすすめのオンプレミス型Web会議システム4選

最後におすすめのオンプレミス型Web会議システムを4つ紹介します。

LoopGate(ループゲート)


画像出典元:「LoopGate」公式HP

特徴

「LoopGate」はテレワークを推奨している企業、全国に拠点がある企業などにおすすめのツールです。

簡単なリモコン操作で扱えるため、IT活用が苦手な社員でも使いこなせます。

会議だけではなく、研修や無人受付までその使い道は多岐にわたります。遠隔地との情報共有が課題の企業で重宝するでしょう。

料金プラン

登録手数料は1IDあたり10,000円、基本料は1IDあたり月4,800円~です。IDごとに加算される料金体系なので、必要な分だけ使用できます。

5地点以上で使用する場合は、多地点接続サーバー利用料がかかります。

詳しい料金については無料資料をご覧ください。

 

 

FreshVoice(フレッシュボイス)

音質の良いWeb会議ツールを探している企業におすすめなのがFreshVoice(フレッシュボイス)です。

最新の音声優先制御技術を採用しているので、複数拠点からの同時発言でも途切れず、また両方の音声をはっきり聞き分けることができます。

さらに、リリース以降、ハッキングによるのぞき見、乗っ取りなどの被害に一切遭遇していない堅牢なセキュリティを備えています。

またオンプレミス型の導入費用を抑えることができるレンタルプランも提供しています。導入コストの高さが障害となっている企業にはおすすめのプランです。

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LiveOn(ライブオン)

独自の自動帯域制御機能やジッタバッファ制御機能により、不安定なネットワーク環境でも音声の遅延や音切れを極力回避します。32KHzのCD並みのクリアな音声と映像でWeb会議を行えるのがこのLiveOn(ライブオン)です。

シンプルな操作画面とアイコンの配置で誰でも簡単に会議を始めたり、会議に参加することができます。

セキュリティ面もAESによる暗号化アルゴリズム、独自の通信プロトコルを採用することで強固なものとなっています。

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V-CUBE

Web会議、Webセミナー、テレビ会議、ビジネスチャットなどテレワークに必要なさまざなサービスを提供しているのがV-CUBEです。

とりわけクラウド型Web会議サービスの「V-CUBEミーティング」はHD対応の映像と高い接続性を維持できる高品質のサービスとして人気があります。

他にもV-CUBEには、V-CUBEプレゼンターやV-CUBEセミナーなどのサービスが用意されています。

こうしたV-CUBEのあらゆるサービスをカスタマイズして利用できるのでが、V-CUBEオンプレミス版の強みです。

高品質なWeb会議が実現できるのはもちろん、画面デザインやレイアウト、ロゴの変更なども可能です。

保守サービスを申し込めば導入後のサポートも心配いりません。

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まとめ

オンプレミス型のWeb会議システムについて取り上げました。

オンプレミス型Web会議システムのメリットには以下の点がありました。

  • カスタマイズが柔軟にできる
  • 堅牢なセキュリティを構築できる
  • 安定した通話ができる

デメリットには以下の点がありました。

  • 導入コストが高い
  • 導入までに時間がかかる
  • 保守・メンテナンスが必要

セキュリティ面、安定した通話環境という点ではオンプレミス型Web会議システムを検討しましょう。

画像出典元:Pixabay

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