ネットショップを出店する際には集客力、初期費用、ランニングコストなどを比較して、自分に合ったサービスを使わなくてはいけません。そうしないと、「ネットショップを開設したけど売上が一向に伸びない…失敗した…」という結果になるからです。
今回は、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの主要ネットショップの費用・集客力を比較し、失敗しない出店方法の決め方を解説します。
あなたにぴったりな方法でECサイトを開設し、ネットショップオーナーとして幸先の良いスタートを切りましょう!
このページの目次
ネットショップの出店方法の「種類・型」は5つに分けられます。ここでは、それぞれの特徴と具体的なサービス名を紹介します。
モール型は百貨店のように小売店舗が集まっているのが特徴で、インターネットショッピングモールにネットショップを出店する形式です。
モール型のメリット | モール型のデメリット |
集客力が高い | 出店費用や手数料が高い |
お客様の購買意欲が高い | 利用規約による制限がある |
モールのもつ信頼感がある | サイトを自由にカスタマイズできない |
モール型は集客力が高いのが最大のメリットです。無名のお店でも有名モールに出店すれば、お客様に訪問してもらえます。さらに、モールで商品を検索する消費者は「今すぐにこれが欲しい!」という心理なので購買に結び付く可能性が高いです。
また、モールのもつ信頼感の恩恵を受けられるのも大きな魅力。知名度の低いショップで高額商品を販売する場合には、モール型にしたほうが売れ行きが良くなるでしょう。
デメリットは出店費用が高いことで、月額利用料以上の売上を上げないと赤字になります。それに、モールが設けたルールに従わないといけないので、自由に運営することはできません。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Wowma!、ポンパレモール、Qoo10、47CLUB、ヤマダモール、minne、creema など
ショッピングカート型はECサイト構築に必要となるショッピングカート、受注管理システムなどを提供するネットショップ開業サービス。一戸建ての路面店として運営していくイメージです。
ショッピングカート型のメリット | ショッピングカート型のデメリット |
出店費用や手数料が安い | 集客力が弱い |
デザインや運営方法の自由度が高い | 広告費用が高くなる |
商品の価格競争が起きにくい | 利用者の心理的ハードルが高い |
ショッピングカート型のメリットは開設費用がモール型よりも安価なことで、収益率の高い経営が行えます。そして、サイトデザインや運営方法の自由度が高いです。
また、価格競争に巻き込まれないのもショッピングカート型のメリット。モール型だとモール内検索をしたお客様に価格を比較されるため、同一商品を扱っているお店同士は価格競争をする羽目になります。でも、ショッピングカート型なら他社と比較されません。
ショッピングカート型のデメリットは集客力が弱いこと。知名度がない・固定客がいないお店は誰にも訪れてもらえないので、売上ゼロの赤字期間が続きます。
集客率を上げるために多額の広告費が必要となり、結果的にはモール型よりも費用がかかってしまった…そんな結果になるかもしれません。
それに、「見ず知らずのお店で買い物するのは心配…偽物や不良品だったらどうしよう…」とお客様に敬遠されるのもデメリットだと言えるでしょう。
カラーミーショップ、MakeShop、CS-CART、おちゃのこネット、ショップサーブ、e-shopsカートS、futurshop、たまごリピート、Shopify など
無料ネットショップ型はショッピングカート型の簡易版です。基本的な機能はショッピングカート型と同じですが、月額固定費がかからず短時間で簡単に開店できるのが違いです。
無料ネットショップ型のメリット | 無料ネットショップ型のデメリット |
専門知識がなくても開設できる | 集客力が弱い |
初期費用がかからない | 販売手数料が割高 |
無料のネットショップ型は固定費がかからないのが一番のメリットで、売上が出た時点で手数料を支払えばOK。つまり、仕入費用や保管コストを除けば、売上ゼロでも赤字にはならないのです。
しかし、ショッピングカート型に比べて販売手数料が割高なので、売上が上がると販売手数料の負担額が増えるのがデメリットです。
ショッピングカート型は毎月の固定費さえ支払えば、手数料が無料のサービスもあります。そのため、一定額以上の売上がある場合には、無料のネットショップ型よりもショッピングカート型を選んだほうがお得です。
有料か無料のどちらにするか迷った時におすすめなのが、有料コースと無料コースの両方があるサービス。売上額に応じて最適なコースに切り替えることができます。
STORES、BASE、FC2ショッピングカート、ゼロショップモール、イージーマイショップ など
ECパッケージは、ネットショップ構築に必要な機能を組み合わせて使う仕組みです。「基本的な機能+オリジナルのカスタマイズ」を組み合わせることで独自のネットショップを作り出せます。
ECパッケージ型のメリット | ECパッケージ型のデメリット |
自由にカスタマイズできる | 導入費用やランニングコストが高額 |
越境ECやオムニチャネルを実現できる | システムが古くなる |
ショッピングカート型よりも拡張性が高く、高性能なネットショップを作れるのがECパッケージのメリット。越境ECやオムニチャネル化にも対応しています。
デメリットは導入費用とランニングコストが高額で数十万円以上かかること。場合によっては、数年でシステムが古くなってしまうのも難点です。
EC-CUBE、ecbeing、カゴラボ、Orange EC、SI Webショッピング、ebisumart、コマース21、HIT MALL、w2 Commerce、eltexDC など
自社サイト(スクラッチ)型は何もないゼロの状態からすべてのシステムを作り上げる形式です。完全オリジナルのオーダーメイドECサイトを作成できます。
自社サイト型のメリット | 自社サイト型のデメリット |
独自性の高いネットショップが作れる | 莫大な費用がかかる |
売上を最大化できる | 構築に長い時間を要する |
自社サイト(スクラッチ)型のメリットのひとつが、保守管理を自社で行えば障害が出た時に迅速に対応できること。それに、最も自由にシステム連携できるため、自社の既存システムとの連携も可能です。
また、社内マーケターによる効果的な販売戦略をすぐに実行できるのも自社サイト型のメリット。システムを一切外注しないことで迅速に意思決定でき、売上を極限まで伸ばせます。
ただし、フルスクラッチでネットショップを作ろうとすると数千万単位の費用が必要です。それに加えて、開発までに半年~数年という長い時間もかかります。
UNIQLO、ZOZOTOWN など
次は、ネットショップの出店数ランキングを紹介します(出典:eccLab)。ランキング上位のネットショップは「出店数が多い=たくさんの経営者に選ばれているサービス」ということです。
Yahoo!ショッピングの店舗数は、2019年3月末時点で87万2,889店舗です。増加率は2年で81%とかなりの勢いで店舗数が増えています。
Amazon Japanの店舗数は、2015年6月末時点で17万8,000店舗です。2020年現在は1.5倍~2倍に増えていると推測すると、26万7,000店舗~35万6,000店舗ほどだと考えられます。
楽天市場の店舗数は、2018年12月末時点で4万7,007店舗です。増加率は2年で5.5%で、Yahoo!ショッピングよりは穏やかな伸び率です。
カラーミーショップの稼働店舗数は、2019年3月時点で4万店舗(累計14万8,811店舗)です。
MakeShopの店舗数は、2019年5月時点の推測では1万7,500店舗となっています。
CS-CARTの稼働店舗数は、2019年5月時点の推測では1万7,500店舗(導入店舗数は3万5,000店舗以上)です。
BASEの店舗数は2023年9月時点で200万店舗。ネットショップ開設実績6年連続No.1です。
STORESの店舗数は2016年10月時点の推測で70万店舗以上です。「毎月1万Shopがはじめています」と公式HPに掲載されているので、店舗数はさらに増加していると考えられます。
EC-CUBEの稼働店舗数は、2019年5月時点の推測で2万4,000店舗(導入店舗数3万店舗)です。公式HPには3万5,000店舗以上と書かれています。(2020年3月時点)
ecbeingの稼働店舗数の推測は2018年8月時点の推測で880店舗(導入店舗数は1,100店舗)です。公式HPによると「1,200超えのサイト運営」の実績があるようです。(2020年3月時点)
カゴラボの稼働店舗数の推測は2019年5月時点で640店舗(累計800店舗)です。公式HPではEC構築実績1,000件以上となっています。(2020年3月時点)
それでは、人気のあるネットショップサービスの出店費用、集客力などを比較してみましょう。
Yahoo!ショッピングの特徴は、初期費用、月額システム利用料、売上ロイヤリティが無料だという点です。そのため、他のモール型サービスよりも低コストで出店できます。
商品が売れた際に「ポイント・キャンペーン原資負担料」「アフィリエイト利用料」「決済サービス利用料」がかかるのみ。だから、仕入費用や保管コストを除けば売上ゼロでも赤字経営にならずに済みます。
Yahoo!ショッピングは、モール型で最も出店数が多いサービス。その理由は、他に比べて圧倒的に費用が安く出店ハードルが低いからです。
Yahoo!ショッピングの強みは、2,829万人/月の訪問者数があるYahoo!Japanの送客支援があること。トップページや検索結果から、売場に送客してもらえます。
初期費用をかけずにモール型に出店したい人は、Yahoo!ショッピングが向いています。しかし、アクセス数や流通総額では楽天市場やAmazon Japanに大きく劣り、開店後に相当努力しないと売上を伸ばせないのがデメリットです。
Amazon Japanの出店方法は「小口出品」と「大口出品」の2つ。小口出品プランなら月額登録料は無料で、販売する商品ごとに100円の基本成約料がかかります。大口出品プランは月額登録料が4,900円で基本成約料はかかりません。これらが基本料金です。
Amazon Japanに出店した際の販売手数料は商品代金の約8~5%です。「基本料金+販売手数料」がかかる費用の総額です。
Amazon Japanの特徴は抜群の知名度とアクセス数の多さ。推測値になりますが、Similar Webが出した国内アクセス数ランキングではAmazon Japanは第5位。楽天市場を抑えてショッピングモールではトップです。
ECモールの国内流通総額ではAmazon Japanは第2位(第1位は楽天市場)と、たくさんのお客様がAmazon Japanでお買い物をしていることが分かります。
Amazon Japanのメリットは楽天市場と同程度の大人気インターネットモールでありながら、初期費用が楽天市場よりも安いことです。予算に余裕のない方は、無理のない範囲で出店できるAmazon Japanにしましょう。
楽天市場に出店する場合には、最も安い「がんばれ!プラン」をセレクトしても19,500円/月の固定費がかかります。「がんばれ!プラン」は年間一括払いのため、契約時にかかる初期費用は294,000円です。
ライトプランなら初期費用が179,400円と節約できますが、かなり割高なので期間限定ショップ以外は除外したほうが良いです。
楽天市場の特徴は利用者数の多さと集客力の高さで、楽天会員ID数が1億7,000万を突破しています。
Similar Webによると国内アクセス数では楽天市場は第6位(インターネットモールの中ではAmazon Japanに次ぐ第2位)。そのため、たくさんのお客様に訪問してもらえるチャンスがあります。
さらに、流通総額日本一のショッピングモールで、2019年度の楽天の国内流通総額は約3.9兆円(前年同期比+13.4%)です。揺るがない強さがある楽天ブランドの恩恵を受けたい方は、楽天市場に出店しましょう。
カラーミーショップは、WordPressの同一ドメイン内の導入や、人気決済のAmazon Payの導入が無料です。
有料プランは3つにわかれており、大切な機能がまとまって搭載されているレギュラープランは、ネットショップをはじめたばかりのユーザーなどにおすすめです。
また、無料で気軽にはじめたい人にはフリープランもあります。
レギュラー | ラージ | プレミアム | |
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 22,000円 |
月額利用料 | 4,950円 | 9,595円 | 39,600円 |
ディスク容量 | 5GB | 100GB | 100GB |
(税表示なし)
販売手数料はすべてのコースで無料で、決済手数料のルールは以下のようになっています。
クレジットカード | 4.0%~ |
後払い | 4.0%~ |
コンビニ払い | 143円~ |
代引き決済 | 308円~ |
AmazonPay | 月額0円 |
フリープランからレギュラープラン、ラージプランなどへのプランアップは可能です。
一方で、レギュラープラン、ラージプラン、プレミアムプランから、フリープランにプランダウンはできないので、ご注意ください。
Makeshopは「たくさん売れても利益が出る仕組み」が評判になっているショッピングカート型のサービスです。
かかる費用は月額固定費と初期費用のみで、売上が出た際の手数料は一切かかりません。
プレミアムプランの月額費用は12,100円で、初期費用の11,000円と合わせて23,100円でネットショップをオープンさせられます。
売上が増えても手数料負担ゼロなので、利益率が高い運営をしたい方、目標売上が100万円以上の方、ネットショップで生計を立てたい方はMakeshopが最適です。
STORESは無料ネットショップ型サービスです。フリープランを選べば無料で自分のお店が持てます。
決済手数料がプランによって違うので、売上が月に20万円以上の場合にはスタンダードプランのほうがお得です。
「本格的に始めるのは不安だけど、上手くいったら事業規模を拡大したい…」という方は、STORESでネットショップデビューしましょう。
BASEは無料ネットショップ型サービスで、無料でありながらBASEかんたん決済という便利なサービスがあるのが魅力。
開設手続きを行うだけで以下の決済手段が利用できます。
手数料は決済手数料(3.6%~+40円)とサービス利用料(3%)が注文の合計金額ごとにかかります。月額固定費が無料のプランでは、手数料がSTORESより高いです。
一方、月額固定費を支払う場合、BASEは19,980円/月で決済手数料が2.9%~とかなり安くなるので、月商が50万円を超えると月額有料のプランに切り替えるのがよいでしょう。
「ネットショップ運営を経験してみたい!」という初心者の方は誰でも簡単に使えるBASEで挑戦してみてくださいね。
EC-CUBEはECパッケージ型のサービスのひとつで、最も安価なコースで初期費用が15万円~です。これは基本料金で、さらにカスタマイズプランを組み合わせる仕組みです。
EC-CUBEはオプション機能が豊富なので、イチからプランを組み立てることもできます。希望や目的にぴったり合ったネットショップが作りたい方はEC-CUBEを利用しましょう。
ecbeingは高価格でハイクオリティのネットショップ作成を得意とするECパッケージ型サービスです。中堅・大企業向けのECサイトを運営・構築しています。
あくまでも目安ですが、初期費用:500万円~数千万、月額費用:数十万円~、追加カスタマイズ:数十万円~と安くはない価格です。ただ、誰もが知る有名企業のECサイトを作成した実績があります。安心してお任せしたい方はecbeingがおすすめです。
たくさんのサービスを紹介してきましたが、一番知りたいことは「自分はどこで出店すべきか?」ですよね。開設方法を決める時の判断基準になるのはこちら!
・資金額
・実店舗の有無
・集客力の程度
・本業 or 趣味・副業
・商品のオリジナル性
出店費用が安い順にサービスを並べてみました。これから、判断基準ごとに「出店費用が安いネットショップサービスランキング」を用いて開設方法の決め方について説明します。
1. BASE(無料ネットショップ型)
2. STORES.jp(無料ネットショップ型)
3. Yahoo!ショッピング(モール型)
4. カラーミーショップ(ショッピングカート型)
5. Makeshop(ショッピングカート型)
6. Amazon Japan(モール型)
7. 楽天市場(モール型)
8. EC-CUBE(ECパッケージ型)
9. ecbeing(ECパッケージ型)
10. 自社サイト(スクラッチ)型
今回紹介したサービスの中で初期費用・月額利用料が無料なのは1.~3.です。資金面の余裕がない方、無料でネットショップを始めたい方は1.~3.のサービスにしましょう。
多少の資金をかける余裕があるなら4.~7.が最適です。本格的にネットショップで事業を始めたい方、先行投資ができる方は8.~10.を検討してください。
既に実店舗があり知名度がそこそこある、固定客がいる、集客方法が確立している、という場合には費用が安いネットショップサービスでもお客さんに訪問してもらえます。
規模の拡大をそこまで意識していなければ、1.~5.の低コストサービスでOK。でも、顧客の新規開拓をしたいなら集客機能がある6.~10.をおすすめします。
実店舗を持たず初めてのショップ開設なら、集客力が高く費用も高額ではない6.~7.が向いています。
ネットショップは集客に力を入れることが非常に重要です。TwitterやInstagramのフォロワーが多いなど自身で集客する能力があれば、低コストで開設できる1.~5.のサービスでも成功する可能性があります。
・SNSでファンになってくれているフォロワーが一定数以上いる
・登録者数の多いブログを運営している
・SEOの知識があり広告費用をかけなくても集客できるスキルがある など
自分で集客できる能力がない場合には、6.~10.(特に6.~7.がおすすめ)を使ったほうが安全です。集客力の低いサービスを使うと、アクセス数が伸びずに開店休業状態になる可能性が高いからです。
ネットショップを本業にしたいなら、利益率の高いサービスを選ぶことが大切です。初期費用は安くても手数料が高いサービスを使うと、売上が増加しても利益が少なくなるからです。
そのため、将来的にネットショップで生計を立てたい方には4.~5.が最適です。ただ集客力が弱いというデメリットがあるので、6.~7.も候補に入れてください。8.~10.は年商1億円以上のネットショップ向けです。
売上目標額が100万円以下なら無料で始められる2.~3.を使う方法もありますが、工夫しないと成功させるのは難しいでしょう。
逆に「趣味だから売上ゼロでも構わない」「副業で試しにネットショップをしてみたい」という方は、赤字経営の危険がなく無料で始められる1.~3.がおすすめです。
ニッチな商品やオリジナルの商品を販売して勝負したい場合には7.が一押しです。多種多様なお客様が訪れる楽天市場では、オリジナル商品の売れ行きが上がっているからです。
ただ、扱う諸品のカテゴリーによっては6.のほうが商品の売れ行きが良くなります。
楽天市場は20代~40代の女性客が多い傾向でアパレル系や食品に強いです。Amazon Japanは30代~60代の男性が多い傾向があります。メインターゲットによって楽天市場とAmazon Japanを使い分けてください。
また、ショップの個性を強調した戦略をとりたい場合には、独自性の高いショップ作成ができる1.~5.を使いましょう。
ハンドメイド作品を販売するのなら、ハンドメイドに特化したモール型サービス(minne、creemaなど)がおすすめです。
そして、一般の方が量産品を販売するなら集客力の高い6.~7.にすべきです。それ以外では、ネットショップを開設しても失敗する確率が高いです。
それでは、最後に出店までの一連の流れを押さえておきましょう。
ネットショップを始める第一段階は、パソコンを準備してインターネットに接続すること。プロバイダーと契約を結び、インターネットが使える環境を確保しましょう。
ネットショップの型・種類は「モール型」「ショッピングカート型」「無料ネットショップ型」「ECパッケージ型」「自社サイト型」の5つ。それぞれにメリット・デメリットがあるので、商品の特性や手持ち資金額によって最適な型・種類を決めてください。
ネットショップの型・種類を決めたら、実際に利用するモール(Amazon、楽天など)またはECサイト構築サービス(カラーミーショップ、BASE、EC-CUBEなど)を決めます。
初期費用や月額利用料、販売する商品との相性、集客力などを比較して出店するサービスを選んだら、申し込みフォームから手続きを行ってください。
モール型の場合には、申し込み後に契約審査が行われ、審査結果が通知されます。審査に通過したら本格的に開店準備を始めましょう。
ショッピングカート型、無料ネットショップ型、ECパッケージ型の場合には審査はありません。申し込み手続きを終えたら、すぐに開店準備に入ります。
次はネットショップで販売する商品の準備です。商品の仕入れ方法は、卸問屋を使う、メーカーから直接仕入れるなど。オリジナル商品を販売するのであれば、自社内で作成するか業者に発注して必要数を確保します。
商品の準備ができたら、お店を整えて開店に備えましょう。
・サイトのデザイン
・商品画像の設定方法
・商品説明の仕方
・決済手段
・受注管理方法
・在庫管理方法
・配送方法
・集客方法 など
開店準備がすべて終わったら、いよいよネットショップがスタート。開店手続きを行い注文が入るのを待ちます。ネットショップをオープンさせた後も、運営方法の見直しや売上アップための宣伝活動などが必要です。
ネットショップはどのサービスを使うかで運営方法が大きく異なります。販売する商品の特性はもちろん、調達できる資金額、自身の持つ集客力などあらゆる方向から精査して、最適な開設方法を見つけましょう。
迷って答えが出なければ、無料サービスで経営感覚をつかんでから有料サービスを使えばOK!複数サービスを同時に使うこともできるので、あなたに合った方法でネットショップを成功させてくださいね。
画像出典元: O-DAN
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