「ネットショップを開設したい!お店を持ちたい!」という人におすすめなのが、BASE、STORES、Shopifyの3つのサービスです。
特に、BASEとSTORESは「無料&数分でネットショップを開設できる」と簡単さを全面に打ち出しています。
一方、Shopifyは有料ですが、世界でトップシェアを誇るECサービスで、こちらもPCスキルがあまりなくてもネットショップが開設できます。
3つのサービスの違いで注目したいのは、料金、手数料、機能の違いです。
ネットショップを運営していくのに、コストマネジメントは重要ですし、サイト制作がしやすくないと、継続して運営するのが難しくなってしまいます。
この記事では、BASE、STORES、Shopifyの料金、機能をサイト制作、集客、販売・運営、顧客管理からフルフィルメントといったECショップを運営する一連の流れに沿って、3つのサービスを徹底比較していきます!
初期費用 | 無料 | ||
月額費用 | 無料/19,980円 | 無料/2,980円 | 29~299ドル |
手数料 | 3.6%~+40円/2.9%~ | 5%/3.6% | 3.25~3.9% |
入金サイクル | 振込申請から 10営業日 「お急ぎ振込」なら 翌営業日 (※手数料1.5%) |
月末締め 翌月末払い 「スピードキャッシュ」なら 翌営業日 (※手数料1.5~3.5%) |
金曜日に入金 (※5日間と金曜日まで の残り日数を加えた日) |
入金手数料 | 2万円未満:750円 (事務手数料500円含) 2万円以上:250円 |
1万円未満:550円 (事務手数料275円含) 1万円以上:275円 |
無料 (Shopifyペイメントを 有効にする) |
料金の比較(詳しくは記事で解説します!)
このページの目次
「Webサイトを作ったことはないけど、ネットショップを開設してみたい」
「お金をかけずにネットショップにチャレンジしてみたい」
「自分の好きなものを売りたいからひとりでネットショップの作成と運営をしたい」
BASEは、このような要望を叶えてくれるネットショップ作成サービスです。
初めてネットショップを開設するなら、BASEがおすすめです。
BASEは国産のサービスで、初期費用・月額料金が無料でネットショップを開設することができます。ネットショップに必要な機能が豊富に用意されており、ほとんどが無料で利用することができます。
STORESも国産のサービスで無料プランもありますが、BASEは2019年に東証マザーズに上場しており、企業規模からしてもSTORESより安心して利用することができます。
海外のサービスであるShopifyは、海外展開を考えているショップや、すでにネットショップ開設・運営などの経験がある人におすすめです。
BASEは、日本の企業 BASE株式会社が運営するネットショップ作成サービスです。
2022年1月の時点で、ネットショップの開設数が200万を突破しています。
BASEは初期費用や月額費用が無料で、持ち出し0円でネットショップを開設することができます。
BASEの公式サイトでは「30秒で開設できる」とうたっており、PCを持っていれば、すぐに開設できてしまいます。
その代わり、商品が売れた際に手数料として、注文合計金額(商品代金+送料)の3.6%(決済手数料3.6% + サービス利用料3%)+40円がBASEに支払われる仕組みです。
PCのスキルがなくても、簡単にサイトが作れます。
すでにECに特化したテンプレートデザインが用意されているので、その中から選んでカスタマイズするだけです。
無料テンプレートは17種類ですが、有料テンプレート(5,000円~)は80種類以上と、STORES、Shopifyと比べてもダントツの多さです。
編集画面もわかりやすいので、PCのスキルがあまりなくてもECサイトが作れます。
よりカスタマイズしたいという人向けにHTMLやCSSのデザイン編集も可能なので、こだわりたい人のニーズも満たしてくれます。
BASEの決済方法は、「BASEかんたん決済」を利用します。クレジットカード、キャリア決済から、コンビニ決済、PayPalなど、国内向けのネットショップを始めるなら、十分な決済手段が利用できます。
BASEが決済を仲介する「エスクロー決済」となるため、購入者と運営者ともに安全に取引ができるようになっています。
また、BASEで複数店舗で買い物をするときも毎回クレジットカードの入力をする必要がないため、購入する人にとっても利便性が高いものになっています。
BASEは代金引換は選べませんが、代わりとなる決済手段として「あと払い決済」を導入しています。Pay IDアプリまたは請求書を使って、コンビニで支払う仕組みです。
(※請求書による後払いは2023年内に終了し、Pay IDによるあと払いに一本化される予定です。)
購入者が万が一支払わなかった場合でも、BASEが商品受取りを確認次第、代金を支払ってくれるため安心して利用できます。
BASEにはBASE Appというアプリを追加することで、機能を追加できるサービスがあります。
上記の表はその一部ですが、配送日指定や予約販売、また顧客管理など、ネットショップ運営を強力にサポートしてくれる機能が盛りだくさんです。
一部有料のものもありますが、この表に記載されている機能はすべて無料(※一部App内課金あり)となっていますので、ぜひ利用して、ネットショップを軌道に乗せましょう。
BASEは、スタンダードプランであれば、初期費用・月額料金が無料で、商品が売れるまでコストがかかりません。
そのため、ネットショップを初めて開設する人にやさしいサービスとなっています。
実際、BASEは個人で運営している人が多く、ひとりショップオーナーが半数以上となっています。しかもその7割以上が自身で商品を製作しています(※2019年3月時点 参照:BASE公式サイト)。
ひとりでもネットショップを開設することができ、運営も十分行うことができるサービスですので、「初めてお店を持ちたい!」という人におすすめです。
なお、グロースプラン(※月商50万円以上の場合におすすめ)も提供しており、月額19,980円/決済手数料2.9%~利用できます。
2024年1月からの料金改定の詳細については、以下記事もご覧ください。
「STORES」(※旧「STORES.jp」/2020年1月に名称変更)は、日本の企業 ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社が運営する店舗デジタル運営サービスです。
ネットショップ、レジ、キャッシュレス決済を自動で連携することが出来るので、ネットショップをこれから開業する方や、既に店舗とネットショップの両方で事業をしている方におすすめです。
BASEとの違いはネットショップと実店舗との連携が強みで、ネットショップと店舗の商品の二重登録が不要。商品が売れた時の在庫管理も自動連携し、小型の決済端末もキャンペーン中は無料で利用できます。
STORESは、従来のフリープランを続々と拡充しています。
・商品登録 5点まで → 無制限
・デザインテンプレート 10種類 → 48種類
これまでフリープランだと商品登録が5点までだったので、本格的なECショップを運営するためには有料プランを契約することが必須でした。
この登録数が無制限になったことで、BASEと並び、フリープランでも十分ネットショップの運営が可能になりました。
無料で使えるデザインテンプレートも10種類から48種類に増えたため、お金をかけずに様々なデザインから選べるのも大きなメリットです。
同じスタンダードプランで比較すると、BASEは月額0円でサービス利用料3% +(3.6%+40円)に対し、「STORES」は月額2,980円(年払い時)かかりますが、初月は0円、決済手数料は3.6%のみです。決済手数料は同等ですが、それ以外にかかる費用はありません。
また、実店舗向けのキャッシュレス決済は初期費用、導入費用、決済端末機は無料、決済手数料は1.98%~と手数料をかなり安く抑えることが出来ます。
また、有料プランは初月の月額料金が無料となるため、1ヵ月はお試しで利用できます。
STORESは、有料プラン(スタンダードプラン)のみですが、Shopifyと同じく決済手段として代金引換が利用できます。
インターネット通販の決済方法で人気なのは、クレジットカード、コンビニ決済につづき、代金引換が第3位となっています。(参考:総務省「平成28年 通信利用動向調査報告書(世帯編)」)
そのため、代金引換を利用できるのは購入する人にとってメリットが大きいでしょう。
ただし、代金引換についてはSTORESを介さない決済となり、配送会社との契約手続きを個別で行う必要があります。しかし、決済手数料もかからないため、運営側としてはぜひとも対応しておきたい決済手段です。
STORESでは対面決済でも利用できる「STORES決済」が利用できます。
通常、キャッシュレス決済には決済端末が必要となりますが、STORES決済ではなんと0円!(2023/2現在)
キャッシュレス決済を導入することで売上増につながり、必要な料金は決済手数料1.98%~のみなので、「オンラインショップがメインだけど、対面販売もはじめる」「対面販売でさらに売上を伸ばしたい」という方におすすめのサービスとなっています。
STORESは決済手数料、入金手数料が業界でも最安クラスとなっています。
そのため、STOREは多くのお客さんを集客しても手数料分の金額を節約できることから、本業の方にも多く使われています。
副業としてネットショップを運営する人だけではなく、本業として運営をしようと思っている人にもSTORESはおすすめです。
また、ネットショップ選びの際に「手数料の安さ」「簡単さ・手軽さ」を重視している方には合っていると言えるでしょう。
Shopifyは、カナダの企業で世界175ヵ国でECプラットフォームを展開しています。2017年に日本の市場に参入しました。
2020年4月には楽天との連携を開始。管理画面やヘルプの日本語化も完了し、日本でも導入店舗数を伸ばしています。
インターネットが普及し、今や世界中を相手に商売ができる時代です。
ですが、国境を越えて販売を行うためには言語や通貨、配送といった壁を乗り越えなくてはなりません。
Shopifyでは、無料・有料アプリを使うことでこのハードルをクリアすることができます。
海外に向けてビジネスを展開しようとするなら、Shopifyを検討してみてもいいかもしれません。
「Shopifyペイメント」を利用することで、BASEやSTORESにはない、Amazon PayやApple Payなど様々な決済手段を使うことができます。
アプリには無料と有料のものがありますが、商品のカスタマーレビューを追加できるアプリ、メールマーケティングを行ってくれるアプリ、カゴ落ち防止アプリなどが無料アプリとしてShopifyのブログで紹介されています。
自社で構築している場合は、それぞれシステム開発が必要となりますが、Shopifyではアプリを追加するだけでその機能が使えるのがメリットです。
Shopifyはすでに運営しているネットショップを持っており、海外向けに販売を行いたい人におすすめです。
海外のサービスなので、ある程度ネットショップの運営知識がある方が豊富な機能を使いこなせます。
初心者ですと、便利な機能を使いこなせずに毎月支払う月額費用がかかるばかり、という残念な結果になってしまう恐れがあります。
海外対応は、BASEやSTORESとは比べものにならないほど機能が充実していますし、多店舗運営にも対応するなど、ある程度規模の大きなネットショップと相性が良いサービスです。
月額/手数料/入金サイクル 全部のバランスが良い! |
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初期費用 | 無料 | ||
月額費用 | 無料/19,980円 | 無料/2,980円 | 29~299ドル |
手数料 | 3.6%~+40円/2.9%~ | 無料5%/有料3.6% | 3.25~3.9% |
入金サイクル | 振込申請から 10営業日 「お急ぎ振込」なら 翌営業日 (※手数料1.5%) |
月末締め 翌月末払い 「スピードキャッシュ」なら 翌営業日 (※手数料1.5~3.5%) |
金曜日に入金 (※5日間と金曜日まで の残り日数を加えた日) |
入金手数料 | 2万円未満:750円 (事務手数料500円含) 2万円以上:250円 |
1万円未満:550円 (事務手数料275円含) 1万円以上:275円 |
無料 (Shopifyペイメントを 有効にする) |
※価格は税込表示
料金で最も異なるのが、月額料金と手数料の違いです。
月額料金は、BASE、STORESは無料と月額の有料プランがあり、Shopifyは有料プランのみとなっています。
手数料が最も高いのはBASE、最も安いのはShopifyです。
入金サイクルは、最も短いのがShopify、最も長いのがSTORESですが、STORESとBASEは翌営業日に振り込みが可能なプランが用意されており(※別途手数料)、利便性が高くなっています。
入金手数料で突出しているのはShopifyです。Shopifyペイメントを有効にすることで無料となります。
ここからは、各社の料金プランについて特に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
BASEは商品が売れるまで無料のスタンダードプランと、月商17万円以上のショップにおすすめのグロースプランがあります。
スタンダードプラン | グロースプラン | |
初期費用 | 0円 | ー |
月額費用 | 0円 | 19,980円円 |
決済手数料 | 3.6%~ +40円 | 2.9%~ |
サービス利用料 | 3% | 0% |
スタンダードプランは、月額費用がかからない分、1商品売れるごとにかかる手数料が3.6%~ +40円と高めに設定されています。
ですが、商品が売れるまでは料金が発生しないため、ネットショップ開設のハードルを低くしてくれているというメリットがあります。
ネットショップは特に最初の売上が発生するまで時間がかかります。
ECサイト作成サービスに登録してから、サイトのデザインや商品登録、配送の手配といった運営周りを整えていきますが、その期間は当然売上が発生しません。
また、ネットショップ自体の宣伝や、Googleなどの検索サイトで上位表示されるSEO対策を行い効果が出てからでないと、自店の存在に気づいてもらえません。
その間も月額費用などがかかるのは、ネットショップを初めて出店しようとしている人にとっては躊躇してしまう要因となってしまうかもしれません。
BASEであれば、月額費用を気にせずにサイトを作り込み、ショップの運営周りの準備を充分に行うことができますので、ネットショップを初めて開設する人にとってはおすすめです。
BASEのロゴを非表示にする(ファビコンが設定可能に) | 500円 |
不正決済の保証(クレジットカードの不正利用による被害を補償) | 980円~2,980円 |
振り込み申請プラス(入金サイクルを翌営業日に、自動入金の定期振り込み対応) | 980円 |
STORESは無料・有料プラン、どちらも選べるのが特徴です。
無料プラン(フリープラン)は前述したように、サービス内容が拡充されたことでネットショップの開設・運営をするには問題ありません。
では有料プラン(スタンダードプラン)との違いはどこにあるのでしょうか。
月額費用、手数料の違いは以下の表の通りとなっています。
フリープラン | スタンダードプラン | |
月額費用 | 0円 | 2,980円(税込) |
決済手数料 | 5% | 3.6%~ |
スピードキャッシュ利用 | 3.5% | 1.5% |
初めてネットショップを出店する際は、無料プランでチャレンジし、売上が伸びてきたら決済手数料が少ない、有料プランに変更するのがおすすめです。
STORESの公式サイトでは売上が15万円を超えたらスタンダードプランに変更するのをおすすめしています。
Shopifyはこの3つの中では唯一、有料プランのみとなっています。
料金体系は3段階あり、それぞれ手数料や機能が若干異なります。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月額料金 | 29米ドル | 79米ドル | 299米ドル |
日本のオンラインクレジットカード料金 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外/AMEXのオンラインクレジットカード手数料 | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
Shopify ペイメントを有効にせず他の決済サービスを使用する場合の追加料金 | 2% | 1% | 0.5% |
うれしいのが、14日間の無料トライアルができることです。
サイトデザインや、商品登録などを行ってみて、使い勝手の良さや、サイトデザインに満足するかなどを試してから、有料プランを登録するか検討するのがおすすめです。
次にサイト制作、集客、販売・運営、顧客管理・フルフィルメントのカテゴリーに分け、それぞれに該当する機能を比較していきます。
テンプレ最多 HTML編集も可 |
|||
商品登録数 | 無制限 | ||
商品写真 登録数 |
1アイテムにつき 20枚まで |
1アイテムにつき 15枚まで |
公式サイトにて ご確認ください |
テンプレート数 | 無料:17種 有料:84種 |
無料:48種 | 無料:9種 有料:64種 |
HTML・ CSS編集 |
○ | × | ○ |
独自ドメイン | ○ 無料 |
○ 有料プランのみ |
○ |
ロゴ非表示 | ○ 月額500円 |
○ 有料プランのみ |
○ ロゴ作成アプリあり |
SSL | ○ | ○ | ○ |
テンプレートの数は、無料の種類が一番多いのがSTORESです。
無料・有料含めた数はBASEが100種類以上と最も多くなっています。
HTMLとCSSの編集ができないのはSTORESのみ。サイトのカスタマイズを行いたい人は、BASEかShopifyを検討しましょう。
独自ドメインについては、BASEがコスト・利便性としてもトップです。
無料で独自ドメインを取得できるほか、既に他のサイトなどで取得したドメインを使うことも可能です。
STORESの独自ドメインは注意が必要です。
独自ドメインは有料プランのみで取得できますが、STORES内で新規で取得したものしか利用できません。
既に独自ドメインをお持ちの方は、BASEかShopifyを検討しましょう。
ネットショップを開設したら、すぐに取りかかりたいのがSEO対策です。
先ほども説明しましたが、ユーザーがサイトを訪れないことには、ネットショップの存在が知られることはなく、売上は上がりません。
ユーザーにサイトに来てもらうためには、Googleなどの検索サイトで上位表示されるようにSEO対策を行ったり、リスティング広告などを用いて店舗の情報を目に触れるようにする必要があります。
そのため、サイト自体の情報のタイトルタグや、Googleの検索結果などに表示されるサイトの説明文などをきちんと設定することが大切です。
BASEとShopifyはこの設定ができるので、必ず行うようにしましょう。STORESはできないため、他の集客方法に頼りましょう。
ブログもBASEとShopifyがサイト内で作成可能です。STORESのみサイト内ではできませんので、外部ブログを使って行うことを検討しても良いでしょう。
おすすめはこれ! |
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決済方法 | クレジットカード (VISA、Mastercard、 アメックス、JCB) Amazon Pay コンビニ決済・Pay-easy キャリア決済 銀行振込 PayPal あと払い(Pay ID) |
クレジットカード (VISA、Mastercard、 アメックス、JCB、Diners) Amazon Pay コンビニ決済・Pay-easy キャリア決済 PayPal 楽天ペイ 後払い 代金引換 |
クレジットカード (VISA、Mastercard、 アメックス、JCB) Amazon Pay コンビニ決済・Pay-easy キャリア決済 PayPal Apple Pay Google Pay Shop pay KOMOJU Bit Pay ほか |
ディスカウント (値引き) |
○ | ○ | ○ |
クーポン | ○ | ○ | ○ |
再入荷通知 | ○ | ○ | ○ |
カゴ落ち防止 | × | × | ○ |
ダウンロード 販売 デジタルコンテンツ |
○ | ○ | ○ |
シークレット 販売 |
○ | ○ | ○ |
年齢制限 | ○ | ○ | ○ |
多言語対応 | ○ 英語 |
○ 英語 |
○ 19ヵ国語対応 |
外貨表記 | ○ 34種類 |
× | ○ |
海外配送 | ○ | ○ | ○ |
サポート | メール:平日10~19時 チャット:13~18時 |
メール:返信まで1時間 | メール、X(Twitter)、 コミュニティ、 英語でサポートを受ける |
決済方法は、Shopifyが最も多くの決済手段を選べます。
Apple PayやGoogle Payに対応しているのはShopifyのみです。決算手段の多さとしては群を抜いています。
また、Shopifyは越境ECに強く、多言語対応、外貨表記も可能です。
ただ、BASEやSTORESも英語対応は行っており、海外配送も可能となっていますので注目です。
英語圏以外の国々にも販売を検討している人は、Shopifyをおすすめします
顧客管理やユーザーとメッセージでやりとりを行う機能など、ここで挙げた項目は3つのサービスともにすべて対応しています。
ここで注目したいのは、フルフィルメントサービスです。
BASEは、2020年2月より「LogiMoPro(ロジモプロ)」とのサービス連携をスタートさせました。
これにより、商品を1つから倉庫に預けることが可能になりました。倉庫に預けた商品については、在庫管理から梱包・出荷までの一連の流れをLogiMoProが別途料金で対応します。
在庫状況をオンラインで確認できるため、ショップ運営の効率化が見込めます。
STORESは、オープンロジと提携しており、こちらも商品の保管から配送の代行までを別途料金で依頼することが可能です。
Shopifyは、はぴロジと連携し、倉庫での商品保管から、発送業務までのフルフィルメントサービスを別途料金で委託することができます。
BASE、STORES、Shopifyそれぞれについて、料金からサイト制作、集客、販売・運営の機能、フルフィルメント対応について見てきました。
ECプラットフォームを利用する最大のメリットは、サイト制作の知識がなくてもネットショップを開設できることにあります。
3つのサービスともにそこは満たしており、大きく異なる点は月額料金や手数料でした。
月額費用 | 無料/19,980円 |
無料/2,980円 |
29~299ドル |
決済手数料 | 3.6%~+40円/2.9%~ |
5%/3.6% |
3.25~3.9% |
入金手数料 | 2万円未満:750円 2万円以上:250円 |
1万円未満:550円 1万円以上:275円 |
無料 Shopifyペイメント有効 |
サイト制作 | |||
集客 SEOなど |
SEO対策/SNS/ブログ |
SNSのみ |
SEO対策/SNS/ブログ |
販売・運営 決済方法など |
英語/外貨表記 |
英語 |
カゴ落ち/多言語対応 |
顧客管理 フルフィルメント |
※価格は税込表示
初心者がネットショップを開設する場合は、月額料金が無料のBASEがおすすめです。
売上が発生するまでお金がかからないことが、とても大きなメリットとなります。
STORESも無料プランはありますが、集客のことを考慮するとBASEの方が集客施策を行いやすいため、STORESよりもBASEで始めるのが良いでしょう。
集客におけるBASEのメリット
・SNS連携できるサイトがSTORESよりも多い
・ブログ作成機能でお店のセール・新商品情報を発信することができる
・サイト上でSEO対策ができる
ネットショップを開設しても、誰からもアクセスされないサイトでは、売上は1円も上がりません。集客施策を行えるサイトである重要性はそこにあります。
リスティング広告などのネット広告はアクセス数アップが期待できますが、広告料がかかります。
売上がない状態で広告費を払い続けるのは、資金に余裕があれば良いですが、ない場合は無料でできる集客方法を試みるのが堅実です。
一方、Shopifyは、有料プランだけあって、サービスや機能がとても充実しています。
有料プランのみとなるので、すでにネットショップを開設していて、継続的に売上があり、資金に余裕がある店舗ならShopifyがおすすめです。
今よりもさらに販路を拡げようと考えているなら、Shopifyは越境ECがしやすく、楽天との連携も行っているため、多店舗運営をしている会社にとってはメリットが大きいでしょう。
BASE、STORES、Shopifyそれぞれについて見てきました。
BASEは無料プランと有料プランの両方があり、有料プランでは手数料が3つの中で最も安く、無料で利用できるアプリ(拡張機能)が充実しており、集客施策も可能。
STORESは無料プランと有料プランの両方あり、BASEよりも有料プランの月額費用が安いという特徴がありました。
Shopifyは有料プランのみのサービスですが、海外の企業ならではの多言語に対応しており、越境ECを目指すにはぜひ検討したいサービスです。
それぞれの特徴からご自身に合ったECプラットフォームを検討してみてくださいね。
画像出典元:BASE公式サイト、STORES公式サイト、Shopify公式サイト、O-DAN
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