今後の労務管理の課題とは?3つの労務課題から対応すべき点を解説!

今後の労務管理の課題とは?3つの労務課題から対応すべき点を解説!

記事更新日: 2024/01/10

執筆: TAK

企業にとって重要なマネジメント業務の一つとして「労務管理」があります。

労務管理は昔から存在する概念ですが、近年は時代背景とともに労務管理のあり方が従来とはだいぶ変わってきています。

今回は、今後より重要性が増してくる労務管理の課題を「雇用形態」「労働時間」「テレワーク」の3つを例に解説していきます。

最近の労務管理の課題とは

最近の労務管理の課題は「想定外」や「未整備」への対応です。

「出社を前提としたタイムカードや出勤簿による勤怠管理」
「正社員などによる単一的な雇用管理」
「自己申告を中心とした労務管理」

上記のような従来の労務管理は大きく変化しています。

テレワークや正社員の副業解禁などは、働く選択肢が増える一方で、労務管理を難しくさせています

労務管理の課題:雇用形態の多様化

まず最初に、雇用形態が多様化していることに伴う労務管理上の課題を見ていきます。

雇用形態の多様化とは「様々な働き方が社会的に認められるようになってきた状態」を指します。

例えば、サラリーマンのような正規雇用だけでなく、派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用に加え、最近ではフリーランスなど個人事業主との業務契約を結ぶといった企業も増えてきています。

雇用形態の多様化の背景には、インターネットの発達や企業の慢性的な人材不足、人員コストの削減、個人のQOL(生活の質)向上など、複合的な要因があると考えられます。

これに伴い、企業の労務管理も従来型の固定的な方法では通用しなくなってきている点を、これから紹介する3つの課題を踏まえて理解していきましょう。

課題1:就業規則の未整備

雇用形態の多様化に伴う課題の1つ目としては、就業規則の未整備があげられます。

就業規則は、労働基準法にもとづき一定の条件を満たす会社に作成義務が求められる書類です。

就業規則を作成することにより、会社側が示す労働条件や職務上のルールを明確にすることが可能なため、会社と従業員双方の利益保護の観点からも重要な書類となります。

しかし、雇用形態の多様化により、従来には存在しなかったことを視野に入れる必要が出てきています。

雇用の多様化による整備が必要な例

  • 従業員の働く時間が変動的への対応
  • 従業員に副業を承認への対応


コンプライアンスが強く求められる上場企業であれば対応している企業も増えつつありますが、それ以外の中小企業では就業規則の整備に着手出来ていないのが現状でしょう。

課題2:労働契約への未対応

雇用形態の多様化に伴う課題の2つ目としては、労働契約への未対応があげられます。

背景部分で紹介したように、現在ではサラリーマンのような正規雇用者だけではなく、派遣社員やアルバイトのような非正規雇用者を採用する企業も増加傾向にあります。

また、フリーランスに代表される個人事業主に必要業務を委託するケースも業種によっては増えつつあります。

従来であれば、サラリーマンを前提とした労働契約を労使間で締結すれば良かったですが、現在では状況に応じた労働契約を各関係者と結ぶ必要が出てきています。

日本ではアメリカに比べて訴訟件数は相対的に少ないですが、労働者との労働トラブルを防ぐ観点からも適切な労働契約を締結することを心掛けてみてください。

課題3:雇用形態による不平等

雇用形態の多様化に伴う課題の3つ目としては、雇用形態による不平等があげられます。

雇用形態としては、大きく分けて正規雇用と非正規雇用がありますが、企業側はコスト削減の観点から非正規雇用者への待遇を(正規雇用者と比べて)下げる傾向にあります。

2020年4月からは「同一労働同一賃金」の施行が始まっていますが、実質的に非正規雇用者と正規雇用者とが平等な取り扱いをされているかは不透明なのが現状です。

報酬面だけでなく、労働環境も含めて双方が納得いく労働環境を整備し、雇用形態に関わらず適切に労働者を評価する制度を進めてみてください。

労務管理の課題:労働時間の管理徹底

続いて、労働時間管理の徹底に伴う労務管理上の課題を見ていきます。

労働時間の管理徹底とは、企業で働いている従業員の労働時間を会社としてしっかり管理・把握することを目的としているものです。

当たり前のような内容ですが、労働時間の管理徹底が求められている背景としては、働き方改革法案や長時間労働による過労死などが挙げられます。

働き方改革法案などにより時間外労働時間にも上限が設けられるようになりました。

先ほどと同様に、労働時間の管理徹底に伴う3つの課題も確認していきましょう。

課題1:時間外労働への対応

労働時間の管理徹底に伴う課題の1つ目としては、時間外労働への対応があげられます。

働き方改革法案の施行前は、残業時間に関して具体的な上限は定められていませんでしたが、施行後は明確に残業時間の上限が定められています。

具体的には、週40時間を超える場合は残業とみなし、特別な事業がある場合をのぞいて、残業時間は月単位で45時間、年単位で360時間以内であるとしています。

従来以上に残業に対する細かな労働時間の把握が必要となるため、企業側は各従業員の時間外労働への意識を強く持つ必要があると言えます。

課題2:有給休暇の消化率

労働時間の管理徹底に伴う課題の2つ目としては、有給休暇の消化率があげられます。

日本企業の場合、長時間労働に加えて問題となっているのが、有給取得率の低さです。

働き方改革法案の施行に合わせる形で、企業には有給休暇の取得奨励が求められるようになっています。

具体的には、年10日以上の年次有給休暇が与えらえれている従業員に対して、最低でも

年5日分の有給を与える必要があります。

これも多様化な働き方を促進し、日本の労働生産性を向上させる点に目的があると言えますが、従来以上に各従業員の有給取得状況を把握・管理する必要性が出てきたと言えます。

課題3:労務コンプライアンス

労働時間の管理徹底に伴う課題の3つ目としては、労務コンプライアンスがあげられます。

働き方改革法案とも深く関連する内容にはなりますが、従来以上に「労務面」でのコンプライアンス徹底が強く求められるようになってきているということです。

これまで紹介してきた「時間外労働への対応」や「有給休暇の未消化解消」に加え、残業代未払といったコンプライアンス上問題を抱えている企業は、今後より一層各監督庁や社会から厳しい目を向けられるようになるでしょう。

労務管理の課題:テレワークへの対応

続いて、テレワーク導入に伴う労務管理上の課題を見ていきます。

テレワークというのは、オフィスのような決められた場所でなく、自宅などのオフィスから離れた遠隔地で仕事をする形態のことを言います。

他にも「リモートワーク」や「在宅ワーク」などの言葉がありますが、本質的な意味は変わりません。

このテレワーク導入が進んでいる背景としては、働き方の多様化やオンラインツールの進歩に加え、新型コロナウイルス流行などによる影響が大きいでしょう。

先ほどと同様に、テレワーク導入に伴う3つの課題も確認していくことにします。

課題1:労働状況の不透明

テレワーク導入に伴う課題の1つ目としては、労働状況の不透明さがあげられます。

出社で業務管理していた企業にとってテレワーク導入により従業員が必要業務を適切にしているか分からないという課題があります。

成果を出せば問題ないとする企業文化もある一方で、プロセスを気にする企業文化の会社があるのも事実です。

また、オンラインツールでのコミュニケーションは、直接会話をする場合と比べて非効率と感じている会社もあるようです。

バランスが難しいですが、テレワークでも適切な成果を生み出すための工夫が企業には求められていると言えます。

課題2:テレワーク移行の障害

テレワーク導入に伴う課題の2つ目としては、テレワーク移行の難しさがあげられます。

日本でも新型コロナウイルスの影響により、テレワークの導入率が全体的に高まっていた時期はありますが、業種別の導入率は大きく異なっているのが現状です。

本来テレワークが出来る業種にも関わらず、下記のような理由からスムーズにテレワークへ移行出来ていない企業も多く存在します。

  • 社内フローが未整備のため、テレワーク導入の手順がわからない
  • テレワーク用オンラインツールに対するITリテラシー不足している


ITに関する最低限の知識を持ち合わせている必要もあるため、従業員への教育研修も含めた社内プロセスの整備・運用が重要になってきていると言えます。

課題3:社内部署での不平等

テレワーク導入に伴う課題の3つ目としては、社内部署間での不平等があげられます。

会社によってテレワークの導入方法や体制は異なるので一概には言えませんが、一般的に経理や法務といったバックオフィス系の部署は、オフィス出社が必要となるケースが多いです。

  • 経理の場合には、月次決算などに必要な書類が紙面のためにオフィス出社が必要
  • 法務の場合には、必要書類への押印が印鑑であるためにオフィス出社が必要


一部の部署のみオフィス出社が必要という状況に対して、不満を感じる従業員がいてもおかしくないため、リモート経理や電子契約の導入といった改革案が企業には必要となります。

参考:厚生労働省テレワーク総合ポータサイト
参考:テレワークにおける適切な労務管理のためのガイドライン

労務管理の課題解決ポイント

最後に、これまで紹介してきたいような労務面での課題を解決するためのポイントを紹介しておきたいと思います。

自社の課題を明確にする

まずは、自社が抱えている労務面の課題を明確にすることが重要になります。

ひと言で「労務」と言っても、これまで紹介してきたように労務面での課題は多岐に渡る以上、何が企業の課題になっているかは会社によって大きく異なるためです。

企業側が悩んでいることや従業員が困っていることなど、労使間での環境を改善するためにも、しっかりと自社の課題を明確にしてみてください。

労務管理システム・勤怠管理システムの活用

自社の課題を明確にした後は、ITシステムを積極的に活用するようにしてみてください。

具体的には、労務管理や勤怠管理に特化したシステムに投資することで、労働時間の正確な把握や勤怠状況の可視化など、課題解決につながる可能性が高まります。

労務コンプライアンスを徹底したい会社は企業戦略の一環として、IT活用を検討してみてはいかがでしょうか。

おすすめ労務管理システム5選

1. シェアNo.1の人事労務ソフト!『SmartHR』

画像出典元:「SmartHR」公式HP

特徴

「SmartHR(スマートエイチアール)」は2万社以上の導入実績を誇る労務管理システムです。

最大の特徴は質問に答えるだけで重要書類が作成できる簡単さです。Web上で書類作成や管理が行われるため、紙もハンコも使う必要がありません。

e-Gov APIと連携しているため、役所やハローワークへの書類提出もWEB上で完結します。

実際にSmartHRを導入した企業では、「2人で1,700人分の給与計算が可能になった」「社員の60%の生産性が向上した」などの実績も出ています。

従業員情報を一元管理するクラウド人事労務ソフトなので、社労士がいなかったり従業員が多い企業には特におすすめです。

社会保険労務士

金山杏佑子氏のアドバイス

「SmartHR」は、幅広い規模の企業にオススメしているシステムです。
30名未満の会社では無料で利用できる点から中小企業にも導入されている印象。勤怠管理や給与計算の機能はないが、API連携させれば他システムと組み合わせて問題なく使えるので総合的におすすめできます。

機能

  • 従業員情報の一元管理
  • Web上で給与明細、年末調整など自動で作成
  • 入退社・社会保険・雇用保険などの手続きや管理が可能

料金プラン

プラン 月額費用 機能 従業員数
¥0プラン 0円 一部利用できない機能あり 30名まで
スモールプラン お問合せ 労務手続きや情報管理の効率化
(小規模の企業向け)
50名以下
スタンダードプラン お問合せ 人事・労務の効率化と従業員情報の一元管理(あらゆる規模の企業に対応) 50名以上


どのプランでも初期費用はかかりません。

実際に利用したユーザーの口コミ

コンサルティング

101~250人

 

間違いやすい部分にコメントがあるのでわかりやすい

年末調整をこのSmartHRで行うようになって今年で2回目でしたが、間違いやすい部分は補足のコメントがあるのでとてもわかりやすいです。いつでもオンラインでパパっと作成・申請できるので大変便利でした。

メーカー

51〜100人

 

初期設定に時間がかかった

操作こそ簡単でしたが、初期設定に時間がかかりました。もっと簡単なマニュアル等があれば初期の稼働がスムーズにいったと思います。


SmartHRの口コミをもっと見る

SmartHRの資料を無料ダウンロード 

 

2. 労務管理システム初心者なら絶対!『ジョブカン労務HR』


画像出典元:「ジョブカン労務HR」公式HP

特徴

「ジョブカン労務HR」は、初めて労務管理システムを利用するという方に絶対的におすすめしたいシステムです。

導入実績はシリーズ累計で100,000社以上とかなり多くの会社で使われてて、とにかく使いやすく労務業務に不慣れな人でも書類作成から申請まで簡単に行うことができます。

たった1分で無料アカウントが発行できて、即日簡単に始められるという導入ハードルの低さも初心者にお勧めしたい理由です。

帳票は自動的に作成され、ボタンひとつで主要な社会保険・労働保険の書類を提出することができるため、役所まで足を運ぶ必要もありません。

「システム導入の際の初期設定が面倒だ」という方でも、初期設定を代行してくれるオプションプランもあるので安心です。

社会保険労務士

金山杏佑子氏のアドバイス

ジョブカンは費用が安く、従量課金制なので「かかる費用」が分かりやすいので、導入コスト・ハードルが低いのが良い点。シリーズ化されているので単品導入が可能、知名度も高いので人気のシステムという印象です。一方で、初期設定が少し難しいです。ヘルプページだけでは苦労する企業もあると思います。

機能

  • 従業員情報の一元管理
  • あらゆる手続きの自動化
  • TODOリストによる進捗管理等、各種機能で業務効率化をサポート

料金プラン

プラン サポート&初期費用 月額費用 従業員数
無料プラン 0円 0円/ユーザー 5名まで
有料プラン 0円 400円/ユーザー 無制限

 

実際に利用したユーザーの口コミ

小売

101~250人

 

膨大な社員情報がスムーズに管理できる

膨大な社員情報を管理しているような職種や部署におすすめできます。正確に、そして必要なときに目的のデータをすぐに出せるなど、情報管理がスムーズにできるようになります。

サービス

51〜100人

 

旧姓と新姓の管理がしづらいのがデメリット

「結婚をしたあとの旧姓と新姓を使い分けての管理」が少々しにくいというのは気になる大きなデメリットであり、不便な箇所だと思います。女性社員も多い会社からするとこの箇所は強く改善を希望します。


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3. 帳票は110種類に対応!『オフィスステーション 労務』

画像出典元:「オフィスステーション 労務」公式HP

特徴

「オフィスステーション 労務」とは、大手企業を含む35,000社以上に導入(※)されている実績豊富な労務管理システム。

他社と比べて機能も充実しており、人事・労務における幅広い業務の効率アップ・ペーパーレス化に役立ちます。

勤怠や給与、年末調整、マイナンバー管理などの外部ソフトとの連携やe-GOVへの対応、セキュリティの高さなども魅力

無駄な出費を抑え、低額で利用することができるのも大きな特徴です。

※「オフィスステーション」利用実績数

社会保険労務士

金山杏佑子氏のアドバイス

「オフィスステーション 労務」は100人規模の大企業や社労士向けのシステム
対応帳票が他システムと比べてもかなり多いので玄人向けのシステムですね。逆に人数がそこまで多くないような企業では、そこまでの機能が必要ないとなるパターンが多いです。

料金プラン

オフィスステーション 労務の料金プランは1種類。

初期費用は登録料の11万円(税込)で、毎月従業員ひとりあたり440円(税込)がかかります。

名目 費用
登録料 110,000円(税込)
従業員ひとりあたりの月額利用料 440円(税込)
ユーザー数 無制限

 

実際に利用したユーザーの口コミ

商社

251~500人

 

管理者向けにおすすめ

色々なシステムを検討して最後にスマートHRとオフィスステーションの2択になり、価格面をみてオフィスステーションに決めました。管理者にとってはオフィスステーションの方が使いやすいと感じました。

コンサルティング

11〜30人

 

社会保険の手続きの一部には対応しておらず

簡単な手続きはオフィスステーションで十分でしたが、オフィスステーションでは申請できない社会保険の手続きもありました。そこにも完全に対応したら、完璧なツールだったと思います。


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4. 社内に散らばる労務管理を一気通貫で対応!『freee人事労務』

画像出典元:「freee人事労務」公式HP

 

特徴

「freee人事労務(フリー人事労務)」は勤怠管理・給与計算・年末調整・助成金の申請など、幅広い労務管理をカバーしてくれるシステムです。

複数の労務管理において共通で使用する情報は、freee人事労務がデータベースとなり入力を1回で済ませることができるので業務が効率化するでしょう。

社内では多くの労務管理に関する業務が散らばりがちですが、人事労務freeeであれば一気通貫で行って対応コストを削減可能です。

社会保険労務士

金山杏佑子氏のアドバイス

「freee人事労務」は、勤怠管理・給与計算・入退社時の対応など一連の業務が全て完結します。その分、料金はジョブカンなどと比較すると少し高いですし、カスタマイズの幅は狭まります。
とりあえず一連の労務管理を全体的に楽にしたい!という企業には合うと思います。

機能

  • 社内の勤怠管理を自動で集計
  • 年末調整や労務保険・住民税の更新などを管理・サポート
  •  入社情報など労務管理機能

料金プラン

プラン 月額料金 機能 従業員追加
ミニマムプラン 1,980円~
(3名まで一律料金)
基本的な労務管理全般 月額300円
/ユーザー
ベーシックプラン 3,980円~ 従業員による勤怠打刻等追加 月額500円
/ユーザー
プロフェッショナルプラン 8,080円~ フレックス制などに対応 月額700円
/ユーザー
エンタープライズプラン お問合せ 従業員情報のカスタム項目 お問合せ


月額料金は年額プランの場合の金額です。どのプランでも初期費用はかかりません。

実際に利用したユーザーの口コミ

IT

1001人以上

 

労務まわりを一つに統合できる点が魅力

勤怠管理システムだけではなく給与計算や年末調整、労務手続き(入退社手続き)等を一つのシステムに統合できる点は、大きな魅力だと思います。一つに統合することでコストメリットが生かせました。

コンサルティング

11〜30人

 

電話対応が付かないプランがある

選んだ料金プランによっては電話によるヘルプデスク機能が付いてこない点が不便だと感じました。最初は一番価格の安いプランを選択していたが、人事、経理から電話で聞かないとわからないことがあると報告が上がってきたため、プランを変更しました。


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5. 手厚い導入サポートで安心!『クラウドハウス労務』

画像出典元:「クラウドハウス労務」公式HP

特徴

「クラウドハウス労務」は労務に関わる業務をペーパーレスにすることで、コストや手間の大幅削減が可能。

使いやすさにこだわった操作画面や充実したヘルプ機能で、スマホやパソコン上で誰でも簡単に操作ができます

導入前・導入後のサポート体制も充実しているので安心して運用スタートできるでしょう。

ただし、労務業務に特化しており、給与計算や勤怠管理には対応していないため、検討の際には注意が必要です。

機能

  • 入社手続き自動化
  • 雇用契約の電子化
  • 社員からの住所変更などの申請管理
  • 年末調整電子化

料金プラン

月数万円から利用可能。課題を踏まえた上で見積もり・提案をしてくれます。

 

まとめ

今回は、企業が直面している労務管理面の課題について、様々な角度から紹介してきました。

従来のような画一的な方法での労務管理が難しくなっている以上、課題の把握を通じて自社に最適で柔軟的な労務管理を取り入れる工夫をしてみてください

労務管理に悩んでいる企業担当者の方の参考になれば幸いです。

画像出典元:Shutterstock

この記事を書いた人

TAK

フリーコンサルタント・公認会計士。公認会計士試験に合格後、大手監査法人のアドバイザリー部に就職し、IFRSやUSGAAP、連結納税、銀行監査などに携わる。その後、中国事業の代表として外資系コンサル会社に転職し、中小日系企業の中国新規進出や現地企業のM&Aサポート、コンプライアンス業務などを担当。帰国後は独立し、フリーのコンサルタントとして生活しつつ、ブログVectoriumを運営。

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