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従業員に対して適正な勤怠管理を行うことは企業にとっての義務であり、従業員の勤怠状況を正しく把握するには打刻機の存在は欠かせません。
そんな勤怠管理に欠かせない打刻機ですが、現在では様々な種類や特徴を持った打刻機がリリースされています。
そこで今回は、現在リリースされている打刻機の種類やその特徴を中心に、オススメの最新打刻機、勤怠管理システムを紹介していきます。
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このページの目次
打刻機は、従業員の出勤・退勤時間など日々の勤務時刻情報を記録するための機械のことで、勤怠管理業務を行うためには欠かせない機器です。
打刻機と聞くと専用の用紙(タイムカード)を使用したタイムレコーダーを思い浮かべる人も少なくないでしょう。
確かに、これまで打刻方法といえばタイムレコーダーを使用するのが主流でしたので、「打刻=タイムカード」というイメージが強いかと思います。
しかし、近年ではITの進展もあって、かつて主流だった紙のタイムカードも、現在ではパソコンやスマートフォンを用いた打刻や指紋認証や顔認証、ICカードといった不正防止のための機能を備えたものまで様々なタイプの打刻機器がリリースされており、打刻機器も大きく進化しています。
こうして様々なタイプの打刻機器が開発されてきたことにより、従来と比べて大幅に勤怠管理業務の効率化に繋がりました。
勤怠管理を行う場合、打刻機(タイムレコーダー)の利用は半ば必須ともいえる重要な役割を担います。
そんな重要な打刻機ですが、前述のとおり種類がいくつか存在しており、タイプ別に大きく「タイムカード式」「ICカード式」「生体認証式」「Web対応式」の4種に分けられます。
それでは打刻機の種類別に、それぞれ特徴を見ていきましょう。
タイムカード式は、専用の用紙(タイムカード)を機器(タイムレコーダー)に差し込み、出勤・退勤時刻を印字して打刻情報を記録するタイプの打刻機です。
この打刻機は、もっともスタンダードなタイプで、導入コストが安いうえ扱いやすいといった特徴があることから一般的に広く使用されており、現在も主流となっています。
しかし、スタンダードなタイプはあくまで出退勤時刻を印字するだけであり、労働時間の集計や勤怠記録などはすべて手作業で行わなければならないため、従業員数が多い企業などには不向きです。
なお、タイムレコーダーによっては実労働時間や残業時間、深夜労働時間など各項目に対して自動集計する集計機能付きのタイムレコーダーや、パソコンに繋いで打刻記録を取り込めるタイムレコーダーもあります。
タイムレコーダーには、ICカードを用いたタイプの機器もあります。
このICカード式タイムレコーダーは、レコーダー本体のリーダー部分にICカードをかざして打刻情報の記録を行うもので、基本的に打刻したデータはすべてパソコンに保存されます。
そのため、用紙を使った従来のタイムカードとは違い、別途エクセルなどにデータを転記する必要がありません。
また、印字の際に使用するインクやタイムカードも必要なくなるため、備品のコスト削減にも繋がります。
ただし、ICカードはカードの紛失や破損といったリスクが考えられるため、そういった事態を想定し、あらかじめ対応策を講じる必要があるなど注意点はありますが、勤怠管理に関する業務効率化は大いに期待できるでしょう。
このタイプは従業員の顔や指紋、静脈など、いわゆる生体認証を用いて打刻を行う方法で、出退勤時刻の打刻に加えて同時に本人確認ができるため、代理打刻などの不正を防ぐことも可能です。
また、先ほど紹介したICカード式のように紛失や破損といったリスクもないのでセキュリティ面も安心です。
ただし指紋認証の場合、手荒れなどで指紋が擦り減っていたり、汗などで指先が濡れていたり汚れていたりなど、何らかの理由で指紋のカタチが変わってしまっていると認識に時間がかかったり、認識されないといったケースが稀に発生することがあります。
また、生体認証式は導入時のコストも他と比べて割高です。
タイムレコーダーは、所定の位置に専用機器を設置するものだけではありません。
近年では専用機器を使わず、パソコンやスマートフォン、タブレット端末を利用し、Webブラウザで打刻を行うタイプも登場しています。
このWebブラウザを利用するタイプは、基本的にパソコンやタブレット端末が打刻機器となり、画面に自分のIDやパスワードを入力して打刻するといった方法になります。
Webを利用する打刻は、手持ちのパソコンなどで始められるため手間やコストも抑えられます。
あまりコストをかけず、パソコンやスマホなどを使って気軽に打刻できるようにしたい、といった場合にWeb対応式のタイムレコーダーは最適です。
打刻機といえば、専用の用紙を使用した、いわゆるタイムカードと呼ばれる方式がこれまで主流でしたが、前項でお伝えしたように、現在では様々なタイプの打刻機がリリースされています。
では、実際にどのような打刻機が販売されているのでしょうか。オススメの打刻機を特徴と共に紹介していきます。
画像出典元:「アマノ株式会社」公式HP
【本体価格】39,500円(税別)
アマノ株式会社が販売するこちらのBX2000は、時間の記録だけに特化したシンプルで使いやすい電子タイムレコーダーで本体は非常にコンパクト。
据え置き以外にも壁に掛けることも可能となるため、特に従業員数の少ないオフィスやお店などに最適です。
また、この電子タイムレコーダーは大型のアナログ時計が特徴的で、一目で時間時間を確認することができるほか、打刻時刻も大きくハッキリと印字されますので、タイムカードの確認作業も非常にスムーズに行うことができます。
さらに4欄印字タイプとなっているため、出退勤時刻だけでなく外出や休憩の時刻も記録することができます。
ちなみにBX2000は1996年に販売開始されたタイムレコーダーですが、操作も簡単で非常に使いやすいといったことから、現在もなお人気のロングセラー商品です。
画像出典元:「株式会社VOICE」公式HP
株式会社VOICEが販売するタイムレコーダーは「VT-1000」「VT-2000」「VT-3000」の3種類となっており、下記のようにそれぞれ利用環境に合わせて選べるようになっています。
打刻のみ行うもっともシンプルなモデルで、導入までの手順で簡単で、一切難しい設定がありません。
また、事前に西暦・月・日・時刻が設定された状態で届くので、電源プラグを差し込むだけですぐ使うことができるのも嬉しいところ。
VT-1000は、従業数が少なく、出退勤の記録が出来て、なおかつ導入コストを最小限に抑えたいという場合に最適です。
VT-2000は、自動集計機能が搭載されたモデルで、休憩時間を差し引いた実労働時間の集計や残業時間の集計も自動化するので、月末などに面倒な時間計算をする必要がありません。
また、遅刻・早退が打刻のみを赤色で印字することもできるので非常に便利です。
VT-2000は、比較的従業員が多く、休憩時間が固定されている中小企業などに最適です。
3種のなかで、もっともハイスペックなモデルがこちらのVT-3000で、より高性能な自動集計機能が搭載されています。
こちらのモデルは個別集計という機能があり、たとえばフレックスタイム制やシフト制などのように、就業や休憩時間が従業員によって異なる場合でも、従業員ごとの自動集計が可能です。
また、起算日の設定も自由に行えるので、それぞれの企業に合わせた締日で使用することができるのも嬉しいポイントです。
画像出典元:「SEIKO」公式HP
長きにわたり「時間」を追求し続け、確かな技術と実績を培ってきたセイコーのタイムレコーダー。
信頼性はもちろんのこと、耐久性や機能性においても高く評価されており、多くの企業で使われています。
そんなセイコーのタイムレコーダーですが、ラインナップとして「Z150」「Z170」「QR-340」「QR-395」の4種類がリリースされています。
Z150は、2欄集計機として使用するか6欄印字機として使用するか選択することができる、まさに一台二役の多機能タイムレコーダーです。
2欄集計機の場合、休憩時間を控除した実働時間数または残業時間数を計算・集計し、6欄印字機の場合は、出退勤時刻のほか、休憩や外出の記録を残すことができます。
また、大人数でも効率良く集計できる「リスト集計機能」も搭載されているので、後にアルバイトなど従業員が増えてきたとしても問題なく計算や集計をすることが可能です。
さらに、タイムカードは両面ではなく片面カードを使用するので、1ヶ月の印字結果が一目で確認できるのも嬉しいところです。
打刻データをUSBメモリーに出力することができるのがZ170の大きな特徴。
1日6回までの打刻データをCSV形式で出力できるので、煩雑な時間計算や時給計算を、エクセルなどパソコンを使用して作業することが可能です。
また、出退勤や休憩、外出の記録はもちろん、遅刻や早退の場合にイレギュラーマーク(▲)が印字され、さらに退勤が翌日になってしまった場合は徹夜を示す(テ)が印字されるので、識別しやすく管理もしやすいです。
タイムレコーダーをはじめて使用する場合、はじめに日付や時刻の設定を行わなければなりませんが、QR-340はすでに日付と時刻は設定済みの状態で届きます。
そのため、月末締もしくは15日締の場合であれば、特に初期設定を行うことなく電源コードを差し込むだけで使えるので非常に楽です。
また、出退勤のほか休憩・外出と1日4回の印字が可能で、印字パターンも「日付+時分・曜日+時分・時分のみ・Am/Pm+時分」の4パターンから選択することができます。
さらに、カード表裏判別機能が搭載されているので、仮にタイムカードの表裏を間違って挿入したとしても、エラーメッセージで知らせてくれるので安心です。
QR-340同様、こちらのQR-395も日付と時刻は設定済みですので、届いたその日から簡単に使用を開始することができます。
また、就業日数や実働時間、残業時間、そして遅刻や早退回数など、締日後に1ヶ月の集計結果を集計欄に印字することができます。
さらに、休憩時間を差し引いた時間計算や、日付をまたいだ打刻であっても出勤と同じ段に印字することも可能です。
そしてさらに、出退勤をはじめ休憩や外出の記録も可能であるほか、カード表裏判別機能でタイムカードの裏表間違いも防げ、サマータイムにも対応しているなど、非常に多くの機能が搭載されている多機能タイムレコーダーです。
画像出典元:「アマノ株式会社」公式HP
こちらのモデルは従来のタイムカードを使用するタイプではなく、ICカードを使用するシステムタイムレコーダーで、章の冒頭でも紹介したメーカーと同様でアマノ社製です。
同社が販売するICカードを使用するタイプとしては、現在「SX-100」「SX-250A」「AGX350」の3種類がリリースされています。
SX-100は、ICカード方式と磁気カード方式の2種類が用意されています。
機器本体も縦型・横型の2タイプがあり、いずれもコンパクト設計で設置場所に合わせて選ぶことができます。
また、カードの読み取りがうまくいかないなどの打破ミスをディスプレイの色を変えて表示されるので、打破ミスを防ぐと共に打刻のデータ抜けを防ぎます。
さらに、入室システムやその他のオフィス機器とICカードとの連携が可能で、より高いセキュリティを実現しています。
ICカード | 磁気カード |
MIFARE・FeliCa | JISⅡ |
こちらのモデルはICカード方式のみのタイプ。タッチパネル付きで打刻の際の名前表示やタッチパネルからテンキー入力が可能です。
また、音声応答機能が搭載されており、出勤時に「おはようございます」、退勤時は「お疲れ様でした」、打刻エラーの際には「操作をやり直してください」など、音声で優しく知らせてくれます。
さらに、タッチパネルを使って各種届出申請が行えたり、1ヶ月の勤務状況を参照したり、シフト制であれば勤務予定の照会も行えたりなど、非常に多機能なタイムレコーダーです。
ICカード |
MIFARE・FeliCa |
AGX350はICカード方式と磁気カード方式の2タイプで、個人認証に使用するICカードは「MIFARER」と「FeliCa」に対応。磁気カードは「Suica」など既存の磁気カードが利用可能となっています。
ちなみに、カードフォルダーに入れたままのICカードでも問題なく読み込むなど非常に反応が良く、打刻時もスピーディーに行えます。
また、液晶ディスプレイが8.5インチの大型液晶タッチパネルを採用しているので非常に見やすく各操作もスムーズに行えます。
もちろん画面には従業員へのお知らせを表示させることも可能です。
さらにこの機種はセキュリティ機能も充実しており、管理者メニューには「管理者の専用カード」「パスワード」が無いと入ることができないほか、管理者権限も2段階に設定することができます。
企業には、従業員それぞれの労働時間を把握し適切に管理する義務があります。そのため、従業員における日々の労働時間を正しく把握するにはタイムカードなど打刻機の存在は欠かせません。
また、打刻には早出残業の計算や遅刻早退控除、欠勤控除など、毎月の給与に反映させる重要な役割があるため、正確かつ確実な勤怠管理が求められます。
なお、勤怠管理の重要性は給与計算だけにとどまりません。
2019年4月より、労働基準法改正をはじめとする「働き方改革関連法」が新たに施行されました。
内容としては「時間外労働時間の上限規制」「年5日の年次有給休暇取得の義務化」で、これが厳守できていない場合には罰則となる厳しい規定も設けられています。
近年では働き方改革の推奨などにより、企業における労働のあり方が大きく様変わりしており、従業員に対する勤怠管理の重要性がこれまで以上に高まっています。
裁量労働制やフレックスタイム制、テレワークなど、多様で柔軟な働き方が増えてきている昨今、法律遵守しながら従業員の勤怠状況を正確に把握するのにタイムカードや出勤簿など手作業で管理するのは非常に煩雑です。
ワークスタイルが多様化され、煩雑化した勤怠管理を効率的かつ確実に行うためには、やはりITを活用した新たな勤怠管理システムの利用は外せません。
次章では、煩雑化する勤怠管理にも効率的かつ確実に対応することができる、おすすめの勤怠管理システムを紹介しています。
ぜひ参考にしていただき、これまで以上に精度の高い勤怠管理にお役立てください。
画像出典元:「ジョブカン勤怠管理」公式HP
最大の魅力は200円/月で導入できる安さ。30人程度のベンチャーから1,000人以上の企業まで、全ての規模で利用可能です。主要な給与計算ソフトと連携できる便利なシステムです。
打刻方法は、PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・指静脈打刻・LINE/SLACK打刻の5種類。
生体認証打刻が搭載されているので、不正打刻に悩んでいる企業におすすめです。
操作画面は、必要な情報が大きく表示されシンプルな印象です。
勤怠管理機能のみなら月額200円で利用できますが、その他機能を追加すると費用が発生します。最低限の機能で始められることは大きなメリットです。
申請機能 | アラート機能 | シフト機能 |
〇(追加費用1人100円) | 〇 | 〇(追加費用1人100円) |
マニュアルがかなり充実しているので、初めて勤怠管理システムを導入する企業でも問題ないでしょう。
UI | マニュアル整備 | 問い合わせ窓口 |
◎ | HPに動画説明あり | 電話(平日のみ)・メール・チャット |
10人以下の企業でも月額費用2,000円が発生するので、注意しましょう。
10人以下の企業向けに無料プランが用意されていますが、機能がだいぶ制限されます。(無料お試しとは別物)
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
0円 | 200円~ | 2,000円 | 30日間 |
パソコンのon,offに合わせてログ時間が計算され、労務管理の観点では良いシステム。ただ、前日のログ時間の反映が遅いこともあるので、余裕をもった管理が求められます。
(商社:従業員500人以上)
レポート機能・集計機能は圧倒的にkintoneより優れています。外出する社員が多い場合は、交通費精算を同時にできるkintoneの方が良いかもしれません。
(コンサルティング:従業員30人以下)
マネーフォワードが提供している会計・確定申告・請求書・経費・給与・社会保険など幅広いサービスと連携できることが最大の魅力です。
打刻方法は、PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻の3種類。主要システムと比べると少ないです。
操作画面は青が基調。管理画面はやや硬い印象ですが、打刻画面はイラストつきでわかりやすく、問題なく操作できるでしょう。
全て追加費用なく利用できます。
申請機能 | アラート機能 | シフト機能 |
〇 | 〇 | 〇 |
動画でのマニュアルは用意されていません。
UI | マニュアル整備 | 問い合わせ窓口 |
◎ | HPに画像つき説明あり | 電話(平日のみ)・メール・チャット |
基本料金は、企業規模にあわせ、小規模事業者向けのスモールビジネス、中小企業向けのビジネスに分かれています。
また、IPO準備・中堅〜大企業向けは別途お問い合わせが必要です。
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
0円 | 300円〜 | 基本料金:2,980円 +ユーザー数×300円 |
1ヶ月間 |
MF給与で給与計算しているので、従業員情報や勤怠情報などのデータ移行が楽で良いです。ただ、ジョブカンに比べて細かい勤務体系を設定しきれないと感じています。ジョブカンは設定が大変ですが細かく設定できるので便利です。(IT関連:従業員30人以下)
打刻・申請も簡単で、マニュアルがなくても操作できます。アラートの種類がもっと多いとよいですね。(流通業:従業員500人以上)
画像出典元:「jinjer勤怠」公式HP
jinjer勤怠は、全機能が最初から搭載されているため、追加費用が発生しません。予算がたてやすいことは、大きな魅力です。
打刻方法は、PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・Slack/Chatwork打刻の4種類。
Apple Watch・Google homeでも打刻できます。
打刻画面は、コメントを残せたりその日のスケジュールを確認できたりと、きめ細かな配慮が感じられる仕様です。
全て追加費用なく利用できます。
申請機能 | アラート機能 | シフト機能 |
〇 | 〇 | 〇 |
サポート体制が充実しています。
UI | マニュアル整備 | 問い合わせ窓口 |
◎ | HPに動画説明あり | 電話(平日のみ)・メール・チャット |
人事管理・給与計算・経費精算・労務管理・雇用契約と組み合わせる場合は、追加費用が発生します。
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
300,000円 | 400円〜 | 設定なし | 30日間 |
導入後は、現状の月ごとの残業時間が一目でわかり、休日出勤や有給の申請が容易にできるようになりました。(広告関連:従業員100人以上)
見やすいUIなので、規則的な勤務なら圧倒的に使いやすいです。急な変更が生じると修正作業が面倒です。どのシステムも同じかもしれませんが。(イベント関連:従業員約30人)
画像出典元:「ハーモス勤怠」公式HP
「ハーモス勤怠」は、目次勤怠・承認・申請・日報機能など、勤怠管理に必要な基本機能を月額100円/人で利用できます。
期間や人数に制限がないのも嬉しいポイントです。
30名以下なら無料で利用可能ですが、データの保持期限が1年に限られているので注意が必要です。
打刻方法は、PC(ブラウザ)やスマホ(アプリ)での打刻・ICカード打刻・LINE/Slack/LINE WORKSでの打刻・QRコード打刻と多彩です。
なお、無料プランは管理できる情報に限りがあるので、注意が必要です。
申請機能・アラート機能は有料プランを選択した場合に使える機能です。
申請機能 | アラート機能 | シフト機能 |
〇(追加費用1人100円) | 〇(追加費用1人100円) | 〇 |
動画説明がわかりやすいと評判です。
UI | マニュアル整備 | 問い合わせ窓口 |
◎ | 動画説明あり(Youtube) | メール(有料会員のみ) |
無料版は操作画面にバナー広告が表示され、データの保存期間が1年なので要注意ですが、それでもコストメリットを感じる企業は多いでしょう。
有料版もリーズナブルな価格設定です。
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
0円 | 100円〜 | 設定なし | 〇 |
やってみてなじめなかったらまた元に戻せばいいし、とりあえずやってみよう。と導入を決めました。(自動車整備)
出退勤報告・申請・承認作業が楽になりました。無料プランにはアラート機能がついていないので、未入力の人に個別連絡しなければならず、締め日前の作業が負担でした。(IT関連:従業員1,000人以上)
画像出典元:「KING OF TIME」公式HP
KING OF TIMEは多くの外部サービスと連携可能。入退室管理システムと連携できる勤怠管理システムは少ないので、かなり貴重です。
PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・指静脈打刻・指紋打刻・指ハイブリッド認証打刻・顔認証・カメレオンコード認証・WowTalk打刻・入退室管理システム連動打刻の10種類。
10種類は、この記事で紹介している21システム中、最多です。
操作画面は2色から選択可能。管理画面はやや硬い印象です。
全て追加費用なく利用できます。
申請機能 | アラート機能 | シフト機能 |
〇 | 〇 | 〇 |
オンラインセミナーを実施しているシステムは、ほとんどありません。KING OF TIMEの強みの1つです。
UI | マニュアル整備 | 問い合わせ窓口 |
◎ | HPに動画説明あり オンラインセミナー週2回開催 |
電話(平日のみ)・メール |
登録した人数ではなく、その月に打刻利用があった人のみが課金対象となります。
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
0円 | 300円〜 | 設定なし | 30日間 |
外国人を含む1650名超の社員を2人で管理できています。昨年行ったUI変更により、感覚的に使い方がわかるようになっているので問い合わせが減りました。
(IT関連:従業員1,000人以上)
リモートワークにも対応していて、オンラインで1クリックするだけで、出退勤できるので今のご時世には便利です。Windowsなら利用できるけれど、Macだと利用できない機能があるので、改善されるとよいです。(IT関連)
起業ログが自信をもっておすすめできる5つのシステム。それぞれの違いは分かりましたか。
機能面からみるおすすめ企業は以下の通りです。
→ジョブカンは機能ごとに費用が発生するスタイル、jinjer勤怠は全ての機能が基本料金に含まれるスタイルなので、自社に合った課金スタイルで決めましょう。
企業は従業員の労働時間を正しく把握し、日々の就業状況を適切に管理する義務があり、企業が従業員の就業状況を管理することを勤怠管理と言います。
この勤怠管理には「従業員が1日に何時間労働したのか」「遅刻や早退がなかったか」「有給休暇はいつ取得したのか」など管理すべき内容は多岐にわたり、こうした管理を怠ると法令違反となり罰則等もあり得ます。
そのため、企業ではこれまで以上に徹底した勤怠管理が求められ、それにはタイムレコーダーなど従業員の労働時間を正確に記録する打刻機が必要不可欠です。
しかし、近年ではフレックスタイム制やテレワークなど、働き方改革の影響などもありワークスタイルが多様化してきています。
このようにワークスタイルが多様化すると勤怠管理は煩雑し、タイムレコーダーなど従来の打刻機では管理しきれないケースも出てきます。
そうした場合、新たに勤怠管理システムを導入するなど、他の管理方法の検討も必要です。
繰り返しになりますが、適正な勤怠管理は企業にとっての義務であり、それをおろそかにすることは絶対にあってはならないことです。
小規模企業、中小企業、大企業など、企業規模によって勤怠管理の方法も異なってきますが、いずれも重要なのは、従業員が操作しやすく、打刻漏れなどミスが防げる機器やシステムを構築することです。
ぜひ自社にあった打刻機、そして勤怠管理システムを導入し、効率的かつ適正な勤怠管理を実現してください。
画像出典元:O-DAN / PhotoAC
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