【起業準備】成功確率を少しでも上げるためにやるべきことリスト

【起業準備】成功確率を少しでも上げるためにやるべきことリスト

記事更新日: 2023/09/19

執筆: 編集部

起業を考えつつも、最初の一歩がなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか?

本記事では、大きな事から始めなくても、まずは今の自分でもすぐに始めることができる起業準備をご紹介していきます。

1. 起業資金を貯める

起業する事業の種類にもよりますが、会社設立ともなると、ある程度の資本金が必要になります。

融資を受けるのであれば希望の融資金額に見合った金額が必要ですし、オフィスをかまえたり、人を雇うのであれば人件費などの初期費用もかかります。

また利益がない間にも事業を続けていく為の運転資金も忘れてはいけません。他にも、実費で会社設立の手続きにかかる法定費用もかかります。

資本金

  • 1円~上限なし(税制を考慮して資本金1,000万円未満にするのがおすすめです)
  • 初期費用+利益なしで3~6ヵ月間の運転資金


融資を希望する場合は、資本金の2倍程度の融資が可能であることも知っておきましょう!

資本金について、以下の記事で更に詳しく解説しています。こちらも参考にして下さい。

 

会社設立の法定費用

法定費用は登録免許税や手数料等です。

  株式会社 合同会社
定款の認証手数料 50,300円 0円
設立にかかる登録免許税 152,000円
※資本金2142万円以下の場合
60,000円
※資本金857万円以下の場合
合計 200,300円 60,000円

上記はあくまでも、最低費用です。この他にかかる、印紙代などは「電子定款」と「紙の定款」で費用もかわってきます。

法定費用の詳細に関しましては、下記ページでご確認いただけます。

日本公証人連合会
法務局

その他の費用

  • 会社の実印:安いもので1,000円未満のものから10万円以上するものまであります。
  • 印鑑証明書:1通200円~400円 首都圏や地方により費用が異なる場合があります。


また、起業に必要な費用に関して、下記記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

 

起業融資

融資を希望する場合、審査を通過する必要があり、あなたに自己資金がどれだけあるかを証明します。過去、1年間の口座へのお金の動きで、それが本当に起業に向け貯めた資金かをチェックされます。

審査通過の為にお金を借りて一時的に通帳に入れる、「見せ金」は自己資金とはいいません。

借りたのではなく、もらったお金はOKですが、その場合も証明する事が難しい場合は自己資金とみなされないので、注意が必要です。

基本は、定期的に貯蓄し、コツコツとお金を貯めたという事実がポイントとなりますので、ここは焦らず、起業に向けて貯金を始めましょう。

今の時代は資金がなくても起業をすることができる

「起業=会社設立」とは限りません。個人事業主として、スモールスタートを切るのであれば、企業資金は特には必要はありません

特に、インターネットビジネスやご自身の経験やスキルを活かし、コンサルタントや、ハンドメイド品のネット販売やWEBデザイナーとして起業するのであれば、大きな資金は必要ないので、今すぐにでも始める事が可能です。

また、難易度は高いですが、自分の事業プランに自信があり、多くの人に共感してもらえる、発信能力・プレゼン能力がある方には、クラウドファンディングで資金を募るという方法もあります。

2. 事業計画書を作成する

融資を受ける際に必要な事業計画書ですが、お金を借りる為にだけ作るのではなく、事業を成功させるためにも、起業までの道しるべとして作っておくことをおすすめします。

個人事業主として始めたいと思っている方も是非、作ってみてください。

事業計画書を作るメリットは主に2つあります。

  • 事業アイデアの明確できる
  • 数字や期限・期間を明確にできる

 

事業アイデアを明確にできる

まず、事業計画書を作成する事により、自分が頭の中だけで、漠然と描いていたものが具体的になっていき、自分で自分自身の事業をはっきりと理解する事ができます。

文章に落とし込むことにより、頭の中も整理され、自分や計画の足りない部分や更に掘り下げる必要がある部分などが分かってきます

融資担当者に事業内容を理解してもらう為にも、資料があるほうが、よりあなたの計画が伝わります。

数字や期限・期間を明確にできる

事業計画書を作成する事により、おのずと、数字や期限・期間が明確になって来ます。

売り上げ目標や計画が出来ると、いつまでに、何をすべきかの逆算も出来るので、今後の計画も立てやすくなります。

これはとても大事なことで、特に、期限・期間を決めているかどうかで、起業までにかかる時間が変わってくるのではないでしょうか。

「いつか、いつか」と思いながら、中々、行動に起こせないという方は、まず事業計画書を作成する事から始めてみましょう。

以下の記事では、融資担当者に取材した、分かりやすい事業計画書の書き方を紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。

 

3. 勉強会やセミナーなど知識の底上げ

起業に関する勉強会やセミナーは、現在会社勤めをしている人を対象に開催される物も多く、週末や退勤後の時間帯で出席できるものも存在します。

対象の勉強会やセミナーで学ぶ事により、今ある知識の底上げをし、引出しをたくさん増やしておけば、起業してからの自信にもなります

まだ起業したい事業が具体化していないという方は、身近にいる起業経験者や成功者の話を聞くという手もあります。

事業分野は違っても、起業への心構えや準備など、為になる事も多く、起業へのヒントを得る事があります。

身近にそういった人がいない場合は、インターネットで起業家のインタビューを読むのもいいでしょう。感化されるので、やる気にも繋がります。

4. 業界の情報収集

起業しようと思っている同じ業界や関係の深い業界の情報収集もとても大事です。

特に、ライバルの強みや弱みを把握、比較することで、自信の商品(サービス)を見つめなおし、強化することができます。

もちろん、業界の最新情報を把握しておくという事も大事なのですが、起業してからは、経営者として、多くの情報を元に、取捨選択しなければならない場面に遭遇します

有益な情報収集を出来るか出来ないか、重要となってきますので、今から、日課にしていきましょう。

情報収集といっても、難しい事はありません。TwitterやGoogleアラート、Facebookなど、身近なツールで簡単に行うことができます。

特に、Twitter やFacebook等のSNSで、業界関係をフォローしておけば、タイムラインで常に新しい情報を収集することできます。

自動的に流れて来るというのも、手間なく気軽に始められるポイントです。

5. 自社HPやブログ、SNSページの作成

自社HPやブログ、SNSは起業してから、作成するという方も多く存在しますが、早めに始めておいて損はありません。

まず、あなたの会社名や商品(サービス)名を検索した時に、検索サーチで1番目に出てくるようにする事が重要です。

他のものと被らないよう注意して、日本人が検索しやすい(日本人相手の事業の場合)名前を決めましょう。

会社のHPでしたら、SEO対策(検索エンジン対策)としてはそれだけですが、早めにHPを作成しておくことで、開業直後にスタートダッシュをかけることができます。

また、HPを営業ツールとして使うのであれば、見せ方を営業用に作成することも大事です。

ブログやSNSで商品(サービス)の改良、見込み客を把握

自社のブログやSNSで自分の商品(サービス)を発信し、第三者の目に触れる事で、自分の強みや弱みが明確になります。

ブログやSNSを見て、何かしら反応してくれた方は、あなたの商品(サービス)の見込み客でもあるので、反応を見ながら、起業までの間、改良を重ね、より良い商品(サービス)へ近づける準備にもなりますし、起業後の集客もスムーズに行える確率が高くなります。

6. モチベーションを保つ

現在、起業を考えている方の中には会社員として働いている方も多いと思いますが、働きながら、起業へのモチベーションを保ち続けるのは大変な事です。

特に、勤めている会社が忙しい時期などは、日々の生活に追われ、起業に関して考える余裕がなくなるという方も多いのではないでしょうか。

また、退職の目途が立たない、資金が思うように貯められない等、起業までの道のりが果てしなく遠く感じ、起業への情熱が鎮火してしまう人もいるでしょう。

モチベーションを保ち続ける為にも、上記で紹介した起業準備はおすすめです。

特に、時間がある時などは、事業計画書をマメに見直し、修正を加えたり、追加したりしてカスタマイズしていくことで、新たなアイデアが閃いたり、意識も高まり、やる気スイッチが入るのでおすすめです。

忙しい時期には、通勤時間などにネットで起業家のインタビューページを読むのも、簡単に出来るモチベーションを保つ方法です。

まとめ

起業へ向けて今日から出来る簡単な起業準備をご紹介しました。

何かしたいのに、何から始めていいのか悩んでいる人も少なくありません。

思うように行動できないのは歯がゆいものですが、動けない!と悶々とする前に、是非、起業への一歩を踏み出してください。

下記記事でも起業の仕方や方法、種類などを解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


画像出典元:o-dan

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