脱サラの失敗例は?成功者との違いや独立前に必要な準備を徹底解説

脱サラの失敗例は?成功者との違いや独立前に必要な準備を徹底解説

記事更新日: 2022/05/06

執筆: 編集部

自分のスキルを生かして、自由に働きたい人が一度は考える「脱サラ」。

しかし、そのリスクをじゅうぶんに理解しないまま脱サラしてしまうと、思わぬところで失敗してしまうかもしれません。

今回は脱サラのリスクや失敗例、それらを踏まえた脱サラを成功させるため必要な準備について解説します。

この記事を読めば、入念な準備をしたうえで脱サラ・起業に挑戦することができますよ!

脱サラに隠れたリスク

自由を得られる、華々しい選択肢に見えがちな「脱サラ」。

しかし脱サラには、事前に理解しておくべき様々なリスクが隠れています。

脱サラのリスクをリアルに実感するためにも、まずは「脱サラ」そのものの意味から脱サラに失敗するとどうなるかまで、まとめて整理していきましょう。

「脱サラ」とは

脱サラとはその名の通り、「サラリーマン(会社員)の状態を脱して」別の就業形態を選ぶことを指します。

ここで出てくる「就業形態」は、大きく会社員などの「正社員」と派遣・パート・個人事業主なども含む「非正規社員」に分けられます。

そのため「会社員の状態を脱する」だけなら、会社を辞めてパートを掛け持ちする状態も「脱サラ」と取れるでしょう。

しかし一般的に脱サラというと、「会社員の状態を脱して個人事業主として起業・開業する状態」を指すことが多く、そのため今回も、こちらの状態を「脱サラ」として扱っていきます。

「脱サラ」のリスク

続いては、会社員の状態を脱して独立する「脱サラ」のリスクについて見ていきます。

リスクについてイメージしやすいよう、会社員と比較する形でまとめました。

ぜひ、会社員の状態とどう変わるかイメージしながら読んでみてください。

収入が不安定

脱サラと聞いてまずイメージしやすいのは、「収入が不安定になる」リスクかと思います。

会社員の場合、その月の営業成績がどういった内容でも契約で決まったぶんの給与が支払われます

しかし脱サラをする場合、利益を上げられない=無収入になってしまうのです。

収入のない焦りや不安は、営業パフォーマンスへも確実に影響していきます。

それによって、さらに空回りを起こし収入が減ってしまう場合もあるのです。

勤務時間も休日も全て自分で決める

また、自分1人で働くということは「勤務時間」と「休日」も自分で決める必要があるということ。

しかしこれは「自由に働ける」こととは少し違います。

収入がなければ働かなくてはいけませんし、体調不良と仕事とでは「仕事」を優先しないといけないこともあるでしょう。

会社員のように、有給や半休、休暇届という考え方もありません。

自分の仕事そのものだけでなく、勤務スケジュールにも責任を取らなければならないのは、脱サラの大きなリスクの1つです。

経理管理が煩雑

脱サラをすると、自分の仕事や勤務スケジュールだけでなく経理の管理も自分で行う必要が出てきます。

会社員の場合は、年金や税金なども給与からの控除など会社の経理側で処理が行われますが、個人事業主の場合そうはいきません。

月々の記帳や確定申告、税金の算出など、様々な業務が必要になってきます。

こういった「間違えると後々の税金などに影響が出る」業務を通常業務と並行して行わないといけない点も、リスクの1つでしょう。

もちろん税理士の方を雇うことはできますが、雇う行為そのものにもお金はかかってきます。

そのため脱サラしてすぐは、経理関係も全て1人で行う方が多いです。

「脱サラ」に失敗するとどうなる?

上記のような脱サラのリスクをそのままにしてしまうと、仕事パフォーマンスや収入の低下、体調不良、自己破産、家族崩壊など様々な部分に影響が出てきます。

脱サラに失敗して体調を崩し、働くこと自体ができなくなってしまった人もいるほどです。

続いては、そういった脱サラの失敗例についてさらに掘り下げていきます。

脱サラに失敗して人生そのものをふいにしてしまわないよう、失敗例もしっかり分析していきましょう。

脱サラの失敗例と後悔したポイント

脱サラの失敗例と後悔したポイントについて、失敗例ごとにご紹介します。

どうして失敗したのかにも注目しながら、1つずつチェックしてみてくださいね。

ケース1. 常駐フリーランスで脱サラ

1つ目は、常駐フリーランスとして脱サラをしたケースです。

フリーで活動しつつ、会社に常駐して働くフリーランスの場合、体調不良などで休暇を取っただけで解雇されることもあります。

もちろん、失業保険や有給休暇という概念もありません。

だからこそ、自分が体調を崩したらすぐ収入に直結してしまいます。

そのプレッシャーに対応できず、このケースでは精神的に不安定な状態になり、フリーランスを辞めてしまいました。

このパターンで挙がる後悔ポイントは、「事前のリスクに対処できなかった」こと。

収入と体調が直結しない勤務形態になるよう仕事を選ぶこと、自分がどういうところにプレッシャーを感じやすいか、その時の対応を決めておくことなどが大切です。

ケース2. 脱サラ後銀行の融資に失敗

続いては、脱サラ後銀行の融資に失敗してしまったケースを見ていきます。

よく「銀行から融資」という言葉を聞くと思いますが、融資は必ず受けられるわけではありません。

前職と同じ職種で開業する場合も、「勤務経験が6年以上あること」という融資条件があります。

これは「最低」の条件ですので、実際は起業して行うビジネスに将来性がなければ融資は受けられないのです。

ケース2では事業の融資を受けられず、融資前に使った1000万円が消えてしまいました。

結果借金も残り、返済のために毎日働き続ける日々を送ることになります。

ここで挙がる後悔ポイントは、「事前に融資についての知識を得ていなかった」ことでしょう。

自身の事業計画のために必要な内容については、丁寧に調査をすることが大切です。

ケース3. 脱サラ前後に準備をしても…

上記2つのケースは、脱サラの準備段階で足りていないポイントがありました。

しかし、脱サラ前にしっかり準備を重ねても、失敗してしまうことはあります。そんな3つ目のケースについて、最後に見ていきましょう。

こちらは、大手銀行から独立しコンサルタントとして開業したケース

最初は順調に収入を得ていましたが、だんだんフリーのコンサルタントならではの問題が出てきます。

それが「業務の超過」!料金以上の仕事を求められたり、相談を受けるうちに仕事が増えたり…そういったことが、フリーのコンサルタントではしばしば起こるのです。

こちらのケースでは、そういった業務超過をいっさい断っていた結果仕事がもらえなくなってしまいました

収入を得るため新規開拓にも手を出しますが、「押し売りは止めてほしい」と断られ続けてしまいます。

ここで挙がる後悔ポイントは2つあります。1つは「事前の料金設定や説明が足りていなかった」点。

もう1つは、料金プランを整理したうえで「テイクだけでなくギブも意識する姿勢が足りなかった」点です。

脱サラして開業した人にとって「仕事」がないことは死活問題ですし、なるべく割りに合う仕事をしたい感覚も分かります。

しかし、テイクばかりの起業者に人は集まりません。

ギブ&テイクの考え方を頭に置いて、顧客のために無理ない範囲で働くことが大切です。

脱サラに成功する人と失敗する人の違い

脱サラの失敗例について、いくつか見ていきました。

しかし、全ての人が脱サラに失敗するわけではありませんし、成功する人も当然います。

続いてはそんな、脱サラに成功する人と失敗する人の違いについて見ていきましょう。

脱サラが目的なのか手段なのか

脱サラすること自体が目的になっているか手段になっているかは、脱サラを成功させるうえでとても重要です。

「自由に働ける」などのイメージから「脱サラすること」が目的になってしまうと、楽しい時期は乗り越えられても辛い時期が乗り越えられず失敗してしまいます。

いっぽう成功する人は、脱サラをすることで何を成し遂げたいのか、その目標は脱サラしないと達成できないのか、検討したうえで脱サラしていることが多いです。

ぜひ、脱サラの前にこの「目的」と「手段」について考えてみてください

思いっきり「失敗」できる貯蓄があるか

脱サラする際に「どのくらい貯蓄があるか」も、脱サラを成功させるうえでは非常に大切です。

開業や起業に限らず、「必ず成功する」仕事はほとんどありません。しかし脱サラをしてしまうと、その失敗の責任を全て自分で負う必要が出てきます。

貯蓄がないというのは「金銭的な方法で責任を負えない」ということ。

失敗例からも分かるように、金銭的な責任を負う余裕がない状態で事業を開始しては、行き詰まったところで破産してしまいます。

いっぽう成功する人は、充分な貯蓄があるため思いきって成功体験と失敗体験を積みながら事業に取り組んでいます

貯蓄ひとつでも、心持ちはだいぶ変わるものです。ぜひ、事前の貯蓄額については意識しておきましょう。

事前にどのくらい計算・計画しているか

自身の事業がどのくらい儲けられそうか、資金繰りについて、行き詰まった時のことについてなど、事前にどの程度計算・計画しているかも事業の成功と結びついてきます。

起業に失敗する人は、時として楽観的になりすぎてしまい、1つの準備不足が自己破産まで繋がってしまうことも。

いっぽう成功する人は、思いつく全ての可能性について、そのリスクと対策を練っていることが多いです。

この計画というのは、事業に失敗した時のことも含みます。

あらかじめ「事業の撤退ライン」を具体的に決めておき、リスクを最小限に抑えることも重要です。

脱サラ前にすべき準備

脱サラに失敗する人、成功する人のイメージはできたでしょうか。

とはいえいくら上記の条件を満たしていても、その時の情勢や運によって事業の成功率は変わってきます

そこで最後に、なるべく事業の成功率が上がるよう「脱サラ前にすべき準備」のポイントをまとめました。

ぜひこちらを参考に、脱サラの準備を進めてみてくださいね。

事業案を細やかに練る

脱サラ前にまずすべきなのは「事業案」の準備です。

脱サラして開業する場合、そのパターンは大きく次の2つに分けられます。

1. 現職と同じ分野で独立

2. 副業などでスキルを磨いて別分野で独立

現職と同じ分野の場合、基礎的な業界理解・業務理解などがあるため比較的スムーズに練ることができますが、別分野の場合はそういった基礎の部分から丁寧に調査していく必要があります。

だからこそ、別分野で独立を考える場合は副業などでスキルを磨きつつ計画を練るのがおすすめです。

そのうえで、事業計画や資金繰りなど、具体的な話もしっかり詰めていきましょう。

事業に必要な知識を得る

事業案と並行して、その事業を成功させるために必要な知識を得ることも大切です。

どんな事業でも共通する点をいくつか挙げると、税金、融資などについてでしょう。

そのうえでもし、以下のような信用情報が必要な手続きがあれば、脱サラする前に終わらせておくのがおすすめです!

  • クレジットカードの作成や上限アップ
  • 融資やローンなどの申請
  • 物件の賃貸契約

これらの手続きは会社員の方が通りやすいですし、脱サラ後必要になってからの申請では通らない場合もあります。

上記の手続きは、脱サラの前に済ませておきましょう!

貯金などの備えをしておく

そして何度かお話に挙げていますが、貯金などの備えも同時に進めましょう。

少なくとも3カ月、気になる方は半年~1年、無収入状態が続いても問題ないくらいの貯金をしておくのがおすすめです。

またこの段階で以下のような固定費の見直しも行うと、より脱サラした後お金のやりくりがしやすくなりますよ。

  • 家賃
  • 水道費・光熱費
  • 保険料
  • スマホ・インターネット料金

固定費削減は長期的なコストカットに最適です。ぜひ、できる範囲で取り入れてみてください。

まとめ

脱サラの失敗例やリスク、必要な準備などについて見ていきました。

必ず成功する保証がないからこそ、脱サラする際には念入りな計画や準備が大切です。

ぜひ今回のお話を参考に、自分にとって脱サラが本当に必要か考え、準備を進めてみてください。


画像出典元:o-dan

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