突然ですが、この記事を読んでいるみなさんはホームページ作りの目的を明確にできているでしょうか?
多くの方は、「上司に言われたから」「会社として最低限は作っておかないと」といった理由でホームページを作っているかもしれません。しかし、何事も目的から逆算して作り上げることが重要です。
ではホームページ作りの目的とは何でしょうか?
それは、将来の取引相手や顧客に対する信頼作りです。
もしあなたが、取引したいと思った企業にアプローチをかけたとしても、企業側はホームページもないあなたの会社を信頼することができるでしょうか。
おそらく、事業計画もわからない、どんな人が働いているのか、資本金はしっかりあるのかもわからない会社とは付き合おうとは思わないはずです。
ホームページは将来お付き合いする企業や顧客に対して、自社を知ってもらい、信頼してもらうためのコンテンツです。その目的を認識しながら、ホームページ作りをしていきましょう!
このページの目次
ホームページ作成に必要なものは大きく3つあります。
それは
1. ホームページ
2. ドメイン
3. レンタルサーバー
です。
しかし、なぜホームページ作成の際にこの3つが必要なのでしょうか。
例えば”家に住みたい!”と思った時に、「家」「住所」「土地」が必要になります。
これと同様にホームページを作るには
家=ホームページ
住所=ドメイン
土地=レンタルサーバー
が必要になります。
図で例えると以下の感じです。
ホームページは家作りと同じで、必要なものを揃えなければ完成することができません。
では次に、ホームページに必要なものを1つ1つ理解していきましょう!
ホームページとは家に例えることができ根幹となる部分です。
ただ家だけでは生活ができず、住所や土地が必要であるように、ホームページにもドメインやレンタルサーバーが必要になります。
その根幹となるホームページはWeb制作ソフト(CMS)で作ることができ、その中でも筆者がおすすめするのがWordPressです。
WordPressは拡張性と自由度が高く、テンプレートも2,800種類とデザインが豊富なため自社独自のホームページを作ることができます。また、無料で使用できるのも特徴の1つでしょう。
無料で利用することができ、自社独自のホームページを作れるフォーマットがあることから、ホームページ作成にはWordPressをおすすめします!
ドメインとは簡単にいうと「住所」のようなものです。家や建物にそれぞれ住所があるように、ホームページにも1つ1つ「ドメイン(住所)」が存在します。
では具体的なドメインとはどういったものなのでしょうか?
インターネットでホームページや記事を見る際に「http://www.〇〇〇.com」とった文字列を見かけるかと思います。その文字列のうち「〇〇〇.com」がドメインです。
本記事のURLを例に挙げると、kigyolog.comがドメイン名にあたります。
また、「.com」の部分は他にも「.net」「.jp」などいくつかの種類があり、その中から選べるようになっています。
ここで注意したいのはドメインの選び方についてです。
会社ホームページのドメインを選ぶ際には、どのドメインでも良いというわけではなく「必ずこれ!」と言っても良いほど、選ぶドメインが決まっています。
それは「.co.jp」です。
このドメインは株式会社や合同会社など、日本で登記された非営利法人限定のドメインで、個人で取得することができません。
つまり、「.co.jp」は日本の法人であることを証明することができ、実際に一部上場企業の98%が「.co.jp」を使用していることから、信頼性の高さがわかるかと思われます。
家の住所となるドメインを取得したら、次はレンタルサーバーが必要になります。
無料ホームページを使用する場合、サーバーは運営元が負担してくれますが、有料の場合は自分自身でレンタルサーバーを契約する必要があります。
なぜなら、有料のレンタルサーバーを設置しなければ、独自ドメインを使用することができないからです。
自社のホームページを作るのには独自ドメインが必要なように、独自ドメインを設置するのにはレンタルサーバーが必要になります。
また、独自ドメインでのメールアドレス、CMSをインストールしてデザインを設定、掲示板やメールフォームの設置なども、レンタルサーバーを設置することで可能になります。
エックスサーバーは初期費用・月額費用ともに安いサービスではありませんが、安定した稼働率や使いやすさ、付随してくる機能の豊富さを見ると、非常にコストパフォーマンスの良くおすすめのサーバーです。
多くの方はホームページ作りに苦戦し、何を書くべきか迷うことでしょう。
しかし理解していただきたいことは、ホームページ作りにはある程度の型があり、その型を真似するだけで、ホームページとして必要な情報を網羅することができます。
以下が一般的な型になります。
このようにホームページにはある程度の型があり、初めての方でも図を理解すればホームページの構造を掴むことができます。
そしてここでは、会社のホームページに書くべき項目を紹介し、ホームページ作りの参考にしていただければと思います!
トップページはランディングページとも呼ばれ、ホームページの顔になるページです。
多くの場合、トップページは会社のイメージがわかる画像とキャッチコピーが使用されています。トップページでは視覚的にわかりやすく、訪れたユーザーにわかりやすい作りにすると良いでしょう。
次に必要な項目はサービスです。サービスは事業内容とも言い換えることができます。
ここでは、具体的なサービスやプロダクトについて書くと良いでしょう。ユーザーはサービスページを見て、あなたの会社が具体的にどんな事をしていて、どんな価値を生み出しているのかを知りたがっています。そのニーズに応えられるようなページ作りを心がけましょう。
サービスページを作る際のアドバイスとして、紹介するサービスやプロダクトには必ずサイトURLをつけるようにし、あらかじめ1つ1つのサービスサイトを作っておきましょう。
もしサービスのURLがなければ、サービスに興味を持ってくれたユーザーはそのサービスを詳しく知ることができません。
わざわざホームページまで見て、興味を持ってくれたユーザーをコンバージョンできないのはとてももったいないことです。顧客獲得のためにも、サイトURLは必ずつけるようにしましょう。
会社概要は会社の自己紹介ともいえるページです。詳しくは下の項目で説明しているのでここでは割愛します。
お問い合わせページは会社のサービスや会社概要を一通りみて、興味を持ってくれた方とあなたの会社を繋ぐページになるので、必ず入れるようにしましょう。
ここでのアドバイスとして、お問い合わせページはできるだけシンプルな作りで、ユーザー側のハードルを下げるようにしましょう。問い合わせするための記載事項が多いと、ユーザーはめんどうに感じ、離脱率が上がる恐れがあります。
そのリスクを避けるためにも、できるだけハードルを下げ、気軽に連絡ができる作りが良いでしょう。
会社のロゴはユーザーに覚えてもらうためや自社のブランディングのためには必須なので、ホームページを作成する前に必ず作っておきましょう。
ロゴ作りの際に注意していただきたいのが、お金がないからといって妥協しないことです。
もし始めのロゴ作りで妥協してしまうと、会社が大きくなったとき、新たにリニューアルする必要性が出てきます。ロゴは会社のブランディングに大きく関わるものなので、簡単にリニューアルできるものではありません。
そのため、自社のブランディングのためにも、はじめは費用をかけてでも、ユーザーに覚えてもらえるカッコ良いロゴを作るべきです。
とは言っても、周りにデザイナーの知人がいない場合、どのようにロゴを作ったら良いか迷われる方も多いはずでしょう。
そこで、筆者がおすすめするロゴデザインサービスは99designsです。
画像出典元:「99designs」公式HP
99designsはデザイン依頼をしたい人と、フリーランスのデザイナーを繋げてくれるサービスです。最安値は32,099円でロゴを作ることができ、オプションを追加すれば、名刺やフェイスブックのヘッダー画像も依頼することができます。
99designsが優れている点は、コンペを行い30もの提案数の中から、自分が好きなロゴを選ぶことができる点でしょう。
オプションを追加すれば最大90まで増やすことができ、トップデザイナーからの提案も受けることができます。そのため、使用したユーザーからの満足度が高いのも特徴の一つです。
周りにロゴをデザインできる知人がいない方やフリーランスに頼むのが不安な方は、ぜひ99designsを活用することをおすすめします!
なおロゴ作成のコツ、その他のロゴの作り方については以下の記事で解説しています。
この他にも、会社によってはあると良いページがあり、それぞれの事業内容やフォーカスしたい点を明確にした上で選ぶようにしましょう。
これでホームページに作るべきページは定まりました。しかし、作る上で注意すべきポイントがいくつかあるので、ぜひ作る前に確認しておきましょう!
ホームページで自社の情報を伝えるこはとても重要なことです。ただ、PRすることが多すぎて情報過多になってしまうと、ユーザーはどこを見たらいいかわからなくなり、見づらいホームページになってしまいます。
そうは言っても「伝えたいことはたくさんあり、どれを選んだら良いかわからない」と悩んでしまう方も多いでしょう。そんな時は、自社の訴求ポイントを洗い出し、訴求ポイントを基に載せるページを選ぶべきです。
訴求ポイントとは自社の特徴であり、ユーザーに必ず伝えたいことです。広く狙いにいくのではなく、狭くピンポイントで情報を伝える工夫をしましょう。
ホームページのデザインをおしゃれにしようとして、ページの読み込み速度が落ちてしまうことがあります。読み込み速度が遅いとユーザーは心理的にイラ立ち、結果として離脱率が上がってしまいます。
この解決策としては、画像や動画、CSS・JavaScriptを最適化するようにしましょう。こういった小さな工夫をすることで、ユーザー満足度をあげることができ、結果として顧客獲得に繋げることができるのです。
会社のホームページを作る上で、会社概要は必ず記載すべき項目の一つです。会社概要は会社の自己紹介ともいえるページで、特に起業したばかりの会社が会社概要をおろそかに書いてしまうと、その後の信頼に大きく関わります。
一般的に会社概要に書くべき項目は以下の通りです
マスト
あると良い
あると良い項目は自社の現在の状況を加味し、載せることでメリットがあるかどうかで判断するようにしましょう。このように書くべき項目を洗い出すことで、自社の会社概要に必要な項目を把握することができます。
会社概要を作るときは、「自分がユーザーだとしたらどうか」というユーザー目線を取り入れましょう。たとえば、会社の所在地には画像ではなくGoogleマップの地図リンクを貼る、日本語表記だけではなく英語表記を準備する、などの配慮ができると良いです。
他には文字だけの情報になっていないか、文字の大きさや色の使い方は見やすいか、といった細かい視点も重要になってきます。
文字が多いなと感じたら画像を挿入したり、自社の様子がわかる写真を加えると良いでしょう。文字の大きさや色がいまいちであれば、UIが優れている他サイトを参考にして、良いデザインを作り出すのも一つの手です。
このようなユーザー視点を意識することで、訪れたユーザーに良い印象を与えることができます。
結論からいいますと「自社にとってメリットがない情報は記載しなくていい」でしょう。
例えば、「私の会社は世界一の〜サービスを作っています!」と大きなビジョンを掲げている会社があったとしましょう。それを見たユーザーは「志があって、とても魅力的な会社だ」という印象を受けました。
しかし、会社概要を見て従業員が3人しかいなかったら、見た人はどう思うでしょうか?おそらく、この会社には良い印象を持つことはないでしょう。
売上高や従業員数は必ずしも、記載しなくてはならない情報ではありません。そのため、会社の印象を下げることは記載せず、会社の印象をあげることだけを記載すべきです。
このパターンと同様に、売上高が良好でない場合は載せず、良好である場合は載せることをおすすめします。
基本的には記載しなくて大丈夫です。理由はユーザーにとってあまり意味がなく、わざわざページを作るメリットが薄いからです。
代表者挨拶のページを作るならば、それよりもビジョンのページを作って、自社はどんなことを目的にして何を達成したいのか、といった内容を書くほうが効果的です。自社の会社を簡単に知ってもらえますし、ユーザーにも認知してもらえます。
以上が「【初めてでも安心!】会社 ホームページの作り方を一から解説!」についてでした。
会社のホームページを自社で作るとなると、様々な知識が必要になったり費用もかかりますが、やり方と作るべき項目を理解しておけば誰でも作成することができます。
自社でホームページを作成したい方は、ぜひこの記事を参考にしてホームページを作ってみてはいかがでしょうか?
画像出典元:Unsplash
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