社長になる人の特徴とは?向いている人と向かない人の共通点も解説!

社長になる人の特徴とは?向いている人と向かない人の共通点も解説!

記事更新日: 2021/12/27

執筆: 高浪健司

社長として日々活躍されている人は大勢います。また、現在社長でない人でも「将来社長になって大きな夢をつかみたい!」このように考えている人も一定数いるでしょう。

しかし、社長となり事業を軌道に乗せ、会社経営を成功に導くためには、やはり向き不向きというものがあります。 

そこで今回は、社長になる人の特徴やどのような人が社長に向いているのかなど、社長の素質について詳しく解説していきます。

社長になりたい理由を明確に!

人それぞれ理由は違えど、"いつかは社長になりたい"こうした夢を抱いている人も少なくないでしょう。

確かに"社長"と言われれば聞こえはいいですが、社長になるということは、あらゆるリスクを負う覚悟と会社を永続させるための弛まぬ努力が最低限必要である。ということを、まずは知っておくべきです。

もし社長になりたい理由が「社長になって偉くなりたい」や「お金持ちになりたい」など単純なものであれば、やめておいた方が良いです。 

一方、社長というものをしっかりと理解したうえで明確なビジョンを持っているのであれば、ぜひ社長となって大いに活躍していただきたい。そのように思います。

社長は責任やプレッシャーが大きい分だけ、やれることや出来ることも自ずと増えます。 

将来社長になりたいと思っている人は、まず自分の考えを明確にしたうえで、独立に向けて準備を進めていっていただければと思います。

社長に向いている人の特徴7つ

では続いて、社長に向いている人の特徴です。社長になりそうな人や向いている人にはそれぞれいくつかの共通した特徴があります。

さっそく社長に向いている人の共通する特徴を紹介していきます。

社長に向いている人の特徴
  • 日頃から勤勉で真面目である常に前向きで
  • ポジティブ思考である
  • 変化にも素早く対応できる柔軟性がある
  • 辛く苦しい状況でも耐え抜く忍耐力がある
  • 主体的に考え実行に移す行動力がある
  • コミュニケーションの能力が高い
  • 判断力・決断力

 

日頃から勤勉で真面目である

社長を務める人には、とにかく勤勉で真面目であるという特徴があります。それもそのはずで、なにごとも適当にやってうまくいくほど社長業は甘くはありません。

社長というもの、会社の永続性を確立することこそが本質的役割であり、そこには金融経済や経営戦略、人材育成にマーケティングなど、さまざまな"学び"が不可欠です。

社長はこうした学びも自ら積極的に取り組み、さまざまな知識を吸収すべく努力を怠らないのです。

常に前向きでポジティブ思考である

なにごとにも良いときもあれば悪いときもある。これは会社経営でも同じで、物事うまく進むときもあれば、思うように進まず辛らく苦しいときもあります。

むしろ辛く苦しいときの方が多いくらいです。しかし、辛く苦しいとき、いかにポジティブ思考で物事を捉えられるかは非常に重要なところです。 

幾度もなく訪れる大事な局面で決断を迫られ、より良い方向へと進んでいけるよう舵を切り続けていくことが社長には必要です。

そのため、普段から明るく物事を楽観視できるくらいの強いメンタルを持っていないと、社長業はとうてい務まりません。

変化にも素早く対応できる柔軟性がある

世の中の情勢は刻一刻と移り変わります。たとえそれが小さな変化でも気づくことができ、素早く柔軟に対応できる適応力も、社長としての重要な要素です。

「こうと決めたら絶対に曲げない、曲げたくない」確かに会社経営をおこなううえでは、このような揺るがない強い信念や志は重要です。しかし、決定が間違っていた場合でも見向きもせず、自分の考えを貫き通してしまう頑固一徹は、たいてい事業が先行かなくなります。 

その時々の状況や状態にあわせ自分の考えを臨機応変に変更していく。とくに変化のスピードが著しく速い現代社会において、変化に応じて対応できる柔軟性が重要なのです。

辛く苦しい状況でも耐え抜く忍耐力がある 

社長というもの、"なにごとにも耐え抜く"こうした強い忍耐力は不可欠です。サラリーマンとは違い、すべて自分の意思決定によって会社は進み、その責任もすべて自分です。

時として「思い通りに事が進まない」「失敗して投げ出したくなる」など、窮地に陥ることもあるでしょう。

しかし、たとえ窮地に陥ってしまったときでも逃げ出す、その苦しさにじっと耐えることができる。こうした強い忍耐力を持ち合わせている人は社長に向いています。 

そもそも、ビジネスにおいて「これをやれば正解」といった決まったルールはありません。試行錯誤しながら正解を見つけ出し、ようやく結果としてあらわれるのです。

つまり、忍耐力なしに社長はおろか、サラリーマンさえ務まらないということです。

主体的に考え実行に移す行動力がある

思い立ったら即行動。このように、行動力のある人は社長として成功しやすい傾向にあります。

なにか良いビジネスモデルを思いついたとしても、単に思っているだけでは何も始まりません。とくにビジネスにおいてはスピードが重要です。

失敗を恐れず"まずはやってみる"この行動力が何よりも大切なのです。 

ただし、行動力といっても闇雲に突っ走るということではありません。実行に移すまでの下準備(市場のリサーチや分析など)も含まれています。

コミュニケーション能力が高い

人とのコミュニケーションはビジネスをおこなううえで不可欠です。

とくに社長は、社内だけではなく、取引先や同業他社など社外でもコミュニケーションを円滑に図り、さまざまな人たちと良好な関係を築く必要があります。

現在活躍されている起業家や社長のほとんども、一定水準のコミュケーション能力を有しています。

人の上に立つ立場である社長は、その仕事の大半を人とのコミュニケーションに費やすといっても過言ではありません。

それほどコミュニケーション能力というのは社長にとって重要なのです。 

普段から明るい性格で、自ら積極的にコミュニケーションがうまく図れる人は、社長になっても「人付き合い」という視点では、苦になることはないでしょう。

判断力・決断力がある

ものごとを適切に判断し迅速に決断する。この「判断」と「決断」は、社長として持っておかなければならない不可欠要素のひとつです。

そもそもビジネスというものは、大小に関わらず判断と決断の繰り返しです。

とくに社長は、会社の成長を左右する重要な事柄を幾度もなく判断し、そして決断していかなければなりません。

優柔不断で物事なかなか決められないと組織が混乱するうえ、ライバルに打ち勝つことさえできません。

意思決定のスピードは、ビジネスをおこなううえで非常に重要です。それが新規事業を立ち上げるというのであれば尚更です。 

自分の意志をしっかりと持ち、状況に応じた判断と決断ができる。こういう人は社長としての素質を持っていると言えるでしょう。

社長に向いていない人の特徴5つ

次に社長に向いていない人の特徴です。社長に向いていない人が会社経営をおこなうと、やはり失敗して潰れてしまうリスクが高まります。

では、社長に向いていない人とは、どういった特徴があるのでしょうか。その特徴を5つ紹介します。

社長に向いていない人の特徴
  • 責任感がない
  • ネガティブ思考である
  • 慎重になりすぎる
  • お金の管理ができない感情的になりやすい

 

責任感がない

何か起きたらすぐに他人のせいにする。このように、責任感が感じられない人は社長に向いておりません。

前述のとおり、最終的に判断して決断を下すのは社長であり、当然すべての責任は社長です。

問題などが発生したときでも、他人や環境、市場など別の何かに責任転換し、自分で責任を負おうとしないのは社長の器ではありません。

すべての物事に対して自責と捉えることこそが、社長として本来あるべき姿です。

ネガティブ思考である

世間でよくこのように言われます。コップの中に水が半分入っている。

この状況を見て、水が「もう半分しか入っていない」と捉えるか「まだ半分も入っている」と捉えるか

捉える方ひとつで全く違う方向に進みます。当然、社長であれば後者の思考を持つべきです。

何かあるごとに深く落ち込んだり、すぐにネガティブ思考になったりするのは社長として致命的です。

ネガティブ思考になりやすいと先のことを考えると不安になってしまい、新しいこともチャレンジできなくなってしまいます。

慎重になりすぎる

軽率で慎重さに欠けるのは問題ですが、慎重になりすぎるのも良くありません。

「失敗しないだろうか…」「もし失敗したらどうしよう…」慎重になりすぎるあまり、一歩が踏み出せないという事態に陥ります。そもそもビジネスには失敗がつきものです。

失敗を恐れて何もしないより、"まずはやってみる"という思い切りが社長には必要です。

もちろん、何に対してもデメリットやリスクなどを慎重に検討することは大切ですが、「もし失敗したら軌道修正すれば良い」くらいの広いスタンスでいる方が丁度良いのです。

お金の管理ができない

会社経営にはお金の管理は必須です。社長であれば、事業活動など自社のキャッシュ・フローを常に把握しておく必要があります。

そのため、経理や会計など会社に関するお金についてしっかりと理解しておくべきなのです。

そもそも、会社というのは利益が上がれば経営がうまくいくというわけではありません。しっかりお金の管理ができてこそ、事業を展開していくことができるのです。

したがって、普段からお金の管理ができず、財布の紐が緩すぎる人は社長に向いておりません

感情的になりやすい

ものごと思い通りに進まないとすぐにカッとなるなど、自分の感情をうまくコントロールできない人も社長には向きません

ビジネスというものは思い通りに進まないことのほうが多いくらいで、感情の起伏が激しいと冷静に判断することすらできません。

社長は常に冷静さを保ち、あらゆる場面でも心に余裕を持っていることが重要なのです。

社長でない頃にやってきた事とは?

現在社長として活躍されている人も、当然はじめから社長だったわけではありません。では、まだ社長でない若い頃、いったいどのようなことをやっていたのでしょうか。

多くの社長に共通しているのが、"形には残らない物や事にお金を使う"です。

形に残らない物や事にお金を使う

社長になる人は「知識・経験・知恵」が豊富です。現在社長として活躍されている人も、若い頃は、形には残らない物や事に多くのお金を使っていたと言います。

たとえば、お酒を飲みにいったり旅行をしたりギャンブルをしたり…など、世間一般で言う"遊び"です。 

しかし、遊びは決して無駄なことではなく、むしろ遊びから得られるものこそ価値があるのです。若いうちにたくさんのお金を自己投資する。これは決して浪費ではなく、のちに活きてくる"含み資産"なのです。 

遊びでも仕事でも何でも良いので人並み以上にやり、そしてトップを目指す。こうしたバイタリティ溢れる行動力があるか否によって、将来大きな差が出るのです。 

まとめ

社長になるだけであれば誰でも簡単にできます。

しかし、社長として会社を永続させていくことは容易なことではなく、やはりそこには向き不向きというものがあります。

ぜひ、この記事を参考に、果たして自分が社長に向いているのか向いていないのかを自己チェックしてみてください。

画像出典元:O-DAN

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