2社間ファクタリングとは?仕組みとメリット・デメリットを解説!

2社間ファクタリングとは?仕組みとメリット・デメリットを解説!

記事更新日: 2022/01/14

執筆: 佐藤杏

2社間ファクタリングは、融資を受けにくいスタートアップ企業や即資金が欲しい事業主が利用できる法的に有用な資金サービスです。

取引先に知られることなくファクタリングを利用できるのがメリットですが、新しいサービスのため仕組みが分からないと思う事があるかもしれません。

この記事で、2社間ファクタリングのメリット・デメリットとファクタリング会社の選び方を解説します。

2社間ファクタリングの取引の流れを確認しましょう。

2社間ファクタリングとは

2社間ファクタリングは、債権(売掛金)を譲渡し、その対価として金銭を得る「民法第555条の民法売買契約」に該当します。

自社とファクタリング会社の2社間でファクタリング契約する取引を「2社間ファクタリング」と呼びます。

「2社」とは

1社:自社=ファクタリングを利用して資金調達をしたい利用者

2社:ファクタリング会社


2社間のみで売掛権利の譲渡が行われるため、取引先の了承が不要です。取引先にファクタリングの利用も通知されません。

2社間ファクタリング取引の流れ

資金調達までの流れ 返済までの流れ

自社と取引先の売掛金の取引が発生

自社がファクタリング会社へ申込

売掛金の権利をファクタリング会社へ譲渡

ファクタリング会社が売掛金の権利を買取

ファクタリング会社から自社へ売掛金の額が振り込まれる

取引先から自社へ売掛金が支払われる

取引先から受け取った売掛金をファクタリング会社へ振り込む

2社間ファクタリング、終了

 

個人事業主は2社間ファクタリングを利用できない?

2社間ファクタリングの多くは「売掛債権の譲渡登記」を条件として提示しています。「売掛債権の譲渡登記」とは、売掛債権の譲渡について「誰が有利な権利を持っているのか」を明確にして2重譲渡などのトラブルを回避する制度です。

売掛債権の譲渡登記は法人しか利用できない制度のため、個人事業主は、売掛債権の譲渡登記が条件の2社間ファクタリングを利用する事は出来ません。

3社間ファクタリングであれば「売掛債権の譲渡登記」は不要ですので、売掛先の同意さえ得られれば、個人事業主でも利用できます。

2社間ファクタリングのメリット

取引先の承認不要

2社間ファクタリング最大のメリットは、取引先にファクタリングをしていることを知られることなく手続きを完了させられることです。

取引先に「不安」「ネガティブ」なイメージ持たれる事を回避できるため、秘密重視の資金調達に向いています

すぐに現金化ができる

2社間ファクタリングは、取引先の承認不要のため、最短で即日現金を手にすることができます。すぐに現金化できるのは、2社間だけで契約が行われるため権利譲渡までの工程が少ないからです。

早く資金調達をしたいときには2社間ファクタリングが向いています。

償還請求権が発生しない

2社間ファクタリングでは、償還請求権は発生しません。償還請求権とは、代金を支払った後でその費用をファクタリング利用者に請求する権利のことです。

万が一取引先が倒産し、売掛金が回収できなかった場合でもファクタリング会社から受け取った現金を自社は返還する義務はありません。

2社間ファクタリングのデメリット

手数料が高い

2社間ファクタリングは、3社間ファクタリングより手数料が高く設定されています。手数料は「売掛金額×%」で計算されます。

2社間ファクタリングでは、手数料を差し引いた金額がファクタリング会社から支払われるため、本来の取引の売掛金額を下回る額になることを理解しておきましょう。

手数料が高い理由

2社間ファクタリングの手数料が高い理由は、ファクタリング会社にとって2社間は3社間よりも未回収リスクが高いためです。

ファクタリング会社は、自社(サービス利用者)の確認・信用で取引するため高額の手数料でリスク回避しています。また、2社間ファクタリングは償還請求権もなく、資金回収不可能のリスクもあるため、手数料が割高に設定されています。

 

審査基準が厳しい

手数料が高い理由と同じリスクの観点から、2社間ファクタリングは審査基準も厳しくなります。ファクタリングの審査は、取引先の信用力の審査と言われます。

しかし、利用者の資金の動きも含めて審査されますので、まずは書類をしっかり揃えましょう。

審査に必要な書類の例

  • 本人確認書類
  • 入出金明細
  • 売却予定の請求書
  • 昨年度の決算書一式

 

売掛金回収と支払の責任は利用者

取引先から売掛金を回収した場合、すぐにファクタリング会社に直接支払う必要があります。ファクタリング会社への支払期日と振込手数料は確認しましょう。

売掛金を使ってしまったり、期日までにファクタリング会社へ支払わない場合は、業務上横領となり、控訴など法的手続きを取るケースもあります。

2社間の場合は、売掛金の権利は譲渡しても「取引先からの売掛金回収」と「ファクタリング会社への支払」責任は利用者です。

2社間ファクタリングの選び方

償還請求権の有無を確認する

ファクタリングは「売掛債権の買取サービス」です。貸付ではないので、償還請求権は発生しません。

万が一取引先が倒産し、売掛金を回収できなかったとしても、ファクタリング会社には企業に支払った現金を回収する権利がないのです。

2社間ファクタリングであるにもかかわらず償還請求権があると説明してくるファクタリング会社は利用しないようにしましょう。

手数料を確認する

2社間ファクタリング 平均10%~30%
3社間ファクタリング 平均1%~10%


2社間ファクタリングは手数料は、平均10%〜20%です。平均以上の手数料を提示された場合は、悪質なファクタリング会社の可能性があります。

手数料は「譲渡する金額」「取引先の信用度」「利用回数」など色々な要素で決まります。必ず公式サイトで確認する、もしくは見積りを依頼しましょう

おすすめのファクタリング5選

1.『ビートレーディング』


画像出典元:「ビートレーディング」公式HP

特徴

ビートレーディングはファクタリングサービスの中でも実績が多く顧客のリピート率が高い会社です。

限度額がなく、また多種のノウハウを持っているので、初めてでも安心して利用できます。

料金プラン

3者間ファクタリングが2%~5%、2者間ファクタリングが6%~15%と比較的低めです。

利用者と取引先の規模によって変動します。

ビートレーディング 含むファクタリングの資料をDL

 

 

2.『PayToday』

画像出典元:「PayToday」公式HP

特徴

PayToday」はフリーランスや個人事業主、中小企業の資金調達を支えるファクタリングサービスです。

提供元の株式会社Dual Life Partnersは、働き方改革や新型コロナウィルス感染拡大の影響により増えつつあるフリーランスや副業ビジネス、中小企業経営者のより安定的な資金調達を支援する企業です。

低リスクで安全性の高い債権であることが前提条件ですが、それゆえに業界最低水準の1%~上限9.5%の手数料を実現。AIファクタリングにより即日振込も可能、面談も不要なので、安心して、思い立ったらすぐ利用できるのが強みです。

ポイント

・買取額:無制限(回収の確実性が高い債権のみを買取対象)
・現金化スピード:最短即日
・設立:2021年1月本格始動
・最大90日後の債権まで買い取り可能

料金プラン

「PayToday」システム自体の初期費用・月額費用は不要です。

手数料は1~9.5%で業界最安水準です。

債権の安全性や業種、その他諸々の条件により手数料が決まってくるので、一度お問い合わせしてみることをおすすめします。

【4ヶ月限定!フリーランス紹介プログラム】

期間は2021年5月21日から2021年9月30日まで

キャンペーンの適用には専用URLからの登録や、サポートセンターから紹介コードを発行してもらう必要があります。

詳しくは公式HPから直接お問い合わせください。

 

 

3.『アクセルファクター』

 


画像出典元:「アクセルファクター」公式HP

特徴

アクセルファクターは、審査通過率9割以上とスピーディーさを誇るファクタリング会社です。

資料不足・用意できないなどで断られてしまうようなケースでも、アクセルファクターでは代替書類を使って柔軟な対応を行い、資金難を解決へと導きます。

即日での対応を基本とし、資料の確認をできる限り簡素化してスピーディーな審査を実現しています。

このほか、少額取引をはじめ介護報酬債権や診療報酬債権といった医療債権のファクタリングも行っており、個人事業主から中小企業まで幅広く対応しています。

書類不足でお困りの方や医療債権をお持ちの方におすすめのサービスです。

ポイント

・買取額:下限無し~1億円
・現金化スピード:1,000万円までなら最短24時間以内 ※200万円までなら最短3時間
・設立:2018年 8月
・医療債権の取り扱いあり
・スピード重視の2社間ファクタリング、価格重視の3社間ファクタリングが選択可能

料金プラン

  • ~100万円:8%〜15%
  • 101~500万円:5%~13%
  • 501~1,000万円:2%~8%

アクセルファクター 含むファクタリングの資料をDL

 

 

4. 『GMO BtoB 早払い』


画像出典元:「GMO BtoB 早払い」

 

特徴

「GMO BtoB早払い」は、注文書の買取も可能なファクタリングサービスです。

素早い資金調達に加え業界最低水準の利用料金により、リピート率86%以上という実績を誇ります。

大型案件の受注で急な仕入れ資金が必要だけれど手持ち資金に余裕がない、など資金繰りの悩みを抱えている企業におすすめのサービスといえるでしょう。

ポイント

・買取額:100万円~1億円
・現金化スピード:最短2営業日
・設立:1995年3月
・注文書の買取ができるので受注段階で資金調達可能
・対面、オンラインでのサポート支援あり

料金プラン

料金プランは2つ用意されていますが、継続タイプがおすすめです!

  スポットタイプ 継続タイプ
(2回以上の利用)
期間・頻度 都度 1年間
債権買取額 300万円〜1億円 100万円〜1億円/回
買取社数 1社〜 2社〜/回
注文書買取手数料率/回 2.5%〜12.0% 2.0%〜12.0%
請求書買取手数料率/回 1.5%〜10.0% 1.0%〜10.0%
対象債権(注文書/請求書買取) 原則、6ヶ月以内に入金となる
受注により発生する債権
原則、6ヶ月以内に入金となる
受注により発生する債権
譲渡禁止債権 買取対象 買取対象


※詳しくは以下の資料をダウンロードしてご確認ください。

GMO BtoB 早払い 含むファクタリングの資料を一括DL

 

 

5.『ベストファクター』


画像出典元:「ベストファクター」公式HP
 

特徴

ベストファクター」は、担保や保証人不要で利用可能なファクタリングサービスです。売掛金の確認が取れれば誰でも利用できます。

また償還請求権なしのサービスなので、万が一売掛金が回収困難になっても、返済の保証を求められることがない点もポイントです!

最短で即日入金、買取率も92%とかなり高く、取り扱い業種も幅広いので実績が多いサービスです。

今後の資産計画を提案してくれるなど長期の取引でも信頼できます。

ポイント

・買取額:25万円~2,560万円(※21年1月の実績。前月の買取実績をHPで確認可能)
・現金化スピード:最短即日
・設立:2017年1月
・買取率92%以上

料金プラン

会社の規模にもよりますが、業界最低水準の2%〜の手数料となっています。

 

 

その他おすすめのファクタリング

事業資金エージェント

画像出典元:「事業資金エージェント」公式HP

事業資金エージェント」は、500万円までなら対面不要で、最短3時間で資金調達が可能です。

保証金・担保が不要で利用でき、最大2億円まで対応可能です。

2億円規模の売掛金の場合は、最短3日を有しますが、1,000万円までは担当者が出張してくれて、即日対応してくれます!

 

えんナビ

画像出典元:「事業資金エージェント」公式HP

えんナビ」は24時間365日対応で、審査開始から最短1日で資金化が可能なファクタリングサービスです。

買取可能額は最低50万円からなので、個人事業主や小規模事業者も利用できます。ファクタリング会社の多くは、小口の利用を嫌がる傾向があるため、小口利用を考えている方に特におすすめのサービスです。

また、税金滞納や赤字決済、債務超過などの理由で、他社から融資を断られた場合でも、法人・個人事業の経営者で、売掛金があるという条件を満たしていれば、えんナビで対応してもらえます。

 

 

No.1ファクタリング

画像出典元:「No.1ファクタリング」公式HP

特徴

No.1ファクタリング」はオンラインで契約でき、来店なしで全国から利用可能な点は、昨今のコロナ禍対応としても魅力的です。

満足度92%の信頼性もあり、初めてのファクタリングサービス利用にも安心です。

手数料の安さや即日融資などと言った表面的な条件の良さだけではなく、ファクタリングサービスを利用する企業の立場に立って、最終的に経営課題を解決するための総合的なサポートを手数料内で行ってくれる点が魅力的です。

 

 

まとめ

2社間ファクタリングは、融資を受けにくいスタートアップ企業や即資金が欲しい場合には有用な資金調達方法です。

特に2社間は取引先に通知されない為、人気ですが手数料が高い事がデメリットです。

2社間ファクタリングを利用する時は「デメリット」を理解し、返済までの資金スケジュールを立てて利用しましょう。

画像出典元:Pixabay

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