ファクタリングとは?あやしい即日現金化の仕組みを解説

ファクタリングとは?あやしい即日現金化の仕組みを解説

記事更新日: 2019/06/28

執筆: 編集部

商品を販売したが、入金されるのは翌月、翌々月となることがほとんどです。売掛金が必ず回収できればいいですが取引先の倒産、支払遅延などと売掛金が100%回収できる保証はありません。

企業にとって大きな課題となる売掛金の回収。最近「ファクタリング」という手段が注目されています。

ファクタリングは金銭債権を譲渡して資金調達ができるサービスです。

今回は、ファクタリングについてご紹介します。

ファクタリングとは?


ファクタリングは企業が持っている売掛金を譲渡し現金化することです。将来入金される予定の売上を早期に現金化するイメージです。

ファクタリングで商品の販売後に短期間で現金化

日本の企業間の取引は先に商品やサービスを販売し、後日代金を回収する信用取引が一般的です。

支払サイクルは企業によって様々で、翌月・翌々月に入金されることが多いです。自社の支払サイクルと、取引先からの入金サイクルが同じであればいいのですが違う場合は資金繰りに影響します。

100万円の売上、80万円の仕入を例に考えてみます。

1. 入金翌月、支払翌月の場合(入金・支払サイクルが同じ)
    4月の売上が翌月5月に100万円入金、4月の仕入を翌月5月に80万円支払
⇒支払と入金サイクルが同じため、入金に滞りがなければ、仕入先に支払が可能です。

2. 入金翌月、支払翌々月(入金・支払サイクルが違う)
    4月の売上が翌月5月に100万円入金、4月の仕入を翌々月6月に80万円支払
⇒支払の前月に売上の入金があるため、1ヶ月分運転資金に余裕ができます。

3. 入金翌々月、支払翌月(入金・支払サイクルが違う)
    4月の売上が翌々月6月に100万円入金、4月の仕入を翌月5月に80万円支払
⇒売上の入金よりも先に仕入の支払があるため、資金繰りが圧迫されます。

上記3つのパターンでわかるように入金サイクルは資金繰りに影響してきます。

しかし、ファクタリングを利用することで入金サイクルを意識する必要がなくなります。

ファクタリングの種類

ファクタリングには「買取型」と「保証型」があります。さらに買取ファクタリングは「2社間」と「3社間」があります。

ファクタリングの種類
保証ファクタリング

買取ファクタリング    2社間
             3社間

保証ファクタリングは信用力に疑問が生じる会社との取引などで、金銭債権の貸倒リスクを回避するものです。資金調達を目的とはしていないファクタリングになります。

買取ファクタリングとは

買取ファクタリングは手形割引に近いイメージです。金銭債権をファクタリング会社に譲渡し、企業は手数料を引かれた金額を受け取ることができます。

銀行などの金融機関から融資を受けるわけではないため、事業計画書の作成などは必要なく短期間で資金調達ができるのですが、審査が必要になります。それは売掛先の信用力です。

ファクタリング会社は金銭債権が入金される前に、売掛金を買取ます。売掛金が予定通り入金されれば問題ないですが、売掛先が倒産して回収ができない可能性があります。

少しでも回収不能になるリスクを抑えるために売掛先の信用力を審査することは当然のことでしょう。

買取ファクタリングには、売掛先に連絡されない「2社間」と売掛先の承諾が必要な「3社間」があります。それぞれの違いを確認しましょう。

2社間

先ほどの図は2社間のファクタリングをイメージしたものです。

企業がファクタリング会社に売掛金を譲渡(図の2.売掛金の買取)した後に、売掛先から売掛金が入金(図の3.売掛金支払)されたら、ファクタリング会社に入金された売掛金の支払(図の4.回収した売掛金の支払)をします。

2社間の特徴は売掛先にファクタリングを利用していることがわからないことです。企業とファクタリング会社の2社で取引が行われるため、早期に金銭債権を現金化したい場合に利用されます。しかし、3社間に比べてファクタリング会社に支払う手数料は高めになります。

3社間

3社間は2社間とは違い、企業・売掛先・ファクタリング会社の3社合意により契約が締結されます。

2社間では売掛金の回収後に企業がファクタリング会社に売掛金の支払をしますが、3社間では売掛先からファクタリング会社に直接支払われます。

2社間ではファクタリング会社からすると、売掛先から売掛金の入金がされるかわかならいリスクに加えて、企業から売掛金の回収後に入金がされるかわからないリスクもあります。3社間では売掛先から直接ファクタリング会社に支払われリスクが減るためか、2社間に比べて手数料が安くなる傾向があります。

しかし、3社で合意するため時間がかかってしまいます。

ファクタリングの3つのメリット

1. 金銭債権の早期現金化

ファクタリングの最大のメリットは金銭債権の早期現金化です。中小企業の場合、資金調達は金融機関からの融資が一般的ですが、融資には時間がかかり早急に資金が必要な時に間に合わない可能性があります。

ファクタリングは即日入金も可能なことがあるため、早期の資金調達に適しています。

2. 取引先の拡大

入金サイクルが支払サイクルと違うため、せっかくの取引をお断りした経験があるのではないでしょうか?資金が潤沢にあればいいのですが、創業間もない時期は資金繰りの関係に悩まされます。

ファクタリングを利用すると入金サイクルを意識することがなくなるため、お断りしていた取引先と取引が可能になります。

3. 負債が増えない

ファクタリングは金銭債権の譲渡のため、融資とは違い貸借対照表の負債が増えることはありません。

負債が増えないため、融資に比べて財務諸表が改善されます。

ファクタリングの3つのデメリット

1. 現金化できる金額に限度がある

ファクタリングは金銭債権金額の範囲内のみ現金化されます。仮に資金調達に1,000万円必要でも、金銭債権が100万円であればファクタリングで1,000万円の資金調達はできません。

2. 手数料が高い

ファクタリング会社によって違いますが、支払う手数料は2社間であれば約5%〜30%、3社間であれば約1.5%〜10%と手数料が高いです。

手数料のことを考えるとファクタリングよりも融資の方が手数料を安く抑えることができます。

3. 取引先に悪い印象

2社間は売掛先にファクタリングを利用していることがわかりませんが、3社間を利用する場合は売掛先との合意が必要です。

3社間を利用した場合、売掛先に「資金繰りが厳しいのかな..」と思われる可能性があるので、取引先によっては3社間を利用する時には注意しましょう。

ファクタリングの注意点

ファクタリングは現状法整備がされていないため、ファクタリング業を規制する法律がありません。

貸金業にも該当しないため利息制限法が適用されず、高額な手数料を請求する悪徳会社とのトラブルもあります。

ファクタリングを利用する時は、信用のあるファクタリング会社を選択しましょう。

オススメのファクタリング会社3選

1. 日本中小企業金融サポート

まず最初にオススメするのが日本中小企業金融サポートです。

日本中小企業金融サポートは「一般社団法人 日本中小企業サポート機構」で、株式会社ではなく一般社団法人です。

一般社団法人は営利を目的としない「非営利法人」のため、高額な手数料の利益を追求しているわけではなく、「中小企業の皆様のお役に立ちたい」という想いで活動されています。

郵送で手続きが終わる独自の郵送ファクタリングをサービスとしており、スケジュール調整もなく忙しい経営者の方の時間短縮にもなります。

またHPで「手数料無料査定」が用意されてあり、簡単な質問でファクタリングの手数料の見積もりがわかるのでわかりやすいです。

2. ファクタリングトライ

二番目にオススメするのがファクタリングトライです。

ファクタリングを利用する時に「個人事業主でも大丈夫だろうか?」「税金を滞納しているけど大丈夫だろうか?」「赤字、債務超過だけど大丈夫だろうか?」と不安になってしまいがちです。しかし、ファクタリングトライはこれらを対応しています。

さらにファクタリング手数料は業界最低水準の5%〜なので他社に比べて手数料を抑えることができるでしょう。

3. ウィット

最後にオススメするのがウィットです。

ファクタリング会社の中には「100万円以上」などと一定規模以上の債権が対象になる会社もありますが、ウィットは500万円以下の小口を専門としています。そのため「最小30万円を95%の買取実績」うたっています。

電話やメールでの取引となり非対面式なので全国で対応しています。小口専門のファクタリング会社なため個人事業主、小規模企業の方にオススメです。

まとめ

ファクタリングは早期に金銭債権が現金化されるなど便利で、注目がされています。積極的に活用したいところですが、現状では法整備がされていないため利用するには少なからず不安が残ります。

そのため、ファクタリングを利用する時には、手数料の金額よりもファクタリング会社の信用力に着目をしましょう。

ファクタリングの手数料は融資に比べて高額なため、緊急性を要しない場合は、融資を検討することも悪くないでしょう。

画像出典元:写真AC 、O-DAN

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