起業したいけど、独学ではよくわからない…という方には起業スクールがおすすめです。
起業スクールに参加すれば、資金調達の方法を教えてもらえたり、参加者間で人脈を広げたり、起業に必須の会社設立手続~マーケティングにいたるまで必要な情報を一度に獲得できるという大きなメリットがあります。
この記事では、起業スクールの選定ポイント、メリット・デメリット、悪質な起業スクールに騙されないための注意点をわかりやすく解説していきます。
このページの目次
画像出典元:「キャッシュエンジン(Cash Engine)」公式HP
キャッシュエンジンは無料体験やオンラインでの受講が可能な「現役の起業家」が講師陣として揃う起業スクールです。
思考1割、実践9割をうたう実践重視のカリキュラムを自分専用に組める点が特徴のひとつ。
事業構想の立案から丁寧に相談にのってもらえるので、具体的なビジネスビジョンやサービスのアイディアをまだ持っていないという方にもおすすめです!
回数無制限の1on1ミーティングや個別のチャット相談が可能で、サポート体制も充実しています。
①土台作り(1カ月~2カ月)
自己分析を行い、ビジネスを考案。小さく売上を立てて改善するサイクルを5回以上回しながら、課題点を経験し、競合調査を実施。
②本格稼働(3カ月~4カ月)
WEBページや営業用の資料を整理し、事業を確定したら本格的に稼働スタート。
③効率化と規模の拡大(5カ月~6カ月)
ビジョンやミッションの確立、中長期計画の策定からサービスの改善点を洗い出して修正。
④仕組み化(7カ月~)
事業を細分化し、採用計画や業務の自動化、法人登記へのステップを明確にします。
6ヶ月コース | 1年コース | |
入会金(税込) | 55,000円 | 55,000円 |
会費(税込) | 495,000円 | 945,000円 |
【コース料金に含まれるカリキュラムの一例】
・1対1の個人面談(無制限、オンライン・オフライン可)
・チャット相談(無制限)
・グループ企業の専門家への相談(マーケティング・開発・教育・コンサル等)
・他受講生を交えたワークショップ、懇親会、チャット交流
詳しくは以下の公式ホームページからご確認ください。
画像出典元:「TOKYO創業ステーション」公式HP
都内に4つの拠点を持つTOKYO創業ステーション。具体的かつ専門的な相談ができる「Planning Port」と、何も知識がなくても気軽に創業相談できる「Startup Hub Tokyo(スタハ)」の2種類があります。
「Startup Hub Tokyo(スタハ)」には無料利用可能な一時保育もあるため、子供がいる方も安心です。また、現在東京都に住んでいなくても、都内で創業予定であれば誰でも利用できます。
<Planning Port>
・相談
・助成金
・特徴的な支援
・セミナー
<Startup Hub Tokyo>
・相談
・イベント
・ラウンジ
・一時保育
・書籍
無料(一部有料セミナーあり)
画像出典元:「日経ビジネススクール」公式HP
300本を超えるビジネススキル講座がある日経ビジネススクール。
国内外の有名ビジネススクールとの共同講座や経営トップによるプログラムなど、ビジネス・英語・テクノロジーの3分野で体系化されたプログラムが豊富にそろっています。
対象者はビジネスの初心者から経営トップまでと幅広く、多くの団体と提携しているため人脈をつくりたい方におすすめです。
・MBA・大学連携
・経営・マネジメント
・ビジネス新潮流
・マーケティング・企画
・コミュニケーション
・人事・労務・総務
・ビジネス英語・語学
・エグゼクティブ
・技術と経営
・会計・財務分析
・戦略思考・問題解決
・ビジネス法律
それぞれのセミナーによって異なるため、詳細はお問い合わせが必要です。
大前経営塾は、最新のニュースを題材としているので、現代に通用する経営術を学びたい方に適しています。
ビジネス専門誌の無料購読プレゼントも行っているので、ビジネスの動向をキャッチアップしたい方にもピッタリでしょう。集合研修で他社の経営に携わる人材と交流が持てるので、人脈形成やモチベーションアップを求める方におすすめです。
受講料:1名あたり500,000円(税別)(1年間)
WILLFUは学生を対象にした起業スクール(WILLFU STARTUP ACADEMY)で、半年で実践的な起業スキルを学ぶことができます。
卒業後に起業家を目指す方でなく、就職して資金や人脈を築いてから起業しようという計画の学生さんにもおすすめです。カリキュラムには3つの起業体験が含まれていて、経営スキルを学ぶと同時に、事業の立ち上げを3回体験することができます。
全ての授業をオンラインで受講できるので、全国どこからでも交通費ゼロで学べます。
ウィルフの受講料金や講座内容の詳細については、無料で参加できるオンライン説明会で説明を受けられます。
無料オンライン説明会は日曜日をのぞく毎日開催されています。(平日:18:30-20:00/土曜日:11:00-12:30)
デキルニンの学生起業塾は、起業を目座す学生支援のオンライン講座です。
起業に関する知識やノウハウを詰め込むだけでなく、事業計画書を作成することで、アイデアを実現可能な形にすることにもこだわりがあります。
起業に興味があるけれど何から始めればいいのかと悩んでいる学生におすすめのオンライン講座です。
受講料金は66,000円(税込)です。
中高大学、大学院、各種専門専修学校に在籍する学生のための学生応援価格です。
スマップスは女性のための起業スクールです。会社の代表が自らの経験をもとに行う講演は無料動画や無料メルマガとして配信されます。
起業についての心構えから、実際の経営までビジネスのノウハウが幅広く学べます。起業に迷っているひとはもちろん、更なる成長を考えている女性経営者におすすめの講座です。
まなび塾は、月謝として月額会費が33,000円(税込)必要です。
入会後は最低3ヶ月の継続が必須です。
無料で視聴できる動画講座やメール講座もあります。
Wis-womenは女性のための起業セミナーです。女性が起業するうえで失敗しやすいポイントをおさえ、基礎からブランディングまでを体系的に学ぶカリキュラムが用意されています。
起業する前にビジネスの基礎から学びたいと考えている女性におすすめのセミナーです。
受講料
・スタンダードコース5回:250,000円
・アドバンスコース(スタンダード+2回):350,000円
・プレミアムコース7回+15時間(アドバンス+PCレッスン):390,000円
入会金として30000円必要です。
3つのコースの他、15,000円のオプション講座もあります。
起業スクールで開催されている講座は、資金の調達・法律の知識・人脈形成・会社設立に関する手続き・マーケティングと多岐にわたります。よって、まずは起業に際し、自分にどの情報が足りていないかを把握する必要があります。
起業スクールを選定する際は、自身が起業に関して求めている情報を獲得できる講座を行っているスクールを選定できるよう心がけましょう。
起業に際して資格の取得が必須の場合など、起業したい職種・業界により必要な準備が異なります。
よって、すでに起業したい職種や業界が決定している場合は、職種別・業界別のセミナーを選択するのがおすすめです。
実践的で役立つ起業スクールを選定するためには、スクールの講師が実際に起業できたのか、売上はどのくらいあるのか、さらに過去にそのスクールを受講した人の実績など、講師のプロフィールや受講生の事例紹介を事前にチェックする必要があります。
また、その講師や受講生にしかできない特殊な方法で起業した場合、自身では実践が難しいため、自分にも実践できる起業方法なのかどうかも判断する必要があります。
悪質なスクールに騙されないためのポイントは、以下の4点です。
起業スクールで学ぶ最大のメリットは、ビジネスに関する実践的な知識やスキルを効率的に学べる点です。
インターネットや書籍で起業に関する様々な情報が得られる時代とはいえ、独学の場合、そもそも何が分かっていないのかすら把握できていないこともあります。
しかし、起業スクールであれば、起業に際して重要となるマインドセットから必要な手続きについて体系化されたカリキュラムで学べたり、ビジネスに関する幅広いジャンルのセミナーが受けられるため、効率的に学習できます。
すでに起業している人の体験談は、起業を行う上で参考となるポイントがたくさん詰まっています。成功した話だけでなく失敗した話も聴くことができれば、自身の起業や実際のビジネスに活かすことができます。
また、起業スクールでは法律の専門家の話も聴けるため、具体的にどんな手続きが必要か、実践的な起業の準備について学ぶことが可能なので、法を順守した起業・ビジネス展開を目指すことができます。
一般的に起業は一人で行うため孤独を感じやすく、挫折しやすい環境に陥ってしまうことも多くあります。
しかし起業スクールに通うことで、共に起業を目指し、学びを深め合う仲間ができ、支え合える存在ができます。また、スクールへの通学を終えた後も情報交換ができたり、互いの存在が事業継続へ対するモチベーションとなったりする事も多く、生涯の友を得られることもあります。
そして、起業スクールの運営者には起業家や専門家が多数いるため、何か困ったときや相談したいときなどに助けを求められる人と繋がることもできます。
先輩起業家や専門家から学べる起業スクールですが、やはり起業は自分で考える・行動することが大切なもの。よって、起業スクールにどれだけお金を使っても、どれだけ長期間通っても、自分の意思が弱く行動に移せないようであれば、お金も時間もすべて無駄になってしまいます。
起業すると決めたのならば、必ず成功させるという強い意志を持って起業スクールへ通い、学んだことは即実践するという覚悟で行動し続ける必要があります。
起業スクールと言っても、起業前のマインドセットから起業後の事業展開までサポートしてくれるところもあれば、起業に関する必要な知識を身に付けるセミナーだけを開催しているところもあります。
よって、自分は起業スクールにどのようなものを求めているのか、起業に関する手厚いサポートが必要なのか否かなど、事前に自分の求めるサービスを提供している起業スクールを選定することが重要です。
起業を目指している方にとって心強い存在となる起業スクール。起業に関する知識を身に付けられるだけでなく人脈も広げることができるため、起業家にとって大きなメリットがあります。
独学では不安な方、起業成功への近道を通りたいと考えている方は、今回ご紹介した起業スクールの選び方を参考に、ご自身の希望に合った起業スクールを選定してみてください。
画像出典元:O-dan