記事更新日: 2023/08/14
建設業・建築業界において、発注側と受注側の両者にメリットのある「建設業・建築業向けマッチングサイト」。
新たな取引先の確保や職人の確保など、多くの課題解決につながるため企業や職人から注目を集めています。
ただし、建設業・建築業マッチングサイトは運営する企業によって特徴が異なります。
自社に合ったサイトを見つけて効率的に運用していきましょう。
そこで本記事では、建設業・建築業マッチングサイトの概要やメリットと、おすすめサイト7選を紹介します。
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このページの目次
建設業・建築業向けマッチングサイトとは、建設業・建築業界に特化したマッチングサイトを指します。
そもそもビジネス分野におけるマッチングサイトとは、「仕事を依頼したい企業」と「仕事を受注したい企業を」を結びつける仲介役を担うサービスです。
マッチングサイトに登録すると、仕事を外注したい企業あるいは仕事を受注したい人材からのアプローチを期待できるほか、自ら仕事や人材を探すことも可能。
ビジネスマッチングの利用はビジネスチャンスの拡大にもつながるため、建設業・建築業を問わず幅広い分野に取り入れられており、今注目を集めている新しいビジネス形態の1つです。
スマートフォンまたはパソコンといったインターネットに接続できる端末があれば、すぐにでも建設業・建築業マッチングサイトは利用できます。
オンラインを通じて取引するのが当たり前になってきている現代において、建設業・建築業界でもマッチングサイトは利用できるようにしておいた方がよいでしょう。
建設業・建築業向けマッチングサービスを利用すると、以下のような企業の利益拡大につながるメリットがあります。
それぞれ詳しく確認していきましょう。
建設業・建築業向けマッチングサービスを活用することで、受注側と発注側の両者に新たなビジネスチャンスが生まれます。
受注側の立場からみると、マッチングサービス登録時に自社の名前や概要を登録するため、認知拡大につながります。
また、相手とチャットなどで簡単に連絡を取ることができるため、仕事開始までの時間を短縮できたり、効率的に仕事を探すことができる点も魅力でしょう。
発注側からすると、急に仕事を依頼したい場合でも選択肢がいくつもあるため、ビジネスチャンスを逃すことも少なくなるでしょう。
新たな取引先を見つけたいときにも効果的で、協力会社を増やしたり元請けとのつながりを持てたりと事業拡大を目指せます。
人手不足の解消に活用できることも大きなメリットです。
マッチングサイト登録後に利用できる検索システムを利用すれば、これまで知らなかった一人親方や協力会社とつながりを持つことができます。
また、急な案件が発生して急ぎの対応が必要なときでも、マッチングサイトから助っ人を呼ぶことが可能です。
忙しい仕事の間に、職人探しをするのは大変なことです。
マッチングサービスをうまく活用して人材不足をカバーできれば、いざという時にも大きな助けとなるでしょう。
建設業・建築業マッチングサイトの利用は営業部門のコスト軽減にもつながります。
従来の営業手法では、営業部門が顧客リストなどを参考に、見込み度の高い顧客へ営業をかける手法が一般的でした。
一件ずつメールや電話などでアプローチする方法は、直接やり取りできるというメリットがある一方、時間や人手に限りがあるというデメリットもあったのです。
しかし建設業・建築業向けマッチングサービスでは、登録されている限り別の企業が自社を見つけてくれる可能性があります。
そのため、従来の方法に比べて営業にかかるコストを削減でき、人手が足りない中小企業などでも、今進めている案件と同時に新規の顧客獲得ができるのです。
画像出典元：「助太刀」公式HP
「助太刀」は、18万以上の事業者が利用している業界トップクラスの職人と建設業・建築会社をつなぐマッチングサービスです。
工事会社出身のメンバーが作成しており、受注側と発注側双方の使いやすさにこだわっている点が大きな特徴。
大手ゼネコンも参加しているほか、全国各地の案件にも対応しています。
ホームページには助太刀の登録方法や操作マニュアルが記載されており、初心者にも役立つサポート体制が構築されています。
助太刀には、法人（工事会社・工務店）向けプランでは、料金は問い合わせる必要があります。
ビジネス・エンタープライズプランでは開封率が100％に近いスカウトメッセージを送信する機能や専門スタッフのサポートなどが提供されています。
なお、仲介手数料はかかりません。
| 工事会社・工務店向け | |||
| ライト | ビジネス | エンタープライズ | |
| 月額費用 （税込） |
要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
| 対応エリア・職種 | 登録した都道府県とその隣接県・３職種* | 全国・５職種* | |
| 1ヶ月当たりの メッセージ送信数 |
無制限 |
||
| 現場掲載可能数 | 毎月5回** （4週間掲載） |
毎月5回** （4週間掲載） |
毎月10回** （4週間掲載） |
| スカウトメッセージ 送付可能数 |
なし | 月に5通 | 月に10通 |
| サポート体制 | 専門スタッフによる手厚いサポート | ||
*ライト/ ビジネス/エンタープライズは、別途オプションにてエリア・職種(全76職種から)追加が可能
** 別途オプションにて掲載現場追加が可能
助太刀の資料を無料ダウンロード
画像出典元：「ツクリンク」公式HP
「ツクリンク」は、登録料無料で始められる大規模なマッチングサービスです。
認証制度を設けて登録事業者の証明書を確認しており、信頼性に重点を置いた運営が大きな特徴。
運営元のツクリンクは相談窓口を開設しており、取引上のトラブルにも対応しています。
経済オンラインや朝日新聞デジタルといったメディアに掲載された実績もあり、元請業者や協力業者の募集数は90,000件以上にのぼります。
さらに発注者の不払いや倒産の際にツクリンクが工事代金を保障するサービスを利用できるなど、利用者が安心できる環境を整えています。
| 無料 プラン |
メッセージ プラン |
保証 プラン |
ベーシック プラン |
マッチング プラン |
プロプラン | |
| 初期費用 | 0円 | 要問い合わせ | ||||
| 月額利用料 （税抜） |
0円 | 個人事業主 1,480円 |
個人事業主のみ 14,800円 |
個人事業主 20,000円 |
個人事業主 50,000円 |
200,000円 |
| 法人 6,980円 |
法人 30,000円 |
法人 70,000円 |
||||
画像出典元：「建築建設biz」公式HP
「建築建設biz（ビズ）」は、株式会社ACMEEが運営しているマッチングサービスです。
建設業・建築業者と職人との仲介に最も力を入れており、サイト内で企業情報を閲覧できるほか、求人情報も検索可能。
対応エリアは北海道から九州までおよび、働く場所からマッチング相手を探せる点も大きな魅力。
効率的に採用活動を進めたい企業や案件を探している職人の方におすすめのサイトです。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元：「請負市場」公式HP
「請負市場」は、株式会社ワールドコーポレーションが提供する建設業・建築業向けマッチングサービス。
企業登録数は29,000社にのぼり、掲載案件数12,000件以上と多くの企業や職人に利用されています。
気になる相手の評価や実績をチェックできる「ランキング・評価制度」は、依頼する側・される側両者の判断を手助けするでしょう。
公式サイトには利用ガイドが設置されており、ITが苦手な人でも利用しやすいサポート体制が敷かれています。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元：「現場のヒーロー」公式HP
「現場のヒーロー」は、野田配管工業株式会社が提供しているマッチングサービスです。
仕事の受注および発注、求人の応募・募集ができます。
現場のヒーローの大きな特徴は、職人の知識が可視化された「ランクアップシステム」。
ランクアップシステムでは、公式WEBテストを受けて高ランクを取得することで、自分の知識をアピールすることができます。
発注側からすると、ランクの高い職人から探すことで工事の品質保持ができるというメリットもあります。
| プラン名 | Free | Pro（職人向け） | Business（事業者向け） |
| 初期費用 | 0円 | ||
| 月額利用料金 （税込） |
0円 | 2,980円 | 19,800円 |
画像出典元：「CAREECON」公式HP
「CAREECON」は、BRANU株式会社が提供しているマッチングサービスです。
「建設業界の人材不足の解決や仕事獲得機会の向上を目指す」というモットーのもと、全国の協力会社・元請会社・職人のマッチングに携わっています。
業者掲載数は524,808社という高い実績を誇っており、職種も幅広いです。
建設関連の案件も豊富なため、候補先を複数ピックアップしてから、自社に最適な協力会社・職人を見つけるという手法も可能です。
完全無料で利用可能。
画像出典元：「モノクラギルド」公式HP
「モノクラギルド」は、monocla株式会社が提供しているマッチングサービスです。
会員登録からマッチングサービスの利用まで完全無料なため、受注側も発注側も金銭的コストを気にしなくてよい点が大きな特徴。
モノクラギルド利用のために「monocla会員」に登録するとmonoclaポイントが獲得できるようになります。
その中でもゴールドポイントは成約手数料に利用することもできるお得なシステムです。
完全無料で利用可能。
まずは自社の課題や現在の困りごとを解決してくれるサービスを選びましょう。
「今一番解決したい課題は何か」「どんなことに最も困っているか」を明確にしておけば、自分たちに合ったサービスを見つけやすくなります。
サイトを利用しているユーザー数が多ければ、発注側と受注側の両者に有益なサービスを提供しているサイトだと考えられます。
ユーザー数が多いサイトを選んで、適切な取引先に出会う確率を高めましょう。
有料のマッチングサイトでは、利用手数料や契約手数料が発生することがあります。
支払うコストに見合うだけの機能が備わっているか確認しておきましょう。
募集情報や求人情報にできる限り詳細な内容を掲載できれば、多くの応募が期待できます。
より多くの応募の中から自分たちに合った相手を見つけるために、どこまで詳細に記載できるかも重要なポイントです。
建設業・建築業向けマッチングサイトは、新たなビジネスチャンスの創出や人材不足解消に役立つビジネスツールです。
自社に適切なサイトを見つけて運用できれば、これまでより効率的に高い成果を出すことができるでしょう。
ぜひ本記事を参考にして自社に合った建設業・建築業向けマッチングサイトを活用していただき、右肩上がりの経営を実現してください。
画像出典元：O-dan
