賃貸管理ソフト・賃貸管理システムは、賃貸不動産物件にかかわる不動産管理業務を一括管理できる、不動産会社向けのシステムです。
この記事では、おすすめの賃貸管理ソフト・賃貸管理システム11選の機能・料金・タイプ別の特徴を徹底比較!
比較しやすい資料の一括ダウンロードや、サービスごとのダウンロードもできるので、最短・予算内で自社にぴったりのサービスを見つけたい方は、まずは資料請求がおすすめです。
目次
賃貸管理ソフト・賃貸管理システムは、自社で管理している賃貸不動産物件の管理や契約情報・問合せ管理・入出金管理など、多岐にわたる不動産管理業務をまとめて一括管理できるシステムです。
など不動産管理会社の業務をサポートする便利な機能が多く搭載されています。
賃貸管理ソフト・賃貸管理システムに搭載されている主な機能は、「賃貸管理業務」と入居者集めなどの「仲介管理業務」に分けられます。
【賃貸管理業務の主な機能】
【仲介管理業務の主な機能】
賃貸管理システムは、「管理業務の効率化」を重視するか、「仲介(客付け)まで一元化」するかで選ぶべきツールが変わります。
次の比較表では各システムの料金や対応機能を比較していますので、自社の運用に最適なサービスを見つけてみてください。
下表では、「料金」・「無料トライアル」・「導入形態」・「仲介管理機能の有無」・「特徴」を一覧で比較しています。
自社の規模や業務内容に合ったサービス選びにお役立てください。
ツール名
費用
無料トライアル
クラウド/オンプレ
仲介管理機能
特徴
SP-Ⅱ
いえらぶCLOUD
らくらく賃貸管理
賃貸革命11
アットホーム
Simple Up
※表中「いい生活のクラウドSaaS」の情報は同サービス内の「いい生活賃貸管理クラウド」の情報になります。
※1税表示なし
※2税抜
▼気になったサービスは以下から資料請求できます▼
結論として、完全無料で利用できる賃貸管理ソフト・賃貸管理システムはほとんどありません。(※無料プランを提供している「大家CLOUD」がありますが、物件管理以外の機能は期間制限が設けられています。)
賃貸管理システムは契約情報や家賃情報など重要なデータを扱うため、高いセキュリティや継続的なサポートが必要であり、多くのサービスが有料で提供されているのが現状です。
一方、「無料トライアル」を用意しているサービスや、個人オーナー・小規模管理会社向けに「低価格」で利用できるサービスは存在します。
無料トライアルや低価格プランを活用すれば、自社に合うかどうかを確認してからの導入が可能です。
次章では、賃貸管理ソフト・賃貸管理システムを選ぶ際に「必ずチェックしたい4つのポイント」を紹介していきます。
賃貸管理ソフト・賃貸管理システムは大きくわけて、「物件管理」に特化したシステムと「仲介管理」の機能まで搭載しているシステムがあります。
| 物件管理 | +仲介管理 | |
| できること | 物件情報・契約情報・クレーム対応 入出金など情報を一括管理 |
戦略的な入居者広告など 集客を強化できる |
自社の業務内容に合わせて選択しましょう。
※なお、賃貸管理ソフト・賃貸管理システムの各タイプ別「特徴」と「向いている企業」は次章で詳しく解説します。
物件情報を入力する際の手間を省く機能があると、業務効率化になりおすすめです。
どの業務に工数がかかっているか、どの作業量が多いかなどから検討してみてください。
サービスによって連携できる賃貸物件サイトの種類と数が異なります。
知名度の高いサイトやターゲット層にあうサイトと連携しているか事前に確認しておきましょう。
さらにユーザーが物件を検索した際にページ上位に表示されるSEO対策があれば、より効率的な入居者募集が可能です。
不動産業界は法令改正や税率変動などに左右されやすい業界です。
また、賃貸管理システムを事務担当者に限らず、営業担当などでも利用できると便利です。
法令改正時のアップデートや問い合わせ体制が整っているシステムが安心です。
賃貸管理ソフト・賃貸管理システムは、管理会社の規模や業務内容に応じて適したタイプが異なります。
ここでは、3つのタイプそれぞれの「特徴」・「できること」・「向いている企業」を解説していきます。

【おすすめサービス】:SP-Ⅱ、Simple Up、リドックス(ReDocS)
【おすすめサービス】らくらく賃貸管理、アットホーム、賃貸名人、いい生活賃貸管理クラウド
【おすすめサービス】いえらぶCLOUD、賃貸革命11、ITANDI BB
賃貸管理ソフト・賃貸管理システムの料金は、管理戸数や利用する機能・契約プランによって異なります。
一般的には初期費用と月額費用が発生し、電子契約やデータ保管サービスなどの機能を追加する場合は、別途オプション費用がかかることもあります。
主な費用相場は以下の通りです。
| 費用相場 | 内容 | |
| 初期費用 | 5万円~50万円 |
|
| 月額費用 | 3,000円~20万円 |
|
| オプション費用 | 数百円台~数万円台 |
|
比較する際は、月額費用だけでなく、初期費用やオプション費用を含めた総コストを確認することが大切です。
また、管理戸数の増加に応じて料金が変動するサービスも多いため、現在の規模だけでなく、将来的な事業拡大も見据えて選ぶとよいでしょう。
自社の目的や予算に最適なサービスを見つけ出すのは簡単ではありませんよね。
当サイト経由での資料請求数から、今注目されている賃貸管理ソフト・賃貸管理システムのランキングをご紹介します!
| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
| らくらく 賃貸管理 |
いえらぶCLOUD | ReDocS (リドックス) |
SP-Ⅱ | Simple Up |

画像出典元:「SP-Ⅱ」公式HP
「SP-Ⅱ(エスピーツー)」は、20年以上賃貸管理システムの開発に関わり、累計6,350社以上の導入実績をもつビジュアルリサーチが運営するクラウド型賃貸管理システム。
よく使う機能だけが厳選された作りで迷わずに操作でき、複数のブラウザから同時に利用することも可能です。
不動産業界の特徴といえば、更新料や敷引きなど「ご当地ルール」があることですが、SP-Ⅱなら全国の慣習に対応しているので安心です。
登録戸数に応じた価格設定となっており、スモールスタートも可能。
ポータルサイト連動などのオプション機能の利用には、別途料金が発生します。

画像出典元:「いえらぶCLOUD」公式HP
「いえらぶCLOUD」は管理業務だけでなく仲介業務も一元管理可能なオールインワンの不動産業務システムです。
大きな特徴は、物件紹介文章の自動作成やSEOに強いホームページ制作など、集客力を強化できるところ。
多店舗展開の大手不動産会社から地域密着型の地場不動産会社まで、仲介業でも管理業でも全国の不動産会社に選ばれています。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
※いえらぶCLOUDはIT導入補助金の対象となっており、最大450万円の補助金を受けることができます。
参考価格として、IT導入補助金2022に掲載されている費用をご紹介します。
| 参考価格 | ||
| いえらぶCLOUD | いえらぶCLOUD(管理機能プラン) | |
| 費用 | 160万円 (初期費用+月額利用料12カ月分) |
209万円 (初期費用+月額利用料12カ月分) |
※税表示なし
※「IT導入補助金2022」公式HP参照

画像出典元:「らくらく賃貸管理」公式HP
「らくらく賃貸管理」は管理機能に特化したクラウド型の賃貸管理システムです。
物件の管理はもちろん、契約書作成や更新タイミングの管理、応対履歴の記録まで一つの画面で簡単に管理することができます。
規模感・業務範囲・予算に合わせて、導入する機能をセレクト可能、無料トライアルで試験的に利用してみることをおすすめします。

画像出典元:「賃貸革命11」公式HP
「賃貸革命11」は、不動産に特化して32年の実績のある日本情報クリエイトが提供する賃貸管理ソフトで、広範囲の不動産業務をカバーしています。
募集~契約~請求~入金~建物修繕まですべての業務を効率化でき、全国5,676社(※)で採用されている実績も十分。
最大の魅力は、拡張性が高いこと。
同系列サービスと連携させたり電子契約や巡回管理オプション等を利用すれば、自社の成長に応じてシステムを自由に構築できます。
※2026年03月末日時点

画像出典元:「アットホーム」公式HP
アットホームの賃貸管理システムは、「契約管理プラン」と「家賃管理プラン」に分かれているのが特徴です。
物件・入居者・オーナーの情報管理機能と契約・更新・解約に関する契約情報の管理機能が必要な場合には、「契約管理プラン」。
「家賃管理プラン」は契約管理プランに追加できるプランで、入出金などの金銭のやりとりの管理まで可能なため、予算と運用方法に合わせてコストの無駄なくプランを選択できるのがメリットです。
契約管理プランと家賃管理プランの料金の詳細についてはお問い合わせの必要があります。
利用できる機能はそれぞれ以下の通りです。
| 契約管理プラン | 家賃管理プラン |
|
オーナー台帳・建物台帳・部屋台帳・ |
請求管理・一括随時請求・滞納催促・ 現金入金処理・口座入出金処理・ 口座振替処理・過入金振替処理・入金管理・ オーナー随時請求支払・領収書発行・ オーナー送金処理・総振(オーナー送金)・ 年間収支報告書・過入金返金・ 総振(契約者返金)・検針登録・検針通知書・ 建物別検針設定・検針料金設定 |

画像出典元:「Simple Up」公式HP
Simple Upは、中小規模の管理会社に特化して手軽な賃貸管理を実現したクラウド型の管理システムです。
シンプルで見やすい操作画面で、マニュアルなしでも直感的に操作が可能。
更新・契約・重説書類作成、入金管理・収支報告書作成も大幅に時間短縮できます。
導入サポートや保守サポートもしっかり整っており、PC操作が苦手な企業でも安心して頼れるのは心強いです。
Simple Upは3つの料金プランでサービスを提供しているほか、1ヶ月無料のトライアルも用意されています。
| base 100 | base 500 | base 1000 | |
| 初期費用 | 99,800円 | ||
| 月額 | 4,980円 | 9,980円 | 14,980円 |
| 部屋・駐車場の登録件数 | 各100件(計200件) | 各500件(計1,000件) | 各1,000件(計2,000件) |
※税抜・上記は年間契約の場合

画像出典元:「リドックス」公式HP
「ReDocS(リドックス)」は、必要な機能を厳選し低コストでの導入を実現したクラウド型賃貸管理ソフトです。
直感的な操作性と導入から運用までをカバーする手厚いサポートにより、担当者のスキルに依存しない堅実な管理体制を構築することができます。
契約更新や家賃管理、オーナー精算などの主要業務を網羅しており、コストを抑えつつ管理業務の基盤を固めたい事業者に適しています。
ReDocSは管理区画数に応じたプラン体系となっており、自社の規模に合わせて無駄なく運用をスタートできます。
初期費用として49,800円(税別)が発生し、必要に応じてオプションサービスの追加が必要です。
契約期間は6ヵ月か1年で、1,000区画以上の場合は個別見積もりとなる点には注意しましょう。
| ライトプラン | ミドルプラン | アドバンスプラン | |
| 月額費用 (税別) |
2,980円 | 6,980円 | 12,480円 |
| 登録可能区画数 | 100区画 | 500区画 | 1,000区画 |
| 登録可能オーナー数 | 100人 | 500人 | 1,000人 |
※税抜
※無料トライアル:30日間
※契約期間:6ヶ月または1年

画像出典元:「賃貸名人」公式HP
「賃貸名人」は物件管理/各種書類作成/契約更新処理/修繕・対応履歴など50種類の機能を搭載した賃貸管理ソフトです。
検索機能では、約40種類の検索項目から目的に合わせて、必要な情報を組み合わせて検索が可能。
必要書類の編集は、印刷プレビューに近い画面で直接フリー編集できるという点も魅力です。

画像出典元:「いい生活賃貸管理クラウド」公式HP
「いい生活賃貸管理クラウド(旧:ESいい物件One 賃貸管理)」は、法改正にも対応しやすい賃貸管理システムです。
機能改善のスピードも早く、毎週アップデートを実施。
電子契約システムなどの他社システム連携や作成可能なアカウント数は無制限など、痒い所に手が届くユーザー目線を重視したシステムになっています。
家賃管理タイプと専任管理タイプで料金が異なります。
| 家賃管理タイプ | 専任管理タイプ | |
| 初期費用 | 50万円 | 30万円 |
| 月額利用料 | 4万円/法人~ | 2万円/法人~ |
※税抜

画像出典元:「ITANDI BB」公式HP
イタンジ株式会社は、「ITANDI BB(イタンジ ビービー)」を軸として不動産賃貸・売買に関する一連の業務を効率化するDXサービスを提供しています。
「ITANDI BB」は、リアルタイムで物件を掲載できる不動産業者間サイトで、「ITANDI 賃貸管理」と連携することで、サイトを見た顧客からの内見予約や入居申込みの受け付けが可能。
また、「ITANDI 賃貸仲介」では、反響・追客・来店・申込までの一連の仲介業務に対応しています。
「物確即レス機能」では、入居希望者からの問い合わせに対し、空室情報や内見予約状況を自動回答し、希望条件に合った物件を自動で提案可能です。
料金の詳細についてはお問い合わせが必要です。
こちらの章では、賃貸管理ソフト・賃貸管理システムと併用することで、空室時の電気契約業務も効率化できる関連サービスを紹介します。
画像出典元:「オクトパスエナジー」公式HP
「オクトパスエナジー」は不動産管理会社向けに「空室オクトパス」を展開し、物件の空室期間における電気契約手続きをスムーズかつ低コストで行えるようにサポートしています。
自社グループで発電設備を持ち燃料調達まで行う体制によって、実質再生可能エネルギー100%の電気を提供しています。
デジタル化により、電気の点ける消すをWeb上で完結でき、管理業務の手間やコストを大幅に削減できる点が魅力です。
オクトパスエナジーが提供する「空室オクトパス」の利用料金は、無料です。
管理会社にとっては、空室期間中の電気料金が無料になる点もポイントです。
物件情報や契約情報の一元管理により、Excel管理など日々の業務負担を大幅に軽減できます。
物件・契約・請求・対応履歴などの各情報を紐づけて管理でき、検索も簡単。
担当者以外でも対応状況を把握できるため、属人化を回避し、業務の標準化が可能です。
賃貸管理ソフト・賃貸管理システムなら、蓄積したデータの分析・有効活用も可能です。
空室状況や対応状況などの情報を全社で共有・分析でき、効果的な経営戦略を立てられます。
また、人気の高い物件や間取り・反響の大きい不動産ポータルサイトの分析も可能。
人気が出る条件を可視化することにより、訴求効果の高い広告運用を実現できます。
業務の自動化により、入力ミス・更新手続きの漏れといったヒューマンエラーを軽減できます。
各種データをシステム内で管理するため、書類やデータの紛失防止につながるでしょう。
また、ユーザー権限の設定機能を活用すれば、セキュリティの強化も可能。
定期的にデータを自動バックアップしてくれるシステム・クラウドサービスならより安心です。
賃貸管理ソフト・賃貸管理システムを導入するにあたり、現在利用しているデータを移行しなければなりません。
システムの操作方法や入力ルールを覚える必要があり、慣れるまでは時間がかかるでしょう。
データ移行の手順書や移行支援サービスの有無などを、事前に確認することをおすすめします。
オンプレミス型(買い切り型)の賃貸管理システムは、バージョンアップが有償の場合があります。
法令改正が多い不動産業界では、バージョンアップの度にコストがかかるシステムは避けたいもの。
自動アップデートされるクラウド型の賃貸管理システム、またはバージョンアップ無償のシステムを選択するとよいでしょう。
賃貸管理ソフト・賃貸管理システムは、早めに導入することで管理業務の効率化を早期に実現できるだけでなく、データ量が増える前に移行できるため、導入時の負担も抑えやすくなります。
賃貸管理システムの導入を検討している方は、ぜひこの記事をきっかけに検討していただけると幸いです。
画像出典元:O-dan