フリーランスや中小企業・スタートアップ企業を中心に、資金調達としてファクタリングを利用する人が増えてきています。
そこで今回は、手数料が安いと評判の新興AIファクタリング「PayToday」と、実績豊富な老舗ファクタリング「ビートレーディング」を比較してみました。
ファクタリングを選ぶ際に重要な5つの項目で両者を比較していきますので、どちらにするか悩んでいる方は、ぜひ一読してみてください。
ここでの内容を参考に、自身に最適なファクタリングサービスを選んでみましょう!
このページの目次
まずはPayTodayとビートレーディングの基本情報を比較していきましょう。
比較項目は以下の5つです。
順番に違いを見ていきましょう!
PayToday | ビートレーディング | |
社名 | Dual Life Partners株式会社 | 株式会社ビートレーディング |
設立 | 2016年4月 | 2012年4月 |
代表取締役 | 矢野 名都子 | 会長:鈴木 秀典 社長:佐々木英世 |
本社所在地 | 東京都港区南青山2-2-6 ラセーナ南青山7F | 東京都港区芝大門一丁目2-17 野依ビル3階・4階 |
電話番号 | 03-6721-0799 | 03-6450-1604 |
貸金業登録番号 | 東京都知事(1)第31830号 | - |
PayTodayの運営会社「Dual Life Partners株式会社」は、貸金業登録に加え日本貸金業協会の会員でもあるなど、透明性に配慮している企業です。
ファクタリング事業以外では、不動産関係の事業も幅広く展開。
個人の選択肢を増やすこと、多様化していくライフスタイルの促進を柱に、事業の選定がされています。
一方、ビートレーディングの運営会社は、資本金7,000万円(資本準備金5,000万円)の「株式会社ビートレーディング」です。
全国に5拠点を構え、これまでに多くの企業をサポートしており、累計利用社数では5万8,000社を超える実績があります。
PayToday | ビートレーディング | |
2者間手数料 | 1~9.5% | 4%~12% |
3者間手数料 | 1~7% (但し積極的な取扱なし) |
2%~9% |
事務手数料 | 無料 (対面の場合:3万円) |
買取額による |
2者間ファクタリングにおける手数料は、ビートレーディングよりPayTodayの方が安く抑えられます。
PayTodayでは、手数料の上限が1桁と明確に設定されており、オンライン完結であれば事務手数料もかかりません。
2者間ファクタリングで極力手数料を抑えたいなら、PayTodayがおすすめです。
一方でPayTodayは3者間ファクタリングには積極的に対応していない点が残念なポイントです。
PayTodayは、オンライン完結の資金調達に注力しているため2者間ファクタリングに強みがあるサービスです。
どうしても3者間で取引をしたいという方は、ビートレーディングの方をおすすめします。
PayToday | ビートレーディング | |
2社間 | 最短45分~(即日対応) | 最短2時間 |
3社間 | 積極的な取扱なし | 最短2時間 |
どちらも申し込みから契約までをオンライン完結できるため、2者間ファクタリングなら即日振込も可能です。
AIファクタリングを強みとするPayTodayは、オンライン上での手続きがスピーディーに完結し、入金スピードは特に優秀。最短45分で着金してもらえます。
少しでも早く現金化したい方は、PayTodayに相談してみるといいでしょう。
ただし、どちらも即日振込をしてもらうには必要書類を不備なく提出し、なるべく早めに契約締結をする必要があります。
時間帯によっては、翌営業日になってしまう可能性もあるため、申し込み作業は余裕を持ってするようにしましょう。
PayToday | ビートレーディング | |
契約方法の種類 |
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必要書類 |
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利用の流れ |
1. アカウント作成(無料) 2. 申し込み 3. 審査(最短15分) 4. 契約 5. 入金 |
1. 問い合わせ 2. 申し込み 3. 審査(最短30分) 4. 契約 5. 入金 |
どちらも全国対応しており、オンライン手続きをすることで、手間をほとんどかけることなく利用できます。
必要書類の提出もオンラインでアップロードするだけでよく、郵送の手間がかかりません。契約についても同様にオンライン上で締結できます。
ただし提出する必要書類については、PayTodayとビートレーディングとで異なります。
現金化を急ぐ場合は、用意しやすい方を選ぶようにしましょう。
PayToday | ビートレーディング | |
利用可能金額 | 10万~5,000万円 | 無制限 (買取実績1万円~7億円) |
利用可能金額については、ビートレーディングの方が幅広く対応してくれます。
売掛債権が5,000万円を超えるならビートレーディング、5,000万円以下ならPayTodayと使い分けるのも一つの手となります。
画像出典元:「PayToday」公式HP
2021年1月にリリースされたPayTodayは、たった半年間で累計申込額10億円を突破したファクタリングサービスです。
経営者は女性の方で、メンバーも60~70%が女性。女性目線だからこそできる、きめ細かいサポート力もPayTodayの強みとなっています。
PayTodayは、特に以下の事業者から支持されており、開業すぐの方や女性でも利用しやすいよう配慮されています。
柔軟に対応してくれる姿勢があり、幅広い業種の方からの利用実績があります。
オンライン完結型のAIファクタリングにより、業界最低水準の手数料で少額から利用できる点、即日振込も可能な点がPayTodayの魅力です。
運転資金が不足しがちなフリーランスやスタートアップには、特に心強い味方となります。
画像出典元:「ビートレーディング」公式HP
ビートレーディングは、月間契約数が1000件以上にも上るファクタリングサービスです。
これまでに58,000社の資金調達を支援した実績があり、ファクタリング業界では老舗のサービスと言えます。
ビートレーディングの公式HPや企業HPでは、代表者・スタッフの顔が公開。利用者が安心して利用できるよう、透明性を高める取り組みがされています。
審査に不安を感じている方にも配慮し、女性オペレーターによる丁寧な案内と必要書類が2つと少ない点も強みの一つです。
アフターフォローも充実しており、ファクタリング後の資金繰りについてアドバイスをくれる点も見逃せません。
手数料はPayTodayより高めですが、審査に不安を感じている方や今後の資金繰りのサポートがほしい方にはおすすめです。
PayTodayの利用した方の評判や口コミも気になるところでしょう。
ここでは、良い口コミだけでなく、悪い口コミについても触れていきます。ぜひ参考にしてみてください。
IT
251〜500人
1時間で審査が完了した
使いやすかった点は、1時間で審査を完了して頂けてすぐに資金調達に動き出して頂けた点です。
審査に数日かかるのではないかと思っていたのですが、Webを通して自社の経営状況が書かれた書類などの必要書類を提出したところ、1時間で審査が完了し無事に利用できることになったと返信があり資金調達をしてもらえることが決まったので、安心して利用を始められてよかったです。
やはり、Paytodayの入金スピードは高評価のポイントのようです。
その他にも、
というような口コミも見られました。
今回確認できた口コミでは確かに手数料も安く、5.5~9%と一桁に収まっていました。他社では18%もの手数料を取られていた方もおり、その差は歴然です。
入金スピードは利用者によって異なりますが、申し込みから2時間や4時間で入金確認ができた方がいました。中には、最初の電話から40分程度で入金された方もいます。
AIファクタリングならではの手数料とスピード感、女性経営者ならではのきめ細かい配慮が口コミにも現れている印象です。
IT
入金後の連絡がなかなか届かなかった
不便だと感じたことは、入金後の連絡がなかなか届かなかったことです。
入金自体は即日で行って頂けて助かったのですが、入金が完了したことを示すメールが入金から2日後になって届いて、手数料がどのように決まったのかなどの疑問を解消するまでに時間がかかったので少し不便さを感じました。
やはり新興サービスということもあり、人員的な面で少し対応が遅れてしまう可能性はあるのかもしれません。
しかし、最も重要となる「入金」面で対応が遅れることはまずないので、この点は安心して大丈夫です。
ビートレーディングの評判や口コミについても、良い口コミと悪い口コミを順に紹介していきます。併せて確認し、実態を掴んでみてください。
サービス
2〜10人
fax等でも対応してもらえた
とにかく急ぎだったので、すぐに連絡をくれたところに決めました。メールでのやり取りがスムーズでした。fax等でも対応してもらえたので、柔軟性があって良かったです。
ビートレーディングの利用ユーザーの口コミの中で、「FAX対応」に関しての良い口コミは案外多く見られました。
いざファクタリングを利用する際は、対応の柔軟性は重要なポイントになるようです。
その他にも、
また担当者の対応についての良い口コミも多く、親身に対応してくれる姿勢やスピード感のある行動に、良い印象を抱いた方が多いようです。
資金繰りの相談にも乗ってくれるようで、その後自己資金のみで対応できるようになった方もいました。利用していない月でも資金繰りの相談に乗ってもらえたという口コミも確認できます。
ビートレーディングは審査通過率の高さだけでなく、利用時のフォローはもちろん、アフターフォローまで手厚い印象です。
サービス
手数料や返金で余計に経費がかかる
必要書類がわりと多かったので、困りました。後から「この書類がほしい」といった追加の催促が多かった印象です。申し込み後、金額の提示をいただいたあとに印鑑証明が必要と言われたのですが、当時マイナンバーカードを持っていなかったので、市役所の窓口が開いている時間に仕事を休まなければいけなかったのが不便でした。急な必要経費が出来たときは仕方ないかもしれませんが、手数料や返金があるので余計に経費がかかります。それをカバーできるほどの売り掛けがあれば問題ないとは思います。
比較項目の1つにもあげましたが、やはり必要書類の準備はできるだけ負担の少ないサービスにするのが得策です。
また、手数料が高いので、いざという時にだけ利用するというように使い分けている利用者も一定数いるようです。
調達日数については1~3日が大半で、遅いといった声も見受けられません。むしろ、スピーディーな印象を受けている方が多めでした。
手厚いフォローを求めている方なら、手数料の高さはあまり気にならないのかもしれません。
ファクタリングサービスの選定で失敗しないためには、以下の3つを念頭に置く必要があります。
以降では、具体的にどういった点に注目すべきかを順に解説していきます。最終チェックも兼ねて、一読しておきましょう。
ファクタリングサービスによって、利用限度額の下限や上限は異なります。
売却したい売掛債権が、ファクタリングサービスの利用限度額内かを確認しておきましょう。
PayTodayのように、利用限度額の下限を10万円としていることもあれば、100万円としているサービスもあります。これは上限についても同様です。
ファクタリングサービスは、売却したい売掛債権の額によって、使い分けるようにしましょう。
売掛債権の現金化を急いでいる場合では、入金までにかかる日数も確認する必要があります。対応スピードは、ファクタリングサービスが提供する契約方法やファクタリングの種類によって異なってきます。
オンライン完結できるファクタリングサービスであれば、郵送や訪問の手間がかからず、短期間で手続きが完了します。
Paytodayのように審査にAIを活用しているサービスを利用することで、より短時間での入金が期待できるので覚えておきましょう!
売掛先への承諾が不要な2社間ファクタリングでは、即日振込も可能です。一方で3社間ファクタリングは、入金までに一週間以上かかる場合もあります。
現金化を急ぐ方は、オンライン完結できるファクタリングサービスで、2社間ファクタリングを選ぶのがおすすめです。
手数料は、ファクタリングサービスによって大きく異なるものです。
手数料が高い場合、手元に残る現金は当然少なくなり、後の資金繰りに悪影響を与えることもあります。
ファクタリングサービスの中には、手数料の下限が低く、魅力的に見えるものもあります。ただ実際には、下限のような手数料になることは稀で、全部の売掛債権でそうなるわけではありません。安いからと言って、安易に契約するのは避けましょう。
まずは、複数のファクタリングサービスで見積もり依頼をすることが大切です。その結果をもとに、どこと契約するかは決めていきましょう。
ファクタリングサービスの選定で大切なポイントは、以下の3つでした。
利用限度額については、少額のファクタリングを希望するならPayToday、高額のファクタリングを希望するならビートレーディングと使い分けるのが得策です。
対応スピードを重視する場合は、PayTodayがおすすめです。
オンラインに特化しており、独自のAI審査も導入しているため、申し込みからわずか数時間での入金も可能となっています。
手数料についてもPayTodayに軍配が上がります。ビートレーディングでは手数料の上限が明記されていませんが、PayTodayは9.5%としっかりと明記されているためです。実際の口コミでも1桁の手数料で利用している事例が確認できます。
実績数を重視する場合は、ビートレーディングもおすすめですが、どちらにすべきか迷っている方は、PayTodayを検討してみることを勧めます。
今回は、AIファクタリングの「PayToday」と、老舗ファクタリングの「ビートレーディング」を比較しました。
どちらもオンライン完結でき、2社間ファクタリングなら即日振込も可能です。両者は、状況によって使い分けるのが得策となります。
手数料の安さや入金スピードを重視するならPayTodayがおすすめです。
一方で、5,000万円以上のファクタリング利用や対面でのサポート力を重視するなら、ビートレーディングがおすすめとなります。
フリーランスやスタートアップ企業の場合は、後の資金繰りも考え、手数料の安いPayTodayを選択するのがベターでしょう。
自身にとって最適なファクタリングサービスを選び、ぜひ資金繰りを安定させてくださいね。
画像出典元:O-dan