スタートアップとは?ベンチャー・中小企業との違いを分かりやすく解説

スタートアップとは?ベンチャー・中小企業との違いを分かりやすく解説

記事更新日: 2019/02/28

執筆: 編集部

最近よく耳にするようになってきた、スタートアップという言葉。特に、起業に興味がある方や投資をしている方にとっては、気になるワードではないでしょうか。

このスタートアップ、ベンチャーや中小企業とはどのように違うのでしょうか。

今回は、スタートアップとは何かについて分かりやすく解説していきます。

スタートアップとは?

スタートアップとは「始めること」「立ち上げること」を意味する言葉です。

日本では、「スタートアップはベンチャー企業のこと」と思っている方が多いですが、正確には少し違います。

曖昧な認識となっているこの言葉。本当の意味をみていきましょう。

スタートアップ企業とは?

新しいビジネスモデルを開拓している会社のことを「スタートアップ企業」と呼んだりします。

しかし、スタートアップ企業は、単に新規事業の開拓をしている企業のことを指すのではありません。

日本では、曖昧な認識のまま使われているため、このような誤解が生じているのです。

スタートアップには「イノベーション」がある

もともとはスタートアップという言葉は、アメリカのシリコンバレーで使われていたビジネス用語です。

アメリカでいうスタートアップは、今までにない新しいビジネスモデルを構築し、短期間に大きな成長と巨額の利益を狙っている企業のことを指します。

それだけでなく、「新しい切り口で、社会に変化を起こそう」という目的があるのも特徴です。

つまり、「イノベーションを起こす」という要素があってこそ、スタートアップといえるのです。

ベンチャー企業・中小企業との違いは?

「スタートアップ」とよく混同される言葉に「ベンチャー企業」があります。

同じような意味で捉えられていますが、いったい何が違うのでしょうか?

ベンチャー企業とは?

ベンチャーは「冒険」という意味ですが、ビジネスシーンでは、新しい事業を立ち上げることを指します。

そして、ベンチャー企業もベンチャービジネスも、実は和製英語。日本で作られた言葉です。

アメリカでベンチャーというと、ベンチャーキャピタルを指すことが多いのですが、日本では「新しい事業を立ち上げ、その成長過程にある企業」という意味合いで使われています。

ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いは?

日本では「ベンチャー企業」も「スタートアップ」もどちらも、「新しく立ち上げた企業」という意味で使われることが多く、明確な定義の違いはありません。

しかし、ベンチャー企業の特徴として、中長期的な視点で事業を行っている傾向がみられます。

一方で、スタートアップは、短期的な成長を目指しています。

中長期的にゴールを設定しているか、それとも短期的な急成長を目指しているかの違いにより、前者がベンチャー企業、後者がスタートアップと区別することができるのです。

中小企業とは何が違う?

では、中小企業とは何が違うのでしょうか?

中小企業は、「中小企業基本法」により定義が定められています。

製造業、卸売業、サービス業といった業種ごとに、資本金や従業員数などが決められています。

その定義に該当する企業で、なおかつ経営規模が比較的小さい中程度の企業のことを、中小企業といいます。

中小企業かどうかは、定義に該当するかで判断する

ベンチャー企業もスタートアップも、広い意味では中小企業という企業区分に含まれます。

また厳密には、それぞれの企業が中小企業であるかどうかの判断は、資本金や従業員数が定義に当てはるかどうかで決まるのです。


結局のところ、新しいビジネスモデルで短期間での急成長を目指すというのがスタートアップの最大の特徴です。

スタートアップの特徴

代表的なスタートアップ企業は?

スタートアップ企業には、IT企業が多く含まれている傾向があります。

IT業界は短期的な急成長や一攫千金が狙いやすい分野というのが、その理由として考えられます。

海外のスタートアップ

まずは誰もが知っているアメリカ発の企業、 Google、Facebook、Amazonは、代表的なスタートアップ企業です。

このように今では誰もが知る巨大な企業も、スタートアップとして創業した企業なのです。

また、カーシェアリングサービスの Uber、空き部屋のシェアサービスを展開している Airbnb も、最近有名になったスタートアップです。

中国のスタートアップとしては、通販サイトのアリババ、インターネット関連会社のテンセント、中国最大手の検索サイトの百度などが挙げられます。

他にも Dropbox や Evernote などの企業もスタートアップ企業だといえます。

日本の代表的なスタートアップ

日本でのスタートアップ企業の代表は、やはりフリマアプリのメルカリでしょう。

他には、楽天、サイバーエージェント、ラスクルなども、スタートアップとしてかつて注目を集めた企業です。

今後期待されるのは?

今後スタートアップとして期待ができるのは、ユニコーンやネクストユニコーンと呼ばれる企業

ユニコーンとは、時価総額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業のこと。非常に希少な存在であることから、このように呼ばれています。

日本ではメルカリがかつてユニコーンでしたが、今はすでに上場しているためユニコーンではありません。

世界的にみると、IT業界だけでなく、AIやロボット、loTの分野、自動運転車や電気自動車の分野、フィンテックの分野の中にも、ユニコーンやネクストユニコーンと呼ばれる企業が出てきています。

今後急成長が期待できるこれらの分野では、これからもスタートアップとして急成長をとげる企業がどんどん出てくると予想されます。

起業に興味のある方にとっても、ベンチャーキャピタルや個人投資家の方にとっても、スタートアップはこれからますます注目を浴びることでしょう。

まとめ

今回は、スタートアップとは何か、ベンチャーや中小企業との違いについてご紹介しました。

最近注目されているスタートアップですが、定義が曖昧なことから、日本では「ベンチャー企業のこと」と勘違いしている方も少なくありません。

たしかにスタートアップ企業もベンチャー企業も、どちらも創業したばかりの若い企業という点では共通しています。

しかし、ベンチャー企業は中長期的な視点で事業を行っているのに対し、スタートアップは新しいビジネスモデルで短期間での急成長を狙っているという部分に違いがあるということを覚えておきましょう

なお、スタートアップは事業投資のために多額の資金が必要となることが多いです。その資金調達の際に登場するのがベンチャーキャピタルです。スタートアップとともによく使われる言葉なので、まだ知らない方は以下の記事も参考にしてください。

画像出典元:burst

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