エクセルで勤怠管理を行いたい!という方のために、無料でダウンロードできるテンプレートを複数紹介します。
自社用にアレンジできるよう、自作方法やコピペできる関数も解説。
さらに、実際に使う際の注意点を起業ログが独自調査した口コミとともに紹介します。
なお、あまり知られていませんが、実は改正労働安全衛生法の施行により、"エクセル管理は非推奨"となり、管理上の注意が必要な面があります。
本記事では、その点の解説と対策も解説していきますので、ぜひご参考になさってください。
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このページの目次
エクセルでの勤怠管理は、「Excelに従業員の出退勤情報を入力させて、労働時間を自動集計する」ことで行います。
その手段には、次の3つの方法があります。
エクセルは白紙の入力フォームなので、必要な情報を入れて自作すれば勤怠管理ができます。
関数とは、エクセルに入力する計算式のことです。
勤怠管理は、日々の労働時間の集計など、同じ計算を繰り返し行う必要があるため、自作するのであれば、計算が自動で楽になる関数を使いましょう。
<関数を用いた自作方法はこちら>
マクロとは、プログラムを組んで作業を自動化させる方法です。
全員分の月の給与を一気に計算するなど、高度な計算が自動でできるようになりますが、使いこなすには専門知識が必要です。
関数だけでも基本の勤怠管理は十分可能なので、従業員数が多い、勤務体系が複雑などの必要性がある場合には活用してみましょう。
無料のテンプレートを使えば、簡単にエクセルでの勤怠管理ができます。
関数などが既に入力されているので、自作の手間やミスを防ぐこともできます。
テンプレートには様々なタイプがあるので、自社の特性にあわせたものを選べば、スムーズに導入できるでしょう。
勤怠管理のエクセルテンプレートを無料でダウンロードできるサイト6選を紹介します。
画像出典元:「bizocean」公式HP
bizocean(ビズオーシャン)は会員数340万人超の日本最大級のビジネステンプレートサイトです。
勤怠管理では約300件のテンプレートが掲載されています。
出勤・退勤簿のシンプルなものから、有給休暇の管理表、残業申請書などの細かなニーズに応えるものもあるので、幅広く利用できます。
また、社労士事務所などの専門家が作成・提供したものもあり信頼性も高いです。
なお、無料ダウンロードするには会員登録が必要となりますが、Google、Facebookのアカウントでもログイン可です。
画像出典元:「Microsoft Office」公式HP
Microsoft Officeのテンプレートは、Microsoft Officeの公式サイトで提供されているテンプレートです。
Microsoft公式のものなので、信頼度が高く、デザインの色味もスタイリッシュです。
また、デザインの変更方法などがわかりやすく案内されているのでカスタマイズもしやすいでしょう。
勤怠管理に関しては、シフト管理、有給管理の2種のみの掲載ですが、適宜追加更新されているので必要なカテゴリからチェックしてみましょう。
画像出典元:「みんなのExcelテンプレート」公式HP
みんなのExcelテンプレートは、事務作業の幅広い領域を効率化するテンプレートがダウンロードできるサイトです。
勤怠管理に関しては、4種のテンプレートが掲載されています。
初回ダウンロード時のみアンケートへの回答が必要となりますが、アンケートそのものは個人情報の入力は不要です。
なお、近年更新があまりされていないため、対応エクセルのバージョンが古い表示のものもありますが、基本の入力であれば最新版の2021版でも問題なく動作しますのでご安心ください。
画像出典元:「EXCEL勤怠テンプレート」公式HP
EXCEL勤怠テンプレートは、アルバイト/正社員と雇用形態に分けてテンプレートを検索できるサイトです。
掲載件数は30件前後で、各テンプレートの使い方の細かな説明書きがついている点が特徴です。
無料配布サイトへの紹介リンクを集めたサイトなので、実際にダウンロードするには、本家のサイトにアクセスする必要があります。
以下画像のように直下に表示される右上に「i」と「×」がついている「ダウンロード」のボタンは、は別のサービスへの広告リンクです。
勤怠管理エクセルだけをダウンロードしたい場合はURLからアクセスしましょう。
以下から紹介する、「勤怠管理表エクセルテンプレート」「出勤簿」にも似たようなダウンロードボタンの広告がありますので、ダウンロード前によく確認するようにしましょう。
画像出典元:「勤怠管理表エクセルテンプレート」公式HP
勤怠管理表エクセルテンプレートは、コンビニや小売店など小規模店舗向けの勤怠管理表が充実したテンプレートサイトです。
オフィス勤務向けのテンプレートでは使いづらいとお悩みの店舗経営者向けに、実務で本当に使いやすいテンプレートが集められています。
掲載件数は約20件ほどで、Zip形式に圧縮されたものをダウンロードしますのでPCで解凍して利用してください。
画像出典元:「出勤簿」公式HP
出勤簿は、シンプルな形式の勤怠管理テンプレートを集めたサイトです。
シフト表などを含めると約10種類ほど掲載されており、登録不要ですべて無料でダウンロードできます。
VBAなどを使用せず関数のみで作成されているので、ダウンロード後にカスタマイズしやすい仕様となっています。
テンプレートを用いずに、自作で勤怠管理表を作る方法もあります。
使う関数は、足し算・引き算のみのシンプルなものなので、気に入ったテンプレートが見つからなかったり、自社用にオリジナルで作りたい!という方は作成してみましょう。
一番基本の「その日の勤務時間」を自動表示する方法を説明します。
勤務時間は、「出勤時間」と「退勤時間」と「休憩時間」がわかれば自動で計算できます。
勤務時間 =[退勤時間]-[出勤時間]-[休憩時間]
なので、勤務時間を表示したいセルに、その計算式を入れます。以下画像例の場合は、F9セルに
=D9-C9-E9
を入力します。
4月2日以降も、時刻が入力されれば、自動的に勤務時間が表示されるようにします。
F9セルを選択し、右下に表示される「+」のマークをクリックしたまま、カーソルを下に動かせば、自動で計算式がコピーされます。
勤怠管理のエクセルを作るうえで重要なポイントは、式を入れたあと、本当に意図したものになっているか「入力して試してみる」ことです。
従業員に配布する前に必ずこの手順を行いましょう。
なお、エクセルの元の設定によっては、セルに時刻を表示しても「〇:〇〇」と時間表示で表示されないことがあります。
その際は、対象のセル上で右クリックし、「セルの書式設定」→分類から「時刻」を選択→「〇:〇〇」の表示を選んで「OK」を選択してください。
これで基本の勤務管理表は作成完了です。
さらに、時間外勤務、深夜、休日勤務など残業代などの複雑な計算を行うエクセルを作成したい場合は、こちらもご参照ください。
日々の勤怠が正確に入力できたら、1ヶ月分の合計勤務時間を計算しましょう。
月の合計勤務時間= 1日めの勤務時間 + 2日めの勤務時間 + 3日めの勤務時間...
全営業日分、この足し算を行うのは手間なので、エクセルでは「SUM関数」を使用します。以下画像例の場合は、F3セルに
=SUM(F9:F38)
と入力します。SUM関数は、( )内の数字を全て足す、という意味です。
F38は、この例でいうと最終営業日の4月30日の勤務時間の計算セルなので、これで、4月1日~4月30日までの全てのセルを足し算してくれます。
ただし、これでは正確な合計勤務時間は表示できません。
エクセル上での時刻表示は、それを数字に直したとき、24時間を1として認識してしまう仕様になっているため、計算式上は「×24」をして、24時間制に修正する必要があります。
=SUM(F9:F38)*24
そうすると、以下例の場合は合計157.75時間と正しく表示されるようになります。
エクセル上で「×(掛け算)」は、「*」を使ってください。
なお、数字の表示がうまくされない場合は、前述の「セルの書式設定」で「数値」を選択してください。
1ヶ月分の合計勤務時間がわかれば、アルバイト、パートなどの時給換算の勤務形態の場合は、その月の給与計算も同じシートで行うことができます。
1ヵ月の給与金額=時給金額×合計勤務時間
なので、以下画像例の場合は、F6セルに、
=F2*F3
と入力します。エクセル上で「×(掛け算)」は、「*」を使います。
さらに、交通費の支給も含めて計算したい場合は、
1ヶ月の総支給額=(時給金額×合計勤務時間)+(交通費×出勤日数)
を計算すればよいので、F6セルに、
=F2*F3+F4*F5
と入力すればOKです。
いかがでしょうか。難しい関数を特に使うことなく、勤務管理表が作成できることがおわかりいただけたかと思います。
エクセルでの管理には利点が多数あるので、まずは紙の管理を脱したいという場合には自作も試してみましょう。
では、具体的にエクセルでの勤怠管理には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
エクセルは多くの企業が導入しているMicrosoft Officeの中にある基本ソフトです。
そのため、企業に勤めている場合は、勤怠管理エクセルを作成するにあたっての追加費用は実質無料といえるでしょう。
関数やマクロを組む人員の人件費を考えても、新システムを導入するよりはるかに安く低コストで運用できます。
紙やタイムカードで勤怠管理をする場合、従業員から紙を集めて、データ化して、集計するという手間がどうしても発生します。
エクセルの勤怠管理を行えば、このステップはエクセル上で自動で完了しているので、作業時間の大幅な削減につながります。
また、紙ベースのものから転記する際の人的ミスを防ぐこともでき正確性も担保できます。
エクセルは自由に項目を足したり増やしたりできるので、作成の自由度が高い点もメリットです。
汎用的なシステムを導入すると、自社では使わない項目があるなどの不自由さに悩まされることもあり、好みの形にカスタマイズするには追加費用がかかることもあります。
エクセルであれば、項目の数やデザイン全てにおいて、自社オリジナルの勤怠管理表を作れるので、従業員が使いやすいものを提供することができるでしょう。
一方で、エクセルでの勤怠管理には、法的側面や運用上のデメリットや問題点もあります。
この章では、各問題点をそれぞれ解説しながら、起業ログが実際に勤怠管理を行っているユーザー1,730名に行った独自アンケートも参考に、問題点の解決対策例も紹介していきます。
2019年に労働安全衛生法など働き方改革に関する法令が改正・厳格化されました。
■労働時間の適正な把握のために講ずべき措置
原則として次のいずれかの方法によること。
※厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」より注釈つきで抜粋
客観的な記録とは、ガイドライン上では「タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等」と明記されています。
つまり、エクセルのように自分で入力する勤怠管理は、主観的なものでありこの方法に準じているとはいえないのです。
そのため、もしエクセルで勤怠管理をする場合は、使用者である上司などが、記録内容が正しいものかを現場で確認しなければなりません。
これは非常に手間のかかることであり現実的な作業ではないので、実態としてエクセル管理を行うのは厳密にいえば法的には"非推奨"な方法なのです。
客観的把握の違反について現時点で罰則はありませんが、将来的なリスクに備え、「勤怠管理システム」などの信頼度の高い方法への乗り換えも順次検討すべきでしょう。
IT/通信/インターネット
501人〜1000人
監査で指摘があり導入した
それまではVBAを使ったエクセルデータを使用していたが、エクセルは改ざんが簡単にできるということを監査で指摘されたため、「HRMOS勤怠 by IEYASU」の導入を決めた。
エクセル管理も万能ではなく、集計ミスが発生する可能性もゼロではありません。
まず、時刻の手入力は時計と連動して入力されるわけではないので、自らが勤怠入力を間違えてしまった場合、大きな数字のズレでない場合は見逃されてしまう可能性があります。
また、エクセルの計算式は誰でも簡単に修正ができてしまうので誤って触ってしまい、全体の集計に影響を及ぼすなどの可能性もあります。
エクセルが得意な担当者がいるのであれば、数式にロックをかけるなどの対策も必要です。
起業ログの独自アンケートでも、エクセルでの集計ミスを解消するため、勤怠管理システムの導入を行った企業もみられました。
不動産/建設/設備
501人~1000人
エクセルで毎月発生していたエラーが解消
エクセル集計の際は、入力間違いが多かった。また、原因不明エラーが毎月おこり、集計に1日がかりだった。私が利用しているPCでは毎回エラーが出てしまうため、わざわざ別部署に集計をお願いしていた。勤怠管理システムの「HRMOS勤怠 by IEYASU」を導入してからは、基本はボタンを押すだけなので操作が簡単になった。
雇用の多様化、働き方改革にあわせ、勤怠管理に関する法令は定期的に改正されることが多いです。
エクセルで管理している場合、法改正情報を自分で理解し、適切なタイミングで数式を変更しなければなりませんが、漏れなく正確に行うのは非常に難しい作業です。
法務部門・エクセルの更新作業に長けた人員などをしっかりアサインし対応できるよう体制を整える必要があります。
それらの対応が難しい場合は、法改正の手間やリスクを軽減するためにシステム導入を行った企業の例もご参考ください。
製造
51人〜100人
法令違反の自動チェックが良い
勤怠管理だけならExcelでもできますが、「KING OF TIME」は労働法改正後の法令違反もチェックしてくれます。システム上で自動的にチェックできるので、働き方改革が謳われる今後の企業活動でも安心して使えるので、他の会社にもおすすめします。
IT
1001人以上
法改正などの保守で高額なコスト発生なし
もともと利用している人事給与システムとの連携を重視して「TeamSpirit」の導入を決めた。自社の制度や法改正が発生した際でも、連携用のシステム開発・保守をする必要がなく、都度何百万というコストが発生しないので使い続けやすい。
エクセル勤怠管理は、従業員自らが、始業・終業時刻を毎日入力する「自己申告」が基本となるため、実際正しく打刻できているかは担保できません。
そのため、「都合の悪い勤怠情報を改ざんする」「実際に勤務していなくても他人が入力してしまう」などの不正が行われてしまう可能性があります。
エクセルの作業履歴などを確認することも可能ですが、膨大な勤怠データの中から怪しい打刻を見つけて個別にチェックするのは容易な作業ではありません。
不正を防ぐためには、不正チェックや違反時のルールなどを厳しく定めて従業員に周知するか、システムを用いて物理的に不正が行えない状況を作るなどの対策を講じましょう。
教育
501人〜1000人
残業時間の誤魔化し防止のため導入
以前の勤怠システムはシステムと呼べるものではなく、エクセルシートに時間を自分で打ち込むものだった。時間の改ざん(特に残業をしていないようにする)が目立ち、正確な勤務実態がわからなかったため、改革の一つとして「KING OF TIME」を導入したそうです。
医療
101人〜250人
ICカード打刻で不正防止
以前は、MicrosoftのSharePointにて、打刻管理をしていた。正直それは、サイトにログインできれば、本人以外でも打刻できる状況だった。「マネーフォワード クラウド勤怠」は、自分のICカードなど登録した物がない限り、打刻できなかったため、少し安心できた。不正なく打刻管理ができるので、特に大きな組織の場合は、いいのではないかと思う。
これまでみてきたように、エクセルでの勤怠管理での問題点には「勤怠管理システムの導入」を有効手段として用いる企業が多いようです。
導入のメリットなどについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
最後に、客観的で適切な勤怠管理を行うのにおすすめな「勤怠管理システム」5選を紹介します。
各システムごとに特徴があるので、自社の課題解決にぴったりのものを選びましょう。
「KING OF TIME」は市場シェア、認知度に加え、顧客満足度の高さもNo.1の勤怠管理システムです。
その強みは、多くの外部サービスと連携可能な点です。
エクセル管理の場合は、人事・給与システムなどとの連動には手作業が必要な点が面倒です。
しかしながら、KING OF TIMEを用いれば、SmartHRなどの有名サービスをはじめとした約40種の外部サービスと連携ができます。
特定社労士
郡司果林氏
「KING OF TIME」は、複雑なシフトや細かな設定に対応できる柔軟度が魅力です。どんな業界・業種・就業規則でもKING OF TIMEなら何とかなるといった安定感があります。機能が充実している分、初期設定が難しいともいえますが、その分サポートも充実しているので活用しましょう。
PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・指静脈打刻・指紋打刻・指ハイブリッド認証打刻・顔認証・カメレオンコード認証・入退室管理システム連動打刻などの16種類。
16種類は、この記事で紹介している21システム中、最多です。
操作画面は2色から選択可能。管理画面はやや硬い印象です。
全て追加費用なく利用できます。
申請機能 | アラート機能 | シフト機能 |
〇 | 〇 | 〇 |
オンラインセミナーを実施しているシステムは、ほとんどありません。KING OF TIMEの強みの1つです。
UI | マニュアル整備 | 問い合わせ窓口 |
◎ | HPに動画説明あり オンラインセミナー週2回開催 |
電話(平日のみ)・メール |
登録した人数ではなく、その月に打刻利用があった人のみが課金対象となります。
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
0円 | 300円〜 | 設定なし | 30日間 |
メーカー
31〜50人
ジョブカンよりも使いやすかった
他のサービスよりもAPI連携が多くて扱いやすいと思いました。以前使っていたジョブカンだとAkerunとの連携ができなかったのですが、KING OF TIMEは連携できるので助かっています。フレックスにもリモートにも問題なく対応できています。
IT業界
51〜100人
電話サポートがない
もともと分かりやすいのでチャットサポートで解決できましたが、もし使い慣れていない人しかいない会社であれば、口頭で確認できる電話サポートがあった方がいいのかもしれません。
画像出典元:「ジョブカン勤怠管理」公式HP
「ジョブカン勤怠管理」の最大の魅力は200円/月で導入できる安さです。
エクセル管理からの乗り換えの場合でも、コスト負担を少なく移行することができる点がメリットです。
30人程度のベンチャーから1,000人以上の企業まで利用でき、主要な給与計算ソフトと連携できる便利なシステムです。
特定社労士
郡司果林氏
「ジョブカン勤怠管理」は、UIがシンプルで分かりやすい点が強み。労務・給与機能と連携させてオールインワン型として一元管理することも可能です。
打刻方法は、PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・指静脈打刻・LINE/SLACK打刻の5種類。
生体認証打刻が搭載されているので、不正打刻に悩んでいる企業におすすめです。
操作画面は、必要な情報が大きく表示されシンプルな印象です。
勤怠管理機能のみなら月額200円で利用できますが、その他機能を追加すると費用が発生します。最低限の機能で始められることは大きなメリットです。
申請機能 | アラート機能 | シフト機能 |
〇(追加費用1人100円) | 〇 | 〇(追加費用1人100円) |
マニュアルがかなり充実しているので、初めて勤怠管理システムを導入する企業でも問題ないでしょう。
UI | マニュアル整備 | 問い合わせ窓口 |
◎ | HPに動画説明あり | 電話(平日のみ)・メール・チャット |
10人以下の企業でも月額費用2,000円が発生するので、注意しましょう。
10人以下の企業向けに無料プランが用意されていますが、機能がだいぶ制限されます。(無料お試しとは別物)
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
0円 | 200円~ | 2,000円 | 30日間 |
通信
2〜10人
安価なのでおすすめ
コストがとてつもなく安いわりに、残業時間の計算ができるのがものすごくいいと思います。
通信
2〜10人
複数のページを移動するのが面倒
勤怠の打刻は個人のマイページを使い、部下の申請内容の承認は別のページを開き、一覧表示させるには管理ページにアクセスし直す必要があるので、いちいちページを切り替えなくてはいけないのが不便です。
「ジンジャー勤怠」は、全機能が最初から搭載されているオールインワン型のシステムです。
オプションなどの追加費用が発生しないため、予算がたてやすいことは、大きな魅力です。
勤怠管理だけでなく、人事・労務管理の全体を紙やエクセルの管理から脱してシステム化したいという場合には、重宝するシステムでしょう。
特定社労士
郡司果林氏
「ジンジャー勤怠」は、人事労務、経費、契約などの機能が用意されているので、これらの機能をひとつのシステムで揃えたい会社には向いています。
打刻デバイスは、PC、スマートフォン、タブレット、ICカードが利用できます。
スマートフォンでは、GPS打刻・カメラを起動させての打刻など、不正打刻防止の機能も充実しています。
Slack・ChatworkやApple Watch・Google homeを利用した打刻も可能。
打刻画面は、コメントを残せたりその日のスケジュールを確認できたりと、きめ細かな配慮が感じられる仕様です。
生体認証で打刻できる機能も搭載しており、非接触による顔認証システムで、勤怠打刻と温度検知を同時に実施できます。
全て追加費用なく利用できます。
申請機能 | アラート機能 | シフト機能 |
〇 | 〇 | 〇 |
サポート体制が充実しています。
UI | マニュアル整備 | 問い合わせ窓口 |
◎ | HPに動画説明あり | 電話(平日のみ)・メール・チャット |
人事管理・給与計算・経費精算・労務管理・雇用契約と組み合わせる場合は、追加費用が発生します。
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
300,000円 | 400円〜 | 設定なし | 14日間 |
広告業
31〜50人
残業管理がしやすい
導入してからは、月ごとの残業時間が一発でわかるようになりました。休日出勤や有給の申請も容易にできています。
サービス
51〜100人
シフトの入力が手間
シフトをこのアプリを通して提出していたのですが、入力しづらいと思いました。他の日と同じ勤務体系であればコピーアンドペーストできればより使いやすいと感じました。
「マネーフォワード クラウド勤怠」は勤怠管理だけでなく、シフト管理や有給休暇管理・異動履歴管理にも対応できるシステムです。
打刻のみのシステムを導入すると、結局シフト管理や申請類をエクセルで別途管理するフローが残ってしまうので、それらの機能がついているのは強みです。
マネーフォワード クラウド給与と連携すれば、勤怠管理から給与計算までを一気にシステム化できるので、非常に作業が楽になります。
特定社労士
郡司果林氏
「マネーフォワード クラウド勤怠」は、給与計算などのマネーフォワードシリーズとの連携が魅力です。ただし、データは完全自動連携ではなく、多少の作業が必要なので、その点が改善するとさらに使いやすさが増すでしょう。
基本料金は、企業規模にあわせ、小規模事業者向けのスモールビジネス、中小企業向けのビジネスに分かれています。
また、IPO準備・中堅〜大企業向けは別途お問い合わせが必要です。
初期費用 | 月額費用/ユーザー | 最低利用料金 | 無料お試し期間 |
0円 | 基本料金:2,980円~ + 従量課金:300円/名 |
1ヶ月間 | 1ヶ月間 |
IT
251〜500人
管理コストが半減
間接部門では月の勤怠集計の時間が他システムと比べて半分以下の時間で実施できたので、会社全体の作業コストが低減されました。
郵送
31〜50人
打刻忘れアラートがない
他社のツールにはあるのですが、出勤・退勤の打刻忘れアラート機能があるとありがたいです。
画像出典元:「freee勤怠管理Plus」公式HP
「freee勤怠管理Plus」は、勤怠管理をペーパーレス化し、転記や集計などにかかる業務負荷を減らすことで管理を効率化できる勤怠管理システムです。
打刻時に位置情報を取得できるため、エクセル管理では不正管理がしづらい直行直帰やテレワークなどの働き方が多い企業におすすめです。
クラウド会計ツールで有名なfreee株式会社が提供するサービスで、運用実績も豊富なので安心して利用できます。
シンプルな画面遷移で使いやすさには定評があり、ITにはそれほど詳しくないという人でもすぐに使いこなせます。
freee勤怠管理Plusの料金プランは1種類のみで、初期費用不要で利用できます。
1ユーザーごとに料金が加算される従量課金のシンプルな料金体系です。
freee勤怠管理Plus | |
初期費用 | 0円 |
月額費用 (税表示なし) |
300円 |
追加オプション | なし |
ユーザー数 | 1ユーザー |
freee勤怠管理Plus 含む勤怠管理システムの資料をDL
起業ログが自信をもっておすすめできる5つのシステム。それぞれの違いは分かりましたでしょうか。
機能面からみるおすすめ企業は以下の通りです。
→ジョブカンは機能ごとに費用が発生するスタイル、ジンジャー勤怠は全ての機能が基本料金に含まれるスタイルなので、自社に合った課金スタイルで決めましょう。
もっと勤怠管理システムについて知りたい人は下記記事も参考にしてください。
この記事では、エクセルでの勤怠管理の方法を、テンプレート利用から自作の方法まで幅広く解説しました。
記事内で紹介したとおり、法的な観点や改ざんのリスクなどを考えると、エクセルでの勤怠管理は長い目でみて推奨できる望ましいものではありません。
その代わりとして、「勤怠管理システム」の利用を進める企業が大変増えており、市場の活況によって安価で使いやすいサービスも多数登場しています。
今回ご紹介したおすすめのサービスはどれも勤怠管理を効率化できる利便性の高いものとなっていますので、適正な勤怠管理にお悩みの担当者の方は、ぜひ検討してみてください。
画像出典元:Unsplash、Pixabay
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