「ユニークユーザーとはどういう意味?」「PV、アクティブユーザーとの違いは?」
そんな疑問を持っている人は多いのではないでしょうか?
当記事では、冒頭からユニークユーザーやPVの意味を説明しつつ、一体どこが違うのか解説しています。後半では、Webサイトのユニークユーザー数の増やし方などをより詳細に説明しています。
この記事を読めば、今よりもWebマーケティングに詳しくなって、あなたのサイトのアクセス数アップに繋がるでしょう。ぜひ参考にしてください。
このページの目次
ユニークユーザーとはWebマーケティングの用語の一つで、ある特定期間内にWebサイトに訪れた人の数を表した数値のことです。また、その頭文字をとってUU(ユーユー)とも呼ばれています。
ユニークユーザー数は訪問者の人数と同義なので、その特定期間内であれば、Webサイトに同じユーザーが何回アクセスしたとしても一人分しかカウントされません。
このような特性からユニークユーザー数が増えるということは、実質そのWebサイトのファンの人が増えたことにもなり、分かりやすい人気の指標ともいえるでしょう。
どれくらいの人がそのサイト自体に興味をもっているか知りたい場合に参考にするべき数字となります。
ユニークユーザーは、IPアドレス、ホスト名、Cookieの3種のデータから集計しています。この3つのどれかの情報か、これらの組み合わせによってユニークユーザー数が算出されるのです。
しかし、正確なユニークユーザーの数値が出るかというと、実際はそうではありません。たとえばCookieのデータを参考にする場合は、ブラウザ単位で計測されてしまい正確な人数が分からなくなります。
個人でSafariとChromeなど別ブラウザで同じWebサイトを見ていると、一人なのに2UUと集計されることになるのです。また、訪問者が設定でCookieを無効にしてたり、除外ツールを使用している場合もカウントされません。
ユニークユーザーがWebサイトにとって、大切な指標であることは間違いないのですが、実際は大まかな数字であることが多く、正確な情報ばかりだとは限らないので注意しましょう。
ユニークユーザーはPVやセッションと間違えられることが多いので、ここではそれぞれの指標の意味を解説して、どういった点がユニークユーザーと違うのかを頭に入れておきましょう。
PVとは、Webサイト内にあるページの総閲覧数のことです。
ユニークユーザーが訪問者の人数しかカウントしないのに対して、PVでは前後のページを行ったり来たりするときやブラウザを更新するときもきっちりカウントされています。
PVだと訪問者の数は分かりませんが、ページごとのPV数からユーザーが一体どんなことに興味があるのか、どんなページにアクセスが集まっているかが分かるので、分析もしやすくなるでしょう。
PVは閲覧したページ分だけカウントされるので、訪問者の人数のみをカウントするユニークユーザーより絶対的に数字が大きくなるのも特徴の一つです。
セッションとは、ユーザーがWebサイトに訪れた回数のことで、訪問してから離脱するまでを1セッションとしてカウントします。
ユニークユーザーはWeb サイトを訪問した「人数」でカウントするのに対して、セッションでは訪問した「回数」がカウントされるということです。
なので、Webサイトに何回訪れてくれたかを知りたいときに見るべき指標がセッションということになります。
ここまでに説明してきたUU、PV、セッションをどのように使い分けるのか、具体例で見ていきます。
仮に、佐藤さんと高橋さんが同じWeb サイトを2日間にわたってA~Eページ閲覧した場合、UU、PV、セッションの集計結果はどのような数値になるのでしょうか。
午前 | 午後 | |
1日目 | A→B→A→B→C | C→D→E |
2日目 | なし | なし |
午前 | 午後 | |
1日目 | A→B→C | なし |
2日目 | C→D→E | A→B→C→D |
UU数 | セッション数 | PV数 | |
1日目 | 2 | 3 | 11 |
2日目 | 1 | 2 | 7 |
ご覧のように、UU数は当日サイトに訪問した人数、セッション数は当日の午前・午後それぞれでサイトに訪れた回数、PV数は当日ページを閲覧した合計にちゃんとなっているのが分かってもらえるのではないでしょうか。
前述のような用語以外にも、ユニークユーザーと間違えやすい用語があるので紹介します。
リーチもマーケティング用語の一つで、簡単に言うと広告の到達率のことを指しています。
企業が発信した広告やサービスが、ターゲットにしているユーザーにどれくらい伝わっているかを表すためにある指標です。
ユニークブラウザとは、Web サイトへ訪問した回数をブラウザごとにカウントすることをいいます。
ユニークブラウザによって、アクセスを増やすために有効なブラウザを把握することができるでしょう。
アクティブユーザーとは、特定の期間内にWeb サイトに訪れた人の数を指しています。
ユニークユーザーとの違いは特にはありませんので、ユニークユーザー=アクティブユーザーだという認識で大丈夫です。そのため、どちらの指標を使っても問題はありません。
ユニークユーザー数は、そのサイトにとって具体的にどんな指標となるのでしょうか。
サイトへの訪問者数が分かることで、サイト自体への人気を把握することができます。
仮にPV数がどれだけ増えたとしても、それは記事のアクセス数が上がったに過ぎませんが、ユニークユーザー数の増加は直接サイト自体の人気アップを表すのです。
ユニークユーザーはサイトのファンの人数を把握する上で重要な指標だといえるでしょう。
ユニークユーザー数は、そのサイトのニーズをはかる上でも重要な指標です。
検索結果の順位でどんな人からの需要が多いかが分かれば、サイトのアクセスアップに繋げるための施策もとりやすくなります。
訪問者数からユーザーのニーズが分かれば、一つ一つの記事のリライトにも活かせるでしょう。
ユニークユーザー数は、残念ながら簡単に増やすことが出来ません。
ユニークユーザー数を増やすことは、サイトのファンの人数を増やすということなのでそう簡単にはいきません。
それでもユニークユーザー数を増やそうとするなら、どのような方法があるのでしょうか?
まずは、とにかく記事をたくさん増やしてコンテンツを充実させましょう。
毎日のように記事が更新されることで訪問者からブックマークしてもらえる可能性が上がる上、単純に記事ごとにファンもつきやすくなります。
毎日ではなくても出来る範囲で定期的にコンテンツを増やすことが重要です。
当然ですが、質の高いコンテンツが多ければ多いほどサイトの訪問者は増えていきます。
前述のように記事をひたすら増やすことも大事ですが、その一つ一つがクオリティの低い記事ばかりだとファンはつきにくいでしょう。
出来る限り良質なコンテンツを定期的に増やすことで、ユニークユーザーは確実に増えていきます。自分本位ではなく、ユーザー視点にたった良質な記事作りを心がけましょう。
上記で述べたようにユニークユーザー数を伸ばすことはそう簡単ではないため、まずはPV数を増やすための記事作りを優先させるべきです。
PV数を増やすために質の高い記事作りを優先させていけば、Googleからのサイトの評価も上がりますし、ユーザーの満足度も高くなっていくでしょう。
その結果、ユニークユーザー数も増えていくことになるので、まずはPV数を上げる記事作りを心がけるべきです。
ユニークユーザー数、つまりサイトへの訪問者を増やすということは、そのサイトのファンを増やすことと同義です。
ファンを増やすためには、ユーザーが求めている情報をよく考え、ユーザー視点に立った記事作りを心がけましょう。
そして質の高い記事でPV数を増やすことができれば、Googleからの評価も高くなり検索順位も上がるでしょう。
地道なコンテンツ作りを定期的に続けていき、ユニークユーザーを増やしていきましょう。
画像出典元:o-dan
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