顧客からの問い合わせ対応や、社内向けの質問窓口として便利なのが「チャットボット」です。現在では多くの企業の公式Webサイトや公式SNSアカウントなどで取り入れられています。
非常に便利なチャットボットですが、使い方・選び方がいまいちよくわからない、いきなり有料プランの契約をするには勇気がいる…とお悩みの方におすすめなのが無料で利用できるチャットボットです。
無料プラン・無料トライアルがあるチャットボットは、一部機能の制限があるものもありますが、実際の使用感を試すにはうってつけです。
この記事では、おすすめの無料で使えるチャットボット7選を紹介し、選び方のポイント、メリット・デメリット、無料期間中のチェックポイントを解説していきます。
このページの目次
画像出典元:「My-ope office」公式HP
My-ope officeはチャット形式でAIが学習していく機能を搭載しているチャットボットです。
社内問合せ用に自社開発したAIエンジンを搭載しているため、社内の問い合わせに対応しきれていない場合や、社内FAQが機能していないと感じている場合にはぴったりのシステムです。
chatworkやSlack、LINE WORKSなど、さまざまなチャットツールとの連携もできるため、新たなツールを導入するときの緊張感もなく、スムーズな運用ができます。
また、サポートが充実しており、状況のヒアリングから導入後のアフターサービスまで、安心して運用できる体制が整っています。
・直感的な対話学習UI
・CSVファイルによる対話定義の流し込み
・Q&Aデータツリービュー
・問い合わせサジェスト
・対話履歴の閲覧
・社内のアクセスのみを許可できるセキュリティ
▶︎無料トライアル
▶︎有料プラン
初期費用:16万円
ライトプラン:月額12万円(3アカウントまで)
スタンダードプラン:月額20万円、(10アカウントまで)
エンタープライズプラン:要問い合わせ(20アカウントまで)
画像出典元:「チャネルトーク」公式HP
機能は大きくWebチャット・カスタマーマーケティング・ビジネスチャットの3つに分かれていますが、どの機能もカスタマーマーケティングを中心に展開されているのが特徴です。
Webチャット機能では、LINE公式アカウントとの連携により、顧客にとっても担当者にとても使いやすいチャネルの構築が実現できます。
また、シナリオ型チャットボットの利用が可能で、ユースケースに合わせたテンプレートにより、簡単にシナリオの設定や改善をすることができます。FAQやよくある質問への自動応答化も可能で、顧客の満足度向上と同時に、顧客対応の効率化も目指せます。
カスタマーマーケティングでは、ABテストやゴール設定に対する効果測定の実施、ビジネスチャットではワンクリックで顧客からの問い合わせに回答できるなど、重宝する機能が揃っています。
▶︎Webチャット
・LINE公式アカウントとの連携
・シナリオ型チャットボット
▶︎カスタマーマーケティング
・顧客のフィルタリングとメッセージ一括配信
・離脱しそうな顧客へのリテンション誘導
▶︎ビジネスチャット
・ファイルやメッセージ、メンバー数の制限なし
・ワンクリックで顧客からの問い合わせに回答
・ビジネスチャットや問い合わせの検索
▶︎14日間の無料お試し期間
有料プランやオプション機能など、全ての機能が利用できます。
▶︎無料プラン
社内チャットや接客チャット、LINEとの連携機能などが利用できます
※メッセージ検索機能や顧客情報の閲覧、オプション機能の利用不可
▶︎有料プラン
・X-Small: 3,000円/月(ユーザー数3,000人以下)
・Small: 5,000円/月(ユーザー数8,000人以下)
・Medium: 7,000円/月(ユーザー数7,000人以下) *人気プラン
・Large: 15,000円/月(ユーザー数80,000人以下)
・Enterprise: 20,000円/月(ユーザー数80,000人以上)
詳しくは以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:「ChatPlus」公式HP
1分でID発行&3分でチャットスタート、たった4分で利用を開始できる手軽さが魅力です。
プログラミングの知識がなくても簡単にチャットボットを作れたり、スタンプ、フォーム受付、イメージマップ、動画など、テキストやボタン以外の多様な表現を利用できたりするのが強みです。
また、利用中のメール配信システムやショッピングカート、SFA、CRMとの連携も可能で、追加開発をしたい場合でも柔軟な対応が可能です。
月額1,500円と安価ではありますが、1つのID料金で複数の端末から同時ログインできたり、スクリプト制作から設定共有までをカバーする万全のサポート体制が敷かれていたり、安心に利用できる環境が整っています。
・ID即時発行と即時利用
・同時ログイン
・オペレーター用のスマホアプリ
・チケットとしてサポート全体を管理
・API連携
▶︎10日間の無料トライアル
▶︎有料プラン(年間契約)
ミニマムプラン: 1,500円/月(月契約1,980円/月)
ビジネスライトプラン: 9,800円/月(月契約10,800円/月)
ビジネスプラン: 15,800円/月(月契約16,800円/月)
プレミアムプラン: 28,000円/月(月契約30,000円/月)
AIチャットボット: 150,000円/月(月契約170,000円/月)
詳しくは以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:「Repl-AI」公式HP
初めてログインし最初のボットを作成するまで10分程度。IT知識に乏しい方でも直感的な操作でボットがつくれる優秀なシステムです。
そのうえ、ほかのAIチャットボットより自然な受け答えができると高評価を得ています。
曖昧な表現もきちんと認識し、過去のチャットのやり取りを整理して利用者の欲しい情報をしっかりと提示することができます。
企業のイメージキャラクターがいる場合は、そのキャラクターをアイコンとして利用することも可能です。
Free:月額0円(作成ボット数:1/APIコール数:月1,000 コール)
Light:月額5,000円(作成ボット数:3/APIコール数:月2,000 コール)
Basic:月額10,000円(作成ボット数:5/APIコール数:月50,000 コール)
Enterprise:要問合せ
画像出典元:「HubSpot」公式HP
HubSpotの操作は簡単で、目的に応じたテンプレートを選択。必要に応じて、企業イメージに合った口調で会話できるようエディターでカスタマイズが可能です。
機械的な回答になりがちなチャットボットですが、無料のHubSpot CRMとの連携により、蓄積されているデータを活用して、顧客に親しみを感じさせるようなメッセージを送信できます。
HubSpot CRMを利用することで、チャットボットを無料で利用できます。
月額5,400円のプランから用意されています。
画像出典元:「hitobo」公式HP
hitoboは顧客からの問い合わせに自動対応するチャットボットです。FAQ回答文の準備が終了すれば即開始可能になります。その期間はおよそ3日から2週間程度です。
表記ゆれ(表現は異なるけれど意味は同じである同義語)も自動で認識し、ルール付けしていくので、手作業によるルールの矛盾が防ぐことができます。
一次対応はチャットボットで行い、問い合わせ内容を自動で振り分け、返答が難しい場合は人が直接対応するという臨機応変なフローも構築できます。振り分け作業が簡易化することで、人は対応のみに注力できます。
30日間の無料トライアルがあります。
有料プランについては問い合わせをする必要があります。
画像出典元:「AI.BiS」公式HP
国産No.1導入数のチャットツールChamoに、AIチャットボットやターゲット顧客設定などの機能が追加されたことにより、さらに売上に貢献してくれるようになった「AI.BiS」。
運用面での心配があっても、研修、契約後のサポートも充実しているので安心です。
企業サイトに訪問したユーザーの行動を可視化し、24時間体制でAIチャットボットが顧客対応してくれることで、営業活動の効率化を実現できるでしょう。
月額費用 :29,800円~
無料トライアルがあるようです。
初期費用、使用量に基づいての見積もり、カスタマイズ機能開発に関する詳細はお問い合わせをする必要があります。
チャットボットは大きく分けて、問い合わせ対応の効率化に重点を置くものとCVR率アップに重点を置くものがあります。
専門用語や略語が飛び交う社内での問い合わせにフォーカスするなら、学習機能を搭載したAI型のチャットボットが有効ですし、単純でパターン化した顧客への問い合わせ対応なら、シナリオ型のチャットボットで十分かもしれません。
さらに、顧客のコンバージョン率の向上を狙うなら、マーケティングの機能が備わったシステムが有効でしょう。
自社向け or 顧客向け、問い合わせ対応 or CVR率の向上など、自社の目的に合ったタイプのチャットボットを選定ましょう。
チャットボットにはAI型とシナリオ型があり、AI型は自動で学習が可能で複雑な質問にも対応可能だけど高コスト、シナリオ型は学習のためのチューニングが必要だけど低コストという傾向が見られます。
【AI型】…会話を重ねれば重ねるほど、適切な応答を学んでいくので、専門用語や略語が飛び交う社内での問い合わせ対応や、膨大な会話のログデータを蓄積している大企業のコールセンターやヘルプデスクなどで有効。
【シナリオ型】…予め人間が作成したシナリオ通りの応答を展開。安価で利用できるのが魅力で、すでにFAQが用意されていれば開発にさほど時間はかからないでしょう。ECサイトの問い合わせなど、単純でパターン化した問い合わせ対応向き。
このように、目的別にAI型・シナリオ型を選ぶことは大切ですが、一方で、社内人材のITスキルやリテラシーにより判断することも重要です。
AI型チャットボットの取り扱いには、それなりのITスキルが必要となります。
無料プランや無料トライアルの場合、利用できる機能が制限されている場合があります。
必要な機能が使えるか、いつまで無料で使えるのかについても事前に確認しておきましょう。特に、有料プランの機能を期間限定で無料トライアルする場合、期間が過ぎると自動的に課金されてしまう可能性もあります。
また、社内問い合わせへの対応であれば短期間のトライアルでも使用感が掴めそうですが、顧客向けの場合はある程度の期間がないと実際の使用感を把握できない可能性があります。
有料プランでは、専任担当者がチャットボットの構築を代行してくれたり、導入から運用までを一貫しサポートしてくれたり、AI機能にフォーカスしたサポートを提供してくれたりと、技術的なサポートからコンサルティング的なサポートまで幅広く用意されています。
自社の人材リソースにあわせて、必要なサポートが受けられるか事前にチェックしておきましょう。
完全無人型のチャットボットの場合、チャットで顧客の問題が解決されないと対応不可能となり、顧客が離脱してしまう可能性が高くなります。
そのようなとき、有人対応に切り替えることができれば離脱を防ぎ、顧客の満足度も向上させることができます。
無料期間のうちから、有料プランのサポート体制、有人対応の可否を確認しておけば安心です。
チャットボットを導入すれば社員や顧客からの問い合わせを自動化することできます。
マニュアルやFAQを読めば解決するような質問や顧客からの簡単な問い合わせへの対応をぐっと減らすことができます。
テンプレート的なやりとりを減らすことで、スタッフはクレーム対応など、より重要度の高い問い合わせにフォーカスすることができ、業務効率化が図れます。
メールや電話での問い合わせの場合、その場で問題が解決できないと、顧客が離脱してしまう可能性が高くなります。
チャットボットによる自動対応は、企業側からみればいつでも顧客からの問い合わせに対応できるというメリットがある反面、顧客側にとっても朝の通勤中や夜間など好きなタイミングで問い合わせができるというメリットがあるのです。
顧客の離脱を防ぐと同時に、顧客の満足度の向上も期待できるでしょう。
チャットボットツールはコミュニケーションツールと連携可能なものがあります。
そのようなツールを利用すれば、顧客が抵抗なく問い合わせしやすい環境をつくることができるので、自社の商品やサービスにより興味をもってもらうことができます。
チャットボットで対応したQ&Aを分析することにより、顧客のリアルな声を反映させた商品・サービスの開発にも一役買ってくれるでしょう。
場合によっては、チャットボットの自動応答は丁寧さに欠ける感じを与えてしまうことがあるかもしれません。
ターゲット層を明確にし、言葉遣いなどをカスタムする必要があるでしょう。
チャットボットは導入前より、導入してからの運用の方が手がかかります。
例えば、シナリオ型のチャットボットなら学習のためのチューニングが必要なうえ、現状に即した応答が展開できるよう随時アップデートが必要になります。
今回ご紹介したチャットボットを導入すれば、社員や顧客からの問い合わせを自動化し、業務の効率化・コスト削減が狙えます。
少子高齢化の傾向はさらに強まり、労働人口の減少が懸念される世の中だからこそ、任せられることはロボットに任せ、人間はロボットにはなし得ない業務にコミットする必要があります。
チャットボットを活用してみたいと考えている企業は、ぜひ今回紹介したツールを始めとしたチャットボットの導入を検討してみることをおすすめします。
画像出典元:O-dan
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