セルフレジについて

【24年最新】セルフレジおすすめ10選を比較!価格相場や種類・選び方も解説

記事更新日: 2024/08/29

執筆: Ryo.Yama

セルフレジの導入は、スタッフの会計業務負担を減らすだけでなく、待ち時間の軽減、感染リスク低減など多くのメリットがあります。

ただし、サービスの種類や機能によってメリットが異なるため、成果を出すためには目的にあったものを選ぶことが重要です。

この記事では、セルフレジについて、機能やタイプなどを解説し、さらにおすすめのサービス10選についても比較・紹介します。

セルフレジとは?

セルフレジとは、利用客自身が商品のバーコード読み取り、精算の処理などを行うレジシステムのことです。

システムにもよるものの、現金はもちろん、各種カード決済やキャッシュレス決済、ポイントカード読み取りなどにも対応できます。

小売や飲食ではすでに導入している企業が多く、最近ではクリニックやサービス業でも導入されるようになっています。

セルフレジの種類

1. フルセルフレジ

商品のバーコード読み取りから精算処理まですべて顧客が行うタイプのセルフレジ。

従業員の負担を大きく減らすことができるため、効率化の効果が大きいのが特長です。

一方で、機器操作が苦手な顧客のサポートや、そういった顧客向けに対人レジも併設する必要があるのがデメリットです。

2. セミセルフレジ

商品のバーコード読み取りを店側が行い、精算処理だけを顧客が行うタイプのセルフレジ。

スタッフの負担を軽減しながら、顧客に負担をあまりかけずに済むほか、万引きや不正会計のリスクをなくすことができるのが特長です。

デメリットとしては、フルセルフレジほどの負担軽減効果がないことが挙げられます。

セルフレジ導入の価格相場

セルフレジ導入にかかる費用は規模によって異なりますが、仮に1台導入する場合、初期費用は最大数百万円程度、月額費用は数千円から数万円ほどが相場です。

サービスによっては、買い切り以外にリース形式で機器を使えるものや、利用料に応じて月額利用料が決まる従量課金制のものなどもあります。

はじめての導入であれば、少ない台数かつリース形式で導入して、リスクを抑えるのも良い選択肢です。

セルフレジ導入のメリット

1. 従業員の負担軽減

セルフレジの場合、会計業務の全て、あるいは一部を客側が行うことで、従業員の作業負担を減らすことができます。

これによって、より重要な在庫管理や発注、顧客対応などにリソースを使うことができるようになるほか、人手不足の解消にもつながります。

2. 会計待ち時間の低減

セルフレジなら、効率化によって従業員ひとりあたりで対応できる会計の数が増えるため、待ち時間が発生するのを防ぐことができます。

これによって顧客の不満をなくし、満足度を向上することができるため、長期的な売上の向上にもつながります。

3. 感染リスクへの対応にもなる

セルフレジなら、非接触で会計を行えるため、釣り銭の受け渡しや会話による感染リスクに対応できるのも特長です。

さらに、クリニックや医療機関向けのシステムであれば、セルフレジから明細や処方箋引換券の発行も行えるため、接触を最低限に抑えることができます。

セルフレジ比較表

ツール名 月額利用料 フルセルフ/セミセルフ 導入すべき業界 特長
WILLPOS-Self SS-900シリーズ 要問合せ フルセルフ 小売(スーパー・量販店など) 現金精算がしやすい
スマレジ 5,000円〜 フルセルフ・セミセルフ 飲食・小売・サロン・イベントなど iPad活用で導入が簡単
POS+ selfregi 要問合せ フルセルフ・セミセルフ 飲食・小売・サロンなど POS連携が充実
HappySelf 要問合せ フルセルフ・セミセルフ 飲食、小売など 一台で複数用途をカバー
SmartWe セルフレジ 0円(買い切り) フルセルフ・セミセルフ 飲食、小売など 4ヶ国語に対応
CASHIER セルフレジ 6,400円〜 フルセルフ・セミセルフ 飲食・小売・サロン・クリニックなど 見やすい大型ディスプレイ
リアレジ 3,800円〜 フルセルフ・セミセルフ 飲食・小売・クリニックなど 幅広い決済方法に対応
SMA SELシリーズ 要問合せ セミセルフ クリニック レセコン連携、処方箋引換券発行などが可能
セルフレジJP 要問合せ フルセルフ・セミセルフ 飲食・小売・サロン・クリニック・イベントなど 幅広い業界をカバー
ノモカデスク 要問合せ セミセルフ クリニック レセコン連携、処方箋引換券発行などが可能

(税抜価格)

特におすすめ!セルフレジ7選

WILLPOS-Self SS-900シリーズ

画像出典元:「WILLPOS-Self SS-900シリーズ」公式HP

特徴

「WILLPOS-Self SS-900シリーズ」は、東芝テックの販売する、フルセルフのレジシステム。

サイズがコンパクトで、硬貨投入や釣り銭の受け取りなどに迷いづらい直感的な設計がされており、リテラシーを問わず使いやすいのが特長です。

また、商品読み取り性能も優れており、値引きシールの読み取りも可能です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • コンパクトなオールインワン端末
  • 独自の画像認識技術により青果認識(※今後対応予定)可能なスキャナ搭載
  • 管理が簡単なキーレス運用が可能

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

スマレジ セルフレジ

画像出典元:「スマレジ」公式HP

特徴

クラウド型POSレジを提供する「スマレジ」のセルフレジシステム。

券売機・フルセルフ・セミセルフに対応可能で、iPadを活用しているため操作面でも導入・管理の面でもハードルが低いのが特長です。

価格もリーズナブルで、あまりコストをかけたくない企業におすすめのシステムです。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 幅広い会計スタイルに対応できる
  • 操作面、導入コストともにハードルが低い
  • 周辺機器のラインナップも充実

料金プラン

POSレジシステムの料金プランです。

セルフレジは、プレミアムプラスプラン以上で利用できる機能になります。

  スタンダード プレミアム プレミアムプラス フードビジネス リテールビジネス
初期費用 0円
月額利用料 0円 5,500円 8,800円 12,100円 15,400円
セルフレジ月額利用料 1,320円/台

(税込)

POS+ selfregi

画像出典元:「POS+ selfregi」公式HP

特徴

「POS+ selfregi」は、クラウドPOSレジのポスタスが提供するセルフレジシステムで、POSとの連携をはじめとした高機能が特長です。

大きく見やすい画面に加えて、店の広さに合わせた機器構成ができ、さらに券売機とのモード切り替えも可能です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • POSレジとの連携で会計がよりスムーズに
  • マルチな決済方法に対応
  • 機器構成も柔軟

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

HappySelf

画像出典元:「HappySelf」公式HP

特徴

「HappySelf」は、一台で複数の用途を満たせるフレキシブルなセルフレジシステムです。

ボタンひとつでフルセルフ、セミセルフ、セルフ精算機を切り替えることができます。

これにより、混雑状況や人員の状況に合わせて会計の仕方を柔軟に使い分けることが可能になります。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 1台でフルセルフもセミセルフも対応可能
  • 幅広い決済方法に対応
  • 機器構成の選択肢も豊富

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

SmartWe セルフレジ

画像出典元:「SmartWe セルフレジ」公式HP

特徴

「SmartWe セルフレジ」は、多言語対応・豊富な機能のセルフレジシステムです。

中・英・韓の言語に対応し、また決済方法もALIPAYやWeChat Payに対応するなど、インバウンドの会計にも使えます

また、セルフレジながら顧客分析や勤怠管理にも使えるのも特長です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 豊富な機能で使いやすい
  • IT補助金利用で自己負担額80万円から導入できる
  • ランニングコストがかからない

料金プラン

▶初期費用:要問い合わせ
▶月額利用料:0円

CASHIER セルフレジ

画像出典元:「CASHIER」公式HP

特徴

POSシステムを中心にサービス提供する「CASHIER」のセルフレジシステム。

コンパクトなオールインワン型端末を利用可能で、操作も非常にシンプルです。

それでいて、キャッシュレス専用であれば初期費用は約15万円、月額も6,000円程度と非常にリーズナブルです。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 高機能でコンパクトな端末
  • 4ヶ国語への対応が可能
  • 価格もリーズナブルで導入しやすい

料金プラン

対応する支払い方法や機器の導入スタイルによって料金が変化します。

  キャッシュレス専門での導入 現金対応ありでの導入 リースプランでの導入
初期費用 158,000円 958,000円 0円
月額利用料 6,400円 8,400円 8,400円

(税表記なし)

リアレジ

画像出典元:「リアレジ」公式HP

特徴

「リアレジ」は、すぐにどこでも使える拡張性の高さが特長のクラウド型POSレジです。

マルチOS対応で、現在活用しているタブレットやスマホ、PCなどを使って運用を開始することができます。

また、利用方法も月額課金と従量課金から選べるため、無駄なコストをかけずに使えるのもポイントです。

評価の高いポイント3つ★★★

  • マルチOSで様々な機器をレジとして使える
  • 料金プランも柔軟
  • 数十種類の決済方法に対応

料金プラン

利用料金は、従量課金と定額制から選ぶことができます。

  従量課金プラン 定額プラン
月額利用料 1円 / 1運用ポイント 3,800円/1台

(税表示なし)
※1明細あたり1運用ポイントを消費
※別途レジに必要なハードウェア料金が必要

クリニックにおすすめ!セルフレジ3選

SMA SELシリーズ 

画像出典元:「SMA SELシリーズ」公式HP

特徴

「SMA SELシリーズ」は、おもにクリニックや医療機関で導入されているセルフレジシステムです。

クリニック向けの処方箋引換券の機能が備わっているほか、それほど大きくない施設でも使いやすいコンパクトな端末も特長です。

もちろん、見やすい画面や各種キャッシュレスへの対応などもしっかり兼ね備えています。

評価の高いポイント3つ★★★

  • クリニックでの導入実績が豊富
  • レセコン連携、処方箋引換券の発行などが可能
  • 会計番号の案内も可能

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

セルフレジJP

画像出典元:「セルフレジJP」公式HP

特徴

「セルフレジJP」は、幅広い業界に対応した機器ラインナップが特長のサービスです。

飲食や小売、クリニックはもちろん、ホテルや美容室、カラオケなどの業態でも最適な機器・システム構成を実現でき、多くの企業のニーズに応えられます

評価の高いポイント3つ★★★

  • 業界やニーズごとに最適な機器構成を提案
  • 設置、運用方法もしっかりサポート
  • 機器リースで安価に始められる

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

ノモカデスク

画像出典元:「ノモカデスク」公式HP

特徴

「ノモカデスク」は、クリニック向けに特化したセルフレジシステムで、全国で多くのクリニックに導入されています。

クリニックに必要な受付・発行機能が充実しているほか、既存の診察券への対応、充実したサポートなども特長で、運用しやすいシステムでもあります。

評価の高いポイント3つ★★★

  • クリニック向けに特化
  • 電子カルテやレセコンと連携できる
  • 処方箋引換券も発行可能

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

セルフレジ導入の注意点

1. トラブルが起こりやすい

セルフレジは、顧客自身が操作を行うため、トラブルが起こりやすいのが注意点です。

操作に関する問い合わせはもちろん、クレーム、精算忘れや万引き、食い逃げなどが有人レジと比べて頻繁に発生します。

こうしたトラブルに対応するために、仮にフルセルフレジであっても係員の配置が必要になることを念頭に入れておかなければいけません。

2. かえって混雑の原因になることも

セルフレジは店側の負担を軽減する効果はありますが、設置数や動線設計によっては、会計待ちの顧客が発生してしまうこともあります。

特に導入から間もない時期は、顧客も操作に慣れておらず、会計に時間がかかるものです。

係員によるサポートや誘導、有人レジとの併用などを行って、できるだけスムーズに対応できるフローを設計しておきましょう。

3. 一定の導入・運用コストがかかる

セルフレジの導入は、規模にもよるものの、初期費用が最大数百万円程度かかり、さらに運用には月数千円〜数十万円程度かかります。

うまく効率化ができないと、費用対効果が小さくなってしまい、導入した意味がなくなってしまいます。

事前に設置場所や運用方法の設計、従業員へのレクチャーなどをしっかり行うことが重要です。

セルフレジの比較ポイント

1. フルセルフかセミセルフか

セルフレジは顧客が読み込みから精算まで全て行うフルセルフと、精算のみを行うセミセルフレジがあります。

フルセルフは効率化効果が大きい反面、精算忘れや万引きなどのリスクが大きく、セミセルフは会計人員をあまり減らせないというデメリットがあります。

自社店舗における課題を事前に把握したうえで、それに対応できるシステムを選ぶことが重要です。

2. 操作性は十分か

ひと口にセルフレジと言っても、システムによってUIも操作性も大きく異なります。

操作の流れがわかりづらかったり、タッチパネルの感度が悪かったりすると、顧客の会計時間が長引き、満足度も低下してしまいます。

導入前にしっかりと実機で操作性を確かめ、自社店舗の従業員や顧客がしっかり使いこなせるものを選ぶことが重要です。

3. 対応している決済方法は?

システムごとに、対応している決済方法も異なります。

クレジットカード、バーコード決済、交通系ICカードなどは利用者が多いため、対応している種類を必ず確認しておきましょう。

また、自社店舗において利用者が多い決済方法や、ポイントカード読み取りなどに対応しているシステムを選ぶことも顧客満足度の観点では重要です。

まとめ

セルフレジの導入は、業務効率化や顧客の待ち時間の削減をはじめ、多くのメリットがあります。

システムによってフル/セミセルフ、対応する決済方法、特定の業界向けの機能など違いがあるため、成果を出すためには自社にあったものを選ぶことが重要です。

画像出典元:O-dan

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