アプリケーション性能管理(APM)について

【最新】おすすめのアプリケーション性能管理(APM)11選を比較

記事更新日: 2020/08/05

執筆: 編集部

自社HPが遅い原因はネットワークのせい? それともアプリケーションの不具合?

そんな時に役立つのが、アプリケーション性能管理(APM)です!

近年はさまざまな業務のオンライン化・クラウド化が進展し、顧客のデバイス環境も多種多様化したため、監視規模が大きくシステムを安定させるのが難しくなっていいます。

この記事ではアプリケーション性能管理(APM)でできることや選ぶ際のポイント、おすすめのツールをAPMに馴染みのない方にも分かりやすくご紹介します。

アプリケーション性能管理(APM)とは

アプリケーションの稼働を安定させ、最適化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるのがアプリケーション性能管理(APM)の役割です。

エンドユーザーの視点から、複数のアプリケーションの稼働状況や機能の応答時間を監視することでパフォーマンスの低下を検知し、全体を管理します。

また、異常があった場合は原因を特定・分析することにより、トラブルシューティングの迅速化を実現します。

おすすめのアプリケーション性能管理(APM)3選

1. 全てのシステムを可視化!『AppDynamics』

画像出典元:「AppDynamics」公式HP

特徴

AppDynamicsは、すべてのアプリケーション環境をリアルタイムで可視化・モニタリングできるツールです。

APM市場を10年以上に渡ってリードし、BMWやNasdaqといった世界中のあらゆる分野の企業から支持されています。

初期設定は不要で、インストール後すぐにモニタリングが始められます。そうして収集したデータからシステム構成のマップを自動生成してくれるので、問題の早期発見が可能です。

また、スマートフォン内アプリのクラッシュを検知してレポートを上げるような、エンドツーエンドでの監視もできます。

機能

・アプリケーション環境の可視化
・リアルタイムモニタリング
・自動異常検出

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

2. AIによる分析機能!『dynaTrace』

画像出典元:「dynaTrace」公式HP

特徴

dynaTraceは、最新のAIテクノロジーを活用したツールです。

導入がとても簡単で、1つのホストOSにつきエージェントを1つインストールするだけで複雑な初期設定は必要ありません。

エージェントにより、情報収集やシステム構成の識別といったオペレーションは自動化され、閾値はAIの自動学習により設定されます。異常値が出た場合は、抽出から原因の特定と影響範囲の分析まで、AIによる自動化を実現しています。

各種メッセージの表示や発生した待ち時間といったユーザー体感レスポンスをリアルタイムで監視できるため、カスタマー視点での分析が可能です。

機能

・オペレーションの自動化
・AIによる分析機能
・ユーザー行動分析機能

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

3. シンプルな料金プラン!『New Relic APM』

画像出典元:「New Relic APM」公式HP

特徴

New Relic APMは、国内外の17,000社で導入されているクラウド型のツールです。

業界トップレベルの自動化技術により、クラウドアプリケーションおよびオンプレミスアプリケーションの状態を可視化できます。

Java・Python・Rubyなどを含む7種類のプログラミング言語をモニターでき、アプリケーション内部の問題をマップ表示することで発生個所を素早く特定できます。

また、本製品とNew Relicの他の製品を組み合わせることで、フロントエンドがバックエンドに与える影響の分析やエラー解析が可能です。

機能

・アプリケーションと稼働環境の可視化
・リアルタイムモニタリング
・自動異常検出

料金プラン

公式HPはドル表記のため、お問い合わせが必要です。

 

その他のアプリケーション性能管理(APM)サービス

Amazon CloudWatch

画像出典元:「Amazon CloudWatch」

特徴

Amazon CloudWatchはアマゾンウェブサービス(AWS)が提供するシステムと連携可能なAPMです。

Push型なので監視対象が増えても迅速に対応できる点が魅力です。

ただし、独自のメトリクス設定を含め一定以上のスキルと知識が求められます。運用の設計がある程度できる熟練者向けのシステムです。

料金プラン

メトリクス・ダッシュボード・アラーム・ログ・イベント・Contributor Insights・Canariesごとに料金が設定されており、料金の詳細についてはお問い合わせが必要です。

 

Applications Manager

画像出典元:「Applications Manager」

特徴

Applications Managerは、データベースやアプリケーションなど幅広いコンポーネントを一元監視できるAPMです。

自動マッピングによるアプリケーション同士の依存関係を視覚的に把握し、トラブルの発生装置も一目瞭然です。

システム状況を簡単に把握し、安定稼働を維持したいと考えている企業にはおすすめのシステムです。

料金プラン

  年間ライセンス 通常ライセンス
費用 30.6万円 73.4万円

年間ライセンスは年間保守サポートが含まれていて、1年ごとの更新です。通常ライセンスは無期限の製品ライセンスと初年度のみの保守サポートがついています。

1年毎に保守サポートを更新する必要がありますが、3年を超えて利用する場合は通常ライセンスの方が割安です。

30日間無料ですべての機能を試用できる評価版があり、この期間はメールによる技術サポートも無料で利用できます。

 

CA Application Performance Management

画像出典元:「CA Application Performance Management」

特徴

社内で運用しているアプリケーションのパフォーマンスを効率的に管理できるようになるツールです。

複雑なシステムを運用している大企業に適しています。大企業に納品しているシステム保守運用者の負担を軽減したい企業にもおすすめです。

 

JENNIFER

画像出典元:「JENNIFER」

特徴

1秒単位のリアルタイム監視でアプリケーションの性能低下を素早く察知して対処します。

監視データはグラフィカルで直感的にわかりやすく可視化し、実用性にこだわった軽量化設計です。

 

Datadog

画像出典元:「Datadog」

特徴

すべてのサービス、アプリケーション、プラットフォームを横断して監視します。

ドラッグアンドドロップなど直感的な操作でダッシュボードを作成して、ログを分析した結果をチーム間で共有することで問題解決が可能となります。

料金プラン

無料で始められます。機能やスペックなど必要な用途によって月額費用が決まります。

 

Stackify


画像出典元:「Stackify」

特徴

Stackify(スタッキファイ)はログ管理と強力なコードプロファイリング機能で迅速なトラブルシューティングが可能です。

分かりやすいUIでダッシュボードをカスタマイズしてアプリケーションのパフォーマンス管理ができます。

海外のサービスなのでお問い合わせは英語となります。

料金プラン

トレースやログの量など用途により月額金額が異なります。14日間の無料トライアルがあります。

 

Splunk


画像出典元:「Splunk」

特徴

Splunk(スプランク)は低コストで様々な膨大なログデータを監視・分析でき、AIによるIT運用で問題の発生時に迅速に対応できます。

金融サービスや公共機関、医療など幅広い業種が導入しているので信頼できるソリューションです。機能が多い分、高度な技術が必要となります。

料金プラン

無料版があります。企業の規模や用途によって料金体系が異なり「Splunk® Enterprise」で年額2,700ドルです。

 

Sensu


画像出典元:「Sensu」

特徴

シンプルで、順応性があり、スケーラブルになることを目的とした監視フレームワークです。

すでに使用しているプラ​​ットフォームやツールとの外部連携が可能で、100ノードまで無料なのでコストも抑えることができます。

オープンソースなので拡張性がありますが、高度な技術が必要となります。

料金プラン

Sensu Goは100ノードまで無料で、SMBや企業組織向けのシンプルな価格設定が用意されています。30日間の無料トライアルを使用できます。

 

自社にあうアプリケーション性能管理(APM)の3つの選定ポイント

1. 監視対象となる範囲

まず、監視対象となるアプリケーションを明確にしましょう。

アプリケーション性能管理(APM)ではサーバーやアプリケーションを1つ1つ個別に監視するだけにとどまらず、縦割り監視や管理したいアプリケーションすべてをひとつに集約し管理することも簡単にできます。

監視対象の範囲はコストに関係してきますので、範囲を広げすぎないよう注意が必要です。

2. 担当者の使い勝手

次のポイントは、担当者とって使い勝手が良いことです。APMには先進的な技術や多彩な機能が盛り込まれていますが、それらに目を奪われることのないように気をつけましょう。

欲しい情報をすぐに確認できるか、確実に問題を把握できるかといった現場にとって役立つツールをおすすめします。

他にも、セットアップが複雑でないなど現場にストレスや負荷を与えずに導入できるかどうかにも注目するとよいでしょう。

3. 導入後サポート

監視対象アプリケーションの知識や分析するためのスキル・知識があれば、APMを円滑に運用できるでしょう。

自社内に専門家がいないなら、より効率的な運用を続けていくためにも、導入後のサポートが必須です。

運用に関するコンサルティングを提供しているツールであれば、なお良いですね。

アプリケーション性能管理(APM)がよく導入されている業種は

アプリケーション性能管理(APM)の導入が進んでいる業界・業種をご紹介します。

まず、Webアプリケーション開発を手がけている業界があげられます。具体的には、

  • SaaS
  • ECサイト
  • オンラインゲーム

といった企業で顕著です。その他、アンケート収集・マーケティングを行うリサーチ企業や、IT系企業での導入事例が多く見られます。

これらの企業はWeb上でソフトウェアという形のサービスを提供しており、アプリケーションの性能がダイレクトに顧客満足度に反映されるため、管理が非常に重要なのです。

アプリケーション性能管理(APM)のメリット3つ

1. ユーザーエクスペリエンスの向上

今やアプリケーションは顧客との重要な接点です。アプリは競争が激化し膨大な数が存在するため、単に使いやすい・見やすいだけのものでは埋もれてしまいます。

APMはユーザー体感性能をリアルタイムで把握し、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。それにより、売上アップや顧客ロイヤリティの獲得、客離れを防ぐなどの効果が期待できます。

2. トラブルシューティングを迅速化

APMの導入により、繁忙期のアクセス集中やレスポンス遅延などアプリケーションのトラブルを迅速に解決することが可能です。

システム同士の連携が複雑・多様化するほどトラブル発生時に原因の特定に時間がかかってしまいますが、APMが問題個所をマップ表示してくれたりアラートをあげてくれたりするので余計な時間を省けます。

また、常にモニタリングしていることでトラブルが起きる前段階で感知し、未然に防ぐこともできます。

3. 運用負担を軽減

APMの3つ目のメリットとして、アプリケーション運用に関する負担の軽減があげられます。

運用に必要なデータはAPMが自動収集してまとめ、ダッシュボード画面で表示されるので、データを把握するための作業工程は必要ありません。

人の手に頼らないため、データの抜け漏れといった作業ミスがなくなるほか、属人化を防ぐことが可能です。

アプリケーション性能管理(APM)のデメリット2つ

1. 知識・スキルが必要

APMでまとめられた情報から状況を分析するには、ある程度の知識が必要となります。また、APMには高度な機能や技術が搭載されているため、それらを使いこなせるスキルも必要です。

導入後のサポート体制が手厚いツールを選ぶとよいでしょう。

2. コストがかかる

「高機能なツールはコストがかかる」という例に漏れず、APMもコストがかかる点がデメリットになります。

しかし近年では、この課題を解決するようなツールも増えつつあります。

初めてAPMを導入する場合は、スモールスタートで始められるツールがおすすめです。

まとめ

今や、多くの企業がオンラインショップを経営し、営業では紙のパンフレットではなくタブレット端末を使用するようになってきています。

今後、より幅広い業界でアプリケーション性能管理(APM)が必要になってくることでしょう。

もっと詳しく知りたいという方は、資料請求や無料トライアルからスタートすることをおすすめします。

画像出典元:O-dan

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