【2024年版】おすすめのログ監視ツール13選を徹底比較!

【2024年版】おすすめのログ監視ツール13選を徹底比較!

記事更新日: 2024/08/08

執筆: 編集部

ネットワークを安全に利用するために、日々の保守作業は欠かせません。

しかしコンピュータの動作状況は目に見えるものではないので、ログとして都度データ蓄積されています。

こうしてできたログファイル、有効に分析できていますか?

毎日ログを収集するだけになってしまい、いつの間にか過去のデータは上書きされていて、いざ異常が発生した時にはもう残っていない・・となってしまっては本末転倒。

しかし、膨大なログを都度管理するのは手間がかかる・・・

そんな時にぜひご検討いただきたいのが、今回ご紹介する「ログ監視ツール」です!

今回は、世間に数多く展開されているログ監視ツールの中から特徴をそれぞれまとめたので、比較検討する際の参考にしてください。

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ログ監視ツールとは 

ログとは、コンピュータが稼働している最中に発生した様々な情報の記録データです。

ログ監視ツールでは、ネットワークに接続されている様々な機材のログを一元管理し内容を分析、異常発生をいち早く検知したり、異常個所を自動復旧してくれたりする機能を持っています。

おすすめのログ監視ツール3選

シェアNO.1!『Logstorage』

画像出典元:「Logstorage」公式HP

特徴

Logstorageは純国産のログ管理ツールです。海外製のツールが多い中、Logstorageは日本国内企業のニーズにマッチした対応が可能です。

ログ分析のためのテンプレートを各種保持しているため、これらを活用したログ解析・分析を可能にします。

直感的に操作できる操作画面と導入を検討しやすい料金。純国産ならではのユーザーサポートで、安心して利用できます。

機能

・純国産で提供する安心感
・マニュアルいらずの簡単な操作性
・サポート体制やドキュメント類は全て日本語対応

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

豊富なラインナップ!『X-MON』

画像出典元:「X-MON」公式HP

特徴

X-MONは、オープンソースソフトウェア(Nagios,RRDtoolなど)をベースとして開発された監視ソフトです。サーバやクラウド、ネットワーク機器を総合的に監視します。

異常を検知した時の通知方法はメール・チャット・音声など多彩。異常発生から復旧までは復旧過程によって最適な方法を導き出し、自動化を実現します。

他監視ツールやインシデント(問題発生)管理ツールとの連携も可能です。

機能

・様々なシーンでもログ分析が可能
・メール・チャットなど5種類の手段で異常発生を通知
・エスカレーション機能による障害復旧の自動化

料金プラン

  10ノード版 50ノード版 Standard版
製品価格 98,000円 480,000円 980,000円

 

 

精度の高いログ収集力!『MylogStar』

画像出典元:「MylogStar」公式HP

特徴

MylogStarは、端末を操作するクライアント側のログ収集と分析を高性能で行うツールです。

1台のスタンドアロンPCからクライアント30,000台のエンタープライズシステムまで、規模やコストに合わせた運用が可能です。

ファイルサーバに特化したツールとデスクトップ側に特化したーツールに分かれており、オンラインショップから気軽に見積もり依頼が出せます。

機能

・サーバ・クライアント別のソフトウェアを用意
・規模に合わせた運用が可能
・OSレベルのログから詳細抽出

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

その他のおすすめログ監視ツールサービス

srest(スレスト)

画像出典元:「srest(スレスト)」公式HP  

特徴

「srest(スレスト)」は、株式会社メタップスホールディングスが提供するイベントログのAWS横断監視ツールです。

さらに、AWSをはじめとする各種インフラ系アプリケーションのコストを可視化することで、異常コストの解明やコスト意識の向上に繋がります

また、直感的に操作のできるダッシュボードで情報共有・アラート管理も簡単におこなうことができます。

 

料金プラン

srest(スレスト)では、料金プランの公開がされていないため、費用の詳細が知りたい場合は問い合わせが必要です。

ダッシュボードの1か月間の無料トライアルを提供しています。

実際のUIを試すことができる貴重な機会なので、是非利用してみましょう。

 

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Site24x7


画像出典元:Site24x7」公式HP

特徴

Site24x7(サイトトゥエンティーフォーセブン)は、ITインフラ全体のログ監視はもちろん、パフォーマンスや可用性を監視できるSaaS型の監視システムです。

有料プランユーザー数は全世界で13,000以上と、様々な業界・企業規模での導入実績があります。

クラウド環境に対応しており、サーバー / Webサイト / クラウド / アプリケーション / ネットワークなど、監視対象の広さも魅力。

ログ監視機能では、Syslogやイベントログ、アプリケーションログなど、あらゆるログを収集し、障害発生時にはアラートで知らせてくれます。

無料トライアルで、30日間全機能無制限で利用できるなので、懸念を徹底検証してから導入可能。

サインアップするだけで今すぐ監視を始められるハードルの低さも見逃せません。

料金プラン

プラン FREE STARTER PRO CLASSIC
費用
(税別)
月契約 0円 2,800円 9,800円 26,000円
年契約 0円 30,000円/年
(2500円/月)
106,000円/年
(約8,833円/月)
283,000円/年
(約23,583円/月)
ログ監視 100 MB/月 500 MB/月 500 MB/月 500 MB/月


上記4プラン以外にも、上位プランが提供されています。

また無料期間に設定した状態を継続して、サービスを利用可能なので便利です。

その他の監視についても様々な要件に対応したプランや、オプションが用意されています。

 

 

LogicMonitor


画像出典元:「LogicMonitor」公式HP

特徴

「LogicMonitor」は2,000件以上の導入実績、第三者評価機関からの高い評価とセキュリティ認証を得たIT統合監視サービスです。

サーバ、ネットワーク、コンテナ、仮想基盤(VMware/Hyper-Vなど)、ログ、SaaSサービス(M365/Zoomなど)の各種管理画面を、LogicMonitor一つに集約、一元的に監視できます。

クラウド型・エージェントレスのため、リモートによる初期環境構築が容易です。

2,000種類以上の監視テンプレートは全て事前設定済みで、テクニカルサポートも充実しているため、IT統合監視サービスに詳しくない企業でも安心して導入することができます。

料金プラン

基本パッケージは契約必須で、監視対象の最低契約数は50台

基本パッケージに、簡易のオンボーディング支援オンラインチャットなどの標準サポートも含まれているので安心です。

プラン名 環境 最低契約数 月額料金/1デバイス
基本パッケージ(Enterprise Package) オンプレミス 50台以上 2,700円/月(税別)
オプション
(LM Cloud)
クラウド
(IaaS/PaaS監視)
50インスタンス以上 270円/月(税別)


その他、SaaS監視、コンテナ監視、Web監視、ログなどもオプションで提供されています。

また、監視対象台数に応じたボリュームディスカウントも可能です(500台~)。

30日間の無料トライアルが提供されているため、使いやすさを試してから契約できます。

 

Watchdog

画像出典元:Watchdog 公式HP
 

特徴

IoTデバイスの故障検知や、アプリケーション異常終了の自動検知をしたい会社にうってつけです。

様々な機器やデバイス・アプリケーションのデータをリアルタイムに自動通知する サービスなので、処理時間の長いアプリケーションの正常性確認や定期的にデータをやり取りするアプリケーションの正常確認、見守り系のサービスに役立ちます。

料金プラン

  トライアル スタンダード カスタム
月額費用 0円 2,500円 要問合せ

 

 

arGuss

画像出典元:arGuss  公式HP
 

特徴

復旧オペレーションの自動化や、障害対応・運用をアウトソーシングしたい会社にはうってつけです。

インシデントフリーの定額で、24時間365日サーバーを監視してくれます。わかりやすい管理画面で誰でも簡単に運用できます。

料金プラン

  ライト スタンダード プレミア
月額費用 9,500円 20,000円 30,000円

 

 

パトロールクラリス


画像出典元:パトロールクラリス 公式HP

特徴

監視システムの運用にかかる経費や手間・時間を削減したい会社におすすめのシステムです。従来、複数の製品が必要だったサーバー監視を1つのシステムで対応。

経費を最小限に抑えるとともに、高性能な監視機能によって手間や時間をかけない効率のよい運用が実現します。

料金プラン

「パトロールクラリス」の料金プランは、必要な監視設定数分のみ購入できるポイント制のライセンス体系となっています。

機器の種別・数を問わず、監視設定数に応じたポイント分のライセンスを購入します。

初年度はライセンス料+年間使用料、次年度以降は年間使用料のみかかります。(ライセンス料金は初年度のみ課金されます。)

 

SMART GW



画像出典元:SMART GW 公式HP

特徴

従来のゲートウェイはネットワーク間の中継でした。SMART GWはそれに加えて、アクセス制御、特権コマンド制御、特権ID管理、操作ログ管理ができる次世代型のセキュアゲートウェイソリューションです。

アクセスコントロールや操作監視をすることで、サイバー攻撃や内部不正による情報漏えい対策が行えます。金融機関や自治体などで使用されているため、信頼性が高いと言えるでしょう。

 

AOSMS



画像出典元:AOSMS 公式HP

特徴

AOSMSは24時間365日体制の運用支援によってサーバやネットワークを監視し、必要であれば現地まで駆けつけてくれるため、システム管理者にとって安心できるサービスです。

日々の監視報告だけでなく今後のシステムの改善に役立つレポートメールを受け取れるのも企業にとっては嬉しいサービスと言えます。

 

Log Option


画像出典元:Log Option 公式HP

特徴

Log Option(ログオプション)はあらゆるシステムやクラウド環境において点在するログを一つに管理することができます。

ログの一元管理が難しい現代において、統合的なログの収集や分析を安全に行える管理運用システムです。運用開始までに管理者向けトレーニングなどサポートも充実しており、無料のデモ版が試せるので他社との比較ができるのも魅力です。

料金プラン

見積もりによって金額が異なります。

 

AUDIT MASTER


画像出典元:AUDIT MASTER 公式HP

特徴

大規模なデータベースを運用しており、セキュリティ対策も含めた監視・保守作業を効率よく行いたいと考えている企業に向いています。

定期的な監視レポートを分析することで、営業戦略の資料として活用したいと考える企業にもおすすめです。

料金プラン

  本体 サーバー単位 年間保守料金
価格 750,000円 250,000円~ 各金額の15%~22.5%

 

 

自社にあうログ監視ツールの3つの選定ポイント

導入後の動作

ログ監視は基本的には24時間常に実行されますが、監視範囲が広いほど、ログ監視の処理能力を必要とします。

また、監視サーバやアプリケーション本来の動作を行う時にログ監視動作がバッティングすると、双方の動作速度が低下してしまいます。

「ログ監視ツールを導入したら、サーバの動作が遅くて仕事にならない」とならないよう、サーバやコンピュータの処理能力に合ったログ管理ツールを選定するようにしましょう。

導入の簡便性

ログ解析ツールを導入するまでの手順として、なるべく簡潔に済ませられるツールを選ぶと良いでしょう。

ログ解析を行うには本来細かな設定が必要なのですが、設定を間違ってしまうとログ収集の精度が低くなってしまいます。

あまりにも手順が多いと、導入する気を失くしてしまいますよね。

ツールのインストールだけで完了するなど、細かな設定は全てツール側でやってもらえる設定になっていると安心です。

管理の容易さ

導入後の操作性も、簡単になっていると助かりますね。

画面の使い易さはもちろん、異常を発見した時のアラート通知も大事な機能です。メールやチャットと連携して通知してくれると、利便性が向上します。

現在利用しているツールとの連携も考慮し、運用しやすいツールを選びましょう。

ログ監視ツールで情報漏洩を防止

例えばログ監視ツールの監視ターゲットを各従業員が利用しているPCすると、従業員の作業状況を集められます。

こうして集められたデータを分析すると、日々の従業員の作業内容が可視化されます。

ログから権限の無いサーバへアクセスしている記録が見つかると、社内からの情報漏洩を早々に食い止めることができます。

もし既に情報漏洩が起こっていたとしても漏洩先の追跡が可能になるので、早期対応が可能です。

こうした意味で、ログ監視ツールは企業のセキュリティ強化に一役買っていると言えます。

ログ監視ツールのメリット3つ

異常が起きた時に素早く対応できる

ネットワークに異常が発生すると大抵、業務が滞る原因となってしまいます。そのため、異常発生時には迅速に対応できるかどうかが重要になってきます。

ログ監視ツールは様々な方法で、異常の発生を通知してくれます。通知手段はメールやチャットと連携し通知メッセージを発信したり、パトライト点滅などの物理的な動作を実行したりなど多彩です。

多くの通知手段を選択することで、異常の発生を逃がさず把握できるようになるでしょう。

インシデント発生時の証拠を残せる

あまり考えたくないことですが、情報漏洩などのセキュリティインシデントが発生した場合には、それを証明する証拠が無いと調査ができません。

特に企業の存続に影響するような重大な機密情報が漏洩した場合に行うデジタルフォレンジックス(法的証拠を見つけるための調査・分析を行うこと)には、ログデータが欠かせません。

毎日の状態を監視し、監視した結果を残せるログ監視ツールは、万が一の時に重要な役目を果たしてくれます。

改良点を可視化できる

日々の活動内容を記録したログを分析すると、現状の機器の動作状況を可視化できます。

そのためネットワーク全体を見回して、無駄に時間を食っている処理が無いか、あるいは必要な処理が行われていない時は無いかをチェックできるようになります。

ある処理で処理能力が多くかかっているようであれば、その部署のサーバ能力を強化したり、処理専用PCの台数を増やしたりするなどの判断ができます。

適切な部門に適切な設備を投資することで、より業務の効率がUPするでしょう。

ログ監視ツールのデメリット2つ

過度な監視では処理能力が低下する

「3つの選定ポイント」でも述べましたが、ログ監視ツールが動作している場合は処理能力が低下します。

これは、収集した情報を物理的に記録するため頻繁にディスクへ書き込みを行っているからです。

そのため、当日のログ保存先は書き込み速度が速いSSDなどを指定し、翌日以降は大容量を保存できるHDDなどに移動する、と言った対応を行っておくと良いでしょう。

ログ保存先が足りなくなる

ログ監視ツールでは様々な種類のログを毎日収集可能ですが、基本的に過去の情報も一定期間は保持しておきたいところ。

しかしログデータは意外とデータ量が多く、いずれ保存先の空き容量を食いつぶしてしまいます。保存ディスクを物理的に補充するにも限度があります。

そのための対応策として、ログ収集項目を減らす・ログ収集頻度を減らす・保存期間を短縮するなどの手段を考えておきましょう。

まとめ

今回ご紹介したログ監視ツールの導入によって、ネットワークにつながっている様々な機器の異常を早期発見できます。

早期発見は早期回復につながるので、顧客や従業員の作業が止まる危険をいち早く回避できるということ。常に安定・安心してネットワークを利用できるようになるでしょう。

一度ログ監視ツールの導入を検討してみたいと考えている方は、ぜひ今回紹介したツールを始めとしたログ監視ツールの導入を検討してみることをおすすめします!

画像出典元:O-dan

 

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