メール暗号化ソフトについて

【2024年版】メール暗号化ソフトのおすすめ10選を徹底比較!

記事更新日: 2024/02/08

執筆: 編集部

ビジネスではいまだ主流のコミュニケーションツールであるメールですが、重要な事柄や文書を送信する際、本当に安全に送れているか心配に思う方もいるでしょう。

そこで、今回おすすめしたいのがメール暗号化ソフトです。

この記事では、数多くあるメール暗号化ソフトの中からおすすめの10選について機能や特徴を紹介しています。

 

メール暗号化ソフトとは

メール暗号化ソフトとは、送信するメールを簡単に暗号化できるソフトです。

メール追跡機能をはじめ様々な機能が付随していて、メールを安心・安全に使用できるようになります。

メール暗号化ソフトのおすすめ4選

暗号化ファイルを自動作成!『メールZipper』


画像出典元:「メールZipper」

特徴

メールZipperは、メール送信の際に添付したファイルをパスワードZipに自動的に暗号化圧縮し、情報漏えいを防ぐメール暗号化ソフトです。

メール送信時にファイルを添付するだけで自動的に暗号化されるため、暗号化したファイルを作成する手間がなく、仕事の安全性と効率化を両立できます。

料金プラン

  共用プラン VPSプラン
月額費用 / アカウント 200円 300円

共用プランでは、10アカウント~490アカウント、VPSプランでは30アカウント以上と利用アカウント数に制限があること、また、アカウント数が増えても割引がないことがデメリットです。

共に最低契約期間は1年間です。

 

新機能がぞくぞく追加!『Re:lation』


画像出典元:「Re:lation」公式HP

特徴

添付したファイルはワンクリックで暗号化ZIPできる、Re:lation。

解凍用のパスワードも自動的に別メールで送信されるため、送信忘れの心配もありません。

メールの他にもメール・LINE・Twitter・電話・チャットなどからの問い合わせを一括管理できたり、新しい機能が次々と追加されたりと、メール暗号化ソフトとしてだけでなく、幅広い使い方ができるツールです。

機能

・案件管理
・メール管理
・顧客管理・情報共有
・外部システムとの連携
・オペレータ教育
・分析・改善

料金プラン

  フリープラン 有料プラン
初期費用 0円 15,000円~
月額費用 0円 12,800円~


登録ユーザー数・ストレージ容量によって変動します。

また、フリープランとは別に、20日間の無料トライアルも用意されています。

 

専用ソフトは不要!『シンプルメール』

画像出典元:「シンプルメール」公式HP

特徴

添付ファイルを自動でパスワード設定、もしくはZIP暗号化してくれるシンプルメール。

万が一、誤った送信先にメールを送信してしまった場合でも、ログ管理機能があるため、メール送信後にも対応できます。

現在使用中のメールサーバーと接続するだけですぐに利用開始でき、手厚いサポートも整っているため、安心して導入できます。

機能

・添付ファイル処理機能
・ダウンロードぺージ
・アップロード先通知メール
・ダウンロードページURL通知メール
・パスワード通知
・アラート機能

料金プラン

  スタンダード プロ ビジネス
12ヵ月契約 / 月 9,300円 13,800円 21,300円
1ヵ月契約 / 月 9,800円  14,800円 22,800円

いずれのプランも初期費用は0円です。

 

導入実績No.1!『m-FILTER』

画像出典元:「m-FILTER」公式HP

特徴

内部の情報漏洩対策だけでなく、外部からの攻撃メールの対策もできるm-FILTER。

添付ファイルは自動的にパスワード付きファイルへ変換され、パスワードも自動通知されます。Bccへの強制変換機能もあり、個人情報を守る機能も充実しています。

機能

・m-FILTER MailFilter(メールフィルター)
・m-FILTER Archive(アーカイブ)
・m-FILTER Anti-Spam(アンチスパム)
・管理機能

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

その他のメール暗号化ソフト

Clearswift SECURE Email Gateway(クリアスウィフトセキュアイーメールゲートウェイ)

画像出典元:「Clearswift SECURE Email Gateway」

特徴

オンプレミス・ホスト型・クラウド・マネージドサービスなど自社に最適なスタイルを選択できるメール暗号化ソフトです。

Microsoft Office 365やGMailなど普段利用しているメールに対しセキュリティを強化できるので、システムを導入するにあたって、手間と時間をかけたくない企業におすすめです。

 

@Securemail Plus Filter(アットセキュアメールプラスフィルター)

画像出典元:「@Securemail Plus Filter」

特徴

メールだけでなく、添付ファイルや送信経路も暗号化することで、安全にメールを送信できる暗号化ソフトです。

Office365やG Suiteなど現在利用しているメール環境のまま導入可能なので、すぐに利用開始できます。10アカウントまでなら月額2,500円で利用できるので、コストを抑えて利用したい企業におすすめです。

料金プラン

初期費用は50,000円、月額費用は10アカウントで2,500円となっています。

10アカウント以上で利用の場合は、問い合わせをする必要があります。

 

Active! gate SS(アクティブゲートエスエス)

画像出典元:「Active! gate SS」

特徴

60日間の無料トライアルがあり、Office 365、G Suite、LINE WORKSと連携できるメール暗号化ソフトです。

時間差配信や添付ファイルの自動暗号化機能など、この機能があったらいいなという機能が充実しています。自社のルールにあわせて柔軟かつ安全にメール送信を行いたい企業におすすめです。

料金プラン

  VPSタイプ 共用タイプ
初期費用 100,000円 50,000円
月額費用 / 1メールアドレス 500円 300円

60日間の無料トライアルがあるので、まずはお試しすることをおすすめします!

 

CipherCraft/Mail(サイファークラフトメール)

画像出典元:「CipherCraft/Mail」

特徴

CipherCraft/Mailは、機密情報を多く扱う証券会社や金融業、通信システム管理会社などにおすすめです。

容易にメールを暗号化でき、不審メールは「開かせない」という対策も可能なため、リスクヘッジが叶います。

料金プラン

「CipherCraft/Mail 7」

  永年ライセンス 年間サブスクリプション
費用 / 50ユーザー 245,000円 80,000円

 

「CipherCraft/Mail 7 Server」

  永年ライセンス 年間サブスクリプション
費用 / 1機能 300,000円 105,000円

導入コストをなるべく抑えてまずは一番必要なシステムのみを導入したい、または社員数が少ない場合は、「CipherCraft/Mail 7」が良いでしょう。

「CipherCraft/Mail 7 Server」を導入したいけれど、予算的に厳しいという場合には、利用したい機能のみを選択して購入することも可能です。

クライアントタイプとサーバタイプがありますが、それぞれの動作環境が異なるだけで金額は同じです。

 

TERRACE MAIL Security(テラスメールセキュリティ)

画像出典元:「TERRACE MAIL Security」

特徴

メール暗号化に必要な機能がオールインワンとなっているソフトです。

スパムメールやウイルスなどの攻撃に負けず、さらに便利なメール機能が付随されているので、重宝するでしょう。

料金プラン

  Standard Enterprise Enterprise Plus
導入費用 120万円 240万円 要問合せ

 

 

FENCE-Mail For Gateway(フェンスメール)


画像出典元:「FENCE-Mail For Gateway」

特徴

FENCE-Mail For Gatewayはメール無害化や個人情報チェック、誤送信対策に対応したメール暗号化ソフトです。

既存のメール環境やネットワークインフラを大きく変更することなく、容易に導入できます。

また、ファイル無害化ソフトとの連携で自治体強靭化対策も可能、地方自治体での導入にもおすすめです。

料金プラン

1アドレスあたりの価格は導入数によって変わります。50アドレスの利用で約350,000円~などですが、詳細はお問い合わせください。

 

自社にあうメール暗号化ソフトの3つの選定ポイント

必要機能

メールを暗号化する機能を保有する多くのソフトは、メールの暗号化だけでなく、誤送信防止機能・宛先を強制的にBcc化する機能・送信フィルタなど、セキュリティ対策になる色々な機能が搭載されています。

選ぶソフトや付随する機能によって料金プランが変わるのはもちろん、使い勝手も大きく異なります。

メール暗号化ソフトを選定する際は、自社にとって必要な機能は何なのか、その機能が搭載されているソフトはどれなのかを見極めたうえで選定しましょう。

送信時の作業負担

メールを暗号化する方法には、いくつかの種類があります。

メールを送信する際に自動的に暗号化してくれる機能を持つソフトであれば手間なく使用できますが、自分でチェックを入れるといった手間が発生するソフトもあり、ソフトによって使い勝手が大きく異なります。

作業負担の大きいソフトを選ぶと結局続かなくなってしまいますので、どのような方法でメールを暗号化するのか、事前に確認が必要です。

更新頻度

最後にメール暗号化ソフトを選定する際に欠かせないのが、更新頻度。

ウィルスが日々進化していく世界なので、こまめにバージョンアップしているソフトだと安心です。

万が一の場合に備えてセキュリティ体制をチェックしておくことはもちろん、ソフトの更新頻度についても事前に確認しておきましょう。

メール暗号化ソフトは大きく2タイプ

メール暗号化ソフトには、大きく分けて2つのタイプがあります。

公開鍵暗号方式

こちらの方法は、簡単に言うと2つの鍵を使って文書を守ります。

まず、メールを送ってもらう側の人が公開鍵を作り、メールを送る人へ公開鍵を送ります。

その鍵を使ってメールを送ってもらい、受信したメールはもう一つ作成した秘密鍵で複合化し、平文にして開封します。

共通鍵暗号方式

こちらの方法はメール送信者も受信者も、一つの鍵を使って文書を暗号化・複合化する方法です。

メール暗号化ソフトのメリット3つ

簡単に暗号化できる

重要なメールを送信する際、「安全に送れているだろうか?」と不安に思ったことがある方もいらっしゃるでしょう。

メール暗号化ソフトを導入すると暗号化したファイルを送信できるため、メールでも安心して重要な情報を送れるようになります。

重要なメールや添付文書をきちんと守りたいと考えている方におすすめのソフトです。

受信者側の負担がほぼない

メール暗号化ソフトでは、暗号化されたメールとほぼ同時にパスワード等の鍵が一緒に送られてくるため、メールを受信した側は簡単に暗号化されたメールを開封できます。

メール受信者側にソフトやアプリのダウンロードを依頼する必要はありません。

情報流出を防げる

万が一、誤った相手にメールを送信してしまった場合でも、相手に開封させないよう対応できるのが、メール暗号化ソフトです。

それぞれのツールによって詳細は異なりますが、メール開封時のアクセス権限設定機能や、送信済メールの追跡が可能なログ管理機能など、重要なデータを守れる機能がそろっています。

メール暗号化ソフトのデメリット2つ

受信者に手間をとらせてしまう場合も

暗号化されたメールを比較的簡単に開封できるメール暗号化ソフトですが、メール受信者側にとってはわずかながら一手間増えるというデメリットがあります。

本来であればメールを開くという単純作業だけで良いのですが、もう一つのメールを開いたり、パスワードを入力したりといった作業が加わるためです。

メール暗号化ソフトを使用する際は、事前に相手へ確認を取ったり、必要なメールだけ暗号化したりといった心遣いが大切です。

セキュリティに対する意識の低下

メール暗号化ソフトを導入・活用すればもう安心だと思いがちですが、いくらソフトを導入したからと言って、すべてのケースにおいて安全・安心とは言い切れません。

イレギュラー発生の可能性を常に念頭に置けるよう、社員一人一人の意識レベルを高く保つことが大切です。

メール暗号化ソフト導入後も、メールの使用方法や送信時の注意点について、定期的に社員にリマインドしていくよう心がけましょう。

まとめ

安心・安全に重要な事柄や文書をメールで届けられるようになるメール暗号化ソフト。

対策が手薄なままメールをビジネス利用している方は、ぜひ今回ご紹介したメール暗号化ソフトの導入を検討してみてください。

画像出典元:O-dan

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