Amazon CloudWatch

記事更新日: 2020/06/30

執筆: 編集部

編集部コメント

「Amazon CloudWatch」はアマゾンウェブサービス(AWS)が提供するシステムと連携可能なAPM(アプリケーション性能管理)です。システムを安定的に運用するためにはスピーディーな異常の検知が必要ですが、それを実行可能にしてくれるのが「Amazon CloudWatch」です。

1. 監視機能

AWS上のアプリケーションを監視できる

2. 通知機能

監視機能において特定の閾値を突破すると通知にて知らせる

3. イベント機能

APIのイベントをトリガーにしてアクションを起こせる

良い点

AWS用に作られているので、AWS監視に最適です。「Amazon CloudWatch」はPush型なので監視対象が増えても迅速に対応できる点が魅力です。

悪い点

独自のメトリクス設定を含め一定以上のスキルと知識が求められることです。運用の設計がある程度できる熟練者向けのシステムとなっています。

費用対効果:

初期費用や毎月発生する固定費がありません。従量課金制なので、費用を最低限に抑えることができます。

UIと操作性:

システムに関するある程度の専門知識を持っている人でないと使いこなすことは難しいでしょう。

導入ハードル:

専門知識が備わっている人ならば問題なく導入できます。チュートリアルがあるのも特徴です。

Amazon CloudWatchの特徴3つ

1. パフォーマンスの状態監視や管理が非常に簡単

「Amazon CloudWatch」は、AWSを用いたサービスやアプリケーションを監視し、パフォーマンスの状態をデータで簡単に確認することができます

カスタムダッシュボードを活用することで、それらのデータを見やすいグラフとして表示させることも可能です。

閾値を突破してしまったときに通知を送信する機能だけでなく、障害のログを記録して保管する機能もあるので障害を復旧するための対応や検証がしやすい作りになっています。

ただし、一定期間が過ぎてしまうと過去のデータポイントは消えてしまうので、トラブルが発生した場合は早めに対応しなければいけないでしょう。総じてパフォーマンス問題を解決しやすいシステムです。


「Amazon CloudWatch」を用いた監視画面

2. 高度な分析が可能

「Amazon CloudWatch」のデータポイントについては、1分ごとでは15日間の保存、5分ごとでは63日間の保存、1時間ごとでは455日間の保存となっているので、1年間を通じてのデータ分析も可能となっています。

この分析機能により日々の使用状況のなかで、いつ、どのような障害が発生しているのか正確に特定できるようになります。また、システムを有効活用することによって障害を未然に防ぐオペレーションを実行することも可能となります。

また、分析結果についてはそれを活用することで、障害が発生しないよう閾値を超えた場合に必要なアクションを自動で行わせることもできます。


「Amazon CloudWatch」を用いたCPU使用率の確認

3. 他のAWSや外部ツールとの連携により利便性UP

「Amazon CloudWatch」はクラウドコンピューティングサービスにおいては知名度の高いアマゾンウェブサービス、通称AWSと連携しているクラウドサービスです。

そのため、他のAWS機能とリンクさせることも可能であり、リンクさせればより利便性を向上させることができます。

一方で、AWS以外の管理ツールと連携しているシステムも多数あります。あまり「Amazon CloudWatch」を使いこなす自信が無いという人でも、他の管理ツールとセット運用することで簡単にAWSの監視ができるようになります。

また、他の管理ツールをセットすることでアプリケーションの状態を監視し、自動で復旧できるようにするといった使い方もあります。このような使い方をすれば、収集したデータの監視や分析の効率もよりアップするでしょう。


収集したメトリクスのグラフ化

 

Amazon CloudWatchの料金プラン


上の表に記載されている範囲までは無料で利用することができます。こちらの利用枠を超えた場合に有料(従量課金制)となります。

メトリクス・ダッシュボード・アラーム・ログ・イベント・Contributor Insights・Canariesごとに料金が設定されており、料金の詳細についてはお問い合わせをする必要があります。

Amazon CloudWatchの評判・口コミ

業務負担が軽減されました
Mapbox様

Mapboxでは、社内のすべてのモニタリング、ログ記録、メトリクス、アラートといった処理を 1 つのツールの下に統合する手段を求めていました。CloudWatch のおかげで、サードパーティーシステムの設定、構成、学習といった業務負担が軽減されています。

業務の複雑さが軽減されました
Pushpay様

開発環境とテスト環境の両方のログに対し、エンジニアリングチームがアクセスやクエリすることはできません。CloudWatch Logs Insights を使うことで、CloudWatch Logs 内のログにクエリすることが可能となり、業務の複雑さも軽減されています。

*「Amazon CloudWatch」公式HP参照

まとめ

すでにAWSの機能を何らかの形で使用しているという企業にはうってつけのAPM(アプリケーション性能管理)です。無料でできることが非常に多いですが、運用にはそれなりの知識が必要なので注意しましょう。

AWSのツールも非常に豊富なのですが、Amazonのクラウドサービスプラットフォームに合わせて作られた外部ツールも充実しているので、今後も利便性が向上していくことは間違いありません。

初心者にもある程度使いやすくするための外部ツールも用意されており、サポート体制も充実しているので、初心者だけどこれからAWSを導入して活用していきたいという人にも手を出しやすくなっています。

画像出典元:「Amazon CloudWatch」公式HP

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