近年テレワークの推進が日本中の企業から注目を集めており、推進に有効活用すべきツールが、テレビ会議(Web会議)やスカイプのシステムです。
それぞれに機能や使用方法の違いがあるため、自社の置かれている状況に応じた使い分けがビジネス成功のカギとなります。
この記事では、テレビ会議(Web会議)とスカイプの機能や使用方法、料金を比較します。
このページの目次
テレビ会議(Web会議)とは、インターネットやISDN回線などを利用して遠隔地感でのやり取りを音声だけでなく映像も交えて行えるシステムのことです。
テレビ会議の導入にあたっては、専用の機材を会議室に常設する必要があります。
一方でインターネットを活用したWeb会議であれば、市販のパソコンやWebカメラを用いて比較的手軽かつ安価で導入することが可能です。
また多くのWeb会議システムは、パソコンだけでなくスマホやタブレットでの利用にも対応しています。
ここではWeb会議システム「Zoom」を例に紹介します。
Zoomのダウンロードは以下のURLより行うことができます。
パソコン版のダウンロード手順は以下の通りです。
1. 画面一番下までスクロールし、「ダウンロード」をクリック
2. 「ミーティング用Zoomクライアント」の「ダウンロード」をクリック
3. ダウンロードされたファイルをダブルクリック
以上の手順でダウンロードが完了し、サインイン画面が表示されます。
スカイプとは、音声通話やビデオ通話、チャットといった機能をスカイプの利用者同士であれば無料利用することができるツールです。
少数の拠点や参加者間でのやりとりであれば十分にスカイプで対応することができます。
パソコン同士であればホワイトボード機能も利用できるなど、ビジネス利用に必要な機能が最低限備わっているツールと言えるでしょう。
Skypeのダウンロードは、以下のURLより行うことができます。
https://www.skype.com/ja/get-skype/
利用までの流れは、以下の3ステップです。
1. パソコンやスマホに Skype をダウンロード
2. Skype の無料アカウントを作成
3. Skype にサインイン
新型コロナウイルスの感染拡大への防止策として、テレワークの導入に世間の注目が集まっています。
ここではテレワーク実施に有効な、テレビ会議(Web会議)やスカイプのメリットをご紹介します。
テレビ会議(Web会議)やスカイプを利用することで、コストカットが可能です。
従来のような一か所で開催される会議に参加するには、参加者の交通費や人件費、場合によっては宿泊費などの出張コストがかかります。
一方でテレビ会議やスカイプを利用すれば会議のために移動をする必要がなくなり、出張費用が削減できるのです。
会議開催に要する費用の検討が不要となるため、必要なタイミングでより自由に会議の開催が可能になります。
また、会議のために多数の社員を収容できる会議室を用意する必要がなくなりますので、オフィス賃料や貸し会議室料などのカットにもつながるでしょう。
テレビ会議やスカイプを利用することで、場所の制限を受けずに会議が開催できます。
遠方の顧客や営業所との会議・商談は、費用はもちろんのこと移動にかかる時間の負担が大きく、従来は思うようなコミュニケーションが取れないこともありました。
しかしテレビ会議やスカイプならば、物理的な距離に影響されずに必要な会議やコミュニケーションをとることが可能なのです。
電話やメールだけを利用してテレワークを実施することも可能ではありますが、テレビ会議やスカイプを利用することで、コミュニケーションのさらなる促進が期待できます。
画面上とはいえ、顔を合わせてやり取りをするだけで意思の疎通は図りやすくなり、意思決定を迅速化できるようになるのです。
電話やメールではどうしても伝えづらいニュアンスも、テレビ電話やスカイプならわざわざ出張せずにすぐ伝えることができます。
情報伝達が気軽かつ容易になれば、社員同士の意見交換が活発化してストレスがたまりにくくい風土の醸成にもつながるでしょう。
テレビ会議やスカイプの導入によって情報の相互理解度や会議のスピード感が高まるうえに、仕事相手や同僚との一体感を高めることにもつながるのです。
より具体的な比較をするために、ここではテレビ会議システムとして「Zoom」を例にしてスカイプと比較します。
テレビ会議とスカイプの違いとしてまず挙げられるのが、使用するための事前準備などに関する点です。
スカイプを利用するにはそれぞれが個人アカウントを作成し、参加者どちらかのIDを知っておく必要があります。
それに対してZoomでは参加するためのアカウントが不要であり、主催者が各参加者に通知しておいたURLをクリックするだけで、会議に参加することが可能です。
「送られてきたURLをクリックする」と理解しておけば十分ですので、インターネットやパソコンの扱いに不安のある方も安心して参加でき、問い合わせも大きく減らせます。
無料通話アプリのスカイプなら、無料版であっても以下のような機能が利用できます。
ちなみに、有料版であれば更に以下の機能が利用可能です。
一方テレビ会議の料金はサービスやプランによって異なり、例えばZoomは利用できる機能の幅によって無料から月額2,700ドル(約29万3,000円)のプランが用意されています。
もちろん料金が高くなるにつれて機能は充実していき、最も高いプランなら無制限のクラウド保存が可能になるなど大企業の利用にも充分耐えられるほど機能が充実するのです。
搭載機能についても、両者には違いがあります。
スカイプ | Zoom(テレビ会議) | |
通話録音機能 | なし | 標準機能として搭載 |
画面の共有機能 |
あり |
あり |
ホワイトボード機能 | なし | 画面共有の際に選択可能 |
ブレークアウトルーム | なし | あり |
上記のうちブレークアウトルームとはWeb会議室上に小部屋を作る機能であり、グループミーティングやグループワークなどを行う際に便利な機能です。
このように、スカイプは無料で手軽に意思疎通のシステムが利用できる一方で、テレビ会議ではプランに応じて機能を充実させることが可能と言えます。
名称 | FreshVoice(フレッシュボイス) |
公式ページURL | https://www.freshvoice.net/ |
料金 | 初期費用:一律10万円 月額:1拠点につき3,000円~ |
特徴 |
・Web会議開催まで3クリックの簡単操作を実現 |
FreshVoice(フレッシュボイス)は200拠点での同時開催を唯一全画面で表示できる、純国産のWeb会議システムです。
2003年にサービスを開始して以来、乗っ取りや改ざん、スキミングなどの被害が一度も無いセキュリティの高さも魅力と言えます。
名称 | BizMee(ビズミー) |
公式ページURL | https://bizmee.net/ |
料金 | 無料 |
特徴 |
・既存のブラウザを用いて誰もが無料で利用可能 |
BizMee(ビズミー)は、全ての機能を会員登録やインストール不要で無料利用ができる、コストパフォーマンスの高いシステムです。
無料とはいえ、WebRTCで構築されているため音声の品質は高く、ホワイトボードや議事録の共有など必要な機能は一通りそろっています。
名称 | Googleハングアウト |
公式ページURL | https://gsuite.google.com/products/meet/ |
料金 | 初期費用:無し 月額:680円/1ユーザー~(無料試用あり) |
特徴 |
・Googleアカウントさえあれば利用可能 |
Googleハングアウトは、Googleアカウントを利用したビジネスビデオ会議ツールです。
カレンダーや招待状メールから簡単に会議へ参加することができ、「SkypeforBusiness」等を基盤とした他の会議ソリューションとの連携もできます。
テレビ会議やスカイプのシステムを活用すれば、近年多くの注目を浴びているテレワークの導入を効果的に進めることが可能です。
スカイプとテレビ会議にはそれぞれの特徴があり、自社の状況によって使い分けることで、ビジネスをさらに迅速かつ効果的に進展させることができるでしょう。
画像出典元:Burst
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