今回は、マニュアルや1on1シートまで作成できるNotePMを起業LOG編集部が実際に使い、その感想をまとめています。
結論を言えば「NotePMをマニュアル作成だけに使うのはもったいない」と思いました。
このように評価した根拠や使用感、機能などを記事内で詳細に解説しているので、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
機能 | 編集部の評価 | 評価の根拠 |
マニュアルの作りやすさ | ★★☆☆☆ | 根拠をみる |
画像編集のしやすさ | ★★★☆☆ | 根拠をみる |
ファイルのアップロードの時間 | ★★★★★ | 根拠をみる |
ファイル管理のしやすさ | ★★★★★ | 根拠をみる |
NotePMでのマニュアル作成は、ワードプレスなどCMSで記事を作成する感覚に近いです。
そのため、WordPressなどのツールに一度も触ったことがない人からすると、最初は「使いにくさ」を感じるかもしれません。
NotePMは、スマートフォン用のアプリがないため、ブラウザ版を使う必要があります。
NotePMでマニュアルを作成する場合、文字で説明することが多くなるため、スマホ向きではないかもしれません。
ただ、スマホでも作成できるようなレスポンシブ対応になっていて「ただ画面を小さくした」感はないのがよかったです。
マニュアル作成に特化したツールを選ぶなら「NotePMはもったいない」と思いました。
なぜならNotePMは、企画書やクレーム処理など12種類のテンプレートがあり、マニュアルも作成することができるためです。
そのため、マニュアル作成も目標管理も「全部NotePMでやりたい」のであれば、オススメですが、マニュアル作成だけするであれば宝の持ち腐れになってしまう気がします。
NotePMでは、動画を組み込んだマニュアルを作成することも可能ですが、ツール内で動画編集できません。
マニュアル作成に特化したツールでは、動画編集も可能なので「NotePMでもできたらな」と感じました。
例えば、マニュアル作成に特化したツールでは、ツール内で動画を撮影し、ツール内で動画編集することができます。そのため、動画マニュアルを作成する時にとても便利です。
ただ、NotePMの画像編集はデザインがシンプルなのにおしゃれで、編集部では1番人気がありました。
またNotePMは、動画&画像編集が基本機能となる「マニュアル作成特化ツール」と比べると普通に感じますが、社内Wikiツールで画像プレビューや画像編集に対応しているのはNotePMだけです。
NotePMは、スマホ版アプリがないのデメリットだと思いました。
スマホでマニュアル作成できるメリットは、手軽に動画をマニュアル組み込めることです。
ただ、NotePMは動画を使ったマニュアルより、文字メインのマニュアルなので、スマホのメリットを発揮できないと思いました。
マニュアル作成ツールを導入した時に「ちゃんと使いこなせるかな?」と不安になりますが、 NotePMを開いた時の安心感がすごいです。
例えばNotePMでは、Step1の「はじめての方へ」から13個のマニュアルでNotePMの使い方を解説してくれます。
これめっちゃ助かります!
マニュアル作成ツールは、直感的な操作で作ろうぜ!的な雰囲気があるのですが、それだとツール内の基本的な機能しか使いこなせないことがあります。
そのため、NotePMのように解説してくれるのはいいですね。
解説はちょっと長いですが、それも親切だなと思いました。
NotePMでは、フォルダ階層を無限に作成できます。
パソコンでは、ほぼ無制限にフォルダ作成できることを考えると「普通の機能じゃない?」と思いますが、普通じゃないです。
例えば、他のマニュアル作成ツールでは、2階層までしかフォルダわけできません。その場合、どのフォルダに格納するかとても迷いますし、ファイルが見つからないなどの不便さに直結してしまいます。
使いたいマニュアルをすぐ見つけられるというユーザー側のメリットもありますし、フォルダわけを考える管理者側の両方にメリットがある機能です。
NotePMは、他のマニュアル作成ツールと比べて、ファイルのアップロードが速いです。
例えば、他のマニュアル作成ツールだと4分弱の動画をアップロードしたところ、約9分近くかかってしまいました。
一方で、NotePMでは4分49秒の動画をアップロードしたところ、数秒で完了したので、サクサク動画を作成することができました。
画面の前で動画のアップロードが完了するまで待つ必要がないのは、すごく快適でした。
NotePMは、他のマニュアル作成ツールに比べると、検索機能が1段階上だと思いました。
ファイルやマニュアル内のテキストまで検索できるだけでなく、ページにアップロードされているPDFなどにあるテキストまで検索し、該当する物を探し出してくれます。
例えば、マニュアル内にPDFをアップロードし、そのPDF内にある文言「本書の発刊にあたり」を入れたところ、しっかりと探し出してくれました。
検索機能は「どこのマニュアル作成ツールも同じだろう」と思ってて、申し訳なくなりました。
ここからは、NotePMの18機能について「もっと詳しく知りたい」人に向けて、5つに分類して解説します。
実際に使ってみないとわからない使用感を解説しているので、参考にしてください。
ノート作成機能は、作成したページを目的やカテゴリー別に管理できるフォルダのようなイメージです。
ページ作成し簡単な設定をしたあとは、メールフォルダのように、部署・業務・プロジェクト単位でわけることができるのは、とても便利でした。
マニュアル作成ツールは、マニュアル数が多くてごちゃごちゃしがちなのですが、NotePMはアイコンのおかげもあり見やすかったですね。
NotePMでマニュアルを作成をする場合、マークダウン方式になるので、慣れるまでは使いにくいと思います。
直感的でわかりやすいマニュアル作成ツールとは違い「WordPress(CMS)で記事やブログを作成する」感覚に近いかもしれません。
私は普段からWordPressを使ってるので、直感で操作できましたが、馴染みのない人からすれば、パッと見で「難しそう」という感覚になってしまうかもなと思いました。
ただ書いてる途中で、勝手に下書き保存してくれるのが地味に便利です。
NotePMの画像編集機能は、他のマニュアル作成ツールと同様にシンプルで使いやすかったです。
NotePMの画像編集機能は、9個に絞られているため、初心者でも使い方に迷うことはありません。
ペイントやプレビュー、パワーポイントを触ったことがある人なら、心配なく使いこなせます。
■画像編集機能
個人的にNotePMの画像編集で良かったのが、デザインです。
他のマニュアル作成ツールだと「使い方もシンプルだから、デザインもシンプルだよ」感があったのですが、NotePMの画像編集はおしゃれで、線とか色とかこだわっているのだと感じました。
勘違いだったら、ごめんなさい。
テーブルエディタでは、マニュアル内に表を作成することができるため、数値の確認や共有にも使うことができます。
ただ表の作成自体は簡単なのですが、作成した後の修正や表の追加など「ちょっと面倒かも」と思いそうです。
前述でも書きましたが、NotePMは12種類のテンプレートがあり、用途ごとに使い分けることが可能です。
クレーム報告書や営業ヒアリングシートなど、テンプレートの種類が多いのは他のマニュアル作成ツールにはない良さなので、マニュアル作成だけしたいなら、NotePMはもったいない気がします。
NotePMは、PDFやパワーポイントなど、全種類のファイルをアップロードすることができます。
この機能はかなり便利で、他のマニュアル作成ツールだと「PDFやパワーポイント対応していない」などの制限があり、既存のマニュアルを作り直さなければいけないこともあります。
そのため、既にマニュアルが多い企業でも、NotePMにアップロードするだけで、全てのページが1枚ずつ表示されるので、超楽です。
正直、既存のマニュアルが多いなら、NotePMが1番いい気がします。
前述でも書きましたが、NotePMはマニュアル内に動画をアップロードすることができますが、その機能が微妙でした。
マニュアルに動画を組み込めるのは他のツールと同じですが、ツール内で画面キャプチャーと動画編集ができないのは、少し残念でした。
例えば、NotePMで動画マニュアルを作成する場合、ツール外で動画撮影&編集をする必要があるため、かなり手間です。
そのため、動画を使ったマニュアルを多く作りたい業界や企業などには、NotePMは合わないかもしれません。
NotePMでは、ドラッグ&ドロップで動画をアップロードできるのは使いやすいです。
NotePMは、ツール内で動画撮影することはできないのはBADポイントですが、動画をアップロードする時間が短いのはGOODポイントです。
例えば、他のマニュアル作成ツールでは、4分弱の動画をアップロードするだけで、約9分近くの時間がかかってしまいました。
それに比べると、NotePMに4分49秒の動画をアップロードしたところ、ちょっと目を離した数秒で完了していたので、サクサクマニュアル作成を進めることができました。
NotePMでは「シーケンス図、コンポーネント図などのUMLを描画できます」らしいですが、ちょっと文面だけでは理解できなかったため、公式HPをみてみました。
ただ、NotePMの公式HPをみても理解できなかったため、玄人向けの機能だと思っています。
NotePMは、階層数に制限なくフォルダを作成することが可能です。
他のマニュアル作成ツールだと「2階層しかフォルダ分けできない」ことがあり、マニュアル作成数が多い企業ではフォルダ管理が面倒になってしまうことも少なくありません。
例えばNotePMなら、部署ごとのフォルダを作成、部署の中のチームごとにフォルダを作成、チームの中の業務ごとにフォルダを作成できます。
これだけでも十分ですが、ファイル階層に制限がないため、より細かく分類することで、見つけたいマニュアルをすぐに見つけることができます。
そんなにすごい?と思いますが、他のマニュアル作成ツールを使ってみると「階層が少なくて、フォルダわけが大変」と思うはずです。
NotePMでは、簡単にページやマニュアルを探すことができます。
キーワードハイライトや絞り込みは、管理数が多くなるマニュアルツール界隈では普通ですが、ファイルの中身まで全文検索できるのは「え、すごい」と思いました。
正直、どうやってPDF内の文言まで検索しているのか分かりませんが、検索するとしっかり狙ったマニュアルが表示されました。
NotePMでは、マニュアルの変更履歴を確認できるだけでなく、ボタン1つで過去のバージョンの戻すことができます。
マニュアルの更新が激しい業界だと「前の方がよかった」などがありますが、NotePMなら変更履歴から簡単にマニュアルを戻すことができるため、安心です。
NotePMでは、作成されたマニュアルをまだ見ていない人やみた人を確認することができます。
またページをお気に入りにしたり、自分にとって重要なページにピン留めをすることができます。
この機能は、他のマニュアル作成ツールと同じような感じです。
タイムラインでは、チームの活動状況などを知ることができたり、最新情報を確認することができます。
画像出典元「NotePM公式HPより」
すごく便利そうな機能だと思ったのですが、実際のところマニュアルの更新や作成が多い企業だと、タイムラインに流れる情報量が多くて「邪魔」になってしまうかもしれないなと思いました。
NotePMで作成したマニュアルなどは、一瞬でPDF出力することができます。
作成したマニュアルを社内で使うだけでなく、PDF化することで社外資料として活用することもできます。
テンプレートが多いNotePMだからこそ、PDF出力機能がより光ると思いました。
NotePMでは、ツールに招待されていない人にも、マニュアルやページを共有することが可能です。
パスワードも簡単に設定できて便利だと思いましたが、他のマニュアル作成ツールの方が外部共有機能は便利です。
例えば、外部共有する際にURLはもちろんですが、QRコードを発行して外部共有することもできます。
それと比べると、普通の機能だと思いました。
NotePMでは、chatworkやslackなどの外部サービスとの連携も可能です。
外部連携することで、NotePMの更新情報などが届くらしいのですが(試していません)、頻繁に通知がきたら「業務の邪魔だな」と思ってしまいそうです。
NotePMは、とてもセキュリティーが強そうです(セキュリティに詳しくないので)。
機能 | 詳細 |
柔軟なアクセス制限 | 共有範囲を柔軟に設定可能 |
ゲスト権限・参照専用権限 | 社外、インターン、アルバイト向け権限 |
グループ機能 | チーム内のユーザーをまとめて管理可能 |
ページロック機能 | 特定のページを編集不可にできる |
アクセスログ・監査ログ | 操作履歴、監査ログを出力 |
2段階認証 | 2段階認証に対応 |
IPアドレス制限 | IPアドレスを制限可能 |
閲覧履歴管理 | ページをみた人、時間を確認できる |
アカウントロック | 連続してログイン失敗した場合にロック可能 |
接続している端末の確認・解除 | ログイン失敗した端末情報を記録。接続不可にできる。 |
これだけセキュリティ機能があると、詳しくない私でさえ「安心してしまう」心強さがありますね。
今回は、起業LOG編集部がNotePMを実際に使ってみましたが、正直「マニュアル作成だけに使うのはもったいない」です。
そのため、マニュアル作成や社内共有など、 NotePMだけで全て完結させたい人にはオススメです。
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