ビジネスを展開していく中で、1日24時間という時間をもっと有効に活用し、生産性をアップさせたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、時間管理アプリです。
今回は数多くある時間管理アプリの中から、おすすめの12アプリをご紹介します。それぞれのアプリの特徴や機能について説明していきますので、ぜひ最後まで目を通してください。
このページの目次
画像出典元:「Toggl(トグル)」公式HP
全世界の70,000を超える企業が導入しているToggl(トグル)。プロジェクトのタスクごとに時間が管理できるため、具体的な時間の割り当てが可視化でき、生産性を向上させられます。
スタートとストップを押すだけという、シンプルな使い勝手も人気を集めています。
・ワンクリックタイマー
・リマインダーの追跡
・100以上のアプリ統合
・報告
・プロジェクトダッシュボード
・請求可能なレート
公式HPではドルで料金が表示されています。詳細はお問い合わせが必要です。
画像出典元:「Time Crowd」公式HP
3ステップで時間の使い方を見直せるTime Crowd。ブラウザ、Chrome拡張、アプリから記録ができ、レポート機能で自動集計してくれます。
シンプルで続けやすく、記録したデータの見える化に特化した機能がそろった時間管理アプリです。
・メンバー機能
・単価計算
・Chrome拡張
・各種ツールと連携
・API
個人 | 通常 | エンタープライズ | |
月額費用 | 0円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
画像出典元:「Timesheet」公式HP
カレンダーを使って時間を管理するTimesheet。ストップウォッチ機能の他、作業終了後の登録もできます。
一定時間ごとの繰り返しアラーム設定ができるため、集中して作業をしたい時やストップウォッチの止め忘れ防止にも役立てられます。
・簡単登録
・Apple Watch対応
・レポート出力
・カレンダー保存
アプリの購入代金は490円(全ての機能が使用可能)です。
画像出典元:「ワークライフログ」公式HP
「ワークライフログ」は、パソコンにインストールして起動するだけ。自動でイベントログを収集し業務を可視化できます。
曖昧で漏れが起きやすいヒアリングの工程を削減しつつ、より短時間・低コストで正確に、RPA化・システム化できる業務を洗い出し、コア業務に時間を割ける体制を目指していけます。
業務可視化ツールには監視を目的とするものもあります。従業員に勘違いされる恐れがあるので、導入前に業務の効率化を目的としていることを丁寧に伝えましょう。
「ワークライフログ」は月額課金制です。
初期費用・契約期間無しで利用を開始できるので、スピーディーな導入が可能です。
画像出典元:「ATracker」
アプリをインストールして数タップで日々の時間やタスクの管理が可能です。
時間管理だけでなく目標達成のためにレポートを作成・分析・共有できるので、仕事においてプロジェクトを達成するためにも活用できます。
制限がありますが、基本的な機能は無料です。
アップグレードすることにより、様々な機能が使用できます。
画像出典元:「Hours」
様々なデバイスに対応していつでもどこでもワンタップで時間を管理できます。
シンプルで使いやすいデザインにこだわっており、オプション機能追加でプロジェクトに関わるチームのシフト管理も可能です。
基本的な時間管理機能は全て使用できます。
オプション追加により、時間分析やチーム管理も可能です。
画像出典元:「時間による目標管理」
タイマーやアラームなど基本的な時間管理に加え、目標達成までの期間を設定するだけで、日々の投入時間などを素早く計算してくれるため、作業や勉強に集中して取り組めます。
基本的な時間管理機能は全て無料で使用できます。
アプリ内で課金があり、広告の非表示は250円かかります。
画像出典元:「Timetodo」
シンプルな操作や色分けによってスケジュールがわかりやすいタスク管理アプリです。
仕事や勉強だけでなく日々のルーティーン作業も簡単にタスク管理できるので1日の時間が効率よく過ごせます。
無料で基本的なタスク管理機能が使用できます。
月額300円で無制限のサブタスク作成が可能です。
画像出典元:「Be Focused」
Be Focusedは”ポモドーロ・テクニック”という考え方で、あらかじめ決めておいた作業時間と休憩を繰り返してタスクをこなしていく時間管理アプリです。
シンプルなUIで無駄な操作なく集中力を高めます。
無料版で基本的な機能が使用できます。
有料版では月額250円で iPad、iPhoneおよびMacの間での完全な同期ができ、タスクの進捗をCSVファイルにエクスポート、バナーや広告の非表示。
画像出典元:「WillDo」公式HP
日々の行動ログ・今後の予定やタスクなどの情報を入力すると、今後1週間の行動を予測して文章とアイコンでお知らせしてくれます。
また、今日のタスクの目標がどのくらいの余裕を持って達成できるかをアイコンで5段階で表示。余裕のあるなしが顔のイラストで表現されるので、分かりやすいです。イラストがかわいいので、忙しい日でも思わず和めそうです。
長い間アプリを使うと、より予測の精度が正確になります。自分の過去の行動ログを確認することもできるので、自分の行動パターンを客観的に可視化できるでしょう。
無料で利用できます。
画像出典元:「Life Analytics」公式HP
時間を自宅・仕事・遊びなどのカテゴリーに分類し、グラフで表示してくれるアプリです。
初期設定はとても簡単。それさえしてしまえば、後は自動的に情報を収集・分析できます。面倒な記録操作が必要ないので、使いやすいアプリです。
自分の生活時間が可視化されるので、有意義な時間の使い方ができるようになるでしょう。
画像出典元:「MYSTATES」公式HP
自分の行動を記録し分析するためのアプリです。
分析できる項目は2つ。
・いつ何をしたかを記録して、何にどれだけ時間を使ったかを明らかにする時間アクティビティ
・今日の成果や状態を記録して、その推移を追える日別アクティビティ
分析するアクティビティは自分で自由にカスタマイズできます。
画像出典元:「CotoGoto」公式HP
フリーランスの作業を可視化する時間管理アプリです。フリーランスの勤怠時間にとどまらず、メンタルもサポートしてくれるアプリとして話題です。
AIとの日々の会話内容を作業として記録・分析。AIと会話を楽しんでいると、知らぬ間にライフログが作成されます。
時間・作業内容だけでなく、場所・感情の変化も用いながらログを解析するので、より深い分析が可能です。外部サービスとの連携機能も備えています。
時間管理アプリを選定する際は、まずビジネス利用か個人利用(生活管理)か、使用する目的を明確にしましょう。
ビジネス利用の場合、プロジェクトやタスクごとに担当者を設定できたり、チャット機能があったりするものを選定すると、互いに仕事管理や進捗状況を確認しやすくなります。
一方、個人利用の場合は、アイコン等を自由にカスタマイズできる機能や集中力を高められるタイマー機能等がついているアプリの方がおすすめです。
ビジネス利用・個人利用双方に適したアプリもありますので、まずはどのような目的で時間管理アプリを導入するのかを明確にしてください。
時間管理アプリは、入力に手間がかかるようなアプリだと続かないため、シンプルに操作できるものがベストです。
スタート・ストップだけで入力が完了するものや、ロック画面から操作可能なもの等、それぞれのアプリによって様々な操作性があります。
自社や個々人に合った操作性を持つアプリを選定してください。
時間管理アプリには、各種外部ツールと連携できるものがあります。
カレンダーや社内コミュニケーションツール(ChatWorkやkintoneなど)と連携できると、さらにアプリを活用できるようになるので、おすすめです。
現在、社内で使用している外部ツールがあれば、それらのツールと連携可能か否かを確認したうえでアプリの選定を行うことをおすすめします。
時間管理アプリにはたくさんの種類があります。
入力のしやすさはもちろん、時間やデータの分析画面の見やすさはユーザーによっても変わります。個人の好みや社員のレベルに適したアプリを1回で選ぶのは難しいので、まずは無料お試しにチャレンジすると良いでしょう。
無料で始められる時間管理アプリは比較的多いので、それぞれのアプリごとにチーム単位で試してみるのもおすすめです。
時間管理アプリを活用して時間を計測するようになると、何にどれだけ時間を使っているかが可視化されるため、より効果的な時間の使い方ができるようになります。
また、プロジェクトやタスクごとに時間を計測するため、一つの業務に対する集中力を向上させることも可能です。
時間管理アプリの導入により短時間で効率的に成果を上げられるようになれば、その結果、生産性の向上に繋がるでしょう。
時間管理アプリでは、それぞれの作業時間をグラフ等のデータで客観的に見られるため、何に時間を使ったかを把握しやすくなります。
そのため、不要な時間は減らそうという意識が働き、時間そのものをより大切に使えるようになるでしょう。
時間を可視化することは業務の効率を上げ、長くなってしまいがちな休憩時間も自分で意識して管理できるようになり、時間に対する認識を良い方向に変化させられます。
何に時間を使ったかを可視化できる時間管理アプリは、モチベーションの向上に適しています。
どのタスクをどれだけの時間で行えるようになったかはもちろん、作業時間と休憩時間の比率等も視覚化できるため、直感的に自分の頑張りを把握できます。
また、日々の時間がグラフに表され、蓄積されていくため、継続してモチベーションを上げることができます。
時間管理アプリを使用し始めると、効率的に時間が使えるようになるというメリットがありますが、時間ばかりに意識が向いてしまうというデメリットもあります。
何に時間を使ったか、どれだけの時間を作業に費やしたかと、業務の精度や成果よりも時間に意識を向けすぎてしまうケースもあるため、注意が必要です。
あくまでも時間管理アプリで表されるデータは参考程度と考え、実質的な作業をどの程度達成できたのか、実務へ意識を向けるようにしましょう。
時間を有効的に活用できるようになるアプリではありますが、選らアプリによってはその都度アプリを起動させたり入力したりと、手間が増えるというデメリットがあります。
また、社内でデータを共有するようになると集計したり比較したりと、これらの作業にあたる社員も必要になります。
時間管理アプリをどこまで活用できるのか、客観的に時間を可視化できたら何が分かるのかを吟味したうえで、最善なアプリを検討してください。
時間を有効的に活用できるようになり、モチベーション向上にも適している時間管理アプリ。
仕事だけでなくプライベートでも活用できるものもあり、使いこなせば毎日をより有効に・快適に過ごせるようになるでしょう。
時間管理アプリに興味がある方は、ぜひ今回ご紹介したアプリの導入を検討してください。
画像出典元:O-dan